1. プラトーン
《ネタバレ》 エリアスは、兵士としても優れ、人間性も併せ持ったアメリカ兵の理想像、一方バーンズは、兵士としては非常に優れているが、冷酷で尊大。 両者のうち軍隊(現場)にとって必要なのはバーンズです。そのバーンズを射殺することで、監督自らベトナムでの米軍を否定してると思うし、その姿勢は評価できるが、一方で彼らの敵だったベトナム人は、 地下に潜り、トンネルをはりめぐらし、米と粗末な食物を食べながらも あくまでアメリカ軍と戦った事実と比べた時、米軍の敗退は必然かと いまさらながら感じました。プラトーンは米側からベトナム戦争を 描いた作品として精一杯良心的な映画だと思います。 8点(2004-01-08 18:55:49) |
2. ヒッチャー(1985)
必見。この不条理さ最高。理由不要問答無用で追い詰めるライダーが いいですね。追っかけられるのがフツーのおにーちゃんで感情移入 しやすくなってます。ルドガーバウアー物(出演作全作は見ていないが)では、ブレードランナー・ブラインドフューリー・ヒッチャー ではないかと。個人的に思います。 8点(2003-12-13 14:48:54) |
3. フルメタル・ジャケット
これほどすばらしい字幕スーパーは見たことありません。 「アカのおフェラ豚」とか「エスキモーのプッシーは冷凍マンコ」とか。訳者に8点献上。これからは訳者で見る映画を絞りたいと思います。 10点(2003-12-03 15:38:49)(笑:1票) (良:2票) |
4. シー・オブ・ラブ
《ネタバレ》 出だしのヤンキーズファンの集いで容疑者集めてぱくるのは卑怯だけど面白かった。グローブ持ってきた親子を逃がしてやったのもよかった し、出会い系広告でデートするのも良かったのに、あいつが犯人なの? あごめん見てない人のためにこのくらいにしておきます。 6点(2003-11-26 10:35:33) |
5. ヤングガン
最近西部劇が少ないのでつまんない。俳優さんが馬にのれなくなったのかなあとかかんがえちゃいます。この映画好きですね。みんなのびのび やってる青春アクション西部劇って感じです。エミリオエステベスの 人を喰った笑い方と切れ方最高。キーファーサザーランドの夢見るような瞳、ルーダイアモンドフィリップスのストイックさ、一番常識的な リーダー役のチャーリーシーンが割り喰っててちょっとかわいそう。 肩が凝らないし、理屈ぬきに楽しめました。 8点(2003-11-16 13:34:12) |
6. ランボー
故郷に帰ったら英雄として迎えられ、シェルビーのコブラを乗り回せる と思ってたのに、駐車場係の仕事もないなんてかわいそーなジョンランボー。でも日本人だってドイツ人だって、特に敗北して復員してきた 兵士たちは大半同じ境遇だったんでしょうね。彼らを唯一理解できる のは、戦友および同じ戦場で戦った敵の兵士だけです。アメリカマンセーのハリウッド映画が多い中で、心に残る逸品かと。2以降はごめんなさい。 8点(2003-11-15 12:46:54)(良:2票) |
7. 未来世紀ブラジル
あのタイプライター型端末というかPC欲しい。車もメッサーシュミットの3輪使うなんて。この監督のセンスすごい好きです。話としては 近所の市役所行ってごらん。あのまんまだよ。ひとの戸籍なんか平気で 見てるし。まあこの監督に1億ドルくらい出して一切口出さないで 映画作らしたら、とんでもない傑作が出来そうな予感がこの映画 からは感じられるけど、近作みるとそうでもないかな。 9点(2003-11-15 09:50:59) |
8. 男たちの挽歌II
両手の拳銃から怒りの銃弾をがんがん撃ち込み相手が死んでもまだ撃ち こむ激しい怒りの奔流がチョウユンファの真骨頂だと思います。 Ⅱは、最後の銃撃戦でちょっとおちゃらけがはいったので、その点 残念。 7点(2003-11-14 18:33:16) |
9. 男たちの挽歌
肩で風を切っていたマークが、目下だったシンの車を拭く。 足を引きずりながらシンに投げられた金を拾って粗末な飯を食う場面。 そしてホーにこのまま終わりたくないと泣く場面。観てて、うんうん悔しいよな。と、シンパシー120パーセント素直に入っていく。 抑えに抑えた末の最後の銃撃戦。「おまえの兄貴はもう償った」と キットをしかりつけるマーク。くーっカタルシス来たーっ。ありえない設定など全く気にならない。完全にはまっている自分。 単純だと嘲いたければ嘲って下さい。俺はこの映画が好きだと胸を張って言える。 10点(2003-11-11 10:52:32) |
10. ザ・フライ
まず主演にジェフ・ゴールドブラムというチョイスで成功している。 もともと不気味さがある上、ひ弱さが感じられないので、こんな 研究をしている世間離れの天才科学者っぽい。ただ屁理屈をいうと、 要するにあの機械は、FAXの3次元版みたいなもんでしょ?送信元 の素材を電気信号に変えて受信側に送るという。そしたら送信側に 原本・受信側にそのコピーが出るのではないでしょうか?まあくだらない詮索は止めといて、最後、ポット(無機物)と蝿男(有機物)が フュージョンしちゃうけどあのシュールさは諸星大二郎の漫画を連想 してしまいました。あと興味本位ですが、以下2点が気になりました。 1.セスがあのまま変身を続けると、でっかい蝿になるの? 2.ジーナデービスとフュージョンしたら何になるの? 8点(2003-11-10 21:40:21) |
11. ロボコップ(1987)
ロボット刑事物で「良い子は決して観ないで下さい」っていう稀有の 作品。ED209が可愛い。吉田戦車の漫画にでてきそう。ドスの 効いた声もいいすね。でもなーおまえバグくらい潰しとけよな。 社会派リアリズム監督だけあって、アメリカのネガティブな部分を 皮肉たっぷりに描いて、よくこれで企画とおったなと感心します。 7点(2003-11-10 19:51:36) |
12. トッツィー
《ネタバレ》 「お熱いのがお好き」の次に好きです。オスカー主演女優賞をホフマン にあげるくらいの洒落がほしかったけど。あの生本番中に何を言いだすかとおもったら!ぶっ壊し方が最高でした。しばらく笑いが止まりません。ジーナ・デービスがちょい役ででてましたね。 8点(2003-11-10 09:50:15) |