1. エイリアン:ロムルス
《ネタバレ》 これまでのエイリアンシリーズからいいとこどりしてみましたー。どうです?おもしろいでしょー、、、ってのりで作ったんかな。主体性のない中途半端な内容極薄作品。ラスボスのセンスの無さは天下一品。期待が大きかっただけに最悪。点数は全てアッシュと1体目のゼノモーフの誕生シーンに。 [映画館(字幕)] 6点(2024-09-14 00:30:11) |
2. エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
まぁ覚悟はしていましたが、それを遥かに上回るダメっぷり。序盤こそストーリーがあったが、後半に進むにつれ、もうカオスがひどくてめちゃくちゃ。製作陣が楽しんでるのは判ったが、全く趣味の合わない私にはただの下品な拷問。極端に観る人を選ぶ映画。選ばれる人はかなり少数なのではないかと思われる。点数はキー・ホイ・クァンとジェイミー・リー・カーチスに。 [映画館(字幕)] 4点(2023-03-28 23:32:56) |
3. フェイブルマンズ
《ネタバレ》 スピルバーグの自伝的映画と云われれば信者の私は観に行くしかない。映画製作に憧れたことのある人であれば、容易に主人公へ感情移入ができ、安定した演出とJ・ウィリアムズの音楽で2時間半の長尺もあっという間。もうちょっと映画製作に関わるところまであると思っていたので、ラストは『え?終わり?』感満載。派手さもエロもグロもなく、特に何が起こるわけではありませんが、映画愛にあふれた心温まる良作です。 [映画館(字幕)] 8点(2023-03-07 02:39:44) |
4. トップガン マーヴェリック
《ネタバレ》 話自体はよくありがちな予定調和だが、前作も劇場で観ている自分にとっては何とも熱い映画。冒頭のイントロからタイトル、デンジャーゾーンをバックに空母からの離陸。もうこれだけで完全に持ってかれた。KAWASAKIのバイクで戦闘機と一緒に走り、管制塔をかすめ飛ぶ。一人で観てたら歓声を上げているであろうシーンの多いこと!F14が活躍しすぎなのがちょっと引っ掛かったが、実写中心のドックファイトも迫力が桁違いで最高。懐かしさと歓喜の2時間でした。あ、あの作戦って、完全にスターウォーズですよね? [映画館(字幕)] 8点(2022-08-25 00:15:36)(笑:2票) |
5. 007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
結局、クレイグ・ボンドは全ての作品が繋がっているのですね。本作鑑賞前にできればカジノロワイヤルから、せめてスカイフォールからの予習は必須です。さて本作、クレイグの集大成で気合入ってます。ストーリー・演出・アクションとほぼ文句なしで大満足。一時期ボンドがスーパーすぎてファンタジー映画か!というようなこともありましたが、クレイグの人間臭いボンド、素直に素敵でかっこよかった。お疲れさまでした。惜しみなく拍手を送らせていただきます。 [映画館(字幕)] 9点(2021-10-05 20:49:00)(良:1票) |
6. レミニセンス
《ネタバレ》 ダークナイトシリーズの脚本家ジョナサンの手に依るものかと思ったら製作だけでした。なかなかに壮大な舞台設定なのに、失踪した彼女を血眼で探すという何ともちっちゃいお話。着想は面白いが、作りこみが足りてなくて全体的に話が粗い。自分が見ていないものまで再現できるのは無理があるし、そもそも最初の鍵を探すところで計画がばれる可能性大でしょ。細部まで精巧に組み立てられたクリストファー・ノーランの作品とは雲泥の差。 [映画館(字幕)] 6点(2021-09-21 20:05:25) |
7. プロミシング・ヤング・ウーマン
《ネタバレ》 何の予備知識もなく鑑賞。まさかのリベンジもの。もう少し前向きな明るい映画かと思っていた。全体の流れはまずまず。ただ、すぐ復讐に入らずに何年も放置していたのは何故?とか男誘って制裁って云ってるけど、男に実害ないし普通逆切れで襲われるだろ、とか気になる点もちらほら。演出面に残念な点が多く、特に親友の映像を出さない意図が解らない。事件のシーンを描く必要はないが、仲の良かった姿を描けばもっとがっつり感情移入できたと思う。なかなかの脚本と秀逸な演技を演出面が足を引っ張ったやや残念な作品。 [映画館(字幕)] 6点(2021-08-17 19:55:12) |
8. スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け
《ネタバレ》 エピソード8を完全になかったこととした今作、この時点でシリーズとしては完全に破綻。作品自体も問題が多く、時間をたったの十数時間と限ったことでスケールが一気に縮小。惑星間移動がご近所回りのようにあっという間で、広大なスケールが全く感じられない。チューイ捕獲とか3PO記憶消去とか必要のないシークエンスのおかげで、肝心なシーンが駆け足になってしまい物語に深みがない。 が、それでも、パルパティーンやランドはもちろんハンやウエッジまで登場し、タンティブⅣやAウイング・Bウイング、レッド5までが飛び回り、マニア向けの小ネタも満載。更に過去8作品全てをまとめるあのラストからのエンドロールメドレーを用意されては、40年以上スターウォーズを観続けてきた者としてはただただ感激するしかない。前作の憤りと落胆を考えると、J・Jには感謝しかありません。ただ、結局スターウォーズというものはエピソード4~6に頼らなくては何も前に進まないということもよく判りました。 [映画館(字幕)] 8点(2020-01-04 22:10:09)(良:1票) |
9. ターミネーター:ニュー・フェイト
《ネタバレ》 2の続編というよりはリメイク。当然のように粗悪品。CGの技術も上がり、ヘリや輸送機などスケールも大きくなっている。しかしながらストーリーが1と2の寄せ集めで既視感満載、新鮮味が全くない。冒頭でジョンを殺して正当な続編?新しいターミネーターって結局T-1000と何が違うの?T-800が改心って、1を観た後無理がありすぎない?最終兵器が未来のものって、それじゃあ何でもありだよね。ターミネーターは2で終わりということを改めて確信させただけの作品でした。 [映画館(字幕)] 5点(2019-11-11 18:11:11) |
10. ジョーカー
《ネタバレ》 観終えた後にどうにも違和感。電車の中のサラリーマンやTV司会者は殺されるほど悪いことをしたのか?貧困なら何をしても良いのか?ジョーカーの映画だからと気にしなければよいのだろうが、ここまでアメコミ路線を排したリアルな表現で、ゴッサム感もほぼ無く舞台は完全にアメリカでは、そんなことが引っかかって仕方ない。私には殺人・暴力を賛美する内容としか受け取れなかった。質の高い映画ではあるし、ホアキンの演技は素晴らしかったが、刺激的であれば何を創っても良いという風潮には賛同しかねる。 [映画館(字幕)] 5点(2019-11-04 07:24:34)(良:2票) |
11. 運び屋
《ネタバレ》 最近のイーストウッドは、史実ばかりを描いているせいなのか歳のせいなのか、悪い意味でアクがなくなりおとなしくなったような気がする。さて今作、家族再生の物語としてはなかなか上質ではあるのだが、破たんの原因の描き方が甘かったり、険悪期間の長さの割には和解があまりにもあっさりしすぎていたりと要所要所でリズムが狂う。なにより、彼の運んだ麻薬により多くの人間が不幸になっているであろうことを考えると、手放しで感動もできない。一般的標準はクリアしているが、イーストウッド監督作品という高めのハードルはクリアしていない。 [映画館(字幕)] 7点(2019-03-31 16:18:45) |
12. グリーンブック
《ネタバレ》 白人と黒人のロードムービー。なんともありふれた題材ながら、かなりの良作。大きな事件が起こるわけでもなく、物語は淡々と進むが、見終えた後の暖かさは格別。演出は最低限に抑えられ、2人が少しずつ心を交わしていく様子が丹念に描かれている。脚本も秀逸で、そうとは思わせない伏線とその回収は完璧。派手さはないが、昔の名作を見たようなしみじみとした感動が味わえた。 [映画館(字幕)] 8点(2019-03-01 22:49:10)(良:1票) |
13. ファースト・マン
《ネタバレ》 アームストロング船長というとヒーロー的なイメージしかわかないが、当時の宇宙計画は現在のような信憑性が全くなく、半ばギャンブルのような状態。仲間を次々と失い、世間も必ずしも味方ではない。打ち上げに向かう彼の背中からは悲壮感しか伝わってこなかった。また、そんなところに大事な夫を、そして父親を何故行かせねばならないのかという家族の葛藤も痛いほど伝わってきた。チャゼル監督の演出は相変わらず秀逸で、外観を極力排し内観を多用することで、宇宙での閉塞感と緊張感がハンパない。月面着陸の高揚感とは程遠い、重く濃密な2時間を堪能致しました。 [映画館(字幕)] 7点(2019-02-10 21:56:14) |
14. アリー/スター誕生
《ネタバレ》 さすがに音楽はよかったし前半は結構テンションも上がった。が、後半の失速ぶりはいかんともしがたい。アリーの成功に比しジャクソンの没落が描かれているが、その没落の理由がはっきりしない。そのせいで彼のどこに共感すればよいのか判らず、ラストもただただ後味の悪いものに感じてしまった。ガガは頑張っていただけに残念ー。 [映画館(字幕)] 6点(2019-01-03 23:20:09) |
15. 旅猫リポート
《ネタバレ》 思いのほか切ない映画。こうした淡々とした中に感情をゆさぶる映画では、主演福士蒼汰はちょっと荷が重かったかな。旅で出会う人々で主人公の人生が回想される構成はよいのだが、回想の比重が大きすぎる上、ルートを説明に頼っているのでロードムービーとしては物足りない。衝撃の真実もあまり効果的でないというか無くてもよいくらいで、どうにもバランスが悪い。ナナの美しい瞳を加算してこの点で。 余談:高畑充希主演につられて観に行ったのに、声だけでがっくし。 [試写会(邦画)] 6点(2018-10-02 23:32:24) |
16. ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー
《ネタバレ》 そこかしこに残念な点はあるものの、まぁ及第点。本編に登場する言葉の端々はちゃんと回収していたし、スターウォーズの世界観を維持しつつ、よく奮闘してました。それにしてもジョン・ウィリアムスの音楽は偉大。ファルコンのドックファイトは最高に高まった。一方、ヒロインを謎に包みすぎて結局つかみどころのない人物になってしまっているのと、サプライズのためだけに登場する彼が最大の難点。彼が生きてるなんて設定はアニメの中だけで充分。サプライズならシディアスでも出しておけばよいのだ。前作(Ⅷ)がひどすぎたのと、製作者のスターウォーズに対する愛情は感じられたので、点数は甘め。 [映画館(字幕)] 7点(2018-07-14 16:45:46) |
17. レディ・プレイヤー1
《ネタバレ》 スピルバーグに娯楽作品を撮らせたら無敵だな。こういう何も考えずにただただ2時間を楽しむ映画は最近減ってきている気がする。デロリアンで走り回り、シャイニングを舞台にし、ガンダムで出撃。テンション上がりまくりでもう何もいらない。冷静になると、現実世界の描写が少ないためオアシスの重要性に共感できなかったり、敵方があまりにもヘタレであっけなさ感満載だったりと難は少なくないのだが、そういうことを気にする映画ではないな。ガンダム・アキラ・ゴジラ等スピルバーグが日本の文化をリスペクトしてくれているのが嬉しい。 [映画館(字幕)] 7点(2018-04-29 21:57:31) |
18. ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書
《ネタバレ》 重厚感と緊張感のハンパない久々に観応えのある秀作。スピルバーグの演出は解りやすい上に説得力があり、最早云うことはない。更にストリープ・ハンクスの演技、美術、音楽等全てが高いレベルで維持されている。国と新聞社の表現の自由をめぐる抗争を軸に、仕事へのプライド・家族愛などを絡めたかなりの感動作。ちなみにここまでアカデミー作品賞候補作4作を観たが、この作品がダントツである。 [映画館(字幕)] 8点(2018-04-01 22:54:17)(良:1票) |
19. シェイプ・オブ・ウォーター
《ネタバレ》 パンズの時にも思ったが、この監督は自分のファンタジーを子供に観せる気はないのだろう。それはさておき今作は中途半端に現実的が入り込み、機密を扱う研究所にしてはセキュリティ甘くね?とか、そんな力持ってる神ならなんで人間ごときに捕獲されたん?とか本来ファンタジーでは気にならないあらが目立ってしまう。デル・トロ作品である以上ある程度のエログロは予想していたが今回は無駄に過剰。特に半魚人とやっちゃうって、あんたは愛情があれば犬でも猫でもやるんかい!っとドン引き。体のつながりでしか心のつながりが表現できないっていうのも情けない限り。美術や世界観はは最高だっただけに残念ー。 [映画館(字幕)] 6点(2018-04-01 22:22:57) |
20. 15時17分、パリ行き
《ネタバレ》 これはタイトルが悪すぎる。事前情報を一切入れない私は、テロの一部始終をイーストウッドの抑えた演出でリアリティたっぷりに描いたサスペンスを期待したのだが、ふたを開けてみれば3人の親友たちの人生を描いたロードムービー。大半がヨーロッパ旅行でテロは最後のほんのちょっと。さすがにこの落差にはついていけず、点数は低めですが、さすがに映画の質はかなり高い。時間をおいて冷静になってからもう一度観たらきっと点は上がります。 [映画館(字幕)] 6点(2018-03-01 23:52:22) |