1. 素晴らしき哉、人生!(1946)
中盤まで話の旨みがよくわからない展開だったので10点は付け難いですが、終盤は泣きました。人々の良心に感謝し、希望を与えてくれる、本作のような映画が大好きです。それにしても、たった1人であんなにも人々のためになっているジョージは凄い!私は今のところ、正直いなくても世の中に変化ないだろうと思う。自分への教訓にもなる話でした。反省…。自分の運命を恨んだり周囲に迷惑をかける前に、自分でできることからみんなを幸せにしなければならないですね。 9点(2004-02-26 18:23:54) |
2. 失われた週末
アル中には、悩みを乗り越えられない弱い人間が多いのだろう。ある程度は同情するが、しかし兄や恋人や管理人やバーテンや色んな人に迷惑をかけて生きているのだから、ある程度以上は許せない。アル中にならずに歯を食いしばって生きている大多数の人を愛し、応援したい。映画としては緊迫感溢れていて非常によかった。ビリーワイルダー万歳! 9点(2004-02-23 22:09:49) |
3. チャップリンの独裁者
コメディを交えつつ、独裁政治への怒りを真摯に正面から訴える傑作。最後のチャップリンの演説は、その真剣さに心揺さぶられるものがあります。チャップリンらしさという面では異色なので、チャップリンを知るには他の作品も合わせて見たほうがいいと思うが、この作品は間違いなく傑作だと思う。 10点(2003-11-09 12:59:49) |
4. カサブランカ
ロマンチックで上品な雰囲気漂う映画です。ピアノ弾きのサムが素敵でした。音楽もまた引き立てましたね。でもイルザはラズロとリックのどちらが好きなのかはっきりせず、肝心の恋愛は相当不満。 7点(2003-11-05 15:26:46) |
5. 市民ケーン
地位も名誉も得たのに幸せになれなかったケーンに、人間の幸せ、生きる意味って何だろう、と考えさせられた。人間は「尊敬されたい」と「愛されたい」という二つの欲求から成り立っていると思うけど、ケーンは究極的には愛されたかったのだろう。 9点(2003-11-02 11:16:32) |