1. ザリガニの鳴くところ
《ネタバレ》 「動物は生きる知恵は持っていても道徳心は持っていない」 描かれるカイアの一代記の中で、不遇な彼女を助けてくれた雑貨店夫妻に動物にはない人間の値打ちを見ます。 なので夫妻や老弁護士を結局裏切っていた結末に、湿地での動物としての生涯だったように思えました。 デヴィッド・ストラザーンの好演に+1点。 [DVD(字幕)] 6点(2025-03-23 02:33:36)(良:1票) 《更新》 |
2. フェラーリ
エンツォ・フェラーリの1957年試練の年 華麗なイメージがあったので私生活のグダグダぶりに驚くやら呆れるやら。 事故の悲惨すぎる描写にドン引き。ドライバーのみならず見物人も命懸けの公道レースだったのですね。 [DVD(字幕)] 5点(2025-03-13 23:58:40) |
3. フォールガイ
スタントマンの活躍が描かれた「ムッシュとマドモアゼル」のジャン=ポール・ベルモンドは自分で演じていましたが、大半のアクション作品にはスタントマンが欠かせません。キャノンロール(というらしいのですね)のシーンをはじめ「ひゃー、凄い!」シーンが満載で、スタントマン役のライアン・ゴズリングのスタントマンの方々に拍手。ロマンス及び悪巧みは他愛ないものでしたが、映画1本完成させるのが如何に大変かというのは興味深いものでした。 そして、I Was Made For Lovin You 及び Against All Odds(Take A Look At Me Now) いやぁ、懐かしい。 ナイスチョイスに+2点 [DVD(字幕)] 7点(2025-03-12 20:09:30) |
4. 胸騒ぎ
《ネタバレ》 「胸騒ぎ」を煽る不穏な音楽は不要でした。オランダ人夫婦の異様さはすぐにわかります。 恐怖よりもデンマーク人夫婦、特に夫の不甲斐なさがテーマなのだろうか? えげつない結末を迎えるも、その動機が分からない事、並びに、妻子を守れなかった夫の言動にイライラだけが募った作品。 [DVD(字幕)] 3点(2025-03-11 20:33:30) |
5. ポトフ 美食家と料理人
調理、うんちく、食事。退屈さを覚えるほど丹念に描かれおり、「食は芸術だ!」が示されています。田舎者の当方としては動物の形そのものがグロく、こってり感満載の盛り付けが美味しそうに思えません。男女二人の展開は予感通り。静謐さには好感持てましたが盛り上がりに欠ける作品でした。 [DVD(字幕)] 5点(2025-03-10 23:51:57) |
6. 私がやりました
邦題に ♪私はやってない潔白だ♪ がよぎりました。 本作はその逆で展開に興味が尽きることが無く、イザベル・ユペール登場からは画面に釘付けでした。 冷静に考えれば「そんなアホな~」な結末ですが、充分に楽しめました。 女性の権利云々の件はクドさのないピリッと効かせるもので監督のセンスを感じるところです。 [DVD(字幕)] 7点(2025-03-09 21:54:59) |
7. ウォンカとチョコレート工場のはじまり
予備知識ゼロ。 冒頭で歌いだしたのに、ヘンなの借りちゃったかなー。 ではありましたが、映像美に夢中になりっぱなし、美術・撮影関連スタッフさんに拍手喝采 通常二の次三の次なストーリーが小じっかりしており、カカオ30%~100%の味わいがありました。 「およよ!」びっくりしたキャストの面々の好演にも満足。 ご本人は「生活の為に・・・」不満だったらしいヒュー・グラントは美味しいところを掠っており、私的MIPのオリビア・コールマンに演技の幅広さを見せつけられました。 不安が杞憂に終わった快作であり「チャーリーとチョコレート工場」も観ることにします。 [DVD(字幕)] 7点(2025-03-08 18:06:05) |
8. マダム・ウェブ
知識ゼロでの視聴。開始5分程に登場した網網生物に、? そういう系の作品なのか、ハズレ引いちゃったか。 クモ男を見るに至ってマーベル門外漢の私でも知っているあの系統の作品なのか、でも彼はヒーローだったはずだけど・・中盤まで混乱。 美男美女の娘さんらしい美人さん(+1点)ダコタ・ファニング大活躍は肩の力を抜いて観れるものでしたが、タクシー、レストラン、ヘリコプター、倉庫等の件には野暮と知りつつ白けてしまったところです。 結末も門外漢には ? でありました。 ハズレとまで言えなくてもラジー賞3冠も頷ける作品。 [インターネット(字幕)] 4点(2025-03-06 19:52:08) |
9. 名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊
映像美に監督の思い入れは伝わってくるものの、名探偵コナンが浮かんでくる筋書きで「可もなく不可もなく」そのままの作品。 [インターネット(字幕)] 5点(2025-03-06 00:03:51) |
10. 落下の解剖学
知識無しで視聴。 夫の死因への興味で、「知らんがな」ため息出る痴話喧嘩模様並びに裁判のレスバ模様をひたすら我慢した甲斐が全く無い結末に、ダラダラ時間かけて何見せられたのか腹立たしい。こんな愚作に脚本賞与えた責任者の顔が見たいものです。 [インターネット(字幕)] 3点(2025-03-02 14:39:03) |
11. イコライザー THE FINAL
《ネタバレ》 70歳目前のデンゼル・ワシントンまだやるのか、半笑いで観ていました。 歳相応に不注意から痛手を受けリハビリ歩行でのお疲れ具合は笑いも消え共感持てるものでした。 街を牛耳るゴロツキ兄弟に天誅を下す内容は弟は言うに及ばず兄もスケール感がイマイチでしたが、無駄の無い脚本で見応えがありました。 舞台となったイタリアの情緒豊かな風景・街並みに+1点 住むのはムリでも1度は行ってみたい~。 ダコタ・ファニングが何者なのかが分かる粋なラストに+1点 そもそもが2でタクシーに乗せた夫婦の奪われた年金を取り戻すというのに「それで死体の山を作るのか・・・・」は言うたらあきまへんね。 迷った挙げ句観たのが正解だった良作。 [インターネット(字幕)] 7点(2025-02-16 15:23:58) |
12. 関心領域
《ネタバレ》 ヘス宅が収容所の真隣にあるのが一番の驚きでした「ホントなのか、近すぎるよ」 これで子供達が湧いてくるであろう疑問「あそこから聞こえてくる声は? 何時も煙が出てるけど? 何をする建物?」にどう対応していたのか。これに対応するのは母親であってその存在が大きいかと。彼女の母親が一日で帰ってしまったのと併せてナチスが仕切るドイツ人でも価値観は一つじゃない事を思わせます。 庭の花々の煌びやかな色合いと収容所の茶色・灰色のくすんだ色。 壁一つ隔てた世界の対比が強烈な印象を残すのを見ると、やはり真隣なんでしょう。 [DVD(字幕)] 6点(2025-02-16 15:01:05) |
13. シビル・ウォー アメリカ最後の日
劇場に行けなくて地団駄踏んだので喜び勇んでの鑑賞。 舞台の設定がとてつもなく大雑把で「何で?」で埋め尽くされる。 昨今色々な動画で米国の危うさが語られていますが、戦場カメラマンの他愛ないロードムービーからは何の怖さも感じる事無く。 完全な期待はずれでありました。 [インターネット(字幕)] 2点(2024-12-11 14:30:13) |
14. アイアンクロー
フリッツ・フォン・エリックと言えば 1975年日大講堂でのジャイアント馬場戦が思い出されます。顔面5㎝先でのアイアンクローの攻防に手に汗握り、馬場以上に流血激しいエリックの何度でも立ち上がるタフネスぶりに「凄い!」 後にこの試合で観客がエリックにボールペンで突き刺したと知り、今回動画で確認したところ、確かに後ろから耳の後ろあたりに男性が何かで一刺ししていました。 アクシデントにものともせず、見る者を釘付けにする泥臭い姿を今見ると、父親としてこれで家族を養ってるんだなぁと何かシンミリ。 息子達は洗練されているものの線が細くあまり好きにはなれませんでした。 4人の息子の死に際しフリッツは何を思ったのだろうか。そういうところは描かれておらず、長男ケヴィン目線で作られた作品は今一つでありました。 [DVD(字幕)] 6点(2024-12-11 14:15:12) |
15. 瞳をとじて(2023)
冒頭のシーンに点数の全てを。これが未完となった劇中劇で、22年の時を経て監督が失踪した男優に迫るお話。 ダラダラした展開の挙げ句の結末に「何を伝えたかった作品なのか?」観直す気にはなれない残念な作品。 [DVD(字幕)] 3点(2024-12-11 12:30:21) |
16. ゼロ・コンタクト
コロナ禍での完全非接触リモートでの作品ということで+1点 お目当てアンソニー・ホプキンスはちょっと何言ってんのかわかんない。 どうして出演したのか知りたいところ。 [DVD(字幕)] 2点(2024-12-11 12:02:41) |
17. SISU/シス 不死身の男
殺戮グロシーンに全精力を注ぎ込んで、脚本・演出・音楽はほんの付け足し。 タイトルからして死なないのは分かりますが、常軌を逸した不死身ぶりには呆れるだけでした。 [DVD(字幕)] 3点(2024-11-30 13:07:52) |
18. ドミノ(2023)
不気味なデルレーンに見入っていましたが、カラクリが分かった時点で集中が切れました。 ヒプノティクス・・・ 人を自分の思うがままに操りたい、職場にも巷にもこういうお寒い輩は見かけます。 その究極が描かれた作品です。 [DVD(字幕)] 5点(2024-11-30 12:56:23) |
19. オペレーション・フォーチュン
《ネタバレ》 善玉チーム、傷一つ負う事無くサクサクスムーズに事を運ぶ。悪玉ヒュー・グラント、ウイリアム・ホールデンが浮かんだ歳の重ね方で、品良く灰汁無く、被害者にも見えてしまう。と言うことで一瞬も緊張することの無いミッション完遂に何の感慨も無し。ジェイソン・ステイサム推しの方には楽しめる作品かと。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-11-24 19:02:51) |
20. FALL/フォール
アイデア一発勝負の作品。 何一つとして感情移入できない、頭悪そうな女子2人組you tuber 地上600mでのサバイバル。 あれやこれやの障害が飽きさせないものの、肝心な部分をすっ飛ばした結末に呆れ果てるところ。 小学生時分、家の前の電柱のてっぺんに登って見下ろすのが大好きで母やご近所さんに「男の子やったら良かったのに・・・」と言われており、今も高所大好きなので映像に点数の全てを。 [インターネット(字幕)] 3点(2024-11-21 15:28:08) |