4. 帰って来た木枯し紋次郎
独断と偏見に満ちた点数です 市川ファンなもので…出演者の年齢的な事とか、ナレーターが変わってしまったことロケ地が限られてしまった事など不可抗力は減点していません なんといっても35ミリで、劇場で観れた、そして中村敦夫であるということでもう、満点です ほこりにまみれた朱鞘の長脇差にさっと月明かりが差すシーンには本当に目頭が熱くなりました 川原のカメラワークとか、養蚕農家のセットなど今の時代劇が失ってしまった、丁寧な職人仕事が堪能できます お約束の紋次郎の繕いもののシーンも○ 最後のタチマワリ前のカラダに和紙を濡らして貼りつけたり目釘に水をかけたりの芸の細かさ、いかに見せるかを知り尽くしたプロの芸術作品を見ているようでした もういちどこんな時代劇を観たいな いつまでも色褪せない名作だと思いました 10点(2004-01-28 21:09:26)(良:1票) |