1. フェラーリ
エンツォ・フェラーリの1957年試練の年 華麗なイメージがあったので私生活のグダグダぶりに驚くやら呆れるやら。 事故の悲惨すぎる描写にドン引き。ドライバーのみならず見物人も命懸けの公道レースだったのですね。 [DVD(字幕)] 5点(2025-03-13 23:58:40)《新規》 |
2. フォールガイ
スタントマンの活躍が描かれた「ムッシュとマドモアゼル」のジャン=ポール・ベルモンドは自分で演じていましたが、大半のアクション作品にはスタントマンが欠かせません。キャノンロール(というらしいのですね)のシーンをはじめ「ひゃー、凄い!」シーンが満載で、スタントマン役のライアン・ゴズリングのスタントマンの方々に拍手。ロマンス及び悪巧みは他愛ないものでしたが、映画1本完成させるのが如何に大変かというのは興味深いものでした。 そして、I Was Made For Lovin You 及び Against All Odds(Take A Look At Me Now) いやぁ、懐かしい。 ナイスチョイスに+2点 [DVD(字幕)] 7点(2025-03-12 20:09:30)《新規》 |
3. 胸騒ぎ
《ネタバレ》 「胸騒ぎ」を煽る不穏な音楽は不要でした。オランダ人夫婦の異様さはすぐにわかります。 恐怖よりもデンマーク人夫婦、特に夫の不甲斐なさがテーマなのだろうか? えげつない結末を迎えるも、その動機が分からない事、並びに、妻子を守れなかった夫の言動にイライラだけが募った作品。 [DVD(字幕)] 3点(2025-03-11 20:33:30)《新規》 |
4. ポトフ 美食家と料理人
調理、うんちく、食事。退屈さを覚えるほど丹念に描かれおり、「食は芸術だ!」が示されています。田舎者の当方としては動物の形そのものがグロく、こってり感満載の盛り付けが美味しそうに思えません。男女二人の展開は予感通り。静謐さには好感持てましたが盛り上がりに欠ける作品でした。 [DVD(字幕)] 5点(2025-03-10 23:51:57) |
5. 私がやりました
邦題に ♪私はやってない潔白だ♪ がよぎりました。 本作はその逆で展開に興味が尽きることが無く、イザベル・ユペール登場からは画面に釘付けでした。 冷静に考えれば「そんなアホな~」な結末ですが、充分に楽しめました。 女性の権利云々の件はクドさのないピリッと効かせるもので監督のセンスを感じるところです。 [DVD(字幕)] 7点(2025-03-09 21:54:59) |
6. ウォンカとチョコレート工場のはじまり
予備知識ゼロ。 冒頭で歌いだしたのに、ヘンなの借りちゃったかなー。 ではありましたが、映像美に夢中になりっぱなし、美術・撮影関連スタッフさんに拍手喝采 通常二の次三の次なストーリーが小じっかりしており、カカオ30%~100%の味わいがありました。 「およよ!」びっくりしたキャストの面々の好演にも満足。 ご本人は「生活の為に・・・」不満だったらしいヒュー・グラントは美味しいところを掠っており、私的MIPのオリビア・コールマンに演技の幅広さを見せつけられました。 不安が杞憂に終わった快作であり「チャーリーとチョコレート工場」も観ることにします。 [DVD(字幕)] 7点(2025-03-08 18:06:05) |
7. マダム・ウェブ
知識ゼロでの視聴。開始5分程に登場した網網生物に、? そういう系の作品なのか、ハズレ引いちゃったか。 クモ男を見るに至ってマーベル門外漢の私でも知っているあの系統の作品なのか、でも彼はヒーローだったはずだけど・・中盤まで混乱。 美男美女の娘さんらしい美人さん(+1点)ダコタ・ファニング大活躍は肩の力を抜いて観れるものでしたが、タクシー、レストラン、ヘリコプター、倉庫等の件には野暮と知りつつ白けてしまったところです。 結末も門外漢には ? でありました。 ハズレとまで言えなくてもラジー賞3冠も頷ける作品。 [インターネット(字幕)] 4点(2025-03-06 19:52:08) |
8. 名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊
映像美に監督の思い入れは伝わってくるものの、名探偵コナンが浮かんでくる筋書きで「可もなく不可もなく」そのままの作品。 [インターネット(字幕)] 5点(2025-03-06 00:03:51) |
9. 日本人の勲章
知識無しでの視聴。 これは傑作。善玉、悪玉それぞれを演ずる名優達に喝采。 日系アメリカ人に対する感情は実際あったものなのでしょう。当時にそれを描いた異色作。 「ミクロの決死圏」に次ぐ邦題の傑作でもあります。 [インターネット(字幕)] 9点(2025-03-03 23:59:45) |
10. 落下の解剖学
知識無しで視聴。 夫の死因への興味で、「知らんがな」ため息出る痴話喧嘩模様並びに裁判のレスバ模様をひたすら我慢した甲斐が全く無い結末に、ダラダラ時間かけて何見せられたのか腹立たしい。こんな愚作に脚本賞与えた責任者の顔が見たいものです。 [インターネット(字幕)] 3点(2025-03-02 14:39:03) |
11. マクベス(1948)
原作未読 他愛ない話、見づらくオーソン・ウェルズ以外の識別つかず、粋さの無いごちゃごちゃ飾り立てた台詞。 目を開けているのがやっとでした。 [インターネット(字幕)] 2点(2025-03-01 22:59:43) |
12. 旅路の果て
ミシェル・シモン、ルイ・ジューヴェに圧倒されたひとときでした。 片やほら吹き、片や女たらし。 それぞれの人生の幕引きはほろ苦いものですが、演劇が人生そのものだったと思わされます。 「ワインを減らされるのは歯が抜けていくのと同じ」を始めとした数々の粋な台詞は当時のフランス映画ならではですね。 [インターネット(字幕)] 8点(2025-03-01 00:00:03) |
13. 赤い子馬
子馬を巡っての少年(ボー・ブリッジスなのに仰天 +1点)の成長物語なのでしょうが、成長を実感できません。 彼を盛り立てるはずの両親、祖父、ビリー、それぞれが個性に乏しい出来の良くないホームドラマでした。 原作者スタインベックはこんな脚本しか書けなかったのか、一番ビックリしたところです。 [インターネット(字幕)] 4点(2025-02-27 22:53:49) |
14. ターミネーター
T-800の目の赤色が消える最期以外全て忘れています。 何十年振りかでの視聴でシュワちゃんの圧に圧倒され通し。 ストーリーはベタながらもラストショットの走り去る車に鳥肌が。 AIが人類を制圧する未来がやがて来たりして・・・思いがよぎるのは取り越し苦労でしょうかね。 映画史に名を残す名作というのは紛れも無いものでした。 [インターネット(字幕)] 8点(2025-02-26 22:35:22)(良:1票) |
15. 復讐の荒野(1950)
誰が誰に復讐するのかなかなか分からず皆が好き勝手に言ってるのにウンザリ。 そこが分かって「さぁ、これから」気を取り直したのですが、何の盛り上がりも無く終わってしまったのに呆れるのみ。 名匠と名優の共演も期待外れな作品。あぁ、残念。 [インターネット(字幕)] 4点(2025-02-26 00:06:17) |
16. 猟奇島
レスリー・バンクスありきの作品。偶然にも3日前に観ていましたが別人のように思えます。 登場シーンから既にただならぬ存在感、紳士然としながら妖気を漂わせる眼力が物凄い。 迫力満点なマンハント(舞台がセットというのに+1点)の展開を経た結末は予定通り。 瑞々しいジョエル・マクリーも拝めた満足の一品です。 [インターネット(字幕)] 7点(2025-02-22 18:16:26) |
17. フォードvsフェラーリ
《ネタバレ》 皆が実在人物とも知らず。 マイルズ優勝確定「やったー」→腐れ重役さんの減速指令「ハァ、何言うとるんじゃ」→当然無視して優勝やね→そんなアホな事あるかいな! 信じがたい展開の中で飄々としているマイルズに後光が差していました。 フェラーリ視点がほぼ無かったのが物足りないところです。 [インターネット(字幕)] 7点(2025-02-22 17:48:33) |
18. ミステリー・ストリート
《ネタバレ》 性根の腐った女性ダンサーが殺されるのに不謹慎ながらスカッとしました。 ハーバード大学法医学教授が河原で発見された白骨死体から性別、年齢、死亡日、職業、妊婦を言い当てるのに、当時に観た方の驚きが想像出来ます。「先生は頭で、警察は足で」事件を追う二人三脚ぶりに好感。冤罪をかけられる者あり、途中で分かる真犯人と彼を強請る家主の女性(エルザ・ランチェスターのイヤらしさが絶品)ありのベタながら結末まで一気見でありました。ジョン・スタージェス監督作が意外な小品佳作。 [インターネット(字幕)] 7点(2025-02-20 22:22:01) |
19. 凱旋門
大戦前夜のパリを舞台にした名匠作品でシャルル・ボワイエ、イングリッド・バーグマン共演、更に更にチャールズ・ロートンも出演とは「あらまぁ」再生前からコーフンしてたのですが。何がダメだったのだろう。舞台の不穏な様子が極薄。バーグマンの既視感ある自分可愛い身勝手二股女の鉋屑に火を点けたかのような語り口。そしてチャールズ・ロートン全くの無駄遣い。 出来の悪いメロドラマにガックリで、ボワイエ、ロートンの2ショットが観れたのは良かったと自分を慰めています。 [インターネット(字幕)] 4点(2025-02-19 23:21:05) |
20. 巌窟の野獣
ヒッチコック作品とは知りませんでしたが、納得出来る面白さでした。 モーリン・オハラ、デビュー作と言うことですが、19歳には見えない堂々とした演技に拍手。 彼女を見いだしたチャールズ・ロートン、領主・治安判事にして強欲極悪おまけにヒヒ爺という十八番な役柄を淡々とこなしています。 更に心を病んでたというのは、まともな神経は持ってないものの病的さは感じられなかったのが -1点。 それとあのヘンテコなメイクはどうにかならんかったのか -1点。 [インターネット(字幕)] 8点(2025-02-19 12:17:50) |