1. ヤング@ハート
《ネタバレ》 とにかく素晴らしい。笑えて、泣けて、心が浄化されるような映画でした。 [DVD(字幕)] 10点(2015-05-07 09:08:17) |
2. セッション
《ネタバレ》 序盤から引き込まれ、終盤のすさまじい盛り上がりに圧倒されました。 [映画館(字幕)] 10点(2015-04-27 17:19:39) |
3. レ・ミゼラブル(2012)
全身全霊で歌いあげられる美しいメロディーの数々。音楽の豊かさを堪能することができました。力作です。 [映画館(字幕)] 9点(2012-12-24 16:46:33)(良:1票) |
4. ウィスキー
《ネタバレ》 素晴らしい作品です。雰囲気としては、アキ・カウリスマキにヴィンセント・ギャロを少し混ぜた感じ。それに初期ハネケ、小津安二郎の匂いもします。それぞれのカットが意味深い。視覚的に暗示されている事柄が多く、いろいろな解釈の可能性がひらかれています。選曲もすばらしい。映画の美味しさが詰まっています。 [DVD(字幕)] 10点(2012-06-16 01:08:41) |
5. ル・アーヴルの靴みがき
人生を感じるような深みのある場面がたくさんありました。心に残る美しいショットも散りばめられています。素晴らしいラストシーンには監督の揺るがない信念を感じました。カウリスマキ映画の常連役者が次々に登場するところも、良かったです。傑作。 [映画館(字幕)] 10点(2012-05-13 10:30:10) |
6. ミュンヘン
《ネタバレ》 暗殺シーンが反復されるミニマル・ミュージックのような構成が秀逸です。淡々とした進行ながら、いつのまに業が深くなっていきます。映像の美しさ、計算され尽くしたカメラワークも素晴らしい。 [DVD(字幕)] 9点(2011-02-14 19:37:48) |
7. マイノリティ・リポート
最初からラストまで、非常に楽しめました。21世紀型、進化したヒッチコックという感じです。 [DVD(字幕)] 9点(2011-02-04 18:08:24) |
8. 宇宙戦争(2005)
《ネタバレ》 現時点でのスピルバーグの最高傑作でしょう。映像言語のみで押し切る手腕に感服させられました。絶望的な状況と詩的な映像とのコントラストが印象的です。特に川に死体が流れてくる場面が凄絶に美しい。恐怖でたたみ掛ける展開の中、『シンドラーのリスト』や『プライベート・ライアン』よりもさらに深く戦争の本質がえぐり出されていきます。ラストは悲痛。主人公が辿りついたのはボストンなのか、それとも、、、 もうひとつの解釈の可能性が映像でほのめかされていることがわかったとき、この作品の衝撃力に震えました。 [DVD(字幕)] 10点(2011-01-27 00:13:49)(良:1票) |
9. 素晴らしき日曜日
心が洗われる、美しい映画です。 [DVD(吹替)] 10点(2010-08-16 00:15:59) |
10. まぼろしの市街戦
《ネタバレ》 なんとも不思議な映画です。とぼけた雰囲気ながら、ラストのメッセージは痛烈。ヒロインのジュヌヴィエーヴ・ビュジョルドが可愛らしい。 [DVD(字幕)] 9点(2010-08-09 23:36:33) |
11. 卒業(1967)
《ネタバレ》 ラストシーンがとても有名ですが、オープニングの動く歩道のシーンからめちゃくちゃ格好いいですよ。鋭い映像感覚、素晴らしい音楽、随所に散りばめられたユーモアなど、味わいどころ満載です。 [DVD(字幕)] 10点(2010-08-09 23:34:00) |
12. ぼくの伯父さん
《ネタバレ》 台詞が少なく、音楽とユーモアがたっぷりで、ずっと気持ちよく観ていられます。役者の身振りや歩き方を観ているだけで微笑んでしまいます。大きな事件はほとんど何も起こりませんが、見終わったあとほんの少し幸福感が胸に残っている、そんな素敵な作品です。 [DVD(字幕)] 10点(2010-08-09 23:27:42) |
13. 真夜中のカーボーイ
《ネタバレ》 バスから始まってバスで終わる構成がとても良いと思いました。散りばめられたユーモアも楽しい。軽妙な語り口で青春の苦味を描いた傑作ですね。 [DVD(字幕)] 10点(2010-08-07 00:09:57) |
14. オルフェの遺言-私に何故と問い給うな-
《ネタバレ》 実験精神にあふれた映像表現が素晴らしい。ごく単純なからくりであっても、視覚的に新鮮な刺激を与えてくれます。映画全体の雰囲気として「かしこくなったエド・ウッド」みたいな感じがあり、良い意味でのボケっ放し感がとても楽しめます。形式に捉われず、のびのびとインスピレーションの羽を伸ばした名作だと思います。 [DVD(字幕)] 9点(2009-05-11 06:58:09) |
15. こわれゆく女
《ネタバレ》 ジーナ・ローランズが見事。「普通」とされている人々と比較して、感情的に踏み込みが深すぎる、とでも言うんですかね、彼女の言動が世間的なふるまいかたの基準からはみ出すたんびに周りの人々との間に生まれる緊張感が、ドキュメンタリーを見ているような緻密さで描き出されていて、はらはらしっ放しでした。『アメリカの影』や『フェイシズ』でも感じましたが、ジョン・カサヴェテスの鋭さは尋常じゃありませんね。普段の暮らしのなか、あるいは普通の映画のなかでは、無いことにされているもの、こぼれてしまっているものを、見事に撮っている気がします。 [DVD(字幕)] 10点(2009-01-12 18:01:09)(良:1票) |
16. アメリカの影
《ネタバレ》 瞬間瞬間で強烈に描き出される、精神の疎外感、交流不可能感が、突き刺さってきました。役者の演技が生々しく、精神的なものが鮮やかにえぐり出されていたと思います。 [DVD(字幕)] 10点(2009-01-12 17:53:48) |
17. ザ・ローリング・ストーンズ/シャイン・ア・ライト
《ネタバレ》 もうめちゃくちゃかっこいい。混ざりものなしの、陶酔そのものが映っていました。美しいものが美しく躍動する姿だけをとらえた二時間。ミックとキースが一本のマイクに顔をよせてハーモニーを奏でる場面で泣きそうになりました。「ユー・ガット・ザ・シルヴァー」をしっとりと聞かせたあと、照れたように「クールだろ?」というキースもいい感じでした。ゲストのバディ・ガイの化け物ぶりも圧巻です。 メンバーの年齢をかんがえるとこんな作品はもう二度と撮れないでしょう。このラストチャンスというべきタイミングで、ストーンズの魅力を惜しみなくとらえた映画がつくられたのはほんとうに奇跡的なことです。 スコセッシ監督は偉大な仕事をしました。ありがとうマーティン! 今までそれほどファンじゃなかったけど今後は反省してだいぶファンになるわ。 [映画館(字幕)] 10点(2009-01-12 17:48:32)(良:2票) |
18. パラダイスの夕暮れ
《ネタバレ》 ラスト、駆け落ちする直前の、洋服屋さんでのふたりのやりとりが完璧です。ささやかな笑いとともに、この作品が完璧なラブストーリーになる瞬間です。序盤、デートの途中で、主人公が「理屈をこねる贅沢なんか俺には無い」などと吐き捨てる台詞もグッと来ます。知性とユーモア、深い絶望とほのかな希望、初期作品にして既にアキ・カウリスマキのエッセンスがぎっしり詰まった名作です。 [DVD(字幕)] 10点(2008-10-21 14:37:04) |
19. HANA-BI
《ネタバレ》 ずっと台詞のない岸本加世子さんが最後に二言だけ言葉を発したとき、私の涙腺は崩壊したのでした。傑作です。 [DVD(邦画)] 10点(2008-10-02 17:17:26)(良:2票) |
20. アキレスと亀
《ネタバレ》 前作、前々作のような難解さは影をひそめ、オーソドックスなスタイルで語られる物語が徐々にしみてくる名作です。特にラストが秀逸。「アキレスが亀に追いついた」ということが映像だけで見事に表現されていて、非常に鮮やかでした。隣の席のお客さんもラストの瞬間にハンカチを取り出して涙をぬぐっておられました。私も「やられたっ」と思いました。あのラストカットのお陰で、後味がぐんっと良くなっています。 [映画館(邦画)] 9点(2008-09-22 11:32:54) |