1. いのちの食べかた
インパクトとコンセプトがすべて。はっきり言って面白くはない。しかし!考えさせられることはエンタメ映画の比ではない。食物連鎖の頂点で悠々と暮らしていることへの安堵とか、食べられる側には回りたくないなーとか、食べるということの業の深さとかをしみじみ考えてしまった。断トツで連鎖の頂点にいるせいかは知らないが、食べられる側への哀れみの視点をも獲得してしまった人間って面白い。 [DVD(字幕)] 5点(2009-11-02 01:33:20) |
2. 容疑者Xの献身
《ネタバレ》 初見の印象はすごくよく、傑作だなぁと思ったが、二回目は雪山のシーンが無駄に長いのと、内海と湯川が映画の雰囲気からずれている(ドラマっぽい)のが気になった。それから真相の明かされ方がかなり地味で、バーンという派手さはむしろ不要にしても、少しインパクトに欠けた。 とはいうものの、トリックやグッと来るシーンなど、全体としてはかなり楽しめた。原作の力かな。原作の良さを生かすなら柴崎コウのキャスティングは疑問(一般に男を女に変えてキャスティングする手法はよく使われるがその手法には疑問を感じる)。 [DVD(邦画)] 7点(2009-05-20 23:59:42)(良:1票) |
3. めぐみ-引き裂かれた家族の30年
まず、自分の中で拉致事件が風化してしまっていたことを恥じた。そして自分の周りにいる人に必ず勧めようと誓った。 内容は横田夫妻を中心にして事件を過去から振り返るもの。私が思ったのは、「拉致被害者家族」とひとくくりにしていても実際は、帰国を果たした家族もいれば、横田さんのように安否不明の家族、帰りを待たずに死んでしまった家族もあるのだということ。そこに残酷なまでの大きな差を感じた。朝を迎えたり同じ季節を迎えたりする度に心を痛める生活には言葉もない。 最後に、改めて事件の解決と家族の平穏を切に願う。 [DVD(字幕)] 8点(2007-12-19 00:41:52) |
4. サマータイムマシン・ブルース
タイムトラベルものって、破綻がないと非常に爽快感がある。夏の映し方が秀逸だったし、洋画では決して得られない雰囲気もよかった。甘い気がするけど、9点付けちゃう。そんな作品。 [DVD(邦画)] 9点(2007-06-05 02:12:45) |
5. 監督・ばんざい!
《ネタバレ》 道場のシーンは笑った笑った。8年ぶりの「宇宙人」には感動すら覚えてしまった。コテコテのコメディ映画を劇場で観たのは初めてだったかも。そして思ったのは、「家で思いっきり笑ったほうがいいんじゃないか?」。かなり面白かった(笑えるという意味で)けど、中身は全然ありませんでした。 [映画館(邦画)] 5点(2007-06-05 01:36:47) |
6. パッチギ!
《ネタバレ》 ひたすら「イムジン河」を歌い続ける姿に、なぜか心打たれた。(歴史認識ってこの青春映画においてそんなに重要だった?) [DVD(邦画)] 9点(2007-05-07 00:26:24) |
7. ソウ3
「…なんじゃこりゃ」というのが最初の印象。もはや「SAW」ではありません。別物です。コンセプトが変化していくのを否定するわけではありませんが、自分個人としてはいただけなかった。 間違って借りた「テキサス・チェーンキラー・ビギニング」のほうがよっぽど面白かった(ホントはもちろん「テキサス・チェーンソー・ビギニング」を借りたかった。Amazonのレビューで同じ間違いをしている人がいて笑えました。『キラー』のほうを検索してみてください)。 話を戻すと、本作は殺しの「残酷さ」ばかりが先行して、殺される者の「恐怖」を感じませんでした。そのへんが、しっくりこなかった原因かも。恐怖映画ではないと言われればそれまでですが。 [DVD(吹替)] 3点(2007-05-07 00:01:00)(笑:1票) |
8. オリバー・ツイスト(2005)
最初に引き取られていった葬儀屋が、後々ストーリーに絡んできてもらえたらうれしかったかな。運命に翻弄されるスピード感は伝わってきたけど、過去のことには置き去り感もあったので。オリバー少年が流されるままであることに関しては、それほど問題には思いませんでした。少年ですから、ねぇ…。 [DVD(吹替)] 8点(2006-11-16 04:55:54) |
9. TAKESHIS’
前半は面白かった。期待からワクワクしたし、テンポも良かった。パラレルな感じは、なかなか印象深い作り。しかし、後半…。弾の無駄遣いとしか言いようがない。それから、タップはもういらないです。。。 [DVD(邦画)] 5点(2006-11-16 04:26:30)(良:2票) |
10. ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還
みんなのレビューを一通り読んだら、自分も書きたくなったので書きます。全体として話の筋がはっきりしてなかったかなぁと思います(もちろん指輪を葬るというのが中心ではありますが)。というのも、多くののエピソードが散在していて、その時々にはぐっときても、映画館を出た後にはもう思い出せなくなっている。なんとも虚無感の残る完結編でした。指輪を葬るシーンは、フロドの強固な意志によって捨てられると思っていたし期待していたのでちょっと残念でしたね。数十年の時を経て、リメイクされ再びスクリーンに戻ってくるのを待つことにします。 6点(2004-03-12 00:31:32) |
11. レクイエム・フォー・ドリーム
【Ⅴ.I.ッKU-S】さんを引用してさせてもらうと、『友達とかと見るよりも夜に一人で見た方がいい気がします。そっちの方が色々考えさせられてしまうので。』全く共感です。冷蔵庫のシーンとかは、並のホラー映画じゃかなわない。背景にドラッグという悪魔があるからなんだろうな。 8点(2004-03-02 20:34:38) |
12. マトリックス レボリューションズ
全ての不満を短くまとめると、「つまらない」につきる。 3点(2003-11-16 18:45:54) |
13. ハリー・ポッターと賢者の石
前半は良かったんですが、少し間延びしてしまった感があります。でも雰囲気は最高でした。世界観が伝わってきたところは◎です。 7点(2001-12-03 17:09:27) |