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自己紹介 最近の映画館通い


★ 「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」
★ 「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」
★ 「イン・ハー・シューズ」
★ 「ニュー・シネマ・パラダイス」
★ 「ミュンヘン」

  映画館は居心地がよい。

 
  あ、おすぎに騙されて買った
  「オリバー・ツイスト」の前売りチケット
  黴が生えてるかも・・・
 
    
  本を読んだり、映画を観たりして
  言葉が溢れてくる。
  溢れすぎで、まとめるのが面倒になってしまったり。
  仲良くしてもらっている方々に挨拶もしなくちゃね。
  
  元気にやってますー!
  
  自宅のPCをたちあげないのは、
  眼精疲労とか言ってたけどー
  なんか、ローガンになりかけの人って、
  眼の焦点が激しく合いづらくなるとかー?
  
  ガーンッッッ!おーまいがー!

  

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1.  電車男 《ネタバレ》 
エルメスさんとやっと気持ちを確認しあったハッピーなラスト、あれ、電車男が自信をもったからでしょう、すごくナチュラルにエルメスさんと電車の中で会話を交わすんです。あれはほとんどオトコマエなしゃべり方です。でもね、ホントの愛を知ってもね、緊張がなかなか解けずにやっぱりもうちょっとはドキドキモジモジしてほしかったです。“なんだよー電車、両想いになったんだからさー、もっと胸張れよー、だめだなー”と苦笑しながら野次をとばしたくなるような。それでもエルメスさんは、ゆっくりでいいですから・・・という微笑みで優しく電車男を見守ってるような、そんな微笑ましいシーンにして欲しかったです。こりゃ、フツーにイイオトコじゃん、と思ってしまいました。電車男はゆっくりゆっくり自分のペースでしか前に進めない、不器用なところが魅力なんですから。
[映画館(字幕)] 6点(2005-12-12 13:52:34)(良:1票)
2.  Mr.&Mrs. スミス
フツーの夫婦を演じているジョンとジェーンでいる間は、たいした会話も反応もないまましらーっと過ごしてるのに、本来の任務についた途端、ものすごいアクションとリアクションの応酬がはじまり、二人とも感情むき出しで生き生きとしてくる。殺し合いしてるのに、会話だけ聞くとフツーの夫婦のそれだという、大変にシニカルな内容になっております。それと、オトコはオンナの過去の経験をやっぱり気にする、と。で、数で負けると卑屈になるってのは普遍なんですね。この二人の場合は殺した人数ですが。この映画って、何も考えずに観られるという方は幸せで、実は、配偶者のことをすご~く考えさせられ、すご~く共感を覚えてしまった人って結構いるんじゃない?“もっとやれー!手加減するなー!”と内心ヒーットアップしてる奥様旦那様がわんさかいるよ、きっと。で、ラストにあーすっきりしたー、フフッ♪と笑えず、なんだよ、あの終わり方!とリアリティの欠如を感じるご夫婦は、ちとヤバイかな、と。
[映画館(字幕)] 8点(2005-12-08 16:13:07)(良:2票)
3.  銀河ヒッチハイク・ガイド(2005)
観ている人を平気でおいてっちゃうような、くっだらないおふざけ満載のバカバカしさ。しかし、おふざけひとつとってもそのディテールに凝りに凝っているという、どうしようもなくイギリス臭がする映画。お好きな方にはたまらないかと。真正人間性プログラムを搭載されたせいで愚痴っぽくなったロボット・マーヴィンがめちゃかわいいっす!しかもアラン・リックマンのつまんなさそーな声がナイスです。開閉するたびにため息をつくドアとかね、無限不可能性ドライブ後に編みぐるみになっちゃって、毛糸のゲ○を吐くとかね。そこやかしこでいちいちふざけてくれるのがたまりませんね。なのに、オープニングのイルカさんの歌や、惑星建設のエンジニアの神様のような風貌とか、バックアップされた地球が再生されていく様子に、かなり感動してしまいました。哲学的な深遠なるテーマに対する答えはふざけているようでいて、実は的を射ている。と思わせておいて果たしてやっぱりふざけてる?と、とにかくなんだか頷いて楽しんでいたワタシには、やっぱり難しい映画よりもバカ映画の中からいろんな意味を見出していくのが向いているようです。
[映画館(字幕)] 7点(2005-12-01 17:21:23)
4.  浮雲(1955)
親から聞かされていた“お人形さんのように可愛いでこちゃん”のあの汚れっぷり。あの時代にあの美貌、あのスタイル。コケティッシュで美しすぎるのにねっとりとまとわりついてくるような湿度感、悲壮感。重い、重すぎる。富岡の気持ちもよく分かる。しかし富岡という男もひどい、ひどすぎる。ゆき子のあのみすぼらしいバラックで彼女の気持ちと今の生活を知っていながら「幸せそうだなぁ」(うろ覚えですが)「女はのん気でいいなぁ」と平気で言う。びっくりだ。そういうシーンが何度もある。ラストでは「女なんてどこにでもいるからな」なんて病床のゆき子に向かって言う。なんていう男だ。そんな風にあしらわれてもゆき子は心の底から怒っているように思えない。本当にびっくりした。ワタシはゆき子のような恋愛はしないなと確実に思う反面、二人がそういう成り行きになってしまう気持ちが痛いようにわかってしまう自分に、またびっくりした。これが成瀬巳喜男の技なのか?あまりの退廃的なムードに鑑賞後「・・・・・・」という気持ちになりながら“カルマ=業・・・行為は必ずその結果をもたらし、また現在の事態は必ずそれを生む行為を過去に持っている”という言葉を思い出す。誰のせいでもなく、そういう時代だったからというだけでなく、なるべくしてこうなった、と。そうか、これがどうすることもできない「やるせなさ」なのか。すごいな、成瀬巳喜男。
[映画館(字幕)] 9点(2005-11-24 17:10:47)(良:1票)
5.  ソウ2 《ネタバレ》 
命を粗末に扱う者は、気をつけろ!モッタイナイお化けのジグソウさんがくるぞ!という怖くてグロくて悲惨な寓話。どうしようもないイヤーな結末だけど、このSAWシリーズは観終わった後、ニヤリとしてしまう。ジグソウさんのトラップにまんまと引っかかる単純さがあれば楽しめます。しかも今回は『短気は損気』という教えもあり。しかし残酷さの極みのような拷問グッズが目白押しでしたが、一番キタのは注射器の海。わけの分からん空恐ろしい器具よりも、身近にある見慣れたものがやっぱり一番怖いね。
[映画館(字幕)] 7点(2005-11-24 17:07:14)
6.  Be Cool/ビー・クール 《ネタバレ》 
ヘンな人テンコ盛りでした。間が抜けた奴ばっかり。でも、もーちょっとブッ飛んだものを期待してたかな。個人的には元プロレスラーのザ・ロックが俳優志望のゲイのサモア人役で、ツルツルの水色スーツに赤いブーツをはいてお尻プリプリさせて、フォーゥ!と鏡の前で歓声あげてたり、チリ・パーマーに演技力を認めてもらおうと、なぜか「Bring It On!」(チアーズ!)の1シーンを演じてみたり、カントリーで女心を唄って、「男の歌を唄ったほうがいい」とアドバイスを受けて素直に納得してたり、なんてところがモノ凄いツボでした。ラストにはあの筋肉をご披露してサモアのダンス(?)で盛り上がって、ニコール・キッドマンの相手役になれてよかったね。ってワタシはいったいどこ観てるんでしょう?
[映画館(字幕)] 6点(2005-09-16 11:48:11)
7.  アイランド(2005) 《ネタバレ》 
生命の神秘という、神の領域に人類の叡智が踏み込むことの功罪、とかなんとか?すごく深遠なテーマを扱いつつも、ごくごくセマーイ人間関係で物語りは進行し終焉を迎える・・・上っ面をぺラーっとかすったような印象はこの監督の定番か。近未来の造形、コスチューム・居住空間・バイク・ボートなどなど、とてもデザインは優れており、そこは楽しめた。しかし、突然電話に出てきたサラの愛らしい子どもがもっとストーリーに絡んでくると思ったんですがね~。スカーレット・ヨハンソンは官能的な愛だけでなく、慈しむ深い愛、母性そのものも感じさせる個性を持っていると見たが、その表現はちっちゃい子集めてアイスクリーム振舞うシーンくらいかぁ?歓喜の愛(男女の愛)を描くことはできても、無条件の愛(母性)までは描くことができなかったか、マイケル・ベイ!惜しいなぁ~。
[映画館(字幕)] 6点(2005-07-29 13:36:22)
8.  スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 《ネタバレ》 
誰か、サラ・コナーを連れてきてパドメの横っ面を張り飛ばしてやってくれぃっ!鬼気迫る母性を見せつけて、目を覚まさせてやってくれっ!サラの足の爪の垢でも煎じて飲むんだっ、パドメよ!さっさと逝っちゃってどーするよ!壮大な夢とロマンと勇気と希望にあふれた大宇宙冒険活劇ではマタニティ・ブルーなんか認めたくないやいっ!大体、ダースベイダーも、孤高で冷酷で慈悲のかけらもない非情さ、その呼吸音を聞いただけで背筋がゾクゾクくるような、強大な力を持った暗黒世界のダークヒーローなんだから!それ故に惹きつけられずにはいられないキャラクターだったのに、こんなに弱くて不安定で愚かなベイダーなんか見たかないやいっ!「ホントはね、ベイダーはやさしい人でね、つらい過去があってね」なんて楽しみ方はファンの想像の範囲で終わらせればいいのであって、こんなに丁寧に映像化されたのなんかいらないやいっ!美しいアナキンとパドメが草原でウフフフ♪ゴロゴロ♪(ep2)なんてどーでもいいやいっ!サル顔ルーク、フケ顔レイア、粗野なハン・ソロの方が何十倍もワクワクドキドキさせてくれたぞぉっっっっ・・・・・・って、まぁ作品として悪くはないと思うけど、スターウォーズと冠がついているだけに、なんだか釈然としない想いがep1~3までどーしても拭えなかった中年のタワゴトです。
[映画館(字幕)] 6点(2005-07-12 14:21:54)(笑:2票) (良:3票)
9.  宇宙戦争(2005)
国や政府や軍隊やどこかの特殊機関に関わる要人でない、ただの小市民が主人公で、国家レベルのうんたらかんたらはなし、ただただ自分と家族の命を守るべく逃げ惑う主人公。何がなんだか分からないまま攻撃され、レイが見て聴いたことだけしかこちらにも知らされない。すごい映像、音響、大迫力!コワかったコワかった、あーコワかった。なんとか子ども達の身を守りぬくも、そもそもダメオヤジなレイは、なかなか子どもたちの精神的な支えになってあげられない。泣かせるじゃないですか、トムオヤジ。いい表情していたよ。今まで彼が演じた中で一番共感を持てるキャラクターだな。非常にシンプルなプロットで、トムオヤジの見せ場はあるけど、戦い続け勝ちとったというラストではない。逃げ切った、というだけ。でも生き抜いた、ということは素晴らしいことではないですか。それが無力な私たちにできる唯一の戦い方なのだろう。ガンバロウ中年。
[映画館(字幕)] 9点(2005-06-30 13:33:50)(良:3票)
10.  大脱走
スクリーンで観ることができる機会に恵まれ、このチャンスを逃すものか!と映画館に乗り込んだ。いつも行くシネコンとは全く違う客層で平均年齢をこのワタシが下げているくらいのおじ様おば様に囲まれ鑑賞。幼い頃からTVでもう数えきれないほど観たこの作品だけど、自分が歩んできた歳月が映画により深い味わいを与えていたのです。バーンスタインの音楽はより軽快で勇壮、マックィーンのチャーミングさに微笑んで、アッテンボローの男気に感銘し、コバーンのおおらかさに癒され、ブロンソンのワイルドな中に潜む憂いさに感じ入る。マックィーンが鉄条網から手を伸ばしたその先には限りなく雄大な自然が広がり、何よりも求めた自由を奪われた時の切なさ。そして男たちが迎えた現実に涙と安堵と…大きなスクリーンから流れる音と映像は、記憶していたものより深く心に飛び込んでくるものでした。マックィーンのコミカルな演技におば様から幾度となくあがる嬉しそうな笑い声。「そうそう、彼ってこんな表情をしてたのよ。」とそんな気持ちが伝わってくるような。今はお手軽にどこでも映画が愉しめる時代。でも、スクリーンを前にさまざまな人々と共に映像と音楽と空間を共有し、その息遣いやぬくもりに囲まれて鑑賞する。きっとこれが映画の正しい観方なのかな、と。そろそろいい年になったワタシに少しづつわかってきたことの一つだったりする。
[映画館(字幕)] 10点(2005-06-17 00:00:01)(良:5票)
11.  フォーガットン
非常にずるい映画です。バーンッ!ズビョーンッ!ズバコーンッ!ってとにかくいきなりの展開と音響で、4,5回肌が粟立つくらいに驚かされました。それも心理的な恐怖とかそんなものでなく純粋に“ビックリ”です。ストーリーとしてはSFホラー短編小説ととれば良質な部類に入るとはおもいますが。それをネタにしてふくらましてふくらまして“パーンッッッ”と割った!みたいな映画かな。まぁ、ワタシにはこの主人公みたいに執念深く記憶にしがみつくことはできないな。忘れてラクに暮らしていることでしょう。ホント、この毎日のしがらみを忘れさせてくれるなら、1回くらいズビョーンッッッ!ってふっ飛ばしてもらいたいくらいです。
[映画館(字幕)] 6点(2005-06-07 11:08:41)
12.  アルマゲドン(1998)
筋肉バカ映画に感動し、音楽・ダンスバカ映画に涙するワタシにとって、愛と勇気と力技が地球を救うバカオヤジ映画も例外ではなく…とりあえず「あぁまだワタシもこんなムチャクチャな展開にジーンときたりするんだなぁ」と自分の中にいまだ存在するバカ部分を確認する為の作品であるともいえます。もう主役も内容もまともに評価する気もしませんが、これはこれで良しとします。オヤジ死んだばっかりなのに彼氏の生還で娘大喜び、というのもこれは健全な若い娘であれば至極まっとうな反応だと思われます。過ぎた日々を慈しみ、失ったものに涙するのは年寄りに任せていれば良いわけで、若いもんは今の幸せと、最愛の人とこれから共に歩む未来だけを見つめてニコニコしていればいいのです。これまさに健康体の見本!というようなタイラー嬢はきっと死んでいったオヤジ達の意志を継ぐ元気なお子たちをわんさか産んでくれるに違いありません。これぞオヤジの本望、あぁ幸せな結婚式ではありませんか…ってラストだけ熱く語る自分もどうかと思うが。あ、↓↓【やましんの巻】さん↓↓点数変更されたんすか。この↓↓レビューで勇気が湧いたというのに…とか言いつつも、これは正しい判断だと思われます、ハイ。
4点(2005-02-13 01:26:50)(笑:1票)
13.  オーシャンズ12
とってもお洒落でスタイリッシュな映画で、音楽の使い方なんてイカしているしそりゃぁカッコイイんだけど、ジョージもブラピもマットもほんとにちょっとずつしか拝めなーい。なんというか、お洒落な百貨店のデパ地下食品売り場で、舶来モノの高級惣菜をあれこれ試食しましたって感じ。腹いっぱいになったんだかどうだか、きちんと味わえたんだかどうだか、そもそも自分には味すら分かってるんだかどうだか・・・ちょっとビミョーな気分になりました。ま、キャストの皆さんもたまには楽しく演じながら息抜きガス抜きってのも必要でしょうしね、それぞれの次回作に期待しますわ。
6点(2005-02-09 17:26:13)(笑:1票)
14.  Ray/レイ
偉大なミュージシャンは己の生きざまを語る時「まずは俺の歌を聴け!」と言える訳で。シビれますよね、カッコイイ。全編に渡ってお馴染みの彼のナンバーに彩られていたお陰で、暗く悲惨なエピソードも私にはそれほど説教臭く感じられなかったのがよかった。なにより彼はいくらロクデナシなことをやっても、憎めない。あの表情、あのプレイ。ジェイミー・フォックス渾身の演技、ピアノ、歌に拍手。偉大なるレイに拍手、そして合掌。彼の歌を聴け! 
8点(2005-02-03 16:42:14)(良:2票)
15.  バッドサンタ
「ポーラー・エクスプレス」の愛と夢が満ち溢れている善良なる世界に感じた少々居心地の悪さが、この「バッドサンタ」を観てやっと落ち着く…わけないか。このサンタ、酒浸りで暴力的でだらしない、容赦ないやさぐれっぷりです。あぁあぁひどいな、サイテーだな。彼女とオタノシミ♪の後、子どもが好きかと尋ねられ、「子どもが好きかだと?俺は変態じゃない!」って…はははははーの苦笑い。こんなどーしようもない男だけれど、悪いオトコ好きにはぷんぷんにおってきます。ハート・ウォーミングといいつつも、そのお下品さと秤にかければ分量的にはヒジョーに微妙ですので、クサイお涙ものの嫌いな方にも受け入れて頂けるかと・・・?。それから、ソーントンの顔の小ささと不精ひげと引き締まったペッタンコのお腹は、どれだけ不潔で不快で惨めキャラを演じさせてもやっぱりセクシーです。
7点(2004-12-16 15:58:53)
16.  ポーラー・エクスプレス
最初宣伝でワン・シーンを見たとき、「うわっキモッ!」と思ったのに、もともとフルCGアニメはあまり好きではないのに、なぜか観てしまったんだな。まーそれはそれは美しい映像でございました。リアルCGだから表現できる迫力、見どころイッパイ!内容は、サンタさんに対する子どもの疑問に全て答えてくれるようなストーリー。親も手間いらずっ!てな感じ。でもこんなに至れり尽くせりな映像、ストーリーではお子たちはどうやって想像力をはばたかせるの?ただ映像的に圧倒させるだけで、果たしてこれは夢のある行為かっ?と頭の固い文化人みたいなことはいいません。まぁ、最新鋭の技術をフル稼働して子どもたちの夢を精一杯描きだそうとすること、サンタを信じているなんてかわいいな、と思いながら親が枕元やツリーの下にそっとプレゼントを置くことも、夢があるではないかと言っておきましょう。「サンタがいるわけないやん、お父さんとお母さんなんだよ!バーカバーカ」と言っていた幼稚園時代を突然思い出し苦笑しながら観てました。そんな子ども時代を思い出しながら鑑賞するのも悪くはないかと、クソ生意気な子どものなれの果てであるワタクシはそう思うわけであります。
6点(2004-12-09 15:27:10)(良:1票)
17.  ダンシング・ヒーロー
この監督が描きだす世界はかなり好き。派手な色彩、チカチカキラキラと飾り立ててカモフラージュしてはいるものの、その陰には結構不器用に生きているフツーの人間の姿があったりして。バズ・ラーマンってどの作品でも電飾の使い方がうまいなぁと思うのだけど、享楽と俗っぽさとともに、夜が明けたとき、心が浮かれ立つ喧噪が終わったときに味わうもの悲しさまで感じられてしまう。この作品では、屋上でコ○・コーラの鮮やかなネオン・サインをバックにダンスのレッスンをする二人のシーンがとてもキレイで印象的。この後に続く彼の作品に比べたらこの映画は平凡な人間の生活感が一番あらわれているし、制作費もきっと比べものにならないくらいに低いのだろうけど、誰でも目にしたことのあるあのコーラの赤いネオン・サインが、それはそれは夢のようにロマンチックに輝いていたのでした。
8点(2004-12-09 15:24:58)
18.  connie & carla コニー&カーラ 《ネタバレ》 
しょっぱなから始まるコニーとカーラの野暮ったーい、アホっぽーい、だっさーいステージ。目の下にも頬のラインにも年齢が隠せないような状態になっちゃってても、いまだにショウビジネスの世界で成功したいという夢を持っている二人。ここんところが、男はいつまでも夢を見ている少年で通っちゃうのに、女だと頭の中身がなさそーな安っぽいイタイ女になってしまうので、全く損だわーと思うわけですね。でも、同じ女としても正直、哀れだーと思ってしまうのですよ。で、ある事件に巻き込まれ逃亡した先で、ドラッグクイーンになりすまし、ステージに立つのですが、そうすると口パクで売ってるオカマさんの中では生で歌える二人は当然目立つわけで、人気者になっていく。本当は弱い部分を隠しながら虚勢をはっている本物のドラッグクイーンと、ウソという弱みを逆手にとって図太く夢を叶えている二人が親交を深める、というこのなんとも対照的な関係。最初は田舎っぽい年増のバカ女(?)二人組だったのが、ド派手なオカマメイクと衣装に身を包みどんどん自信もつけてキレイになっていくなんて面白いですよ。ステージも楽しませてくれます。それから、悪玉の手下の粗野で強面な男がコニーとカーラを探すためのステージ巡りをするうちに、ミュージカルにはまってしまって・・・なんてエピソードも良いです。コニーとカーラは大口開けて笑っててほんとにキレイ、ハッピーな気分で人生を存分に楽しんでいる姿っつーのを観るのはいいもんです。
8点(2004-12-09 13:54:35)(良:1票)
19.  スウィングガールズ
仮にもこのワタクシにもガールズと呼ばれる時代がありまして・・・女子高校生時代っていうのは結構その時代特有のドロドロしたものも思い返されたりするものですが(制服と学校の匂い/臭いまで思い出されます)これは素直に楽しめました。イノシシシーンは久々映画館で腹を抱えて笑いました。ただ、もうね、お腹いっぱいなんですよ。なにがって、あのT中さんの演技。もうそろそろアノ手の役どころは他の役者サンでいいのではないかと・・・
7点(2004-12-01 01:29:26)
20.  コラテラル 《ネタバレ》 
大都会には煌く光の数だけ人がいて、その数だけの様々な生活、想い、夢で溢れ返っているのに、それぞれはまったく別の方向を向いていて。もしかして自分は誰の生活にも想いにも交わることができなくて、かなうはずのない夢でもはや自分を慰めるだけ?夜の大都会、そんな孤独や失望そして見せかけの夢と共に殺し屋を運ぶTAXIの運転手、というストーリーは美しいL.Aの夜景とセンスのいい音楽が効果的に盛り上げてくれて、いい雰囲気ではあった。ただ、殺し屋の言い分もありがちだしキレ具合がイマイチ。トムさんの銀髪スタイル以上にとりたてて目新しいものはなかったな。よくしゃべる殺し屋さんだったので、非情というよりある種の憎めない人間臭さをだしたかったのかしら。ま、トムさんが演じるわけですからね。それからあのクラブでのやたら強すぎる乱闘はちょっと出来過ぎ。ただ銃で撃ちまくるくらいにするとか。でも、さすがに後半のターゲットを追い詰めるヴィンセント、なんとか阻止しようとするマックス、というシーンはなかなかのものでした。
7点(2004-12-01 00:56:01)
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