1. 恋する惑星
音楽はいい、テンポもいい。でも、それだけ。暇つぶし以外の目的で見たら、少し腹が立つかも。 3点(2004-03-29 01:35:17) |
2. 小さな中国のお針子
《ネタバレ》 完成度の高い映画だなと感じました。ただの都会の青年と田舎の少女の恋物語と思った方の中には、少女が突然村を出て行く所など、唐突で違和感があるかもしれません。しかし、今も大きな傷跡を残す下放政策の悲劇をユーモアを交えて描く視点と合わせて考えると、様々な矛盾を内包しつつも世界の大国へ発展しつつある中国の現状をよく捉えていると思えました。少女の消息は不明ですが、中国の経済発展の先進地、深せんから香港へ、という足取りは近代化の波の中でたくましく生きる彼女を示しているようです。 9点(2004-03-29 00:59:03) |
3. マッチスティック・メン
スティングには及ばないけれど、こういう映画を作らせるとハリウッドはうまいですね。金ばかりかけたぞという作品と比べれば、脚本がしっかりしていて気分よく見られました。個人的には、どんでん返しの前に「多分」という予想がついてしまったのが残念でした。 8点(2004-03-29 00:43:20) |
4. 少林サッカー
ただただ馬鹿馬鹿しく、でもしっかり楽しみました。中と半端でなく、徹底的に馬鹿げていて、それだけに観客を楽しませるぞ、という作り手の気合がよく伝わってきました。たまには、こういう肩のコリをほぐす映画もいいですね。 8点(2004-03-29 00:37:17) |
5. こころの湯
《ネタバレ》 文字通り、心の温まる映画でした。ただ、かつての下町風情が日本から失われたように、近代化の進む中国でも庶民の触れ合いや助け合いなどが押し流されつつあるのかと思うと、切ない感じもしました。 9点(2004-03-29 00:29:12) |
6. 阿弥陀堂だより
日本の自然の美しさを教えてくれる映像、死もまた人生の一部として受け入れる死生感。心に残る映画でした。田舎暮らしをしたくなるような作品ですが、ただ、あまりにも田舎のきれいな部分のみを抽出しすぎている感もあり、マイナス1点の9点とさせて頂きました。 9点(2004-03-29 00:21:07) |