Menu
 > レビュワー
 > Tolbie さん
Tolbieさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 642
性別

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1234567891011
投稿日付順1234567891011
変更日付順1234567891011
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  博士と狂人 《ネタバレ》 
昔(10年くらい前かな?)、本の雑誌の書評で興味を惹かれ読んだが、殆ど忘れている状態。 それでも前代未聞な全国募集(国内的な)での用例収集と、それに協力する元犯罪者の力で世界初の英語辞典を完成させた話として、覚えていた。 日本で『舟を編む』という辞書編纂の物語の映画があったが、それのもっとダイナミックな話。(「用例収集」などというkと場はその映画で知った。 昔読んだときには、狂人側の罪の話とか被害者の奥さんとの話などあったっけ?という感じだが、その部分で『辞書』の部分がちょっと弱くなった感じは否めない。これは辞書を作った人の話というよりは、罪とそれを許した人、精神疾患の人を救う人の話になってしまった感じがある。 でも、いい話ではあるけれどね。
[DVD(字幕)] 7点(2022-02-11 17:46:06)
2.  名探偵コナン 天空の難破船 《ネタバレ》 
 まあ、確かにコナンが飛行船から捨てられるところ、驚き焦りました。キッドが乗っていてよかった。  それ以外では、たかが仏像を盗むという目的にしては、やることが大げさすぎて驚く。誰も彼もが町から逃げ出すという描写も現実離れ(まあ、マンガなんだけど)し過ぎで、呆れる。もっと凄惨な死にざまを映像で流して、確実にどこそこに落ちそうだと地上の人に思わせないと、ああはならない気がするのだが。  だがまあ、まあそういったコケオドシ的な仕掛けが『劇場版コナン』という事は、公開時観た時にはまだ納得できかねた。いまはもう、
[DVD(邦画)] 4点(2020-08-16 15:39:17)
3.  屍人荘の殺人 《ネタバレ》 
 うーむ、ゾンビが存在する世界での本格推理なんて、成立するんか?  私はほとんどホラーを観ないので、ゾンビというもののお約束が良くわからない。だから、ゾンビがものすごい能力で壁を登ったり窓・ドアを破ったりできないとか、頭(脳?)を損傷すると死ぬ(!?)なんてことが、共通認識として成立しているなんて理解できなかった。  そんな世界で密室なんて言われても、壁から出てきたりできないのか?なんて思う始末だ。まぁ、原作は北村薫先生が評価しているんだから、アリなんだろうけどワタシ的には釈然としない。  途中から、「わかった、これはいわゆる登場人物を環境に閉じ込める『豪雪』なんかと同じなんだな」と、無理矢理に理解した。理解じゃなくて納得か。   それにしても物語の中でゾンビが迫ってきていたりして、時間的に切羽詰まっているので、トリックの意味などが分かりにくいのが難点か。   ところで名探偵の名として「明智」といえば明智小五郎からだろうが、下の名が恭介というのはおそらく神津恭介からだろうと思うと、ちょっと嬉しい。私の思う日本一・二の名探偵だからだ。神津先生は映像作品ではほとんどお目にかかれ無いのが寂しい。 それほどの名を与えた探偵をデビュー作で終わらせちゃうのは、もったいない気がする。というか、内容的には噛ませ犬的な人物で、むしろそんな人にこの名を?ということか。   でも、浜辺美波さん、超美少女だったので1点おまけ。
[DVD(邦画)] 6点(2020-08-11 12:55:55)
4.  打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(2017) 《ネタバレ》 
 「時かけ」でしょ?これ。かけているのが少年か少女かわからんけど。(少年の方か、やっぱり)。それにしてもこの主人公たちが、物語途中で中学生だとわかったときには驚いた。「16歳に見えるでしょ?」じゃねえよ。その中学生の女の子のスク水姿や、ミニスカ制服に絶対領域を見せつける映像や時に妖艶にさえ見える描写を見ていると、若干嫌悪感も抱く。彼ら少年少女じゃなくて、それを見世物にしている造り手たちにね。  だが、映像的には美しくて、夕日のシーンやガラス玉や水の描写など、我々「ヤマト世代」とは隔世の感があって、唸る。物語的には、尻切れ的な印象は否めない。少年と少女の思いが繋がって、それからどうなる?という所でお終い、では永久お預けな感じ。  まあ、内容的にはあまり意味がないのかもしれないけれど、まさか今どきの中学生って、打ち上げ花火が平たいものだとホンキで思っているわけでは無いんだろうなあ?馬鹿すぎるだろ。この問題がタイトルになってるってのは、意味あることなんだろうか?  あと、広瀬すずちゃん、割と好きなんだけど、控えめに言っても随分とダメダメな感じのする場面がありましたねえ。アレ、演出的にワザとなんですかねえ?すぐ後のシーンでは悪くなかったりするからね。
[地上波(邦画)] 7点(2020-08-09 13:22:59)
5.  今日も嫌がらせ弁当 《ネタバレ》 
 弁当を毎日作るのは大変だ。朝4頃起きて弁当を作り、尚且朝食をも作っている。私の場合は自分のものだけだから、手も抜ける。だが、あれだけ凝った弁当を毎日では尚大変だろうな。体も壊すわけだ。   キャラ弁って、初めて見たときには凄いと思ったけれど、食べ物的には本質でない感じがしていて、食べ物で遊ぶ感もありちょっと感心しない気がしていた。  だけど、自分のものしか作らない私には思いもつかなかったが、作る人から食べる人へのメッセージなのだね。最初は嫌がらせと見えていたが、次第にそれが子への思いに見えてくる(私が鈍感だっただけかもしれんが)のは、感動的だった。  最後の巨大お弁当には、泣かされました。(他の人は弁当持ってこなかったん?)   途中、2回現れる「終わりそで終わらないギャグ」は必要なんでしょうか?というか面白いか?
[DVD(邦画)] 7点(2020-08-09 06:52:51)
6.  閉鎖病棟-それぞれの朝- 《ネタバレ》 
 色んな事情により、問題を抱えている人たち。「人たち」などと他人事のように言ってはいけない、「問題を抱えていない人なんかいない」という事だから。 そんな人々が、互いに心を寄り添わせながら、再び立ち上がろうとする物語。   最初見たときには、『永遠の仔』のような感じかと思ったが、心の問題の詳細が明かされない人も多く、またその原因も必ずしも人のせいと言えない感じの人もいそうで、事は単純じゃない。   最後に再び人を殺めてしまった主人公・鶴瓶の裁判で、レイプ被害の少女をここでも彼は守るのではと思ったが、そうではなく、彼女の心を受け入れ文字通りふたたび立ち上がろうとするカットで終わるのが良かった。  自分も、もういい加減長く生きてきて色々と問題を抱えてなんとか、死なないように暮らしているが、もう一度しっかりと立ち上がってみたいと思わせる、そんな良い映画であった。  それにしてもあんな暴力的なクズ男を、他の患者と一緒にしている病院にも問題があるよなあ。
[DVD(邦画)] 8点(2020-06-22 19:30:56)
7.  ルパン三世 THE FIRST 《ネタバレ》 
とうとうルパン三世が3DCGになった。まあ時流だからしょうがないけど。   見ていて思ったのは、インディ・ジョーンズを思い出すなあということ。インディの世界の超常現象は(おそらく)神の御業的な扱いだったはず。それが最後の「クリスタルスカル」のときに異星人の超テクノロジーを出してしまってすっかりシラケてしまったのを思い出したのだ。今作も同様に、明かされた古代文明の技術が異常な超テクノロジーなので、萎えるのだ。許容できるのはマモーの話くらいまでだ。こんなにすごいテクノロジーなら、自分を破壊する司令に安全装置くらいあるだろと思ってしまった。   そういう超テクノロジーではなく、例えばファーストシリーズでの実写ではありえない「現金輸送車を絵で騙す」というのや、カリ城の崖を登るフィアットなんかもギリでそうだった「アニメーションならではの面白さ」を期待してしまう。、同じ超テクノロジーが出てきても魔毛狂介の時のように「自分らの」やり方で対処するような。見事さを見たかった。   ルパンが作られてから毎回言ってる気がするが、今回もまた「ルパンが来ちゃったから、ゴチャゴチャするから帰る」とフジコに言わせたり、ルパンを空中で泳がせたり、銭形に休戦を申し込んだり、最後に警察一行がヒロインに敬礼したり、いいかげんにしろと思う。多くの人はオマージュとか言うんだろうけど、私には呪縛にとらわれているとしか思えない。若い女の子を救う話もそうだ。もうカリオストロの呪いからは脱却するときだ。   ところでCGでのキャラクタたちの顔については、概ね高感度良しだ。だいたい私はシリーズ2以降の「セクシーで色っぽい峰不二子」ってのが、気に入っていない。私の不二子像はファーストの時の6・70年代の行動的な可愛いお姉さんなので、その人が大人になった感じを期待してしまうのだ。今作の不二子はギリギリそういったニュアンスが出ていたと思う。また、特に良かったのが次元大介の無精髭周り。顔を出すのは一向にかまわない。五エ門だけはもうちょっと日本的な顔立ちが良かったけど。   色々不満点はあるが、総合的には安っぽいスペシャルや安直な劇場版よりはCGのリアルに助けられた感じで高得点。
[DVD(邦画)] 6点(2020-06-06 21:21:29)(良:1票)
8.  引っ越し大名! 《ネタバレ》 
中盤までつまらないギャグセンスに辟易。だが、話の大筋は面白い。リストラのシーンは、藩側の都合良すぎる主張に、怒りがこみ上げてくるが、最後の最後にそれが収められて溜飲が下がる、というより感動的ですらある。藩に戻るよりも田畑を選ぶものの展開もよろし。  及川藩主も最初は碌でもない若藩主と見えたが、最終的には立派な藩主になったようだ。全体的に「終わりよければ全てよし」な感じ。
[DVD(邦画)] 5点(2020-05-05 17:54:38)(良:1票)
9.  ターミネーター:ニュー・フェイト 《ネタバレ》 
まあ相変わらずの追いかけっこなんだけどな。で、物語はT2以降に結局の所ジョン・コナーは殺されて、違う未来が発生しているという話。ジョン・コナー暗殺に成功したらスカイネットの思うままになる気もするが、どうもそうではないらしい。  新たな人類の救世主は女。未来からやって来るのは新ターミネーターと女兵士。今度の標的も女。これじゃ、前作と同様な展開は期待できないね。LGBT?でも子供は無理だな、なんて思ってたら、流石にそうではなかったか。サラは「聖母マリア」だったが、今作のターゲットは救世主自身。で、T2とT1のいいとこ取りで未来からやってきた戦士とT-800が共闘して、最後感動的にシュワちゃんが犠牲になるという感じ。  T-800が任務を完了したあとに人間社会に溶け込んで家族を持っていたというのが、衝撃だが何しろ人工知能の機械だからそういう進化もあるのかな?なんて思ったりもする。ちょっとイイなと思ったのは、サラとT-800の邂逅のあとに、T-800と新ヒロインの会話 「愛してるの?」 「人間のそれとは違う。それは利点だと思っていた・・・違ったよ」というところ。 ここが、本作の一番のキモだった。ワタシ的には。 ここが、もうちょっと物語の重要な部分に関わってきてたら、もっと評価できる気がするんだが。  何しろT2の終わり方が見事すぎて、続きは難しいのだろうが、率直に言って蛇足感は否めない。新たなキャストでシリーズを続けたかったのかもしれないが、あんまりこれを続けると結局機械の反乱は防げないって事にならんだろうか? でも単純に面白かったけどね。
[DVD(字幕)] 7点(2020-03-08 20:30:37)
10.  仮面ライダー1号 《ネタバレ》 
 かつて僕らを夢中にさせた、元祖仮面ライダー。少し大きくなってから省みると、まあショボい部分があるのは否めなかった。だからよりリアルにかっこよく作り直された「The First」なども作られた。だが、やっぱり僕らのライダーではないキレイなリ・イマジネーションというやつで、それはそれ感があった。  だが、本作は直接あの『仮面ライダー』からの地続きの世界。あの本郷猛が未だ戦っている世界。僕ら世代としてはウレシクないわけはない。当時最新の現役『ゴースト』が絡むのはご愛嬌。というか、その世界のお約束が判らないのでその辺は想像的に補完するしか無い。  さて本作ではあのショッカーの残党と、そこから分離するネオショッカーが対立しつつ、悪事を為す。よりによって今は亡き立花藤兵衛の孫娘にちょっかいを出すのを、本郷猛が守るという話。だが、なぜ人を守るのか、人の命とは何だ?と学生に講義する本郷猛はちょっと説教臭くて、行動の人であった本郷猛、変わったなと思ったりもする。数十年ぶりの仮面ライダーの変身は重厚で感慨深くライダーのデザインもイマドキのクオリティでカッコいいのだが、変身ベルトがコケオドシ的にデカくてダサい。もうちょっとスッキリスタイリッシュに作ってほしかった。同様に藤兵衛が遺したことになっている新サイクロン号もデカイだけな感じ。  いろんな劇場版で登場している地獄大使が今作でも登場するが、今回はライダー陣営と共闘してネオショッカーのリーダーと戦ったりする。最後には本郷に「体を労れ」などと諭され、倒れる。「俺と戦え、それが俺たちの・・・」ってセリフはかっこよく感慨深いが、何か良きライバル的な感じを出されるのは違う気がするのだ。僕らの世界では本気で相手を倒し合っていたはずで試合をしていた訳ではないのだ。うーん、なんだろう?この感じは母星を懸けて戦っていたはずのデスラー総統がいつの間にか良きライバルの扱いになってしまったのに似ている。ちょっとどうなの?と思う。  それでも全体的には、あの本郷猛が闘い続けてくれている世界がウレシイ。ウルトラマンもセブンも再放送で観た、僕らの世代の本当の同時代ヒーロー『仮面ライダー』の活躍は永遠である。
[DVD(邦画)] 7点(2020-02-09 17:18:04)
11.  ジョーカー 《ネタバレ》 
 社会が病んでいてちょっと変わった不孝者が罪人になってしまうというのは、今の現実を表しているようで空恐ろしい。アメリカでもそうなのかどうか不明だが、弱い存在に対して卑怯なほどに強く断罪する社会、そのくせ豊かな強者に対しては不満を募らせるが為す術がない。バッシング社会と言われて久しい日本の(ネット)社会を重ねずにいられない。  それにしてもヒーローの悪役にここまでのものを見せられると、素直にバットマンが見れなくなるのが困るなあ。それと終盤にとりあえず描かなきゃと言わんばかりの、ウエイン一家の襲撃はシスの復讐のスカイウォーカー兄妹の誕生シーンのように取って付けた感が否めない。
[DVD(字幕)] 8点(2020-02-09 17:15:31)(良:1票)
12.  キャッツ 《ネタバレ》 
 何故だか世間で評判の悪い映画が私には面白いのだ。  原作舞台(といってもロンドン版は観たことがなく劇団四季版の記憶だが)では、人を猫に目一杯寄せていたが、この映画のメイクは人間の顔部分が多いので猫が人間に寄せてきてる感を感じてしまう。それでも舞台では無理な「耳を動かす演技」があったりして感心する。  グロールタイガーがマキャビティの手下として実在していたり、いろいろと戸惑う部分もある。戸惑うというか驚いたのは、グリザベラが黒人なこととオールド・デュートロノミーが女性になったことだ。デュートロノミーの人はオリジナル舞台でグリザベラを演じる予定だった人だそうで、おそらくこの人のための性別変更だったのだろう。40年の時間が彼女を娼婦猫から長老に変えたのか。グリザベラについては自分的に勝手に「高級娼婦」のイメージを持っており、それなら白人だろうという自分にはやはり若干の差別意識を持っているのかもしれないと思い、ちょっと凹む。でもよく考えれば黒猫ってことで何の問題もないか。それ以外は、物語的には原作舞台どおり。かつての娼婦が老い衰えてもなお希望を持つ、そんなマグダラのマリアが最後に祝福される物語、大好きだ。「多く愛するものは多く許される。」
[映画館(字幕)] 8点(2020-02-09 17:13:57)
13.  アルキメデスの大戦 《ネタバレ》 
 いろいろ軍事機密を探ってツテを頼って情報を得るのは、まあそれなりに面白いし必要な手順なのかもしれないが、数学の天才の仕事には思えない。長門の図面と何を使うと設計者が唸るような大和の図面になるのかが判らず、頭の良さを感じられない。そこんところと、鉄の総量と建造費の関係に気づく部分にもうちょっと「納得感」が欲しいのだ。  ま、それとは別にこの物語の一番面白いのは、その優秀な頭脳で大和の実像を追い求めていた天才が、実は次第にその巨艦に惹かれていた事、その部分こそだと思うのだが、やはりそこん所の描写が薄くて残念。 ちなみに壮絶な戦闘シーンはこの物語には要らない気がする。映像的には過去の大和映画の中でも断然凄いとは思うのだが。  ところで、この物語のどの辺が「アルキメデスの」なのだろう。そこんところも分かりづらくて不満。
[DVD(邦画)] 6点(2020-01-12 11:54:23)
14.  空母いぶき 《ネタバレ》 
 領土をめぐる軍事衝突とそれにまつわる政治・国民を描くシミュレーション映画。  最初に自衛隊航空機が3機撃墜され、護衛艦が被弾して負傷者が多数出る他は、自衛隊側の防御・攻撃があまりにうまく行き過ぎてちょっとこそばゆい感じ。(軍艦がそんなに素早く後退できるのか!?)  いぶきに乗艦していたジャーナリストが現場を見て変わっていく展開はちょっとありきたり感が拭えない。大した事していない総理大臣が、「戦争を回避するのが政治家の役割だ」というような事を自分はやり遂げた的に言うのは、皮肉ではない感じでどうかとも思う。最後に国連軍が双方に威嚇魚雷(?)を撃って戦闘を止めるが、そのへんもお花畑的な感じがする。更に驚くのは、明らかに先制で攻撃を仕掛けた国に対して有耶無耶に結末をつけるのが、政治的に良しとされている事だ。  いや、先の総理の件やこの政治姿勢とかホントに皮肉・揶揄なのだろうか。
[DVD(邦画)] 5点(2020-01-04 11:03:31)
15.  男はつらいよ お帰り 寅さん 《ネタバレ》 
 その昔、TVシリーズが最終回を迎えた時に、寅はマムシに噛まれて死んでしまう。今回は寅さんが死んでいるという明確な表現は無い。それどころか、さくらがさらっと「お兄ちゃんがいつ帰ってきても良いように」というセリフを放つ。でも満男の感傷の度合いを見ると寅さんはもう戻らないことが窺える。まあ、曖昧でもいいんだけど。いや、曖昧なままで良いのかもしれない。  何十年も前のドラマ版と同じ事をしはしないとは思ったが、それでも昔を思い起こすような話になるんだろうと思った。今回は満男と元カノの泉の再会、それぞれの家族の問題を絡めて、寅さんを回想する。悪くないと思う。あくまでドラマは現在の2人の話だけど、今はいないおじさんの言動がソレに絡まって何故か心に刺さる。そして映像技術の進化によって、寅が満男を見守っているような画が作れているのが凄い。ただし個人的には満男が大きくなってから(泉との話以降)を全く観ていないのは失敗だったが。   昔の回想シーンでのマドンナたちのなんと若くて可愛い・美しいことだろう!リアルタイムで観ていた時にはそれほどとは思わなかったが、今見るとみんな魅力的な人たちばかりで驚く。何よりさくら役の賠償さんがすっごい可愛いのには参る。  さて映画始まりの主題歌を歌っている桑田佳祐。江戸っ子意識の「し」強調とちょっと作り過ぎの巻き舌歌唱で、あまり感心しない。却ってエンディングでの渥美清の歌が引き立つ。映像的にも桑田を出す意味ないだろ。個人的にはリリーさんの歌唱で聴かせてくれても良かったのに。
[映画館(邦画)] 6点(2019-12-31 16:04:32)
16.  スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け 《ネタバレ》 
 前作で確かレイは普通の人だったはずなのに、とうとう今作で彼女をパルパティーンの孫にしてしまった。どうなの?ソレ?と思う。  でも、物語は今までの旧作なぞりでは無いストーリーで良い。と入っても大した話じゃないとは思うけど。前作で不評だった中国系のブスも控えめでまあしょうがない範囲。映画の作り方的に仕方ないのかもしれないけど、パルパティーン復活なら、もうちょっと前作に伏線でもあればよかったのに。何か突然思いつきました感が否めないのは痛い。伏線といえば、前作で意味ありげな指輪をして、フォースで箒を手繰り寄せたたガキは結局何もなしか。(まさか、次の3部作に繋げるつもりじゃああるまいな、ディズニーよ)  そして赤系青系の色で意味づけされていたライトセイバーをレイが最後に起動した時に黄色だったのは面白い。「フォースにバランスをもたらす者」は結局スカイウォーカーの血統ではなく、シスのパルパティーンの血統から出たのは皮肉というか驚きだ。彼女こそとうとうバランスをもたらしたのだと映像的に表現した良い表現のカットだと思った。だけど、最後スカイウォーカーを名乗るか?あの時「レイ・・・フォース」とか言うかと思った。パルパティーンでもスカイウォーカーでもないバランスを表した名前を名乗ってほしかった。あ、今気付いたが「フォースにバランスをもたらす者」は結局シス側から出たってこと?  作中パルパティーンの言う「スカイウォーカーの歴史は暗黒面との葛藤の歴史」みたいなことを言うのは凄い見識だと思ったっが、逆に言うとシスの歴史は6作かけて盛り上がって終わったものが最後チロッと残り火が燃えてすぐ消えた感が寂しい感じもするのだ。スノークの影のものを描写しておくべきだったな。   さて、鑑賞後しばらくして思ったが、パルパティーンをあのように活かすなら、同様に霊体のまま新たなジェダイを指導しているヨーダというのもあり得た気がする。尤も、そうすると物語が永遠に終わらなくなるけど・・・。
[映画館(字幕)] 7点(2019-12-27 15:00:29)
17.  ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー 《ネタバレ》 
 んー。スターウォーズなの?これ。と思ったが、所々に「帝国」が顔を覗かせているが。最後の最後に(この物語的)ラスボスが登場して、時代感覚がかなり狂ってしまった。多くの人はあの人はエピソード1で死んだと思っているはずで、その時点であの船が出てきたり帝国なんて表現が出てきたりすると??となると思う。Wikipediaで調べると結構後々まで生き延びたらしいが。   さて、これを見て一つ思い出したことがある。「レ・ミゼラブル」という小説だ。この小説は文庫版で全5冊の大作だが、一冊目がほとんど司教様(バルジャンに銀の燭台をあげちゃう人)の話(生い立ち)なのだ。いや、司教様はバルジャンとの関わりだけ分かればいい人だから…。んん、これである。ハン・ソロっていうのはこの銀河戦争で突然現れた凄腕パイロットで良いのではないか?長々とした彼の生い立ちは「銀河戦争の一部としては」要らないんじゃないか?  誤解を恐れずに言い切ってしまうと、ハン・ソロはフォースに関わらない一般人の星なのだと思うのだ。それが、その物語の側面でシス側の者たちとニアミスしていて(おそらくシリーズが進むともっと関係深くなるんだろう)、ちょっとげんなりしてしまうのだ。   もう一つ思い出すのは、例えばジョンウエインが出てはいるが取り立てて面白い訳でもない「普通の」西部劇。ジョンウェインが出ていなければ間違いなく見る必要が無い感じ。この青年が「ハン・ソロ」でなければ見る必要のない物語。 あと、密輸品の運び屋とされていたハンソロが何だかいい人より過ぎていて、それも期待を裏切る。こんな男なら、デススター襲撃に舞い戻るのは容易に想定できるじゃないか…。
[映画館(字幕)] 5点(2019-12-15 20:45:39)(良:2票)
18.  サリュート7 《ネタバレ》 
宇宙開発なんてやっぱり相当な無理と危険を冒しているんだなあ。アポロ13もサリュート7も不可抗力のちょっとしたトラブルで、命のかかった復旧劇になるのだから、恐ろしいものだ。次から次へと襲うトラブルも大変だが、大元の元凶がセンサーのカバー金具が変形していて取り外せないという、結構原始的なトラブルで驚く。というか、案外絶望の大元ってそんなものかもしれない。だが、それをハンマー的なもので根気強く叩き続けて遂に金属パーツを叩き外すっていうのが、ちょっと拍子抜け。そんなものなの?宇宙ステーションって。という感じ。というか、レンチだかスパナだか、そういうの船内に取りに行ったら有るだろとも思う。  でも、実話なんだよなあ、これって。 映像的には、ステーション内の氷が解けた後の、一面の水玉が凄い!とてつもなく厄介な局面だろうけど、キラキラ輝く水玉は美しい。
[DVD(字幕)] 7点(2019-12-15 20:40:35)
19.  サムライマラソン 《ネタバレ》 
基本的には面白いんだけど、せっかく日本のマラソン発祥の出来事なんだから、もうちょっとマラソン自体の部分を見たかった。ただ、不穏な動きってだけで、藩主への刺客が来ちゃうってのは、なんか強引な印象。 それと、日本初のマラソンの筈なのに「遠足(とおあし)」という単語が無説明で使われていて、人々がそれを受け入れ理解している事に?となってしまった。 面白い題材の時代劇だと思っていたが、数十年前に『まらそん侍』という映画があったんだな。機会があれば観てみたいものだ。 因みに、ピースメーカーはもう20年くらい経たないと出来上がりません。
[DVD(邦画)] 6点(2019-12-15 20:18:53)
20.  ねことじいちゃん 《ネタバレ》 
じいちゃんというより、老人たちの話にちょっとグッとくるものがあった。特に、昔ダンスホールに行けなかった元カップルが、数十年ぶりに企画されたダンスホールイベントで踊る展開が良い。また、猫と爺さんの関係がペットじゃなく家族でもなく実に友人的で好ましい。そういえば最近、ラジオでさだまさしが関白宣言のセルフパロディ的に歌うCMを聴いて驚いたのだが、猫を外に出してはいけないのだそうだ。この映画のように、猫が自由に行動する事を今の動物愛護関係者は、何と考えているのだろうか?いや、映画と関係ないことで申し訳ないが。
[DVD(邦画)] 7点(2019-12-15 20:09:00)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS