1. 男はつらいよ 寅次郎紅の花
《ネタバレ》 不器用な男女の恋愛物語も、これが最後なんですね。久しぶりにゴクミ観たけど、演技はちょっと残念。浅丘ルリ子とか夏木マリとか、重鎮の存在感はやはり凄い。 渥美清の出番は少なかったな。少なかったけど、リリーとの掛け合いは安定して良いです。阪神淡路大震災の復興の兆しの中、あれから寅さんはどこに行ったんだろう。 [インターネット(邦画)] 7点(2018-07-22 18:16:21) |
2. マイ・フレンド・フォーエバー
《ネタバレ》 シンプルでいて、残酷だけど心温まる作品。難病による苦しみよりも、人が人と関わることで生まれる苦しみ、そして幸せに、目を奪われた。普通でいることが、どれだけ幸せなことなのか、それを普通でいる時に感じることが出来ないのが、世の常。デクスターの母親や、病院の先生を見て、愛とはどういうことかを教わった。 [インターネット(字幕)] 8点(2018-06-28 22:37:15) |
3. ラヂオの時間
《ネタバレ》 一見、地味なんだけど、ジワジワと面白く感じる作品。 一人一人のキャラがしっかりと立っているので、分かりやすい。 人生は妥協の連続だ。ホントそう思う。 [DVD(吹替)] 7点(2015-07-20 16:49:46) |
4. 息子(1991)
《ネタバレ》 時代の流れで核家族化が進行することには逆らえません。行き場のない父親の寂しさが伝わってきます。そんな父親は、過去の思い出がキラキラと感じてしまう。仕方ないでしょう。出来の良い息子に厄介者扱いされるよりも、世話のやける息子の面倒を見てあげるほうが、年老いた父親にとっては幸せ。幸せのかたちは人それぞれ、色々です。 [インターネット(字幕)] 6点(2012-11-23 14:24:44) |
5. ロレンツォのオイル/命の詩
《ネタバレ》 悲観的になっても始まらない。特に母親の、絶対に諦めない気持ちが、迫真の演技で伝わってくる。家族の苦しさや病気の当事者の苦しみは、想像を絶する。五体満足で、美味しくご飯を食べれている自分が、いかに恵まれているかが分かる。 [インターネット(字幕)] 7点(2012-08-30 23:46:25)(良:1票) |
6. 愛が微笑む時
《ネタバレ》 展開がスピーディーで、笑いと感動が交互にやってくる。全く退屈無く楽しめた。女性の霊が取り憑いた時のロバート・ダウニー・Jrの演技は必見です。爆笑します。「君がいないとダメなんだ、何もやる気が起きない」「一番の恥は挑戦もしないことだ」など、心に残る台詞があった。最後はみんな笑顔になる。観て良かった作品です。 [インターネット(字幕)] 8点(2012-08-24 23:53:16) |
7. 誘拐(1997)
《ネタバレ》 報復は報われない。悲しいね。悪者になりきれれない人は、最後の最後で正義心が出てしまう。本当に悪い人って、その正義心すら出てこないから。 [インターネット(字幕)] 7点(2012-07-13 23:55:30) |
8. めぐり逢えたら
《ネタバレ》 相性よりも運命なんだという構図→【相性<運命】。そして、現実主義よりも理想主義なんだという構図→【現実主義<理想主義】。この2つの構図が描かれている作品です。要するにロマンチックっな話です。価値観が合っていたり気が合うことよりも、「理由は分からないけど気になって仕方が無い」という、理屈抜きの考え方。ある種の霊感や占いなど、オカルトチックな方向を重きに置いている。アニーの婚約者のウォルターからして見ると、たまったもんじゃないでしょう。相性良く見えてるのに、別れを告げられるなんて。よくすぐに納得できたなぁって思います(笑) 結末としては、サムとアニーが結ばれていますが、これって実は、サムの息子ジョナとアニーが結ばれているんですね。ジョナとアニーは、どちらも運命を信じ、理想主義でもある。同じ人種です。 [DVD(字幕)] 7点(2011-08-08 19:47:35)(良:1票) |
9. 恋におちたシェイクスピア
《ネタバレ》 上っ面なフィクション性が終始付き纏ってた。と言うと批判的に聞こえるかも知れないけど、そうではないです。この映画自体が、作品内で演じられている劇と同じように、どこかフワフワとしている。例を挙げると、ヴァイオラが男装していても周りが誰も気付かなかったり、ベタな展開でヴァイオラのカツラが取れたり、エリザベス女王がひっそりと劇を見に来ていても最後まで誰も気付かなかったりと、普通に考えると滑稽とも捉えられるシーンをちょいちょい入れている。そうすることで、フィクション性がアピールされている。そのアピールがあるお陰で、「この映画という作品」と「ロミオとジュリエットという作品」この2作品が、縦ではなく横に同列で並んでいるような、ある種リンクしている感覚というのが生じる。巧妙だと思います。そして、シェイクスピアは終始目が血走っていて気合入りまくり。勿論、作り手はシェイクスピアというキャラクターに対し愛情を注いでいると思うので、作り手の人達もシェイクスピア同様、この映画を作ることに対しても気合が入っていたんだろうな~と窺い知れます。 [DVD(字幕)] 7点(2011-08-01 23:35:54) |
10. マディソン郡の橋
《ネタバレ》 人妻のフランチェスカが欲情しちゃって抑えきれなくなっちゃったのが良くも悪くも一番の原因。ロバートは結局振り回されているだけ。短時間しか一緒に過ごしていないのに「これが本当の愛」とか分かるもんかな?詐欺師っぽい台詞に聞こえてしまいました。一つ言えるのは、女性は現実的で、男性は未練たらしいということ。女性の方が男々しく、男性の方が女々しい。中年の不倫愛の燃え上がり方が良く理解できず、後半は鼻くそほじりながら見ました。あと印象的なのはメリル・ストリープの泣き顔が素敵だったこと。あの表情にはめっぽう弱いです。 [DVD(字幕)] 5点(2010-07-02 20:07:57) |
11. フィラデルフィア
《ネタバレ》 本作品のテーマであるHIV、同性愛は、私の身近にはありません。受け売りの情報により、異質なもの、特殊なものとしか判断していないので、私の心の中にはそれらの人々に対して、偏見があります。勿論、他の方々と同様に、表面上では普通にしていますが、内の内には偏見がくすぶっています。デンゼル・ワシントン演じる弁護士のミラーと同様に、です。ミラーは、ベケットと接しているうちに、その偏見に対する自分の姿勢、考え方のようなものがミラー自身の中で変化していきます。その過程を見ているうちに、私も考え方が改まってきました。勿論、リアル社会で同様な局面に会った場合に、1%の偏見も無しに接することができるかどうかなんて、少しも自信がありません。でも、ほんの少しだけでも、私の中の何かが変わったような気がしました。トム・ハンクスの壮絶な演技、デンゼル・ワシントンの人間味の有る演技が、とても際立っていました。 [DVD(字幕)] 7点(2010-06-11 21:26:34) |
12. 許されざる者(1992)
《ネタバレ》 真の正義こそが、真の悪。保安官は偽りの正義。真の正義は、ウィルにある。真の悪も。。。救いの無い世界観、醍醐味ですね。 [DVD(字幕)] 7点(2010-06-08 20:31:14) |
13. デスペラード
《ネタバレ》 7割本気で3割ふざけてる。ラギットな世界を存分に楽しめます。いちいちキザで、ウサン臭い所に好き嫌いが分かれそう。これ以上派手にやっちゃったらクールじゃないし、でももっとぶっ飛んで欲しい気持ちもある。バランス感覚は中々です。 [DVD(字幕)] 5点(2010-06-04 18:45:45) |
14. ハムナプトラ/失われた砂漠の都
《ネタバレ》 先入観でクソ映画だと思ってたけど、見たらそこまで酷くなかった。むしろインディー・ジョーンズより楽しめました。蘇ったミイラがワシャワシャしてるのが好みです。あと死者の書を読んでミイラが蘇るっていうのが死霊のはらわたっぽくて良いです。エヴリン役の女優が健康的なフェロモンプンプンで、釘付けでした。 [DVD(字幕)] 6点(2010-06-01 19:40:48) |
15. アルマゲドン(1998)
《ネタバレ》 もう賞味期限切れてるかな・・・と不安でしたが、何とか食あたりせずに見れました。終末感を煽る映画は今まで何作品も見てきたので、いくら地球が滅亡するとか騒いでいても、最後には救われるんだろうなっていう予想ができる展開。自業自得な災難が多々訪れ、徐々にクルーが死んでいっても、最後には地球を助けちゃうっていうパワープレイ。感動させようとする演出がすごいので、条件反射で泣いてしまいました・・・。家族の愛情とか持ってこられると、弱いです。マイケル・ベイ、J・J・エイブラムス、ブルース・ウィリス、大作と言っていい映画でしょう。 [DVD(字幕)] 6点(2010-05-07 20:49:25) |
16. バックドラフト
《ネタバレ》 中学生の時に見て、面白かった記憶があり、今になってまた見直してみました。やはり、紛いも無い名作だなと感心しました。火災現場は、火事というよりも爆発で、ラストの現場なんて一面火の海です。兄弟の演技も良いし、ロバート・デ・ニーロは出しゃばらずに粛々と演技しているところが良いです。おちゃらけた雰囲気のある消防士たちですが、いざって時は前向きで、強い意志のある使命感が伝わってきます。ただBGMの煽りは若干大袈裟ですね。きっと、忘れた頃にまた見たくなると思います。 [DVD(字幕)] 7点(2010-04-27 17:58:01) |
17. クール・ランニング
《ネタバレ》 過去にTVで何度か鑑賞しているんですが、今になって改めて見ても、楽しめました。単純明快でトントン拍子に進みますが、キャラ設定が非常に良く出来ているのと、明るくて前向きな気持ちが充満してるので、見ていて凄く気分が良いんです。ジュニアの父親がゴールの直前でジャマイカのTシャツを着て応援していたシーンで、感涙しました。ああいうのに弱いです。 [DVD(字幕)] 7点(2010-04-23 19:39:08) |
18. Shall we ダンス?(1995)
《ネタバレ》 キャラクターの濃さが半端じゃないです。凄くマッチしてます。日本人らしさがふんだんに表れています。特に、主役の杉山さんを演じる役所広司が、ニュートラルな人物を見事に演じ切っていました。反面、草刈民代の演技はどうしても見劣りしてしまいます。まぁ周りの役者陣が凄すぎるので、対比して見えてしまうから仕方ないと思います。杉山さんの奥さんも良かったです。一途に旦那さんを愛しているその姿勢が、男から見て凄く可愛いです。最後のパーティーで杉山さんと舞さんが踊るシーンで、ほろっと涙してしまいました。ダンス、面白そうですね。 [DVD(字幕)] 8点(2010-04-09 18:25:20) |
19. 海の上のピアニスト
《ネタバレ》 船と共に人生の幕を閉じる、っていうのはストーリーとしては綺麗に収まってるけど、それでも、1900の言い分は詭弁にしか聞こえませんでした。陸に下りたことも無いのに、陸について蘊蓄を語れる資格はないでしょうに。可哀想なくらい心が卑屈になってしまっている1900が、何だか残念に思われました。 [DVD(字幕)] 5点(2010-03-13 00:46:03) |
20. エネミー・オブ・アメリカ
《ネタバレ》 難しそうな雰囲気でスタートし、腰の据えた重厚な映画かと思いきや・・・スピード感のある目まぐるしい展開の連続で、そのスピード感がどんどん加速する、単純に見てて楽しい映画でした。昨今の海外ドラマみたいです。最後の結末でのまとめ方は、マンガか?って思うくらい上手い具合にまとまっちゃってます。でもこのはっちゃけてる感じ、嫌いじゃないです。ウィル・スミスはディーン役に適任でした。 [DVD(字幕)] 7点(2010-02-19 22:49:52) |