1. さまよう刃(2009)
2時間という時間制限の為か、原作にあったはずのシーンが随分と省略されていますね。 私は原作を読んだ上での鑑賞でしたから、頭の中で原作のシーンを反芻しながら、省略された部分を補足することが出来ますが、原作を読まずに映画だけを見た人にとっては随分淡白な映画に感じたのではないかと思います。 ラストの長峰登場のシーンでは鳥肌が立ちましたが、その後はちょっと間延びしすぎかな? 寺尾聡の演技力が素晴らしいのでこの点数をつけました。 [映画館(邦画)] 8点(2009-10-12 20:35:37) |
2. 愛を読むひと
面白くない。 盛り上がる場面も無いし、何が伝えたかったのかコンセプトも何も分からない。 まあ、「感じ取らなければならない」場面というのもあるにはあるのかも知れませんが、別に他の映画で見たことのあるシュチュエーションだし、この映画を選ぶ理由は全くない。 [映画館(字幕)] 1点(2009-07-15 22:51:54) |
3. ハッピーフライト(2008)
華やかな表舞台の裏側にスポットを当てた作品。 飛行機一便飛ばすには、ものすごくたくさんの人の尽力があるんだなあとちょっと感動しました。 ありがちな話かもしれませんが、面白かったですよ。 大迫力の映画館での鑑賞をお勧めします。 [映画館(邦画)] 8点(2008-12-11 00:30:07) |
4. パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
面白くなくはないけど、B級映画って感じがしました。「ウォーターワールド」と「キャプテンスーパーマーケット」を思い出しました [DVD(字幕)] 6点(2007-07-15 21:36:42) |
5. それでもボクはやってない
これが現実ならひどい話。一方的に犯人と決め付けて、人を人として扱わない警察のモノの言い方には本当に腹が立った。自分の身にふりかからないように電車乗るときは気を付けます。 [映画館(邦画)] 9点(2007-01-27 22:28:56) |
6. アンタッチャブル
《ネタバレ》 最後は親玉を銃で仕留めて欲しかった。あれだけ仲間を殺されたのに。最後は裁判で勝って喜ぶだけなんて、爽快感に欠ける感じです。保釈金払ってすぐ出てきますよ。相手は金持ちだし。脱獄モノの「告発」でも感じたのと同じ物足りなさを感じます。アメリカって裁判で勝つことがそんなに大きな意味を持つのかな? [DVD(字幕)] 7点(2006-03-19 21:32:37) |
7. スウィングガールズ
テンポが軽快で、退屈することなく最後まで見ることができました。 いかにもポニーキャニオンという感じで、昔の「月曜ドラマランド」みたいなノリでした。会社の元上司が映画館に4~5回も見に行ったと言っていたので期待していましたが、僕にとっては1回見れば十分な作品です。 重厚さとか気品とかは感じられないけど、一回見ておいても損はないかも。 [DVD(邦画)] 6点(2006-02-20 23:31:00) |
8. いま、会いにゆきます
《ネタバレ》 ボーっとして見ていたら、それまでの"ほんわか"した流れがラストで急展開。頭が回らず最初わけが分からなかった。女性って強い。強い決意に感動。見終わった後、何とも言えないすがすがしさと、タイムパラドックスにはまった不思議な感じが頭を支配。しかし、良く出来たシナリオだなー。 [DVD(吹替)] 8点(2005-07-23 01:18:49) |
9. 七年目の浮気
主人公の「被害妄想」にイライラ。展開の切れ味の悪さにフラストレーションがたまってきたところで、モンローのお色気に「ホッ」とする。これの繰り返し。この映画だけでなく、モンローは綺麗で可愛いだけの「人形」として扱われている気がして気の毒。「女優」ではなく「グラビアアイドル」のような。彼女の晩年のノイローゼはこんなところにも原因があったのかもしれない。 [DVD(字幕)] 6点(2005-06-18 22:31:54) |
10. 天空の城ラピュタ
宮崎アニメもう何本も見たので、ちょっと飽きて来ました。主人公の男女がいて、前半はわりとほのぼのシーンで、中盤主人公達のピンチシーンがあって急にストーリーが動き出して、最後に敵のボス倒して、眩しい太陽が昇りだす・・・といった感じでしょうか。屋根の上とか高いところを、主人公が身軽にピョンピョン乗り移るアクションシーンもワンパターンです。好みはあると思いますが、宮崎アニメって、「静」と「動」で表現すれば、「動」の映画だと思います。僕の好みは「静」の映画なんです。「ローマの休日」「第三の男」などなど、一つ一つのシーンをアルバムに入れて飾っておきたくなるような映画が好きです。この映画のレビューですが、ワンパターンな分、安心して楽しめたという感じでしょうか。面白かったけど、2回見たいとは思いません。 7点(2004-12-31 03:03:45) |
11. 第三の男
《ネタバレ》 軽妙で美しいギターの音色が心に残ります。淀川長治先生が何かの本で書いておられた通り、その音色と共に登場人物たちの雄姿が頭に浮かびます。ストーリーは今となっては古臭い単純な物かもしれないけど、こういう完成度の高い映画って大好きです。ラストシーン、主人公がふられるシーン、微笑ましくていいですね。 9点(2004-12-04 00:40:41) |
12. サンセット大通り
《ネタバレ》 映画を見始めて数分後には展開が読める。結末が分かる。主人公が、何故、誰に殺されたのかが。しかしこの映画はあっと驚く「大どんでん返し」が売りの映画では無い。例え結末が読めたとしても、登場人物の細やかな心の描写、またそれを見事に演じきる名優を堪能する映画だと思う。そういう「クラシカル」な映画が僕は大好きです。プロレスでいうなら派手なタイガーマスクでは無く、味のある天龍といったところか・・・。 8点(2004-11-23 01:04:19) |
13. スタンド・バイ・ミー
もう二度と来ない少年時代。そんな時代をノスタルジックに思い起こさせてくれる、なんとも言えない懐かしさを感じる不思議な映画です。 ストーリー的には特にどの部分が盛り上がるとか無いように思います。前述したように、見終わった後に湧き上がってくる想いを堪能する映画だと思いました。 8点(2004-09-04 01:35:53) |
14. グッバイガール
見終わった後、幸せな気持ちで心が一杯になりました。ストーリー自体はもう何度もどこかで見たことある類のものでしたが、主役の二人の演技が素晴らしくって、見てて全然飽きません。DVDのパッケージに書いてある通り、文字通りの「ハートフル」な物語でした。 8点(2004-08-17 00:39:38) |
15. ロンゲスト・ヤード(1974)
《ネタバレ》 良かったです。スッキリしました。最後は陰湿な所長一人だけ仲間外れになっちゃいましたね。死闘をくりひろげた者同士にしか分からない友情みたいなものが芽生えて・・・あの憎い看守長とまで!主人公のレイノルズ、強くて悪でセクシーで、男の僕が惚れました。 9点(2004-05-25 00:38:24) |
16. 天国から来たチャンピオン
これは僕の考えですが、映画はある基準以上の「品(ひん)」と「貫禄」、そして「夢」が無いと駄目だと思います。「ローマの休日」のように、ストーリーは単純でも演出の「上品」さで凄くいい映画も作れるし、逆に最近の映画のように、やたらとストーリーが複雑で演出がド派手でも心に響かないものもあるし。この映画は残念ながら後者に近いと思います。アイデア的には面白いんだけど、同じような設定の「ゴースト」と比べると、何か一つインパクトが薄いと思います。昔の日本人が良く口にした「銀幕のスター」という言葉がありますが、その通り、映画とは現実から離れた憧れの世界であって欲しいです。 6点(2004-05-14 23:44:17)(良:1票) |
17. 失楽園
皆さんの点数が低くてビックリです。僕はこの映画、好きです。主役の二人が美しい。二人の絡みはまさに絵になる美しさです。だからこそ、結ばれない二人の切なさが増幅して感じられます。「離婚して正式に結婚すればいいのに。」という意見もありますしまさにその通りなんですが、それに踏み切れない気持ちも理解できます。 例えれば、今勤めてる会社を、「最低の職場。上司も最悪。辞めてやる!!」と思っても、なかなかそう出来ないのと似てる気がします。世間体とか慣れとかプライドとか・・・。色んな物が邪魔して理想通りには行動できないものです。人間の心の奥底を描いた名作だと思います。 7点(2004-05-14 00:08:03) |
18. アルカトラズからの脱出
脱走ものは色々見ましたが、痛快娯楽大作の「大脱走」、緊迫感がたまらない「穴」、勇気と癒しの「ショーシャンク」、マックイーンの反逆魂「パピヨン」、そしてこの「アルカトラズからの脱出」です。感じとしては、「ショーシャンク」と「穴」を足して2で割ったような印象です。イーストウッドの存在感が際立ってます。見るべし。 8点(2004-05-09 01:23:11) |
19. 素晴らしき哉、人生!(1946)
「クラシック映画」という印象。最初の1時間ちょっとは退屈でした。後半は心の温まるストーリーでしたが、正直言ってこのような感動の友情ストーリーは、もうあちらこちらのドラマや本で見慣れた展開で、新鮮は感じられませんでした。まあ、この作品が元祖なんでしょうけど・・・。 6点(2004-05-04 23:54:46) |
20. 告発
自分の行動について考えさせられます。僕は法的にはもちろん悪いことしてないし、職場で、世間で、それなりに正しく振舞っているつもりです。けど、自分が正しいと思ってやっていることが自分の独り善がりなのかもしれないし、それが誰かを不快にさせているのかも知れない。誰かの人生を変えてしまっているのかも知れない。犯罪を犯して刑務所に服役している人達は、あくまで人間が作った「法律」の上で「悪」なだけであって、もっと広い視野で総合的に判断したとき、僕は彼らより「悪」なのかも知れない・・・。善悪とか勝敗とか、基準を勝手に人間が決めているだけであって、本当はそんなもの存在しないのかも知れません。 8点(2004-05-04 01:46:17)(良:2票) |