1. 導火線 FLASH POINT
立って良し!寝て良し!撃って良し! あらためてドニーは凄いと感じた。 [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2011-07-19 15:47:18)(良:1票) |
2. モル
タナダユキの初監督作。主演も務め、 生理になると、なぜか自殺しようとしている人を目撃し、 高熱を出すという特異体質の女を演じている。 デジタルで撮っており、 タナダユキはまあまあだが、他の演者は芝居がうまくないので、 最初はとってもチープに感じる。だが、 だんだんチープさと変な迫力にはまっていく。 ヘタウマな魅力。 破れかぶれで、パワフルだ。 女の情念がさくれつする。 タナダユキらしい 「女性」を全面に出した作品。 [DVD(邦画)] 6点(2008-05-15 15:51:54) |
3. ドッグヴィル
最初は慣れないが、途中からグイグイ惹きこまれる。そう、町人が牙を剥いたときから。隔離され、人間関係が濃密な共同体が特異にもつ、おどろおどろしさ。しかし、同情からの人助けも容易に権力関係に変容する醜さは人間一般に共通するものかもしれない。性欲が支配欲と結びついていることも。 9点(2004-04-02 08:36:59) |
4. インファナル・アフェア
《ネタバレ》 7.5点。“組織”の描写がよかった。ボスもよかった。ただボスが内通者のラウに頼り過ぎ。怖い“組織”だったら、ラウも駒の一つに過ぎず、別の内通者を送り込んで監視するぐらい用意周到だったりする(コロンビアのマフィアを描いた映画でそのようなストーリがあった)。その点を組み入れていて、かつ素晴らしいラストに繋がっていたら、よかった。 【鑑賞二回目】二回観ると自分の甘さに気づき、また疑問点も見つかった。最初のシーンにあるように、“組織”は警察学校に数人を送りこんでいた。モノになったのはラウと情報課の後輩だけであろうか。ただボスの台詞に象徴されるように、非常に個人主義であった。相互に監視させて組織防衛を図るということはしない。むしろボスが内通者との会話を録音して保険を掛けている。日本的な絶対的服従・忠誠が要求される“組織”とは違うのだ。 <疑問点>ヤンはいつ録音テープを手に入れたのか。ボスが死に幹部が一網打尽にされたら、家宅捜索も行われてテープが押収されるのではないだろうか。もし一斉逮捕の前だったら、ラウの正体に気づくはず。 7点(2004-01-24 18:12:15) |
5. man-hole
劇団を主宰していたのは知っていたし、『水曜どうでしょう』は毎週、楽しみに観ていた。北海道土着のタレントである鈴井貴之がどんな映画を撮るのか、本当に楽しみだった。予想以上にいい映画だった。家族の描写が秀逸。普通のどこにでもあるような家庭でリアリティがある。よく知っている札幌の街並が出てくるのも面白い。その一方でコンパニオンクラブ、警察というエンターテイメントな要素が盛り込まれているし、映画的なファンタジーな要素もある。鈴井貴之は要注目な監督の一人となった。 8点(2004-01-11 18:26:24) |
6. ラスト サムライ
“十字架”を背負ったトムが、スピリチュアルな日本の文化に触れて、心の平静を取り戻すというストーリはよかったのですが、いまいち感情移入できませんでした。 山村が日本の風景に見えず、忍者が登場するなど明治ではなく、戦国時代のようで、また戦闘についても西南戦争をモチーフにしているので、どうしてもそれと比較してしまい、小規模すぎると感じました。 ただ、物静かであり、「生活の隅々までパーフェクトを求める」人々の暮らしぶりが、描かれているのはよかった。 6点(2003-12-12 23:38:02) |
7. メメント
時間軸に逆行しての進行は、次第に慣れた。 気がついていながら、それを無意識の領域に押しとどめ、 気づかない振りをしていた自分を、 あとになって発見することがある。 映画を観ながら、思い出した。 7点(2003-12-09 09:50:11) |