1. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦
《ネタバレ》 この異様な映画としての質の高さは何だろう。現在と過去との融合が見事に面白く描かれている上、泣いて笑える実に起伏に富んだ完成度の高い映画だった。又兵衛と廉の恋愛のこそばゆい恋愛もそうだが、春日の大名が「小国は大国に飲み込まれ、しかしその大国さえもが行く行くは消えてなくなってしまうのか。だとすれば今は四苦八苦している私たちは何だろう(私的要約)」と考え、廉を策略婚に出さなかったところに考えさせられた。これはそっくりそのまま今の時代にも言えることである。「オトナ帝国」より続くこの「はっとさせる」クレしん映画の勢いは凄い。ラストのドッキリは確かにドラマチックにしようという恣意的な狙いが見え隠れするものの、又兵衛「なぜお前(しんちゃん)が俺の前に現れたのか今わかった」と廉「おい、青空侍!」にはやむなく泣かされた。また笑いどころもたくさんあって、ひろしたちの唐突な出現と「どけどけー、ぶつかっても保険下りねえぞ!」には爆笑。私的には小林愛の声が前作に続いてつぼでした。 8点(2005-01-21 00:49:03) |
2. アパートの鍵貸します
《ネタバレ》 大好きなビリーワイルダー映画の中で一番好きな作品。無類の面白さ。こんなにも完成度の高い脚本は他にあるだろうか。胸に染みついて取れない素敵なセリフの応酬。バクスターに心から傾倒。「一番好きな映画は?」と問われた時に真っ先に答える一本。ちなみに私的名セリフトップ3は、1位「女は使い捨てが主義でね」2位「毎年ケーキを送るわ」3位「不倫にマスカラは禁物なのに」で、一番好きな場面は自殺未遂を図ったフランが「バクスターさん?」、で医者が「随分他人行儀だな」と言うところです。奥ゆかしい二人の恋愛に心が温まります。 10点(2005-01-18 00:27:49)(良:1票) |
3. 第十七捕虜収容所
《ネタバレ》 戦争物を題材にした映画も、ビリーワイルダー監督の手にかかれば巧妙な会話劇になる。捕虜収容所という閉鎖的な空間の特質を活かした脚本はとても面白かった。彼の作り出す世界の中は、いつも人間的な直球の感情で溢れ、いつまでもここに浸っていたいという前向きな虚無感を抱かされる。今回は他の作品と比べて、そこまででもないかなという感じがしました。音楽が秀逸、ラストの口笛に痺れました。 7点(2005-01-18 00:13:22) |
4. 或る夜の出来事
追いかけるようにして続々と新作が入荷されるビデオ店内で、こうした過去の作品がスペースを確保するのは至難の業。しかしその厳しい淘汰の中を生き抜いてきた名作だけあって、かなり洗練された作品だという印象を受けました。やはり過去のハリウッド映画は会話がお洒落で素敵です。しばらくはカラー映画を見るのはやめようかしら。「ヒッチハイクの心得」是非読みたいです。 8点(2005-01-17 00:20:25) |
5. ローマの休日
素直に面白いです。今さらながらオードリーに惚れ惚れ。 9点(2005-01-15 22:32:45) |
6. サイコ(1960)
《ネタバレ》 恐いです。一人暮らしの友人に片っ端から見せてやろうっと。小心のユニットバス使用者にとっては辛い。ヒュンヒュンヒュン。 8点(2005-01-15 22:28:06) |
7. 深夜の告白(1944)
《ネタバレ》 ビリーワイルダーの映画には、今はなきハリウッド映画の繊細さ、優雅さが詰まっている気がします。「同僚以上だ」「うれしいね」というラストのやりとりには、思わず胸を震わされました。 8点(2005-01-15 22:19:30) |
8. トゥルーマン・ショー
《ネタバレ》 視聴後、友人と「演技してないよな」とお互い確認し合った。住む場所にも食うものにも困らない切実さのない生活を送っていると、何だか日常が作り物めいてきてしまう。物凄く深くて恐ろしいテーマを扱っているので、コメディックなところがあまり笑えなかった。僕は今、部屋で一人パソコンに向かっている。どうか僕の家族僕の友達の皆々が、今頃楽屋で煙草をふかしてなどいませんように。 6点(2005-01-15 22:00:25) |
9. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲
《ネタバレ》 社会は常に向上していくという未来志向が疑われ始めた現在を描き出した作品。誰にでもある「昔は良かった」という感情を、オトナ帝国の、すなわち悪の野望としているところはある種の現代風刺とも取れる。そしてその悪行(過去志向)を食い止めるのがこれから未来を担っていく子供(しんちゃん)たちという構図にとても温かいものを感じた。しかし、このオトナ帝国のジンとチャコの主張にはどこか同意せざるを得ないところがある。社会の発展が必ずしも良いものを生み出していくとは限らない。「昔」にはやはりノスタルジーを超えた魅力があるのも確かだ。ひろしの「うちも古いのに買い換えるかあ」というセリフを、いつか身近に聞く日が来るのかもしれない。 8点(2005-01-15 21:39:39) |
10. ユージュアル・サスペクツ
めちゃくちゃ面白い。ラスト十分の凝縮度はもの凄いと思った。何も示唆するようなことを言わず、さり気なく薦めてくれた友人に感謝! 9点(2004-02-20 17:45:23) |
11. アマデウス
思わずサリエリに感情移入。モーツァルトの笑い声はあれでいいのですか? 8点(2004-02-20 17:36:49) |
12. 地獄の黙示録 特別完全版
長いです。 4点(2004-02-19 00:43:35) |
13. バトル・ロワイアル
恐いです。なんの予備知識も知らずにいきなり観たので腰抜かしました。 8点(2004-02-19 00:41:15) |
14. サウンド・オブ・ミュージック
子供たちのおやすみなさいの歌がとても好きです。 8点(2004-02-19 00:28:44) |
15. レオン(1994)
マチルダは良かった。 [映画館(字幕)] 10点(2004-02-19 00:22:19) |
16. ザ・ハリケーン(1999)
「書くことは武器だ。拳なんかよりずっと強い」 7点(2004-02-19 00:21:21) |
17. ウォーターボーイズ
すごい良かった。最後のシンクロ本番シーンは何度も観ました。高校生活やり直したい・・・。平山綾かっわいいなあ。一番好きなシーンは予備校で二人が会うとこ。(自販機をドカンと蹴って)コツがあーんの! 9点(2004-02-19 00:17:13) |
18. インソムニア
もっとインソムニアなものにして欲しかった。 4点(2004-02-19 00:09:39) |
19. Love Letter(1995)
トヨエツの関西弁、私は好き。 8点(2004-02-19 00:08:22) |
20. スワロウテイル
いまいちつかめませんでした。でも岩井監督の世界観はすごいと思う。役者陣の語学習得力に脱帽です。 5点(2004-02-18 23:57:55) |