1. ピアニスト
息詰まるような母親との密接した関係。長年に渡り抑圧し続けた感情を、不器用で稚拙なやり方でしか解き放てないエリカ。母に対しても、ワルターに対しても。その辺の描写がリアルで痛い。一途な愛をエリカに受け入れられず、またエリカの屈折した愛を受け入れることも出来ないワルター。愛し合う二人なのに、相容れることなく、愛が憎しみに変わっていく様は切なくてひりひりした。 10点(2003-10-07 01:42:30) |
2. ブリジット・ジョーンズの日記
《ネタバレ》 禁煙禁酒ダイエット、新年の決意を一つも守れない上、遊び人の上司に弄ばれ……。しかし、異常に運に恵まれているブリジット。努力なしに「ありのまま」を好きになってくれる男と最終的にハッピーエンド。単なるラブストーリーにしては薄味、コメディーとしても物足りず、ヒューマンドラマとは到底いえない。全て中途半端な気が。ブリジットのキャラクターはそれなりには魅力的ではありましたが。 5点(2003-10-03 12:53:03) |
3. 猟奇的な彼女
主人公が「運命的なものを感じない」だけあって、キョヌが美男子ではなくどこにでもいそうな冴えない男ってとこがある意味リアル。主人公の女の子も可愛いといえば可愛いけど一晩寝たら忘れてしまいそうなインパクトのなさ。正直、そんなに面白いか?期待しすぎたのかな? 2点(2003-09-28 01:31:14) |
4. 呪怨 (2003)
ビデオ版を観ていないので、何の情報もなかったのですが伽耶子と白い子供(としお君)の持つ背景など、一応は説明されていたのでわりとすんなり飲み込めたつもりでいました。リングの貞子と酷似した風体の伽耶子ととしお君。最初は怖かったですが最後の方にはすっかり見慣れて、まだ出るか、そこまで殺すか……と。貞子のように露出が少ない方が恐怖感は増すような。そこまでの強い怨念を持つに至る経緯をしっかりと説明されておらず、少し消化不良気味。としお君が死んでるのはわかるのだけど誰にどういう状況で殺されたのかも含めて、母子の怨念の経緯を詳しく知りたけりゃビデオ版を観ろってことなのかな。ビデオ版も観てみようと思ったのである意味思う壷かもしれません。 5点(2003-09-27 01:22:33) |