1. 幸福の黄色いハンカチ
《ネタバレ》 この映画で一番共感できないのは、倍賞千恵子が過去の流産を隠していたことに高倉健がブチ切れるシーン。二度目の流産をして帰った晩、しんどいのにご飯を用意して「きついから横になるね」と布団に入った妻を労わることもなく、星一徹の如く卓袱台をひっくり返して外出し、おまけに飲み屋街で二人の客と喧嘩をして殺人まで犯してしまう。再婚であることを倍賞は最初に打ち明けているわけだから、高倉の怒りは理解できない。武田鉄矢と桃井かおりは良かったが、桃井が少しオーバーアクションでうるさかった。高倉健の存在感と雰囲気には圧倒される。 [インターネット(邦画)] 5点(2018-07-04 23:23:36) |
2. アルカトラズからの脱出
刑務所ものにしては悲壮感も心の葛藤もなく、クリントイーストウッドはひたすら強く目的に向かって突っ走るヒーロー。ホモ野郎に目をつけられても風呂場でKOするし(ショーシャンクでは主人公は掘られてしまう)。したがって見る側としては、単純に脱獄を応援し、ラストには爽快感でスッキリ。 [地上波(吹替)] 7点(2007-03-09 14:40:07) |
3. クレイマー、クレイマー
親が無責任なため子供がとばっちりを受ける話は世の中に五万とあるが、そんな親から生まれたことを諦めることも子供には求められるのかも。この夫婦も自分の生き方を正当化し訴訟まで起こすが、ラストではヒューマニズムに流されることで子供への贖罪を果たした気持ちでいるんだろう(このあたりの脚本がいやらしい)。この子も早いとこ大人になって両親を捨てることだ。 [地上波(吹替)] 2点(2007-03-09 13:28:30) |
4. 燃えよドラゴン
高校1年の時に観て影響受けましたねえ。そこら辺を蹴っては足を痛めてました。当時のラジオ「バチョンと行こう」で浜村淳が「顔は郷ひろみで筋骨隆々」「神変稲妻胡蝶肘打ち四段返し」「必殺飛燕一文字五段蹴り」などと紹介していました。男から見るとカッコいいのに女にはあまりピンとこないみたいですね。 9点(2004-01-06 00:09:43) |
5. 小さな恋のメロディ
懐かしい音楽を聞くと、その頃の思い出が鮮やかによみがえる。いわば思い出と音楽はワンセットになっていて、この組み合わせは何年たっても変わらない。71年の夏、大ヒットしたこの映画は多感な少年達を熱中させ感動させた。In the morningも若葉の頃も遠い初恋の甘くて切ない記憶の中にある。 [映画館(字幕)] 10点(2002-12-31 13:11:38)(良:1票) |