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プロフィール
コメント数 524
性別 女性
ブログのURL https://www.jtnews.jp/blog/22089/
年齢 52歳
自己紹介 点数表記にむちゃくちゃムラが・・・。

9点以上 特別
7~8点 面白かった(人に基本的におススメできる)
5~7点 面白かった(人様におススメするのはちょっと・・・)
3~5点 そこそこ(なんとか)面白かった(でも難あり)
1~3点 むぅ・・・
↑上記例外あり(見直すのも面倒なのでこのまま)

3点とか5点、7点が重なっているのはご愛嬌。
細かな点数の上下は、そのときの気分ってことで。
こう見ると、なにげに3段階で点数つけてるよーな気が。

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1.  カルメン(1948)
王族になった女優…といえば、モナコ大公妃のグレース・ケリーがあまりにも有名ですが、ハリウッド女優が王族に招かれた一番乗りはリタ・ヘイワースでした。1949年、インドのアリ・カーン王子と彼女自身3度目の (詳細はブログにて)
[DVD(字幕)] 5点(2007-08-29 21:01:34)
2.  少佐と少女
たしか『恋愛手帖』でも、ジンジャー・ロジャースは少女役を演じていたよーな(笑)。あれから数年、年もさらに重ねたはずなのに、前作よりもさらに若い役を演じてしまう彼女は凄い。DVDで見たんですが、どうも彼女は『教授と美女』のオファーを断ってまで、この少女役を選んだとか。美女より少女…意味はないけれど、笑える。ていうか、自分的にビックリしたのが、エンドロールをみるまで、「えらくジンジャー・ロジャースに似たヒロインだなぁ」と思いながら観ていました。私の目は節穴? なんてどーでもいいんですが、私の感じるこの映画の面白さは、彼女が12歳(正確には来週12歳になる設定)で通用するのか!ってことに尽きます。ええ~!? それでも信じるの~?といった場面であっさり、12歳がまかりとおったりする肩透かし度がよいです。即興でいろんな寸劇(だますためだったり、口裏を合わせるためだったりするのだけれど)がはじまったりして、飽きることのない展開に、充分満足させてもらいました。レイ・ミランドが片目を閉じて(斜視だから)彼女を見ている顔が、とみにおかしい。同じ(ような)ネタが、いやらしくなく散りばめられているのが、ワイルダーテイストですかね?(ちょっと超えたら、ウザクなりそうな、その按配が絶妙です)
[DVD(字幕)] 7点(2007-08-15 16:13:16)
3.  夜も昼も
音楽家の伝記ものに外れなしと思い、期待を込めてみた『五線譜のラブレター』がイマイチだったので、その理由を考えてみた。これはきっと、コール・ポーターがヤな奴だからだろうと思い、「主人公が生きているうちに映画化された『夜も昼も』なら、だいぶ脚色されていていいかも」と思い、手を出した作品。比較すれば、なんとかいい奴風に描かれているが(というか陰気なのは相変わらずだが)、どうあがいても、コール・ポーター自体がヤな奴なのは変わりなく、イマイチのれなかった。彼の曲自体についても、好き嫌いな曲がはっきりと分かれているので、「ビギン・ザ・ビギン」とか「ナイト・アンド・デイ」とかいった好きな曲のときはいいけれど、他の暗めな曲が流れているときは、なにげに苦痛だったり。まっ、好き嫌いの問題なんですがね。どーでもいいことなんですが、「ビギン・ザ・ビギン」のレビューで歌っている男性歌手、船越英一郎に似ていて、なんか笑けてきました。
[DVD(字幕)] 4点(2006-08-05 16:46:00)
4.  ミュージック・イン・マイ・ハート
青観さん、お気になさらず。書いていただけるととても嬉しいです。ていうか、自分で登録要望しておきながら、こちらの作品はむちゃくちゃオススメというわけではありません(汗)。実際、何度か途中で眠ったこともありますし。なんていうか途中がダレルんですよね。でも、お金持ちと国外退去を命じられた貧乏舞台歌手の間で揺れ動き、「私は非現実的に生きることにしたのっ!」と貧乏歌手を選んだり、インチキ新聞を見るまでの肩透かし具合とさりげなさ、チャールズ3世のくだりなどいいかげん+ベタながら収まりはけっこう良かったりします。
[DVD(字幕)] 5点(2006-07-23 13:29:34)
5.  毒薬と老嬢
全体的な雰囲気は『マダムと泥棒』に通じるものがあります。私的には期待しすぎた感あり。随分前に見たのですが、どこが合わなかったのかわからなかったんですが、つい最近気づきました。おとぼけの割に、テンポがいいので疲れたんだと。映画の間ってとても重要ですが、合う合わないって説明しずらいのが難。フランケンシュタインネタは面白かったっす。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-07-15 22:28:46)
6.  此の虫十万弗 《ネタバレ》 
「昆虫界のフレッド・アステア」である青虫を巡る大人たち(というかマスコミ)が、なかなかヤな感じです。そーゆーもんかなぁ、そーゆーもんだろうなぁと半ばしらけていたんですが、蝶になった青虫をみたとき、うっかり感動してしまいました。観ていた私も彼(彼女?)が青虫だったってことを、わかっていながらわかっていなかったようです。ただのバカともいいます。映画の中に出てきた人たちを、あながちバカにできないことに気づかされました。青虫の踊りをはじめて見たケイリー・グラントのとろけそうな顔が夢に出てきそうです・・・。
[DVD(字幕)] 7点(2006-07-15 22:01:06)
7.  キー・ラーゴ
ホテルと現地の人との関係がヤクザな奴らによって犯されていく。長年培ってきた信頼関係を修復するには?そしてボギーは立ち上がるのか? 嵐に襲われた狭いホテルの中で、みんながどんな行動をとるのか、なかなか手に汗握る展開ではありました。
[DVD(字幕)] 7点(2006-07-15 21:51:04)
8.  黄金(1948)
私が小学生の時分、巷で「切手収集」というものが流行っていた。私も友達と競うように切手を集めていたのだが、そんなとき、私が(苦労して)集めた切手帳が1冊まるごとなくなってしまった。子どもの私は、「タブンアノコガトッタノダロウ」と思って、その子に「返して欲しい」と言った。結局、その子との友情は終わってしまったのだが、果たしてホントのところはどうだったのか。証拠はなく、ただのうわさに過ぎない。でも疑心暗鬼になる。そんなイヤな思い出を思い起こさせた映画なのに、なぜか鑑賞後さわやかな気分になった。大人になった今、子どもの時お同じ行動をとるかどうかはわからないが、「それはそれでしょうがなかったんだ」と思えた。人にやさしい映画なのかもしれない。
[DVD(字幕)] 7点(2006-07-15 21:42:18)(良:1票)
9.  イースター・パレード
カエサルの「来た、見た、勝った!」同様、DVDがウチに「来た」→帰宅後すぐに「観た」→そして素晴らしかった「やったぁ@×○△!」ってな映画。この映画を映画館で観られた方々に、ジェラシーを感じます。なのに、あんまり覚えてないですとーー?(笑)。これは是非ともどこかの映画館でやってくれなければ。観る前より観た後のほうが、より観たい欲求が出てくる、麻薬的映画ですね。この映画のどこが素晴らしいか、それは、観た人にしか伝えられないという“映画をレビューする”ことの意味をまったくなくしてしまうところにあります。劇場で観ていないので、何ともいえませんが、きっとその空間をみんなと共有できたこと、そして映画を観る幸せや喜びがつまった映画だと思うのですね。スローモーションで踊るアステアを観て、ジュディの目を通したアステアの姿だと感じたとき、これはジュディのための映画なんだって、よーーくわかりました。彼女は本当に愛されているんだなぁ。タメて、タメて、タメて……うわぁ、爆笑!とか、ナンバーごとに盛り上がる歌と踊り……いやぁ、映画館で観たいなぁ。
[DVD(字幕)] 9点(2005-07-02 09:10:22)(良:2票)
10.  希望の降る街 《ネタバレ》 
頭が固くて頑なだった法律学者の教授(ロナルド・コールマン)が、脱獄者レオポルド(ケイリー・グラント)とちょっと姦しくておせっかいな女性(ジーン・アーサー)と友情を育むことで、心がほぐれてくる過程がとても心地いい。なかでも周りの人、出来事なんかにまったく興味のなかった教授が、レオポルドの好物をおみやげに買って帰るくだりはほろりとするものが。それが卵入りのボルシチ。「ボルシ~チ! ボルシ~チ!!」とレオポルドが大喜びする。その姿はまるで子どもで、本当にほほえましい場面なのに……。そのボルシチに卵という変わった注文が、レオポルドがご用になるきっかけになってしまう。それに、ジーン・アーサーへの恋心がいったりきたりして、ささやかな三角関係が展開する。みんな相手を思いやり、尊敬の心をもって接するため、観ていてとても清々しい気持ちになれます。
[DVD(字幕)] 8点(2005-06-16 00:57:29)
11.  ギルダ 《ネタバレ》 
まさしく“女(男も?)の執念、岩もを貫く”的映画です。主だった登場人物はみんな、本当に根にもつタイプ。いわゆる三角関係なのですが、その関係はとても複雑です。ある程度で終わりになるのかと思ったら、どんどん続く、まだまだ続く。往生際の悪い映画というかなんというか……。誰がどーのと、ここに書くのはとっても大変な作業になるので、触りだけでパスさせてください。とにもかくにもギルダには問題が多い。自分の感情をコントロールできなくて、なんとなく当たり散らしている状態。そんでもってダンナがいなくなったら、超喜んで、最愛の人と結婚する。一方の男は、その結婚を使い、ギルダに対してなんだかわけわからない復讐をする。近しい人同士の三角関係映画って、よほど清々しい終わり方をしないと、後味悪いものになっちゃうんですよね。まっ、映画のタイトルが『ギルダ』なんだし、ギルダがどーした、ギルダがどーされたっていうのを追っていけばいいのかもしれません。そう観ていくと、まぁ、ギルダの気持ち(というか不運?)もわらなくもないよーな。あそこで再会しなければ、十分すぎるほどのゴージャスな生活を送り、徐々に男を忘れていったはず。そうして、勢いで結婚したけれど、これはこれで良かったのかな、と思い返せるような人生だったのかもしれません。ここ1年くらいで、リタ・ヘイワースものをそこそこ観ているのですが、いろんな役柄に応じて、さまざまに変化するリタ・ヘイワースという女優の魅力は詰まった映画だと思います。でももっとかわいい役柄の彼女もいるので、いろいろと観てもらえると嬉しいです。
[DVD(字幕)] 5点(2005-06-11 20:50:31)
12.  東京ジョー
ボギー扮するジョーが経営していた「東京ヂョー」という名前の酒場、この「ヂ」という字がよい。そして、人力車を含め、銀座の街を行き来する人たちの雰囲気がよい。そして、すでに再婚している元妻を追いかけるという、ちょっと女々しいボギーがまたよい。そんなふうな感じがやっぱり『カサブランカ』似ていますね。ジョーがいない間、店を守っていた?日本人がいたけれど、彼らが再会した時にJUDOの組をして、かつての仲良さをあらわす場面がありましたよね。その部分のわざとらしさが、けっこう気に入っています。逆に目が離せないというか、なんか忘れられないシーンのひとつになっています。ストーリーは、なんかの陰謀に巻き込まれて(脅されて)どーのこーのするもの。そっちのほうはちょっとわかりにくく、ただ最後の対決?だけが妙に印象に残っています。
6点(2005-02-20 22:19:27)
13.  スイング・ホテル
「ホワイト・クリスマス」の元ネタとされていますが、ストーリー自体はまったく違うもの。アステアがクロスビーの目をつけている女の子をとるお話……なのか…な。ちょっと違う。とにもかくにもアメリカの祝日をテーマに、クリスマスはもとより、リンカーン誕生日、独立記念日、バレンタインデイなどの歌と踊りを、クロスビーが経営する“ホリディ・イン”で披露していくのです。それぞれ祝日の特徴をつかんだショーが用意されているので、アメリカの祝日を覚えるにはちょうどいい?かも。ちゃんと普通以上にはよくできたショーなのですが、クロスビーとアステアが出ている割には…ってことで、ちょっと残念ではありました。ちなみにバレンタインデイがテーマの歌としては……『夜の豹』のキム・ノヴァクが歌う姿が脳裏から離れてくれません。
6点(2005-02-18 00:03:03)
14.  晴れて今宵は(1942)
今度は南米の大富豪の娘(リタ・ヘイワース)と恋に落ちるアステアのお話。リタ・ヘイワースがむっちゃかわいい。彼女って、実際に映画を見る前のイメージってちょっと妖艶な感じなのかなぁって思っているところもあったのですが、かわいくって踊りが上手で、とってもチャーミング。こういうイメージ先行型のところが、マリリン・モンローとかぶります。セクシー女優といっても、やっぱりかわいいというか、チャーミングさがなかったらここまで人気になったり、語り継がれたりはしないものなのかもしれません。はじめは「心が冷たい」と言われていた彼女なんですが、頑なに振舞うのは周りの環境のせい。お父さんは自己中で横暴だし、お姉さんはその父親に忠実。次女の彼女は結婚なんて冗談じゃない!って思っているんだけれど、意外と王子様を待っているロマンチストで、父親の策略にまんまとはまってしまう。むぅ、あらすじを書いてもこの映画の魅力を伝えることはできないなぁ。彼女の妹二人もかわいいし、アステアとアドルフ・マンジューのバトル→和解の過程もよい。もちろんアステアからリタ・ヘイワースへの熱烈アプローチも素敵&面白い。ストーリーの大筋もよければ小ネタも効いているうえ、アステアのダンスは相変わらず楽しくって素晴らしい。アドルフ・マンジューの前で自由自在に踊る彼は、ほんとに踊りの魔術師で、部屋にある小物をなんだって使ってしまいます。いやぁ、いいもの見せてもらったなぁ。
8点(2005-02-14 23:40:51)(良:1票)
15.  踊るニュウ・ヨーク
素晴らしい作品です。とにかくラストのフレッド・アステアとエレノア・パウエル。この2人のタップが見事で、見事で。瞬きするのも惜しまれるくらい、踊りの間じゅう視線は画面に釘づけ。観ている私はただただ踊りを観るだけの阿呆になってしまいます。はじめは場末のお見合ホールの余興で踊るだけだったアステア。そして、パウエルはブロードウェイで男どもを従え、女王様然と舞台で踊りまくっている。なかなかこの2人が一緒に踊ることはなく、少しずついろんな踊りが小出しにされていく。パウエルのアクロバティックダンスも観られるし、アステアの小物を使った一人ダンスもちゃんと観られる。ソロで見せるナンバーもあれば、コンビで、ペアで、トリオで……次々と超一流のダンスナンバーが。ストーリーも人間の弱さと人の温かさ、芸の厳しさ、ショーの喜びがつまったもの。さすがミュージカルの雄MGMですよ。ミュージカルの美味しいところをすべて知り尽くしているスタッフと、実力と輝きをもったスター。根っからの悪い人がでてこないという古典的なエンタテイメントに、もう私は魅入るばかりです。迷わず10点!
10点(2005-01-15 11:56:14)(良:2票)
16.  カバーガール
ジーン・ケリーの店で働くコメディアン?役のリー・ボウマンがとってもいい人。ジーン・ケリーとリタ・ヘイワースの間にいて、どっちかが離れそうになると、おせっかいながらも仲をとりもつ。二人ともいじっぱりだから、彼みたいなキャラがいると安心して物語を楽しむことができます。話の展開はこれでもかというくらいベタなもの。歌を唄い、踊って、恋愛や友情が散りばめられたお話です。ただ恋愛というよりも、主役の2人にリー・ボウマンを加えた3人で夜の街を踊り歩くのがとても楽しい。金曜日の夜に決まってする3人のおまじない(運だめし?)もコミカルでいいです。牡蛎がキライなのに、毎週決まって生牡蛎を注文。「真珠よ出てこーいっ、出てこーいっ」と願をかけて牡蛎の殻を開く3人の姿には、ホントほほえましさを感じます。
8点(2005-01-14 19:52:15)
17.  紐育(ニューヨーク)の天使
面白いストーリーなんですが、出だしの勢いがとても良すぎて、すんごくすんごくすんごく面白い展開を期待してしまったので、尻すぼみに終わった感が(笑)。まっ、それはともかく、この映画は、なにかと生きにくいニューヨークで生活をするために、小金を持っているふうの人をだまして、小金をせしめている男が、人々にまきこまれて自殺をしようとしている男を助けるという話。本人にはその気がなかったはずなのに、立派?に男を助けてしまうのです。けっこう心温まるお話ではあるのですが、どうやって助けたのか、そのいきさつをもっと丁寧に描いてくれたら、もっともっと楽しい映画になったように思います。『駅馬車』でアル中の医者を演じたトーマス・ミッチェルの酔っぱらいぶりが、この映画の見どころの一つか!
7点(2005-01-13 00:30:01)
18.  踊る大紐育(ニューヨーク)
♪New York! New York!♪のスピーディなリズムに乗って、スピーディに話が展開する、"Boys meet Girls" Storyの決定版ともいえるかも。途中、第三話までのストーリーを舞台ダンスで現す場面があるのですが、その場面でかなり眠気を誘われました。『裏窓』にしてもそうですが、手を替え品を替えの同じ状況説明やストーリーを見せるというのは、しつこくって苦手です。作り手からすると「いろんな見せ方があるんだぞーー!アレもみせたいコレもみせたい」という欲求があるのかもしれませんが、同じことをまわりくどく説明する私はひつこい演出というのを好みません。ジーン・ケリーの踊りは基本的に楽しいのですが、陶酔しきっている場面はちょいと苦手。何度かみていると、それが良くなってくるのかもしれませんが、ネ。
7点(2004-12-25 13:39:33)
19.  拳銃無宿(1947)
名前を聞いただけで人々を震え上がらせるガンマンと、あまりにも善人すぎて唯一彼を恐れない家族が、行き倒れになった彼を助けたことからから一緒に住むようになるお話。敬虔なクェーカー教徒である家族とその娘に、ジョン・ウェインがほだされて、次第にメロメロになっていく様子がとても面白いのです。ジョン・ウェインの中には、このまま彼女と一緒になって農夫の暮らしも悪くないかなと思う反面、「こんなの俺の姿じゃねぇ!」と反発する気持ちもあって、その心の中の葛藤も、自分の行動に驚く姿もなかなか笑えます(笑)。登場人物一人ひとりのキャラが、とても特徴的でその世界の中で、彼らがうまく噛み合っていく。どれをピックアップしたらいいのかわからないほどの細かなエピソードがいっぱいちりばめられているんですよね。そんな御伽の国(映画の国)のちょっとしたお話、そういうストーリーに私はやられてしまいます。映画って楽しいですね。
7点(2004-12-25 12:24:21)(良:1票)
20.  パームビーチ・ストーリー
オープニング、二人の結婚のなりそめが全然わかりませんでした。そこで最後まで映画を観た後、もう一度オープニングを観てみました。でもやっぱり意味不明でした。やたらメイドさんが倒れていたのと神父さんが時計をチラチラ観ていたので、なんかとんでもないことをして結婚したのでしょう。この際、詳細はどうでもいいのかもしれません。強引に結婚してしまった二人のその後の物語だと思えば、なれそめは関係ないだろうと、あっさり納得。冷静に考えてみると、なぜここで深く考えることができないのだろうと、自分の浅はかさに苦笑しつつも、こんなイイカゲンな自分が好きだったりもします。↓【彦馬】さんのレビューを読むと、何か意味がありそうですね。何かとつながっていて、「ああ、そういうことなのか!」とポンとヒザを叩くことがあるかもしれません。さて、それはそうと、こちらのお話は「結婚五年目」を迎えた夫婦(主に妻)が、これでよかったのだろうか?と五月病にも、マリッジドブルー(マリッジブルーではない)にも似たような状況に襲われます。妻の行動は奇想天外に見えて、実はけっこう彼女なりに考えています。彼女の言動に対して「うんうん、わかるわぁ」と思う私は一本ネジがとれているのか……。お金の苦労はイヤ!→夫の成功を応援したい→でも当の夫は現実的でない→すると私の美貌でお金をもって来よう→となると夫と夫婦でいるのは難しい→でも夫は好きだし愛している→夫婦ではなく兄妹なら問題ない!→よし、離婚!→??? というごく自然?な流れ。オープニングとエンディングの超強引な流れに加えて、どこか抜けている人々のやりとりが超非日常的で、この世界にはいってしまうと、かなりツボなのでは。例の超大金持ちの彼らだって、彼らなりの理論があります。一般的にはなかなかそういう考えにはならないのでしょうが、やっぱり彼ら的にはアレで自然??(笑)な流れなのでしょう。トトにしたって、言葉がわからないので何をどう考えているかわからないだけで、きっと彼なりの考えがあるんだろうと、なぜか妙に納得してしまったわけです。こういうのを完全に「自己完結型映画」(←勝手に命名)というんでしょうね。
7点(2004-12-23 05:46:16)
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