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1.  スミス都へ行く 《ネタバレ》 
すいぶん前、TV放送されていた本作品。 仕事から疲れて帰って来た私は、なんとなく途中から観始めた。 後半の1時間だけ鑑賞し「なんて素晴らしい映画だ!」と感激したものだった。 今回あらためて冒頭から見直したら…。あれ?なんか違う。 丁々発止な法廷モノと違って、彼の演説は基本理念の朗読。 スミスの不正をでっち上げたテイラー側の嘘をビシッと暴くわけでなく、 議会引き伸ばしの為に長々と朗読し続ける。戦法って、引き伸ばしだけなの?。 チビッ子新聞読んで支持者が集まってくれるかも知れないから?。 支持者のデモは放水などの圧力で押さえ込まれてしまった。 仮にアレが大きくなり、議事堂周辺100万人デモになっていたら…。 しかし、この映画は「民衆に支持されたからこその勝利」の形にしない。 スミスは、長時間頑張って「民主主義が大事なんだー!」と訴え気絶。 結局、ペインが「良心の呵責」を感じて諸々を自白。 なんだか「交渉人が時間掛けて説得すれば犯人も投降するサ」みたいな平和な話。 米国が、まだ「個人の良識」を信じていた時代だからだろうか。 「平凡な一般人が見事な演説」のストーリーから連想して、 チャップリンの傑作「独裁者」が観たくなって来た。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-08-25 22:07:40)
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