1. ホテル ビーナス
《ネタバレ》 なんじゃこりゃ。これ、映画か?ていうかドラマにもなってねえな・・・。音楽隙間無く入ってるしえらい素人臭い。無音で見せる自信なかったんだろうな。でもって登場人物全員がひたすら苦悩していてひたすら語る。バックグラウンドにしとけばよい事まで語り尽くして、現実のお話のほうはというとサッパリ。しまいにゃ「フン、ここは掃き溜めだな!」「俺達はゴミじゃないー!」ってコテコテすぎますわ。でもって最後には何故かビーナス死んでるし・・・勘違い美学炸裂っすね。意味無さすぎ。久々に「金返せ!」と叫びたくなりました。 1点(2004-04-25 21:41:06) |
2. 花とアリス〈劇場版〉
いやあ、良かった!『スワロウテイル』『ピクニック』は個人的に糞映画だと思っているし岩井俊二はもう駄目か?と思っていたけど、これは間違いなくイイ。良い感じで力が抜けてる気がする。でもって主演の二人がまたイイ!この二人って、こんなにお芝居上手くってこんなに可愛かったっけ?と驚いた。魅力を最大限に引き出してます。これって岩井マジックなんだろうな。大まかなストーリーはあるものの全体的に青春スケッチ風。それでいて退屈もしないし笑わせてもくれるし切ない気持ちにもさせてくれる。もう一度観たい、と思わせる映画。ついつい、「私も紙コップで踊りたい!」などとアホな事を考えてしまいましたわ。もちろんバレエなんてやったことないんですけど。おほほ。 9点(2004-04-25 20:26:35) |
3. 宮廷料理人ヴァテール
で? 4点(2003-12-29 03:31:55)(笑:1票) |
4. うずまき
なんつーか、この漫画を実写化しようとした勇気を称えたい。 3点(2003-12-28 04:31:00) |
5. リトル・ダンサー
泣けて笑えて爽やかな気分になれる。ダンスシーンも素晴らしい。文句のつけようがない。いい映画や・・・ 10点(2003-12-28 03:29:44) |
6. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦
これはちょっと違う・・・いかにも泣かせようって作りにガッカリ。今までのしんちゃんのトボけた調子が無くなっちゃったしなあ・・・山場でヒロシがブルブルしてたのでちょっと救われたけど、でもなあ・・・ 6点(2003-12-28 03:15:48) |
7. ダンサー・イン・ザ・ダーク
《ネタバレ》 ミュージカルシーンは凄い。感動する。ビョークもイイ。どんな女優も敵わないって思えるくらいイイ。でも酷すぎる…残酷なラストを見せつけるために作られた映画なんだろうな。あ~……鬱。いいからはやくキングダムを完結させろと監督に説教したい気分だ。 6点(2003-12-23 04:13:29) |
8. 流転の王妃・最後の皇弟<TVM>
もうちょっと面白いかと思ったんだが…退屈だったなあ。脚本が、というか企画自体いまいち絞りきれてない印象。この作品、何がしたかったんでしょうか。そしてなぜ今、この題材を持ってきたのか?わからん。もっと二人の話に焦点を合わせるべきだったのではないだろうか。歴史上の人物大勢並べて豪華キャストをあてがえばいいってもんじゃない。色々詰め込んでる割に中身が無いからタルイし散漫な印象しか残らない。最後の実際の写真の方がよほど泣けた。大金かけてこんなドラマしか作れないなら、「知ってるつもり」ばりにドキュメントタッチで作ったほうが良かったんじゃないか?誉めどころといえば竹之内が思いの他良かったのと溥儀役の人、誰だか知らんけど良かったな…ぐらい。 4点(2003-12-23 03:57:56) |
9. 北の国から 2002遺言 前編・後編<TVM>
《ネタバレ》 毎回涙しながら観ていたが今回は…ダメでした。純と結の恋が描写不足すぎてはまれなかった。純ってホントに結のこと好きなのか?単に手近に現れたカワイコちゃんだったから気に入っちゃっただけにみえる。結は純のどこに惚れたんだ?連れ出してくれる男なら誰でも良かったんじゃないか?そんなだから、神社の境内で再開した二人をみても「勝手にやってくれ」って気分になっちまった。そして最後!純ってば月三万円返さないわけ?「お金の問題だけじゃなくて誠意が大事」って言ってたけどさ、誠意も大事だけど金も返せよ!昼にジーちゃん介護して、夜はコンビニでバイトでもすりゃいいじゃん。「父さんみたいにやっていけば生きていける」とかほざいてたけど、純に吾郎の真似は無理だろ!!純が成長したようにはとても思えない!それとももしかしてこれって、純は成長しなかったって話なのか?(汗)何十年もかけて、成長しない一人の駄目男を描き続けたっていうオチなのか?(大汗)……呆然としつつも、田中邦江と正吉&蛍に免じて4点。 4点(2003-12-23 03:29:19) |
10. OUT(2002)
よく出来てる。自分は小説→ドラマ→映画の順で見たから余計にそう思うのだろう。ドラマのグダグダな三流ラストに腹を立てていたのでね(笑)原作とはテイストが違うしラストも違うものの、ちゃんと1つの作品としての解釈を打ち出していたので満足。小説原作の映画化としては成功の部類だろう。※※ここからネタバレ未見の人注意※※一緒に観た友人は車で旅立った後が長くてダラけたと言っていたが、解放の物語であるからこそあの長さが必要だったと自分は思う。爽快なラストだった。しかしカンペイはミスキャスト甚だしいな。真面目な顔で芝居されても「カイ~ノォ~」ばかりが頭をめぐって何だかもう… 7点(2003-12-23 02:25:54) |
11. アマデウス ディレクターズカット
《ネタバレ》 オープニングから圧倒。見るものの心をガシッと掴むモーツアルトの音楽(25番交響曲ってヤツらしい)!そしてサリエリの叫び「私がモーツアルトを殺したんだ!!」・・・これぞ映画、これぞ名作。死にそうなモーツアルトの音楽を、ひたすら楽譜に書き留めるサリエリも圧巻。モーツアルトを陥れるためにレクイエムを作らせたサリエリだけど、あの瞬間の彼は、間違いなく音楽を愛している・・・うーん切ない。役者演出脚本撮影編集音楽とどこにも文句の付け所が無い稀有な作品。ビデオでしかみてない自分が10点つけるのもなんとなくおこがましいので、とりあえず9点。こういう作品はやっぱり劇場で観ないと勿体無い。チャンスがあれば観に行きたいな。 9点(2003-12-23 00:35:23) |
12. 六月の蛇
せっかくベネチアで審査員特別大賞獲ったのに、新聞各紙の見出しは「北野武、受賞ならず」ってそりゃ無いだろう・・・涙。塚本の受賞をもっと華々しく扱ってやれ!こんなスゴイ映画作ったんだから!正直言って『鉄男(1)』以来、「嫌いじゃないんだけど、でもなあ」ってのが感想だった。しかし今回は違った!映像演出脚本ともに文句なし。そう、今まで何が不満って脚本が不満だった。誰かいい脚本家つけて監督した方がいいんじゃないか?とずっと思っていた。ところが本作品は脚本がとても良くできている。その上で炸裂する塚本ワールド!美しくてエロティックで観ているこっちが息苦しくなるほどの圧迫感。これを演出力と言わずして何と言う!※※以下ネタバレあり注意※※緊縛された夫が見世物小屋(?)で強制的に見せられる悪夢。閉塞感薄気味悪さ、撮影編集効果音あいまった迫力!塚本にしか描けない世界と言い切っていいだろう!だけどまさか、こんなリアリティ寄りの映画でも蛇チンコが出てくるとは!(笑)そんな塚本ワールドを炸裂させながらも・・・ラスト、妻への愛に目覚めた夫が乳房を切り取られた胸板にキスをする。現実には、丸々と残された乳房・・・切ない。まさか塚本晋也に切ない思いをさせられるとは夢にも思いませんでした(笑)10点あげたいけど蛇チンコが万人受けするはずも無いので-1点・・・いえ、私は好きなんですけどね。 9点(2003-12-21 03:00:09)(良:1票) |
13. シカゴ(2002)
話は悪くない。役者もいい。ミュージカル映画は好きだ。しかしこの作品は肝心のダンスシーンがイマイチ・・・どういうこっちゃ。演出と撮影の責任だな。もったいない。 4点(2003-12-21 01:55:57) |
14. A.I.
《ネタバレ》 とにかく悪趣味な映画であった。「もし」なんていっても始まらないけどどうしても思ってしまう。「もしキューブリックが監督していたら」・・・ただ悪趣味なだけには終わらず、意義を見出せる映画であったろう。あ~もう、寓話的に描きたいのか、泣かせたいのかどっちかにしてくれい!中途半端極まりない!ラストの宇宙人?進化した人間?どっちでもいいけど、いかにもな宇宙人的ビュジュアルに大笑い。つーか時を越える必然性がわからん。でも一番いけなかったのは日本の配給会社の宣伝だろうな。E.T的な感動作として売り出しやがって、全く何を考えているのか!勘違いして観に来ちゃっていた親子、上映後ポカーンとしてたぞ。 2点(2003-12-21 00:41:12) |
15. ハッシュ!
素晴らしい。笑えて切なくて悲しくて暖かい。渚のシンドバッドでも脱帽したが、さらに超えたね。より無駄なく、より洗練された作品だった。誰だって孤独だし辛い現実を生きている。だからこそ寄り添って、傷つけあいながらも前を向いて生きようとする。橋口の目線はひたすら優しい。優しい映画、というと偽善的な臭いを感じるかもしれないが、そうではない。厳しさをわかった上での優しさだからこそ、観るものを感動させる事ができるのだと思う。それにしても、日本での知名度低すぎ!!!こういう監督が日本映画復興の鍵を握っていると思うんだけどなあ・・・ 10点(2003-12-21 00:01:47)(良:1票) |
16. マジェスティック(2001)
《ネタバレ》 あらすじすら知らずに見たのですが、途中までファンタジーと信じて観てしまった私はバカでしょうか(笑)だって全く同じ顔で別人で、自宅が映画館ってどうかんがえてもファンタジーじゃないですか!それはさておき、つい最近チャップリン関連で「非米活動委員会」について調べていたところだったんでその辺は個人的に興味をもって見れました。いわゆる「演説オチ」な映画だけに演説は感動。街の人々への感謝や愛を語るわけじゃなく、多くの若者を戦争へと送り出した街の(国民の)悲しみを代弁することで皆の心を掴むというのがいいですね!2時間半退屈しなかったし楽しんでみれました。ジムキャリーもお父ちゃん役の人も良かったなあ。しかしながら一抹の物足りなさも感じる・・・おそらく何人かのかたが指摘してるとおりリアリティの欠如でしょう。 7点(2003-12-20 04:13:39) |