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【製作年 : 1950年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  宗方姉妹
制作年でいうと、あの大傑作『晩春』と『麦秋』の間にはさまれた一作だけれども、松竹でなくて新東宝で撮ったためなのか、いまイチ、いまニ。第一にキャスティング。田中絹代は実力抜群だし、上原謙はいいとして、他の方々も指摘されるように、高峰秀子がひっかかる。あの芯の強い、ちょっと意地の悪い、どこか斜に構えて、世の中に対して批判精神を忘れない、高峰秀子のあの個性は、小津さんの世界にはなじまず、やはり成瀬巳喜男の映画にこそふさわしい。それでも、『麦秋』などとよく似たカットや台詞の言い回しが多数あったりして、確立された小津スタイルの様式美を再認識するには、いいかもしれない。
[DVD(邦画)] 5点(2010-11-13 00:58:06)
2.  洲崎パラダイス 赤信号
大人がつくった大人の映画。これなんかを観ると、日本映画もガキンチョになっちまったなあ、とつくづく思う。見ごたえあり。
[DVD(邦画)] 9点(2010-11-02 13:10:58)
3.  刑事(1959) 《ネタバレ》 
 たまたま衛星放送テレビで観たのだったが、これはたしかに名作。久しぶりにぐっとくる映画を観た気がする。ピエトロ・ジェルミといえば、『鉄道員』があまりに有名で、これしか知らなかったけれども、ひょっとするとこちらのほうが良いかもしれん。それにしても、ピエトロ・ジェルミの刑事は渋くて、なんともカッコいい。観ていてわかった、あの黒澤の『天国と地獄』の仲代達矢扮する警部のモトネタが、これにちがいない。あの刑事ボースン石山健二郎も、刑事たちの自動車内のシーンも、モトネタがここにある。ひょっとすると、捜査に忙しくて愛人に見放されているところなど、『ダイハード』のモトネタでもあるかもしれん。
[地上波(字幕)] 9点(2009-11-05 18:33:04)
4.  わが町(1956)
 織田作之助原作というと、まず豊田四郎『夫婦善哉』というところだろうが、これもそれに劣らぬ傑作。いや『じゃりんこチエ』にもつながるような、大阪下町界隈ものなら、むしろこちらだ。いまは亡き新国劇の大御所、辰巳柳太郎の代表作でもある。殿山泰司、北林谷栄、大坂志郎、小沢昭一......、かつての名脇役たちも、よろしおまんなあ。
[DVD(邦画)] 10点(2008-07-09 23:28:01)
5.  狼(1955)
 新藤兼人の傑作はまず『裸の島』で、あとは『午後の遺言状』その他。正直言うと、センスの問題で全体的にあまり好きな作家じゃないのだが、これは傑作だった。ひょっとすると新藤兼人のベストの部類か。それにしても1950年代の日本映画はたいしたものだったと感心する。この頃の日本映画は、端役にいたるまで役者が実にしっかりしていて、みな大人だった。今の日本映画は大半がガキっぽく思えてしまう。新藤兼人は、貧乏な人々を描く貧乏な映画で本領を発揮する作家だと再確認した。
[DVD(邦画)] 9点(2007-07-06 04:05:21)
6.  浮雲(1955)
最初二十歳前後に観たときには、暗いばかりで、なんとも思えなかった。ところが、三十越えてふたたび観たときには、うちのめされるように感動して、どうしようもなかった。うちのめされるという言葉が、まさにふさわしかった。みなさんも三十、四十越えてから、もう一度観てみてください。
[映画館(字幕)] 10点(2005-09-19 03:28:44)
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