1. ムースポート
二期勤め上げた大統領が別荘所在地での町長選挙に出馬して町の配管工と対決する。類を見ない設定でロマンスも絡めた脚本はお見事。ハックマンは大統領役が板についていて、可笑しくも心地良いひとときでした。あらゆる役柄に全力投球した40年に亘る役者人生の最後を飾るに相応しい良作でした。 [DVD(字幕)] 8点(2025-03-27 14:23:18)★《新規》★ |
2. リプレイスメント
アメフトものとして王道の作り。大男同士の肉弾戦の迫力、この歳になってもやっぱりコーフンします。 パチーノのカリスマぶりには及ばないものの、ハックマンの存在感も流石。 一瞬「あ、朝青龍? そんな訳ないか」ビックリした力士の突進が印象深い。 キアヌ・リーブスのQBもサマになっていて爽やかぶりと併せて好印象。 最後まで楽しめた良作。 [DVD(字幕)] 7点(2025-03-23 11:33:54)《新規》 |
3. アンダー・サスピション
《ネタバレ》 名士でありながら性癖をさらされ、妻に見限られ、「決めつけデカ」に追いつめられ自白に至る。冤罪とはこうして作られるものなのか。 ジーン・ハックマン流石の演技力(+1点)ではありますが、単調な展開に興に乗れないまま迎えたやっつけ仕事にもほどがある結末に呆れ果てるところです。 [DVD(字幕)] 4点(2025-03-23 10:33:33)《新規》 |
4. セルラー
粉々にされた電話器を何とかしてたら携帯に繋がった。「ヘッ???」 野暮であり、それを言っちゃぁ話が先に進みまへんわ、ではありますが、小気味よく展開していく中でちょいちょい頭によぎったのが残念。 まさかのアクションでの身のこなしがサマになっていたウィリアム・H・メイシー > 胸糞極まる悪党ジェイソン・ステイサム > シワシワ泣き顔のアップに於いても貫禄あるキム・ベイシンガー、各々が印象深い好演でした。 洒落たエンドロールに+1点。 [DVD(字幕)] 7点(2025-02-16 14:36:26) |
5. ロード・トゥ・パーディション
《ネタバレ》 以前に鑑賞していますが、ポール・ニューマン出演以外全て忘れています。 トム・ハンクス、スタンリー・トゥッチ、ダニエル・クレイグ、ジュード・ロウ、キアラン・ハインズ他演技達者が揃っています(当然ながら皆お若い!) ニューマンとハンクスそれぞれの子供(ニューマンとハンクスは他人ながら親子のような関係)との関わりを軸足として、エグさ控え目の復讐ドンパチ模様は添え物に思えます。 二人の最期ではキャリアラストパフォーマンスであったニューマンのそれが沁みました。 バカでも息子は息子、息子の不始末の落とし前をつけるずぶ濡れでの立ち姿、その背中は小さくてやるせない姿でありました。 「お前でよかった」(熱)嘗てのアル様の台詞が浮かびました。 サム・メンデス、コンラッド・L・ホール名コンビによる良作です。 [インターネット(字幕)] 7点(2025-02-02 17:51:27) |
6. マイ・ボディガード(2004)
《ネタバレ》 デンゼル・ワシントンの水泳レッスンからの1位獲得は実の親子のようで良かったのですが。 ピタの遺体の描写が無いので、昔で言うヘイズコードに配慮したのだろうか、モヤモヤしてました。 なので積み上げた積み木を自らひっくり返るような展開に呆れてしまいます。 その最期にも感慨無く。 クリストファー・ウォーケンはフェードアウトしてしまい、お懐かしやミッキー・ロークも見せ場無しで ガッカリ度合いが大きい作品です。 [インターネット(字幕)] 4点(2025-02-01 12:17:18) |
7. シャーロック・ホームズ(2009)
主役二人の切れ味鋭いアクションは見応え充分でしたが。 ホームズ&ワトソンが私的イメージとかけ離れ過ぎていて、そこを気にすると一気に醒めてしまいました。 マーク・ストロングの極悪ぶりが控え目だったのも残念なところです。 [インターネット(字幕)] 5点(2025-01-13 14:56:54) |
8. 人生は、時々晴れ
登場人物全員がイギリスの曇り空のような辛気臭さにウンザリ。 脂肪と共に不平不満無気力を溜め込んだ夫と子供二人にキャンキャンうるさい妻の結末は薄日が差しただけでまた元通りになるのだろうと思う後味悪い作品でした。他家族のエピソードも投げっぱなしなのも呆れたところ。 [DVD(字幕)] 4点(2024-12-01 21:20:17) |
9. レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで
タイタニック(未見)ご両人が織りなす辛気臭い痴話喧嘩。 する事した結果の懐妊で喜びのカケラも無い二人。そもそも子供2人(だったか)の描写も彼等の目線も無く。 ふざけた愚作が腹立たしい。 [DVD(字幕)] 3点(2024-10-30 15:48:03) |
10. OSS 117 私を愛したカフェオーレ
ジャン・デュジャルダン。「アーティスト」での素敵な笑顔が本作ではただのバカ丸出しで、コメディにも007パロディにも振り切れておらず、興醒めの中お開きとなりました。 やっつけ仕事のような邦題に見合う内容でガッカリ。 [DVD(字幕)] 4点(2024-10-25 15:01:05) |
11. トゥー・フォー・ザ・マネー
《ネタバレ》 大谷さんのお金で何億もをつぎ込んで捕まった人が浮かびました。 この人もこんな感じでのめり込んでいったのか「何で?」の答を見た感じです。 足を知ることを知らない欲の皮が突っ張った者たちの狂騒ぶりが描かれていました。 体型が崩れていない65歳アル様通常運転の台詞回しに大満足。流石。 マシュー・マコノヒーと共に地獄に堕ちるのだろうとの予感はハズレちゃって盛り下がったのは残念。 イマイチだったレネ・ルッソは制作総指揮の役得だったのでしょうね。 [DVD(字幕)] 6点(2024-10-20 10:57:40) |
12. ブルー・レクイエム
《ネタバレ》 殆ど内容忘れてしまった「キャッシュトラック」の元作だそう。 つかみはOKで地味なアルベール・デュポンデルがどのように復讐を果たすのか興味津々でしたが。 結末のモヤモヤ感にイライラします。 結局のところ敵は誰? 最後のドンパチは無理筋すぎる。強盗団とジャックの関係は? 何もかもは見せないフランス風なのは理解できても、最低限は見せて欲しかったところです。 [DVD(字幕)] 5点(2024-10-15 12:39:50) |
13. ネバー・サレンダー 肉弾突撃<OV>
華に欠ける主役は誰だろうと思ったら、野性味に惹かれた いぶし銀 ザ・ミリオンダラー・マン テッド・デビアスの次男さんだった。へぇ~! お決まりな展開を補うべき悪方も魅力無く、アクションも小粒感。 今一つな作品でした。 [DVD(字幕)] 4点(2024-10-07 16:36:54) |
14. ネバー・サレンダー 肉弾凶器
予備知識ゼロでシリーズまとめてレンタル。 冒頭でのWWE製作にロック様かバウティスタかと思ったらまさかのジョン・シナ。 デニムハーフパンツ・スニーカーの出で立ちとペラペラ喋る面白みに欠けるファイトスタイルが好きになれない選手。 演技力をあまり必要とするキャラクターでないので観るに堪える姿ではありました。 製作総指揮ビンス・マクマフォンらしいイケイケドンドンも気楽に楽しめたところ。 私的に特筆すべきがお久しぶりなロバート・パトリックであり、T-1000は伊達じゃ無いと言える良い感じの熱演振りに点数の全てを。 [DVD(字幕)] 5点(2024-10-06 22:33:44) |
15. アビエイター
《ネタバレ》 受け継いだ莫大な遺産を食い尽くしてしまう放蕩息子、ではなかったハワード・ヒューズの生き様が描かれています。世界一の、映画・飛行機・資産家を実現させた驚く程若い猪突猛進ぶりが眩しく、ディカプリオは正にハマり役でした。黒澤監督とは桁違いの8ヶ月の雲待ちに、狡っ辛い守銭奴とは違う破天荒さにアッパレ。 メンタルが犯されて行くのに、金では解決出来ない侘しさを感じるところです。 力作でしたがやはり長過ぎて休憩挟みながらの鑑賞となりました。 [DVD(字幕)] 7点(2024-09-09 12:36:23) |
16. エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか?
悪玉3人組がありとあらゆるインチキを駆使して~千万ドル、~億ドルの私腹を肥やし、捕まっても「私は悪くない」(死んでも謝るものか) 銀行も証券会社も監査法人もマスコミもブッシュ親子を始めとする政治家も旨い汁吸ってるのだから、まぁこんなものかな。 ただ、当時チラッと耳にした事があるカリフォルニア州大規模停電のカラクリには腸煮えくり返る。公共インフラを担う企業として恥知らずにも程がある。 何もかもが初耳な後味悪すぎる酷い話にグッタリです。 [DVD(字幕)] 7点(2024-09-02 01:42:09) |
17. とび★うぉーず
他愛ないお話ながらも、お兄ちゃんが見せるピンチでの諦めない姿はなかなかの見応えがありました。 お目当てアラン・リックマン。魚界悪の帝王ジョーはインテリで自信家で野心家という十八番な役どころ。鱈の邪悪な顔つきが段々と彼に見えてくるのがあら不思議。歌声も聴けてあぁ嬉し。 子供から大人まで楽しめる作品。デンマーク製というのにビックリ、本国でダンサー・イン・ザ・ダークを超えるヒット作というのに無限へぇ。マッツ・ミケルセンも観たのかなぁ・・・ [DVD(字幕)] 7点(2024-08-31 20:01:27) |
18. パブリック・エネミーズ
「犯罪王ディリンジャー」とは違って官権側の描写にも尺が割かれているので倍の2時間超えとなっています。 の割には追われる方の残忍さと追う方の執念が全く感じられず退屈でした。脚本家の差なのでしょう。 両俳優を「ヒート」と比べること自体おこがましい限りに思えます。 59年後の映像技術でドンパチ模様が目を惹いただけの作品でした。 [インターネット(字幕)] 4点(2024-07-15 13:51:58) |
19. ボトル・ドリーム カリフォルニアワインの奇跡
実話を元にしているというのが驚き。 ブラインドテイスティング大会の審査員が錚々たるメンバーだったところに奇蹟を感じたところです。 お目当てアラン・リックマン。 淡々として物足りなさがあったものの、こういう役どころはピッタリで立っているだけで絵になるのが流石。 シャトーモンテレーナ、一度は試してみたいものです。 [DVD(字幕)] 5点(2024-06-25 23:00:18) |
20. パフューム/ある人殺しの物語
香りよりも街並みやグルヌイユ自身の汚臭に吐き気を堪えながらの鑑賞でした。 ただの一度も愛情を受けず、育児放棄されたライオンのような彼が行く畜生道はなかなかのものでしたが、あの結末はワケワカメで唖然とするところでした。ダスティン・ホフマン、アラン・リックマンの確かな存在感に+2点。 [DVD(字幕)] 4点(2024-06-24 08:25:07) |