1. 友だちのうちはどこ?
純粋な少年の心温まるストーリー。このシンプルに見える映画の背景に、イランの文化や習わしを見せてくれるキアロスタミのしたたかさ。必要以上に卑屈だったり、高圧的だったりする登場人物たちにちょっと憤りを感じながらも、やっぱり純朴な彼に夢中に!んで、イラン映画はラストが本当に素敵。。一種独特の風味付けと言うか、一花添える感じ。。そこに在る真実を映し出しているようで、とても刺激的です。 7点(2004-09-10 20:21:45)(良:1票) |
2. となりのトトロ
子供の頃は大好きでした。。少しずつトトロ離れして、いつしか「好きじゃない」と公言してはばからない自分が・・。んで、コノ間観たんです、数年ぶりに。「とうもころし」をもって右往左往するメイ。「メイの分からず屋!」と叫び放って行くサツキ。でも、おばあちゃんには本音が出てしまい。本当は自分も分からず屋になりたいほど弱気になってるのに、メイの前では姉でなくてはならない。メイの気持ちもサツキの気持ちもよく分かるわ~(泣)でも一番好きなのはお風呂のシーンだったりする。ぼくも小さい頃、心細くなったら無理やり歌を歌ったり大声で笑ったりしてたなぁ~。田舎の雰囲気もいい♪・・あぁ、好きかも。。 8点(2004-08-14 20:51:49) |
3. レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ
アキ・アウリスマキと言えば小津安二郎への敬愛を含んだ作風が有名ですが、、コレぞカウリスマキワールド・・と言わんばかりの軽快さとトホホ感。初っ端から圧倒される。ツンツクツンは犬も、挙句はリンカーンまで!無表情は相変らずで、マイペースなのに流されまくってるトンガリたちが愛らしい。統一感のない音楽でも終始揺れるぼくの体。どこまで行くんだよ?まぁ、どこまででもいいけどね・・ぼんやりとついてくから。 8点(2004-08-14 11:03:42) |
4. 不思議惑星キン・ザ・ザ
あぁ~、なんてハイセンスなんだ。ナンセンスとは紙一重。されど、大違い。いっきなしの強烈なやりとり。んで、飛ばされて。なんじゃいな乗り物が飛んできて、そしてお馴染み「ク~」の一発目。思わず一時停止して、迷わず「ク~」しちゃったじゃないか!体制批判云々、その他も感じ取れるけど、とにかく面白い。そんなんが一番大事。この余韻にどっぷり。 9点(2004-07-12 00:18:59) |
5. 鉄男 TETSUO
観た当時は、もう、すんげぇ!怖さと、ちょい笑える面白さが絡み合い。才能と勢いを映像と音楽に乗せて、遠慮のない凄み。なんて、衝撃を受けたもんです。モノクロがいい風に作用してるね。荒削りの蓄積で、後半少し疲れる。でも、あのラスト。もっと唐突に終了してくれた方が、突っ撥ねられたイヤぁ~な感じが残っていいのに。ヘンな余韻が。 8点(2004-06-27 18:45:27) |
6. コックと泥棒、その妻と愛人
作品が観る者を飲み込む。初っ端から釘付けになり、厨房、食堂、トイレのパーンで決定打!雑然とした画面が一気に白で埋め尽くされる。妻のドレスのなんと色っぽいことか。話が展開していくうちに、自らに潜んだものを刺激され興奮を隠せない。嫌なものも度を超せば好きに変わっちゃう感じです。イイもん観やした。 9点(2004-06-20 15:33:52) |
7. アリス(1988)
ヤンの世界がいつ始まるのか、ヒヤヒヤうきうき。女の子は・うさ公・・ヴっ、もう始まりやがったな!ってか。アリスの終始前傾姿勢な好奇心に巻き込まれ、グロい生命体のコミカルな動きに笑っちゃう。アリスに一番怖さを感じて・・近くに居たらイヤじゃな~い?末恐ろしいわいな。 8点(2004-06-11 23:12:55) |