1. 男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎
《ネタバレ》 弟の死を知って悲しみのあまり、恋人がいるにも関わらず寅の宿に駆け込んだ松坂慶子は、その夜は寅とどうなってもいいと覚悟をしたのだろう。ところがいつもの如く寅は彼女を受け止められず部屋を飛び出してしまう。膝枕をしてあげるものの、足が痺れて座布団を彼女の頭の下に入れるシーンは秀逸だった。もしも寅が朝まで添い寝をするか、彼女と結ばれれば結果は違うものになっただろうが、如何せん、寅には男としての自信と覚悟がない。まあ、寅の恋が成就したらシリーズが終わってしまうわな。 [インターネット(邦画)] 8点(2018-06-06 01:12:24)(良:2票) |
2. 男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋
《ネタバレ》 エロとは無縁のシリーズで唯一といえる性的描写のある作品。いしだあゆみが子供を寝かせつける時のふくらはぎ、寝たふりをしている寅の部屋に入ってきた時の彼女の官能的な佇まい。寅はそんな時にも意気地がない。女を抱けないだけでなく、鎌倉のデートには満男を同伴させる。男として一番やってはいけないことをやってしまう。長年の謎だったが、寅は童貞だったとこの作品で確信。八千草薫、竹下景子、浅丘ルリ子、松坂慶子など、結ばれる可能性もあったのに、寅に男としての自信と覚悟、甲斐性が無いばかりにいつも恋が成就しない。 [インターネット(邦画)] 8点(2018-06-06 00:39:42) |
3. ニュー・シネマ・パラダイス
モリコーネの音楽が無ければこの映画は成り立たないだろう。条件反射で涙腺がゆるんでしまうのは年のせいかな。それにしてもイタリア映画は昔から子供を使うのがうまい。人を感動させるツボを心得た作品。 [地上波(吹替)] 10点(2007-03-10 01:30:40) |
4. ライトスタッフ
淡々と延々と物語は進行し、パイロットたちのキャラや生き様もそれなりに描かれる。また、NASAや政府に対する反骨心も表現され、マーキュリー計画に携わった人間たちの本音を垣間見ることができた。(NASAの体質は何年たっても変わってないな)。感情を抑制した演出にも好感が持てる。大人向けの映画かな。 [地上波(字幕)] 8点(2007-03-09 10:57:25) |
5. インナースペース
BSで2日続けてデニスクエイド(昨夜はライトスタッフ)を見た。この作品はドタバタコメディなので、ミクロの決死圏と比べるのもどうかと思います。「ど根性ガエル」を連想したのはオレだけかなあ。 [地上波(吹替)] 6点(2007-03-09 10:12:33) |
6. ビッグ
あんな子供じみた奴が本当にいたらイライラすると思うが、それにしても少し子供っぽすぎないか?12歳はもっとませてるだろう。ラストシーン、自分なら元に戻らないかもって思ったな。ちょっと切ないエンディングなのでもう二度と見ないでしょう。 [映画館(字幕)] 6点(2004-01-25 23:25:14) |
7. 摩天楼(ニューヨーク)はバラ色に
サクセスものと思って観たらがっかり。話はチンケだし、コメディとしてもたいして笑えない。サラリーマンが観たら腹立つんちゃうか。 4点(2004-01-05 13:48:26) |
8. 芙蓉鎮
文化大革命の嵐に翻弄され波乱万丈の人生を送る胡玉音に感情移入してしまい、3時間があっという間に過ぎる。秦書田の「豚のように生きのびろ」という言葉が心に残る。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2004-01-04 00:40:13) |
9. バック・トゥ・ザ・フューチャー
《ネタバレ》 結末を見ても明らかなように、マーティは最初とは別の世界の1985年に戻っている。つまりこの映画は多元宇宙論の立場を取っているにもかかわらず、1955年のマーティは必死で両親をくっつけようとしている。おまけに両親の距離が離れる毎に写真のマーティが消えかかるのはナンセンス。多元宇宙論では可能性の数だけ世界が存在するので、両親が結婚せずマーティが生まれなくても全然問題ない。タイムパラドックスは発生しないのだ。映画としての出来は最高ランクです。 8点(2003-12-31 13:47:11)(良:2票) |