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1.  ドント・ルック・アップ
これは面白い。地球に彗星が激突するという、おそらく天文学的な確率の話でありながら、ものすごくリアリティがあります。その避けられない宿命を目前に控えた人間がどう対処するか、笑いつつもいちいち納得してしまいました。 政治家も一般大衆も目先の利益ばかり追求し、都合の悪い現実からは目を背ける。感情を優先させるあまり、科学的な言説を押し潰してしまう。民主主義はあっさり衆愚に陥って、もはや誰もコントロールできなくなる。そんな歴史や昨今のニュースを何度も見てきた気がしますが、結局人間の本質は変わらないようで。「歴史は繰り返す。1度目は悲劇として、2度目は喜劇として」とはマルクスの言葉らしいのですが、この作品はもはや喜劇にしかなり得ないでしょう。
[インターネット(字幕)] 8点(2024-09-14 23:49:55)
2.  シャイロックの子供たち 《ネタバレ》 
最初に佐々木蔵之介と柳葉敏郎が出てくるあたりは緊張感があって期待しましたが、話が進むにつれてヌルくなります。阿部サダヲはたいへん稀有な役者だと思いますが、出てくるだけでバラエティ感・コメディ感が強くなるというか。なんかうまく立ち回って万事解決するんだろうなあと思っていたら、本当にそのとおり。むしろ予想以上の〝活躍〟ぶりでした。最近話題の「地面師たち」とも設定がちょっと似ていますが、あれほどのバイオレンスではないにせよ、もう少しお金絡みならではのヒリヒリするような緊張感を味わわせてほしかったなと。
[インターネット(邦画)] 4点(2024-08-19 02:29:16)
3.  モガディシュ 脱出までの14日間 《ネタバレ》 
これは傑作。「アルゴ」のソマリア・朝鮮半島版という感じ。南北の問題も絡むので、余計に楽しめます。〝素材〟の多い国はいいですね。大げさな暴力とユーモアはいかにも韓流です。 まあこうなるんだろうなあという予想どおりに進行するわけですが、山場はやはり、最終盤のクルマ4台による突破劇。しかしあれほど縦横無尽に撃たれながら、あの結果というのがすごい。ジェームズ・ボンドもイーサン・ハントもびっくりでしょう。 惜しむらくは2つ。1つは、思わせぶりな終わり方でしたが、その後、彼ら(特に北朝鮮側)がそれぞれ祖国でどういう処遇を受けたか教えてほしかった。史実ベースなので、結果は出ているはず。一説によれば、「転向」を咎められることなく金正日に歓待されたとか。正確なところは知りませんが。 もう1つ、アフリカの地理にも歴史にも疎い私は、「モガディシュ」というタイトルをすぐに忘れそう。これは個人的な問題ですが。
[インターネット(字幕)] 8点(2024-07-16 01:43:16)
4.  ファーストラヴ(2021) 《ネタバレ》 
妙に重たいです。親子関係で問題を抱えている人は、世の中に多数いるでしょう。それをテーマにするのはいいですが、この作品の場合、主要登場人物4人のうち3人が似たような問題を抱えています。世間一般に比べて濃すぎませんかね。味噌汁が出てくると思ったら、味噌そのものが出てきた感じ。それに中盤以降は、場面が変わってもやたらメソメソ泣いてばかり。味噌に塩をすり込む感じというか。いやもうええてと、見ているこちらが冷めてきます。 一方で、けっこう世間の耳目を集めそうな事件でありながら、心理士も弁護士も若い若い。優秀という設定なんでしょうが、何かフワフワしているというか、もっと重石になるような「大人」が加わっているのが一般的なんじゃないかと思います。そんなことを言い出したら物語の世界観が崩れてしまうかもしれませんが。まあ総括すれば、味噌汁を塩入り味噌で代用するような「深刻なおままごと」の域を出ていないということで。 ただ、芳根京子の狂気には目を見張るものがありました。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2024-05-11 20:48:50)
5.  Winny
ある種のドキュメンタリーとして堪能させてもらいました。事の本質より言葉尻を捉えてナンボの法廷闘争の面倒くささとか、警察やメディアが当人を悪者に仕立てていく様子とかがリアル。紋切り型な言い方になりますが、概して日本は斬新なアイデアや異能の人を「和を乱す」として寄ってたかって潰そうとする傾向があります。その〝成果〟が「失われた30年」なのでしょう。 ただし、警察や検察が執拗に断罪しようとした理由がやっぱりよくわかりません。愛媛県警の事件との絡みも、ちょっと浮いていたような。
[インターネット(邦画)] 7点(2024-04-19 02:50:27)
6.  ある男 《ネタバレ》 
松本清張の「ゼロの焦点」の現代矮小版という感じ。サスペンスとしてけっこう最後まで興味を持てたし、邦画にありがちな無理な展開もなかったように思いますが、終わってみれば「それだけ?」というお話。こういうこと(ビジネス)が現実にあるかどうかは知りませんが、まああっても不思議ではないですね。日本人同士より日本人と東アジア人なら特に。
[インターネット(邦画)] 6点(2024-04-13 01:10:30)
7.  アムステルダム
この作品に出てくるテイラー・スウィフトって、あのテイラー・スウィフトですよね。ところが序盤であっという間に退場。音楽界ではかなりのスターのはずですが、映画界では扱いがずいぶん違うようで。 この違和感が象徴するように、ずいぶんちぐはぐな印象の作品でした。サスペンス風でありながら謎解きの面白さは感じられないし、コメディ風でありながらさして笑えず。発端となる将軍の人柄についてやたら持ち上げられますが、肝心の本人が生きた状態ではほとんど登場しないため、「あ、そう」としか思えない。だいたい「アムステルダム」と銘打っておきながら、アムステルダムの印象がほぼ皆無。ただ豪華キャストを眺めるだけが楽しみという感じ。 興行的に大失敗だったそうですが、そりゃそうだろうという気がします。
[インターネット(字幕)] 4点(2024-03-30 03:22:12)
8.  オペレーション・フォーチュン
ジェイソン・ステイサムのみならず、チームのメンバー全員の危機対応能力が高すぎて、ピンチらしいピンチがほぼゼロ。高級車で高速道路をどこまでもスイスイと疾走している感じというか。最初はちょっとワクワクしますが、すぐに飽きます。破断した道路の先からバイクで飛び降りろとまでは言いませんが、もう少しジェットコースター的なハラハラドキドキがあってもよかったんじゃないかと。
[インターネット(字幕)] 5点(2024-02-14 01:39:25)
9.  ワイルド・スピード/ファイヤーブースト
良かれ悪しかれ期待を裏切りません。例によって派手なアクションシーンから始まり、例によって「ファミリー」が強調され、ときどき格闘が挿入され、原点回帰のレースシーンまでありました。さらに退場したはずの仲間がシレッと復活したり、かつての強敵がいつの間にか味方になったり。「ファミリー」はどんどん質量ともに増殖していくようです。この調子で行くと、「世界は一家、人類は皆兄弟」という結論に達しそう。 そこで重要なのは敵の描き方。この作品でもなかなか存在感を示していましたが、質量ともに多勢に無勢で気の毒にさえ見えてきます。次回作が最終作とのことですが、ぜひ大スター軍団を相手に有終の美を飾っていただきたいものです。
[インターネット(字幕)] 7点(2024-02-06 23:47:15)(笑:1票)
10.  すばらしき世界
ストーリーがすばらしい。よくある勧善懲悪ものとは明らかに一線を画し、たしかに現実にありそうな話を、ものすごく自然に、少々の毒や皮肉を込めて描いている感じ。しかも主人公はけっして特異な存在ではなく、誰もが大なり小なり似たような要素を持っていて、生きづらさみたいなものを感じているんじゃないですか、と問われているような気がします。 しかしストーリーもさることながら、私がもっともグッと来たのは、前半と中盤に1回ずつあった役所広司が泣くシーン。前半は橋爪功夫婦と食卓を囲みながら、中盤は子どもたちとサッカーに興じた後で。演出なのか演技なのかわかりませんが、大の大人が堪え切れなくなって人目も憚らずに嗚咽するというのは、まさにこんな感じだろうと。仮に前後を切り離してこのシーンだけ見たとしても、私はきっともらい泣きしたと思います。
[インターネット(邦画)] 9点(2024-02-02 02:02:51)(良:1票)
11.  非常宣言 《ネタバレ》 
なかなか傑作。航空機ものはパニック映画の定番としてハズレが少ない気がしますが、これもけっこうアタリだったように思います。特にコロナ禍を思い起こさせるようなお話で(もちろんそれが狙いでしょうが)、最後まで楽しめました。 が、見終わって冷静に反芻してみると、終盤に「?」な点もいくつか。ソン・ガンホが異常にがんばったのは、刑事としての使命感か、それとも乗客に奥さんが含まれたからか。勢いで前者とばかり思って見ていましたが、後者の可能性もあるなと。そうするとちょっとブレるなあと。 それからマジメに考えるのも野暮ですが、アメリカの対応はともかく、日本はさすがにあそこまでしないだろうと。自衛隊発足以来初の実戦による実弾射撃を、こんな場面で行うとは考えにくい。共産国やロシアならやりかねませんが(実際に撃墜しましたが)、威嚇とはいえ一応友好国の民間航空機に向けて発砲などしたら、世界の世論が黙っちゃいないでしょう。 航空機の乗客乗員はそもそも隔離されているようなものなので、むしろどこかに着陸させて給油させ、ついでに完全防護の上で崎陽軒のシウマイ弁当ぐらい提供して、そのまま韓国へ送り出すぐらいが現実的な対応だと思います。これでは映画としてまったく面白みがなくなりますが。「ダイヤモンドプリンセス号」の一件は、かの国ではあまり報じられなかったのかな。
[インターネット(字幕)] 8点(2023-12-30 02:24:05)
12.  TAR/ター 《ネタバレ》 
けっこう期待していたのですが、ちょっと残念な感じ。結局何を言いたかったのか、今ひとつ掴めませんでした。 前半は、とにかく「ター」という架空の女性指揮者がいかに男まさりのカリスマか、ベルリンフィルだのグラモフォンだのといった現実の権威を持ち出しつつ造形していきます。そればかりで、ずっとライナーノーツを読まされている感じ。 中盤からようやく物語が動き始めますが、要するに舌禍と強権発動と〝浮気〟が災いして転落していくという、一本調子なお話。ときどき妙にホラー風になるのも、それが主人公の心象風景を表したものなのか、それとも何か別の要因があるのかよくわからず。 それで結局、アジアに安住の地を見つけたようですが、それがどうしたと。肩透かし感が否めません。 ケイト・ブランシェットはすごくカッコよかった(男まさりな日本語字幕にはすげえ違和感がありましたが)だけに、もっといろいろ弾けてほしかったかなと。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-12-17 20:01:21)
13.  ノマドランド 《ネタバレ》 
見当違いな見立てかもしれませんが、世の中の「定見」に対するアンチテーゼが心地良いという感じ。トルストイの「アンナ・カレーニナ」の有名な冒頭の一節「幸福な家庭は似通っているが、不幸な家庭はそれぞれに不幸である」に照らせば、主人公の環境は明らかに「不幸」の一形態でしょう。伴侶はいない、家すらない、お金もない、定職もない、あるのはボロボロのクルマだけ。しかし本当に彼女は不幸か、と訴えかけてくるわけです。とにかく自由で、逞しくて、薄いながらも適度なコミュニティがあり、とりあえず食うには困っていない様子。孤独や悲しみはあるが、それは「幸福な家庭」にもある話です。 印象的なのは最終盤。温かそうな家庭に招かれて定住するかと思いきや、やはりボロボロのクルマで逃げ出してしまう。ここだけを切り取ったら「なぜ?」と思ったかもしれませんが、ここまでを見てきたら「わかる!」と思えるんですよね。別にノマドな暮らしを羨ましいとまでは思いませんが、こういう生活もあるんだなあと思わせてくれました。 ドラマとしては特に何も起こりません。ドキュメンタリーでさえなく、定点カメラのように淡々と日常を追うだけ。それでもなんとなく見入ってしまう力強さがあります。またこういう映画にいろいろ賞を提供するアメリカの映画界というのも、なかなか奥が深いなという感じがします。
[インターネット(字幕)] 8点(2023-12-11 23:22:33)
14.  ベイビー・ブローカー(2022)
全部見ているわけでありませんが、是枝監督というのは本当に疑似家族的な世界を手を変え品を変え描くのが好きなんですね。人は赤の他人に対し、どこまで思いやりや愛情を持てるか、親身になれるかというあたりが永遠のテーマなんでしょうか。 この作品もそこそこ堪能させてもらいました。が、ある意味で誘拐と人身売買というかなりダークサイドなお話でありながら、ソン・ガンホが主役である以上、けっして悪人であるはずがないという先入観が大きくて、良く言えば安心して見ていられたし、悪く言えばサスペンス的な興味は削がれたという感じ。 多少暴力的な要素も含まれていたので、そのあたりは韓国映画へのオマージュというか、韓国市場に合わせたのかな。それにしても、けっこう話題になった作品でありながら、ここでのレビューの少なさが意外。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-12-07 23:37:26)
15.  クライ・マッチョ
イーストウッド監督・主演でなければ、おそらく石を投げられるような作品。いわゆるロードムービーの部類なんでしょうが、とにかくドラマがなさすぎるというか、ハラハラとかワクワクとかさせてくれる部分がほぼ皆無。プチ出来事をフワッとくぐり抜けて一件落着という感じ。まあ老イーストウッドのイメージビデオのようなものということで。 ただし、感情を制御できなくなるその辺の老人よりはずっとマシ。この作品から流れる終始温厚な雰囲気は、老いてもかくありたいという理想像のような気がします。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2023-10-28 03:56:56)(良:1票)
16.  MINAMATA ミナマタ
いろいろ脚色や誇張もあるでしょうが、けっこう真摯に作られていたように思います。いつもの超人ではない凡人のジョニー・デップが魅力的。またいつもの剣の達人ではなく、流暢な熊本弁を話す地元民としての真田広之も貫禄があります。 ただちょっと気になるのは、今さらこの事件を取り上げようと思った制作意図です。ラストのタイトルバックなんかを見ると「現代への警鐘」みたいなメッセージを込めたかったようですが、それは違うんじゃないかと。少なくとも先進国において、大企業が環境を無視して利益を追求することはあり得ない。仮に悪徳な経営者が現れたとしても、株主や消費者や法律がそれを許さないでしょう。実際、今日の日本で、大きな公害問題は起きていません。また先進各国を中心とした環境意識の高まりは周知のとおり。むしろ行き過ぎなほどです。 そのきっかけの1つになったのが、この事件だったんじゃないかなと。なんでもかんでも批判するのではなく、人類は当時の反省を踏まえてとりあえず進歩したと肯定的に捉えたほうが、将来に向けて建設的かなと。
[インターネット(字幕)] 7点(2023-09-10 00:15:53)
17.  ベルファスト 《ネタバレ》 
なかなか思い入れたっぷりな感じでいいのですが、どうも舞台となる地域の空気感が掴みにくいというか。 それまで平和だった住宅地で冒頭のように激しい暴動があれば、まして宗教対立のような面倒くさい問題であれば、地域は一瞬にして緊張感に包まれるはず。たしかにバリケードを築いたり、銃を構えたりするシーンもありました。しかし別のシーンでは、何事もなかったように平和に暮らし、学校に通い、父親の帰りを待っている。同じ地域の話とは思えないのですが…。 まして最終盤になって、憧れの子がカソリックだったと明かされます。どうして今まで無事だった? なぜ本人は怖がる素振りもなかった? 「隠れカソリック」だったのか? なんだかキツネにつままれたような、妙な違和感が残りました。 ただし、ジュデイ・デンチの存在感はさすが。結局、この方の印象が一番強かったような。
[インターネット(字幕)] 6点(2023-08-25 02:42:29)
18.  騙し絵の牙 《ネタバレ》 
超ネタバレです。全部端折って最終盤について言うと、本を売るのにナイキ商法は機能するか、ということですね。どれほど人気作家の本だったとしても、一般的な単行本の10倍の値段をつけて売るのはどうよと。もちろん経費が10倍もかかっているわけではなく、利益を大幅に乗っけているわけで、少々アコギな感じがしないでもありません。まあ本が売れない時代の苦肉の策ということで。しかしこれだけ高額なら、誰かがコピーして電子化して安価で売るのは時間の問題かと。エア・ジョーダンとは違い、これなら素人でもできます。もちろん違法ですが、現実にこういう事例がほとんどないのは、もともと本が安価だからです。10倍に引き上げたらさてどうなるか、ちょっと興味があります。 それから最近の大泉洋は、こういう策士というか、小賢しいというか、ひょうひょうと器用に世渡りしてしまう役が多い印象があります。しかし個人的には、むしろ簡単に騙されて「人を騙して楽しいか」「帰してくれよ」「訴えてやる」などと悪態をつくキャラをもう一度見たい気がします。 ついでに言うと、往年の大作家先生でありながら、時代に流されて妙なコスプレをさせられる國村隼が好き。
[インターネット(邦画)] 6点(2023-08-08 02:54:51)(良:1票)
19.  はりぼて
なかなか真に迫っていたように思います。前半はムカムカして酒量が増えましたが、後半になると飽きるというか呆れるというか。一連の不正は議員個々人の資質によるものではなく、長きにわたる構造的・伝統的なものでしょう。だから良心の呵責もなく繰り返されてきた。一部メディアがどれだけ突っ込んだところで、また人が入れ替わったところで、ほとぼりが冷めればまたぞろ復活するか、あるいは別の手口が編み出されるに違いありません。おそらく富山市議会だけではなく、全国の地方議会も似たようなもんでしょう。 そこで思うのですが、そもそも地方議会って必要なんでしょうか。要は予算配分について全体最適な解を出せばいいんですよね。それなら全部AIで代用できる気がします。市議会が消滅しても都道府県議会が残っていれば「民主主義ごっこ」はできます。議会の運営費や議員歳費分をゼロにして福祉や教育や投資に回したほうが、住民にとってよほどプラスでしょう。 少子高齢化が進む日本は、これから地域間における住民(特に働き手となる若年層)の獲得競争が激化すると思います。若い人を呼び込める自治体は栄え、流出する自治体は没落するだけ。老議員とともに限界集落になりたいなら、それもよし。しかし無議会のAI自治体が誕生したら、話題性や効率性で人が集まると思うんですけどねぇ。
[インターネット(邦画)] 6点(2023-07-31 01:33:26)(良:1票)
20.  ブレット・トレイン 《ネタバレ》 
日本というより、「ブレードランナー」的な日本が舞台ということで。濃いキャラがいろいろ出てきて楽しめますが、ハラハラドキドキという感じではないですね。まあ後腐れのない徹頭徹尾娯楽映画ということで。さすがに最終盤の真田広之はビシッと締めてくれます。 それはともかく、この映画の公開時、JR東海の協力で走行中の新幹線を使ったキャンペーンが行われた覚えがあります。しかしこれ、車両内の座席からまったく違うし、銃は簡単に持ち込まれるし、走行中に暴力やら殺人やら繰り返されるし、途中駅のホームにはマシンガンを抱えた連中が待ち構えているし、深夜特急になっているし、最終的には大事故を起こすし、新幹線のイメージとして何一ついいことはない気がするのですが。 しかしだからといって「こんなことは新幹線で起こり得ない」と突っぱねるのも大人げない気がするし。ビジネスの判断というのはなかなか難しそうです。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-07-25 23:34:49)
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