1. 硫黄島からの手紙
《ネタバレ》 皆さんご指摘の通り、洞窟陣地で粘って粘って時間を稼いだという肝の部分の描写が十分でなかった点が残念でした。あと、やけに細かいけど、日本兵が小銃のことを「ライフル」と言うのに妙に興ざめしてしまいました。司令部内での対立というのも、史実と異なるし、ちょっとなぁ。とはいえ、こういう戦いがあったという事実を世の中に改めて知らしめてくれたという点は素直に感謝したい。兵隊さんたちの頑張りを、忘れずにいたいものです。硫黄島での実写にも感動。 [映画館(字幕)] 5点(2007-10-12 23:45:29) |
2. 日本沈没(2006)
《ネタバレ》 残念ながら一言で言うと迫力がないんです。もちろん特撮なんかは前作とは比較にならないくらい素晴らしい出来なんですが、見ていてまったく怖さを感じられない。描写される場面の多くが、「地震が起きたその後」あるいは「避難した後の人気のない廃墟」ばかりで、何気ない日常生活が突然根底から覆されるという地震の持つ恐ろしさをまったく描いていないからではないかと。この辺りは「今更被災シーンを描写しても仕方ない」ということで意図的にそうしたらしいですが、狙いすぎてかえってコケてしまった感じ。廃墟となったビルが倒壊しても、津波を遠景で見せても、リアリティがないというか、怖さを感じない。むしろ、小さな地震なんだが居酒屋で手元のコップがカタカタ揺れ始めるシーンの方が恐ろしさを感じます。キャスティングでは、大地真央にあの役をやらせたのは如何なものかと。女がでしゃばり過ぎなんて言ったらいけませんが、いかんせん重みがなさすぎ。あとは延々と避難民が逃げていくのと、主演二人のラブシーンをダラダラ見せられて後半すっかりだらけてしまいました。前作で感じられた「沈んでいく日本への哀悼」というものが殆ど感じられず、個人レベルの描写に終始していたのも、監督コメントによると狙ってそうしたらしいんですが、その割に登場人物に感情移入できないもんだからすっかりはずしている印象。そんな中、唯一、山本首相の「何もせんほうがいい」にはほろりと来ましたよ。あと、説明のテロップ出しすぎ。これも狙って・・・以下同文。 [映画館(邦画)] 4点(2006-07-15 16:18:33)(良:1票) |
3. フライトプラン
《ネタバレ》 飛行機の中で子供が行方不明になってしまうという設定が面白いなぁ~と。途中までは誰も彼もが怪しく見えて、とても恐ろしく、この辺りはうまいなと思いました。真犯人が分かってかえってほっとしたりして。ま、確かにつっこみ所もあるんですが、充分楽しめました。母は強し。 [映画館(字幕)] 7点(2006-03-26 23:40:17) |
4. ALWAYS 三丁目の夕日
当時を知らないのですが、何となく自分の子供の頃の日本とつながっている部分を感じて、非常に懐かしく思えて、映画の冒頭から涙が出てきました。お金も物もないんだけれど、もっとずっと大切な暖かい心はみんな沢山持っていて、もう途中から涙がどうにも止まらない。素直に良い作品だと思いました。 [映画館(邦画)] 9点(2006-03-26 23:32:32) |
5. 戦国自衛隊1549
《ネタバレ》 キャスティングを見た時点である程度の覚悟はしていました。基本的に戦争物の作品に、中途半端に女性が登場するのは好きではないもので。もっと硬派に仕上げて欲しかった。キャスティング以上に脚本の出来がどうにもこうにも頂けません。タイムスリップものの醍醐味は時間移動した後の「ここはどこだ!俺達はどうなってしまうんだ!」という混乱、不安、そういった部分もあると思うんですが、それが最初っから帰還する方法が分かっているなんて興ざめもいいところ。それに自衛隊同士でドンパチやっても、せっかく戦国時代に来たのに勿体無い・・・と思ってしまいます。 [DVD(邦画)] 3点(2006-03-26 23:22:04) |
6. 亡国のイージス
《ネタバレ》 期待が大きかっただけに残念・・・原作の見せ場がいくつも削られている割には余分なエピソードが残されていたりで非常に中途半端な印象。せっかくの攻撃機だって、あれじゃあ何をしに出てきたんだか・・・。脚本さえよければ素晴らしい作品に成り得たのに、実に勿体無い。一方、さすが自衛隊が全面協力しているだけあって、本物の護衛艦が持つ迫力には圧倒されましたよ。 副長のクーデター参加の動機が弱い点は、もともと原作でもそうなんですが・・・惜しいなぁ。 [映画館(邦画)] 6点(2006-03-26 23:06:21) |
7. ローレライ
原作読んで感動し、そののち映画館で見ました。原作が読みごたえのある量だっただけに、映画では表現しきれないんじゃないか・・・と心配していたら、不安的中。原作読まずに見たらストーリーについて行けないんじゃないかと思ってしまいました。予告編の出来がよくて期待感が高かっただけに残念。もっとエピソードを絞り込んで脚本作った方が、のめり込むことができたんじゃないかなぁ。でもまぁ、2時間という上映時間も感じさせず、そこそこ楽しめました。役所広司が血色良すぎるのは確かに気になったけど(笑)。映画見た方は原作も是非。 [映画館(字幕)] 6点(2005-04-24 12:23:01) |
8. ルパン三世 カリオストロの城
ストーリーもいい、音楽もいい。家族みんなで楽しめる名作だと思います。銭形警部と機動隊の面々もいい味出してます。 10点(2004-06-12 20:49:30) |
9. タワーリング・インフェルノ
私の中では最高峰とも言える傑作です。本作品を越えるパニック映画には未だお目にかかれません。スティーブ・マクイーンの消防隊長は本当にハマリ役で渋いです。でも、主役はやはり世界一(当時の設定)の高さを誇るグラスタワー。冒頭のツインピークスからの遠景、最後の方に出てくる俯瞰で捉えた映像などなど、随所に見られるビルの高さを強調したカメラワークも印象的です。もう一度でいいので、映画館のスクリーンで見てみたい作品。 10点(2004-06-12 20:42:27) |
10. パール・ハーバー
戦闘シーンだけに期待して見ましたが、それすら何故かチープな印象しか得られず、これほど後味の悪い映画も珍しい。たとえDVDレンタル1週間100円だったとしても、その価値もなし。怒りのあまり、トラトラトラのDVD買ってしまった。 0点(2004-06-12 16:38:10) |
11. ラスト サムライ
相当期待していたんですが・・・決定打はやはり接吻シーンでした。戦とはいえ、夫を殺された相手に惚れてしまう妻なんてありえないでしょう。父を殺した相手になつく子供もありえない。もうこの点だけですっかり白けてしまって、あとはどうでも良くなってしまいました。あとは皆さんもご指摘されていますが、サムライ達が何の為に戦っているのかという動機付けがまったく描かれていない為、まったく感情移入できませんでした。期待感が大きかっただけに・・・残念! 3点(2004-06-12 16:28:36) |
12. フィールド・オブ・ドリームス
映画館で見た時は途中から涙が止まらなくて困りました。以来、何度見ても最後のシーンだけは涙を堪えることができません。この映画を見る度に、父とキャッチボールをしたくなります。少年の心を持つすべての人にお勧めしたい、心温まる名作だと思います。 10点(2004-06-12 16:17:40)(良:1票) |
13. 新幹線大爆破(1975)
日本のアクション映画の中でも屈指の傑作ではないかと思います。最初から最後までぐぐっと引き付けてくれます。特撮が・・・というご意見もありましょうが、それを上回るストーリー展開と、ひかり109号の勇姿に9点献上。 9点(2004-06-12 16:08:56) |