1. ルール
ファーストシーンが素晴らしい映画は素晴らしい(by おすぎ)!初っ端から一気に引き込むプロットの巧みさ、“身近な恐怖”である都市伝説の要素を見事に加えたストーリーの斬新さ、そして何よりレベッカ・ゲイハートのラストの演技がすごい!“Ding, ding, ding, ding, ding!(字幕は‘ピンポーン!’)”のとこは思わず巻き戻して繰り返し見ちゃったからね。エログロのツボもしっかり押さえてると思うし、スクリームもいいけど(1のみ)こっちもいい!って褒め過ぎかなぁ。 8点(2004-08-18 03:55:11) |
2. 遠い空の向こうに
心から良いと言える映画、誰にでも薦められる映画ってそう無いと思う。60年代アメリカのテイストを見事に再現している点も素晴らしい。空を見上げながらリフトで降りてゆくホーマーのショットは、映画史に残る名シーンだと思う。 10点(2004-04-16 20:53:32) |
3. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3
今度は西部劇テイストと、客を楽しませる為に都合良くタイムスリップしたもんだと思わざるを得ないが、やっぱり面白いので許せる。運命なんか無い、というのはタイムトラベルものには陳腐なメッセージであるが。 9点(2004-04-16 20:10:01) |
4. バッドボーイズ(1995)
アクションは(少なくとも今見ると)中途半端で特に見せ場は無いし、かと言ってストーリーにさしたる魅力も無い。せっかくのウィル・スミスとマーティン・ローレンスのコンビも生きていないように思えて仕方がない。しかしマイケル・ベイって本当にストーリーテリングが下手なんだなぁ。彼の映画の音楽は好きなんだけど。 4点(2004-04-16 19:57:14) |
5. スモーク(1995)
それまでは何ともなかったのに、ラスト、エンドロール時の“あれ”で涙が溢れてきた。余計だ、という意見はよく分かるけども、まあオマケ的に付け加えてる感じだし良いのではないでしょうか。全体的に平坦な展開で進んでいく映画ですが、それがいいのでしょうね。新聞の片隅にある”ちょっといい話”を集めて群像劇にした、という感じ(←もちろんいい意味で言ってます)。使い古された言葉ですが、人って何て温かいんだろう、人と人の付き合いって何て素敵なんだろうって思わせてくれる1本ではあります。 7点(2004-03-11 12:05:57) |
6. デスペラード
妙に人間臭いマリアッチ(ヒーローっぽくない所)は好きだし、あら、ギターからミサイルが!とかっていうコミカルさ、B級臭さはすごい好きなんだけど、何か物足りない、中途半端な印象。バカならバカで、もっとバカになって欲しいし。そういう意味では、逆に割とシリアスさを押し出した“レジェンド・オブ~”の方が好き。音楽の使い方も、後者の方がシンプルだが渋い、と思った。こういうのが好きな人にはたまらない映画なんだろうけど、僕はこの点数、という感じです。それにしても、タランティーノはホントにチョイ役なんだなぁ。 5点(2004-03-11 11:15:08) |
7. ユージュアル・サスペクツ
《ネタバレ》 定期的に見直すたび、その完璧さに鳥肌が立つ。時間軸をも巧みに操る緻密で練りこまれた構成は、バラバラなジグソーパズルをまず提示し、ようやく組み合わさったところでまたバラバラにする。今までも、これからも、“これと同等”はありえても僕にとって“これ以上”のサスペンス映画は無いだろう。他に特にコメントする必要性を感じないぐらい、優れた映画。 10点(2004-03-04 09:26:18) |
8. ジャッキー・ブラウン
一見特に見せ場の無い冗長なストーリーを、人物を中心に持ってきて2時間半、全く飽きさせない。相変わらず台詞回し、音楽も最高。ディテールの細やかさは絶品。繊細さと大胆さ、その両面を併せ持ったタランティーノは、やはりすごい。 9点(2004-01-06 04:07:15) |
9. パルプ・フィクション
《ネタバレ》 断片的でありながら随所に共通項を散りばめ、ラストに最初と最後をつなげるという革新的な展開は、10年近く時を経た今も全く色褪せない。小気味いい台詞回し、音楽にタランティーノの才能が見え隠れする。ラストのメッセージ性もくどくなく、いい。 8点(2004-01-06 03:32:50) |