1. ローマの休日
もう何回も観ていますが、観る度に、いや歳をとっていく毎に感動の増す名作ですね。若い頃は、いい映画だなあと思っても泣けたりしなかったけど、最近観るとオードリーやグレゴリー・ぺックの演技に感動し、感情移入し、涙あふれてしまいます。若い頃に観た時はね、たった1日の恋、そして別れ、くらいにしか思えず、あの大使館前の別れのシーンや、記者会見でのオードリーとペックの感情を読み取る事ができなかったんですが、今観るとね、1日の恋だからこそ燃え上がり、名残惜しい気持ちは最も強いはずなのに、お互いの立場を考えて別れなければいけなかった二人が、その感情を実に繊細に表現しているのを感じる事ができます。やはりこの頃の名作はいいですね。満点です。 10点(2004-02-23 02:23:25) |