1. ルパン三世(1978)
全体を通して面白く見ることができるのだけれど、「どぉーだぁーこの迫力ぅー」など、今となっては寒い台詞のいくつかがやはり気になってしまう。力作ではありますが、この点数で。 7点(2004-04-28 00:45:56) |
2. ゾンビ/ダリオ・アルジェント監修版
《ネタバレ》 全編に渡って絶望感が漂う映画。カルト的な人気を博しているのも充分うなずける。ゾンビ化した夫に妻が首をかじられるシーンや、犠牲者がゾンビの大群に生きたままビリビリ引き裂かれて食われるシーンは、それだけで並みのスプラッタ映画を軽くぶっちぎっている。よく見ると稚拙な作り(顔や手足を青白く塗っただけ)のゾンビなのに、この映画を越えるゾンビを観たことがない。ゾンビ以上に人間も怖いのがミソだ。ゾンビ排除にかこつけて黒人を射殺する警官、レジをこじあけて金を漁る主人公たち、などなど…。ホラー映画ファン以外にもおすすめ。 8点(2003-10-23 12:56:33) |
3. バリー・リンドン
感想のためにいろいろと考えたり、書いたりしてみたのだけれど、そのつど「バリー・リンドン」が持つ、凡人が評するのもおこがましいくらいの完成度で打ちのめされてしまい、けっきょく何を書いても陳腐な文章になってしまう。だからもう、「バリー・リンドン」と聞かれたら「大傑作」と答えるしかない。もうね、映画の星からやって来た完璧(パーフェクト)超人だったんじゃないですかね、キューブリックは。超人パワー1億くらいの。 10点(2003-10-15 22:43:37) |
4. 戦争のはらわた
その当時公開されていた「死霊のはらわた」に便乗したとはいえ、情けない邦題だ。この映画は第二次世界大戦の東部戦線(独ソ戦)の末期をドイツ軍の視点から描いており、圧倒的な物量の前に後退につぐ後退をかさねる戦線の模様を描いている。マニアにとっては、どんな映画でもやられ役でいいところのないドイツ軍のカッコイイ男っぷりがたまらず、「これぞ真のドイツ軍」と、ほとんど神格化されているのだが、シュタイナー軍曹のような男はやられっぱなしのへたれドイツ軍と同じく幻想に過ぎないということも、あえて知っておきたい。しかしそれを差し引いても、ペキンパー監督の演出は冴え渡っており、戦争映画の古典として作品の名を高らしめている。 8点(2003-10-13 23:56:57) |
5. ロッキー
英語で万歳とはエイドリアンであると誤解した小学生を大量生産した罪な映画。 7点(2003-10-13 23:55:13)(笑:16票) |
6. タワーリング・インフェルノ
評判どおりの、パニック映画の金字塔。子どものころテレビで見たのが初見だったが、高所恐怖症の身には最初から最後まで金玉が縮み上がりっぱなしだった記憶が…。火を鎮めるために水をドバっと撒いたら、その流れに飲まれて窓から人が落ちてしまうシーンはかなりトラウマになってしまった。それから以後、高層ビルで大きなガラス窓には近づけません。 8点(2003-10-13 23:53:45) |