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プロフィール
コメント数 113
性別 男性
年齢 40歳
メールアドレス the_die_is_cast@msd.biglobe.ne.jp
自己紹介 10点は出来云々ではなく、僕の映画観に大きな影響を与えた作品に与えています。

好きな映画監督ベスト3
1.小津安二郎
1.ジャック・タチ
3.北野武
3.ヴィクトル・エリセ

ベスト3と言っておきながら、4人。すいません

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1.  生きるべきか死ぬべきか
「驚愕」という言葉をもってこの傑作に報いよう。
10点(2005-02-01 17:05:54)(良:1票)
2.  のんき大将 脱線の巻 《ネタバレ》 
 ようやく観ることが出来ました。しかもスクリーンで!カラーバージョンの方です。あの強烈な色使いはまだ片鱗を見せている程度ですが、驚異的な演出力と音に対する感覚の素晴らしさは既に際立っています。まあとにかくこの作品、後のタチ作品と同じく徹底的に奥行きにこだわって作られています。ようやくの思いで立てたポールの上にはためくフランス国旗に広場に集まった人々が敬礼しているのを、二階から見下ろすフランソワが自分に対するものだと勘違いしてそれに答えてしまうシーンのあまりの素晴らしさに、手元に持っていたコーヒーをこぼしてしまいました。きっとタチなら、コーヒーをこぼしただけでまた一騒動起こしてくれることでしょう。  この作品の見所は、とにかくまだ若々しいタチによる体を張ったアクションです。自慢の自転車で町から町へと疾走しては行く先々で問題を起こすフランソワ。自転車で、また自らの足で全力疾走し、川にダイブまでしてしまう、こんなにエネルギッシュなタチは見たこと無い!是非是非、自転車に飛び乗る練習に励むタチを見てやってください!   スラップスティックコメディはよく「チャップリン的」か「キートン的」かといった色分けがされますが、タチという作家は厄介ですね。過剰な動きと一つ一つのギャグはチャップリンを思わせますが、無口なキャラクターと映画的構造をフルに活用した演出はキートン的です。自転車一つをとってみても、木の柵の向こう側を手で押している自転車に乗ろうとするところで、木の柵が邪魔してなかなか乗ることが出来ない彼はチャップリン。坂道を意思を持った生き物のように転がっていく自転車を必死で追いかける彼はキートン。ひょっとしてジャック・タチはチャップリンとキートンの実の息子なのでは?と思ってしまいます。まあ、小男の二人からどうして長身のタチが生まれたのかという疑問は残りますが・・・(男同士だろ、というつっこみはやめてください(笑))
9点(2005-01-30 18:23:55)(良:2票)
3.  死刑執行人もまた死す
うまいなあ。ヒッチコック顔負けの最高のサスペンス映画です。
8点(2004-02-25 15:38:32)
4.  晩春
小津の最高傑作だと思います。始めの数カットで魅了されます。「北鎌倉駅」の看板のフェードインから始まって、電線と線路、信号、瓦屋根、そして廊下の奥からのぞく女性達と移っていくのですが、この構図が本当に素晴らしくて、始まってたった10秒でうっとりしてしまいました。どこか『丹下左膳餘話 百萬両の壺』のオープニングを思わせました。 この作品の全編の魅力を語りだすと本が一冊出来上がってしまいそうなので、多くは心に留めておくことにしますが、まあもう皆さん見てくださいとしか言えません。笠智衆がつぶやく「明日はきっといい天気だな」という何気ない一言に、決してその言葉面だけでは捉えることのできない父親の心境を巧みに映し出した素晴らしい脚本と、あえて椅子を不自然に並べてまで構図にこだわった最高の映像を、是非堪能していただきたいです。
10点(2004-02-25 12:35:03)(良:1票)
5.  三つ数えろ
この映画は人物の出し入れのうまさだけ見ていればいい。
7点(2004-02-13 13:46:17)
6.  父ありき
ロシアで別の版のフィルムが発見されたらしい。音声は日本に残っているフィルムよりもかなりいいらしい。この作品はまだ30代にして既に老成しているかのような小津の父-息子観、死生観がうかがえる。また、この時期に厚田氏のカメラもほぼ完成。
8点(2004-02-13 13:40:00)
7.  チャップリンの殺人狂時代
いわゆる“チャップリン映画”を期待して見たので連続殺人鬼という設定に戸惑いを覚えた。これはチャップリンが撮るべき映画ではなかった。オーソン・ウェルズなら歴史的名作に仕立てただろうが。
3点(2004-02-13 12:35:29)
8.  チャップリンの独裁者
床屋でのブラームス髭剃りに尽きるでしょう。このあたりからチャップリンは映画作家というよりは思想家に近くなっていく。ラストシーンは評価に加えず。
7点(2004-02-13 12:28:27)
9.  第三の男
無茶苦茶面白い娯楽作品で、且つ芸術性も備えた映画。アメリカなら『ゴッドファーザー』、日本なら『七人の侍』。そしてイギリスはこの『第三の男』。ラストシーンはあざとすぎると分かってはいてもやはりかっこいい。あの煙草を投げ捨てる仕草といったら!
8点(2004-02-12 21:59:34)
10.  市民ケーン
映画の演出法や撮影法は1930年代までにはほとんど開発されていた。しかもモンタージュ理論が駆け抜けていた時代。1940年代にこれだけ革新的なカットを開発し、長回しを駆使してみせたのは天才の所業としか言うほかない。「当時としては斬新だったからといって現在高評価するのはおかしい」という意見の人もだいぶいるが、この作品は斬新どころの話ではなくてエポックメイキングとなった革命に近いようなものなんだからそれなりの評価はされるべきだと思う。たとえばメリエスの『月世界旅行』やグリフィスの『国民の創生』のように。退屈な映画だという人が多いけど、ストーリー展開もテンポ良く、構成も見事で、はたしてそんなに退屈な映画だろうか?複数回の鑑賞に堪えられる味わい深い作品だと思う。単にビデオで見て暗い画面に眠気を起こしたという可能性も無きにしも非ずではないか(小さなテレビ画面だと確かに見づらい)。
9点(2004-02-08 10:51:02)(良:3票)
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