1. 未知との遭遇
不思議な物語なので、公開当時に映画館で見ていれば、熱狂できたかもしれませんが、映像の面などでは現代の技術に置き換えれば、特に優れているということではありません。少しホラーチックな作りだといえます。誰が何の目的で行動するのか、そういったことが不明瞭ですので、物語としては物足りなさを感じました。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2016-10-09 20:06:02) |
2. ディア・ハンター
ベトナム戦争当時のことを知らない世代です。いかに狂った世界であったか、有名なロシアンルーレットのシーンが象徴しています。同じ銃を使う場面でも、戦場と故郷とでまるで違う世界です。戦場へ行った者の大変さはもちろん、残された者、迎える者の辛さも伝えられていました。当時の風潮を考えると、無視できない映画だったんではないでしょうか。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-03-13 17:10:31) |
3. ナイル殺人事件(1978)
子供のころ、TV放映された時以来、久々に見ました。トリックや犯人、結末を知っていての感想となります。初めて見たときの印象は、ものすごいトリックだなあ、と感心しました。数十年ぶりに見返すと、いろんなところにヒントとなることが散りばめられています。つまらない映画はたいていストーリーを忘れてしまうものですが、この映画は記憶どおりでした。こんなにヒントを見せちゃっていいの?なんて思いながらの鑑賞でした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-02-11 16:49:23) |
4. キャリー(1976)
《ネタバレ》 豚の血を浴びるシーンがあまりにも有名ですが、それだけの映画ではなく、人間関係をきっちりと描いているドラマだと思いました。味方する者、敵対する者、静観する者、救おうとする者、様々です。ですから面白いのです。何度も繰り返し見たくなるような性質の映画ではありませんが、必ず1度は見ておくべき映画だと思いました。 [映画館(字幕)] 8点(2012-10-09 18:01:44)(良:1票) |
5. レッド・ツェッペリン/狂熱のライブ
この映画はライブ・ツアーのドキュメンタリーという位置づけです。普段のステージでは絶対に見ることの出来ない、メンバーの素顔が伺えて貴重です。しかし、そこまでのフィルムにしかなっていません。ライブは最高に良かったのですが、合間に挿入される映像は、貴重な資料ではあっても、それ以上にはなりません。もっと、彼らが体験していたツアーの楽しさ、辛さ、苦しさ、喜びを、こちら側へ訴えて欲しかったです。ツェッペリン・ファンには楽しめても、ツェッペリンの曲だけが好きな私には、全て見終えるのは辛かったです。 [DVD(字幕)] 5点(2010-06-27 00:16:27) |
6. ジュリア
タイトルになっているせいもありますが、ジュリア役のヴァネッサ・レッドグレーヴがものすごく印象的であります。思慮深げな瞳と、いつでも絶やさない微笑み。また、長身であり、手がとても大きいので、とても抱擁感があり、まさにこの役にうってつけです。画面に映っている時間は短いですが、主演のジェーン・フォンダが霞んでしまうほどです。映画はスリリングなシーンもあり、とても楽しめました。ただ少し古臭い作りです。30年以上前の映画ですから、古臭くて当たり前と思われそうですが、舞台は戦前です。そこを加味しても、ちょっと古臭いと思いました。映画全体に『ジュリア愛』が溢れています。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-03-21 23:46:12) |
7. コールガール(1971)
珍しい作風の映画と思いました。カメラは冷ややかに登場人物を写し、シビアな目線で物語を追い掛けます。ところが、ストーリーはロマンス中心です。どうにもちぐはぐで、どちらに重きをおくか、迷いながら鑑賞しました。それにロマンスが成り立っていません。何に惹かれたのかが掴めませんでした。ミステリーとしては、犯人捜しが簡単すぎます。映画の構成としてのアイディアは良かったかもしれませんが、出来としてはいまひとつです。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2010-02-21 00:01:18) |
8. オリエント急行殺人事件(1974)
この物語は本格的な謎解きに徹していると同時に、人情にも訴えかけるものがあり、とても見応えがありました。全く予想できなかった結末には、本当に驚かされます。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-02-11 20:03:28) |
9. ダーティハリー
事件そのものよりも、主人公が置かれている刑事としての立場がテーマであると思えます。法の枠では解決しきれない問題に対して、いかに人として対峙していくのか。このあたりが見所ではないでしょうか。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-12-05 22:12:55) |
10. 帰郷(1978)
《ネタバレ》 ベトナム戦争の帰還兵を扱い、問題提議をした映画でした。サリーとルークが恋に落ちるまでは、ベトナムの問題が中心だったのに、恋に落ちた途端、つまらない恋愛映画になってしまいました。また、問題提議はしているものの、これといった主張が見あたりません。記録映画としても、生温いと感じます。 [DVD(字幕)] 5点(2009-09-27 18:26:59) |
11. マンハッタン
W・アレンの映画は他にもいくつか見ました。この映画でも彼らしいキャラクターを創造し、彼らしく演じています。私とは相性が悪いようで、彼なりに面白おかしく創造したキャラクターが、とても卑屈に思えて、愛すべきニューヨーカーとは思えないのです。言葉の端々に出てくるブラックジョークにはニヤリとさせられますが、楽しめるのはそこまで。監督として、何を観客に伝えたいのかも分かりません。 [DVD(字幕)] 4点(2009-07-19 23:53:56) |
12. ノーマ・レイ
静かな物語であるにもかかわらず、力強さを感じさせてくれる、一種のサクセス・ストーリーでした。友情によって結ばれた男女の関係も、心地よく描かれています。こういう映画を見た後って、自分も何かにチャレンジしようって気になりませんか? [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-02-22 00:02:36) |
13. タワーリング・インフェルノ
オールスター・キャストでのパニック映画超大作であることは、知識としてはありますが、何せ生まれて間もない頃なので、そのありがたみは希薄です。大火災であるのに、何故か必死さが伝わってきません。何が何でも生き抜こうとする気迫も感じられません。そういった意味では、見所の少ない映画と言えます。しかし、映像はすごいと感じました。現代の映画と並べても遜色ないほどです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-12-23 18:34:05) |
14. チャイナタウン
この映画、ミステリーとは知りませんでした。事件の真相を知ることよりも、その影に隠れた人間模様を知ることの方が、何倍も難しいのです。アメリカン・ニューシネマの傑作の一つと言えるでしょう。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-12-06 18:03:38) |
15. タクシードライバー(1976)
喜怒哀楽に乏しい映画って、駄目なんですよねぇ。登場人物が何を考えているのか掴みづらくて、感情移入できないんです。私の不得意な映画でした。ただ、見ていて飽きないということは、それなりには楽しんでいたんだと思います。けど、もう一度すぐに見直せといわれたら、勘弁してくれといいます。 [DVD(字幕)] 5点(2008-11-01 00:09:39) |
16. ルパン三世 カリオストロの城
子供の頃、テレビで初めて見て以来、何度となく見返した映画です。現在のジブリ人気とルパン三世の根強い人気は、この映画なくしてはあり得なかったでしょう。キャラクターやストーリーはもちろん素晴らしく良い出来ですが、動画としての動きの滑らかさに驚かされたものです。 [地上波(邦画)] 10点(2008-08-09 23:26:18) |
17. パットン大戦車軍団
パットンという人物を、この映画で知るまでは、全く意識したことはありませんでした。パットン役のジョージ・C・スコットは熱演と言うよりも、パットンその人になりきっているかのようで、ドキュメンタリーを見ているかのようでした。 [DVD(字幕)] 7点(2008-07-12 18:44:48) |
18. 秋のソナタ
バーグマンとウルマンの演技に魅せられました。お互いに長ゼリフを言うときと、それを聞いているときの表情が、とても真に迫っています。ただ、面白味には欠けます。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-02-24 17:57:21) |
19. ローズ
愛を求め続けたシンガーの物語でありました。ライブのシーンは最高のできばえで、どの曲も胸に迫るものがあります。B・ミドラーでしか成し得なかった映画でしょう。 [ビデオ(字幕)] 7点(2007-12-09 19:02:19) |
20. グリース
ストーリーや出演者の魅力に乏しいと感じられます。突然、なんの脈絡もなく始まる歌が不自然でした。でも、でも、音楽はとっても良かったです。音楽だけは良かった。 [DVD(字幕)] 4点(2007-12-04 22:30:42) |