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1.  街の灯(1931)
きわめつけのラストシーン!!何故か、何度観ても、息をのみ、胸にジーンと迫り、目頭が熱くなってしまいます。
10点(2003-10-30 11:53:10)
2.  大人の見る絵本 生れてはみたけれど
「生きるべきか死ぬべきか」、「ニノチカ」等々、ソフィスティケイテッド・コメディーの映画作家エルンスト・ルヴィッチ監督を敬愛していた小津安二郎監督の本領は、初期のサイレント映画群にストレートに体現されていると思います。子ども(人間の本質)の眼から純粋にながめた大人(社会化された人間)の社会と小さな子どもの社会とを「大人の見る絵本」として、叙情的に描いています。情景描写も見事でノスタルジーに浸れる作品でもあります。小津作品、いや、日本映画が世界に誇れる大傑作でしょう。
[映画館(字幕)] 10点(2003-09-26 14:44:38)
3.  人情紙風船
戦争で若い命を失った天才映画作家、山中貞雄の最高のペシミズム表現。前進座の名演、長屋のセット、雨、雨上がりの美しい映像、運命を暗示してころがる紙風船。窮極の名画、日本映画の最高傑作!!
[映画館(字幕)] 10点(2003-06-12 14:10:02)(良:1票)
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