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1.  美しい人(2005)
9人の女性のある事情・状況に焦点を当てた短編を繋いだ作品です。1つのストーリーが十数分なので余分な説明がないのですが(大体察しはつきますが)、そこまでに至った経緯やこれからどうなるのかというのは推測するしかなく、それぞれをもっと観たいと思わせる手法がすごいです。原題は「9 Lives」。 9人それぞれの「人生」、「生」の一部を隙間から除いているような気になりました。色々な感情に触れる事が出来、また女性なら9人の中の誰かに自分を見てしまうと思います。1話1話独立した話ではありますが、それぞれのストーリーの中に別の話の誰かが登場するのも「人生」の側面、人は人と繋がっているというメッセージをわかりやすく伝えており、またその場面は重いシーンを緩和したり、主人公に何かを喚起させたりと上手く作られています。個人的にはいくつか好きな話はありましたが、9話目が1番好きでした。グレン・クローズ、さすがです。
[映画館(字幕)] 7点(2006-09-17 23:49:02)
2.  X-MEN:ファイナル ディシジョン 《ネタバレ》 
前作2作を鑑賞後、すぐに観たのだけどとても良かったです。気に入っていたキャラクターをばっさばっさと切っていく様に「え~~、そうなっちゃうの?」って思いもありましたが、それはそれで鑑賞後納得しました。新しいミュータントの存在が薄れない配慮(それでも強烈な印象を残したわけではないけど)と本作に少なからずの感傷を残す為なのかなと。エンドロールは本当に必見ですよね。館内が明るくなって気付いたのだけど、最後まで観たのは私ひとりでした。観る観ないとじゃ余韻が違いますよね。もったいない・・・
[映画館(字幕)] 7点(2006-09-17 23:16:14)
3.  クラッシュ(2004) 《ネタバレ》 
映画のテーマそのものは真新しい物ではなかったけど、それぞれのエピソードが織り成す 精巧なストーリーは私好み。ああいう収束の仕方も新手ではないけど、たまらないって感じかな。この映画に関しては、時間を遡ると言っても一日前。登場人物が多くても、時間軸を変にいじっていないから、目の前にある問題にストレートにこちら側も向き合える感じがしましたし、その上、映画全体に蔓延する閉塞感は、日頃私が抱えてるものと似ていて、ぐいぐい引き込まれて行きました。 マット・ディロンが、若い相棒に向かって、「お前もあと2、3年すれば、分かる。」 と言った場面や、サンドラ・ブロックが、「どうしてだか分からないけど、腹立だしくて イライラするの。」と、電話で叫ぶ場面。この2つが私の印象深いシーンです。 どちらも、複雑なキャラを理解するに足る場面だと思うし、大部分の人が抱えているであろう苦悩やもどかしさも表現しているなぁと。人種問題やドラッグ、介護問題と色々提示されてはいるのだけど、私にとっては、沢山の人間が連鎖したり呼応したりする事に今1度振り返れと言われたような、そんな作品でした。 最後、病気の為になかなかおしっこが出ない父親と一緒に泣くマット・ディロンが、短かったけれども、良いシーンだと思いました。個人的には「マント」のくだりより泣けました・・・   
[映画館(字幕)] 7点(2006-05-09 00:06:15)
4.  ブロークバック・マウンテン 《ネタバレ》 
空、山、羊の群れなど印象に残るシーンが多く、殆どが美しい映像だと思えました。しかし、主人公2人をはじめ、登場人物それぞれの複雑な思いがきちんと描かれているなと思ったにも関わらず、「単なる男と男の愛情の映画ではない。」とか「これは人間愛だ。」等と謳われているような所までは、私の中では昇華されていないかな。  受け入れ難いとまでは行かなくとも、男同士のラブシーンはやはり不自然で、しかもそうなるまでが早急だった感が拭えず、その点をもう少し丁寧に描いて欲しかった・・・そうは言っても、トータルで言えば好きな部類に入ります。 イニスの娘に対する愛情だけは常に一定で揺るがず、娘もパパが大好き。そういう点があったからこそ、イニスの複雑なキャラクターも理解出来た気がするし、全体を通してただのホモ映画に貶めなかった気がします。
[映画館(字幕)] 7点(2006-03-28 00:41:39)
5.  スタンドアップ 《ネタバレ》 
法廷シーンとそれ以前の鉱山での出来事やもっと若い頃の出来事を巧く絡ませて、物語は進んでいきます。シャーリーズ・セロンの表情での演技がとても良く、母として、娘として、女としての苦悩が痛いほど伝わってきました。フランシス・マクドーマンド、ショーン・ビーン、ウッディ・ハレルソンと、好きな俳優さん達が出ているから観に行ったのですが、3人は勿論、シャーリーズ・セロン演じる、ジョージーの父役、母役、息子役も見事にそれぞれの繊細な役どころを演じていると思いました。親が子を想う気持ち、子が親を想う気持ち。割り切れない思いと、断ち切れない過去を抱える様子は本当に切なく、分かり合えない父と娘、母と息子が次第に解氷していく展開は、予想通りながらも十分に泣かせるモノがあったと思います。また、ジョージーとグローリーの友情も見ていて胸が熱くなった。決して包み込むような優しさではないけれど、群れない強さと甘やかさない優しさを持ったグローリーは、ジョージーにとっては今、この時必要な人だったのだろうと思います。今でこそ市民権を得た「セクシャル・ハラスメント」ですが、ジョージーのような人たちの闘いによって勝ち得たものだと再認識しました。2時間余りの映画でしたが、実際にはかなりの時間と労力を費やしたでしょうし、女性の人権、地位向上、男性の意識改革に大きな役目を果たした功績に感謝しなければいけませんね。多分、事なかれ主義の私だからこそ、頬を叩かれ、目が覚めた思いになったのでしょう。あの時代、あの状況で、あの法廷に私がいたとしたら、立ち上がっていただろうかと・・・
[映画館(字幕)] 7点(2006-01-21 19:03:04)(良:1票)
6.  ヴェラ・ドレイク 《ネタバレ》 
終盤、同じ罪に投獄されている女達との会話で、初めて自分の罪深さに気付く表情には切なくなった。全てはヴェラの純粋無垢な人となりのせいで、それを利用した友人も同罪、いや、それ以上だ。友人が裁かれるシーンがなかったのだが、ヴェラは利用されていただけでなく、彼女から日常品なども買っていた。無報酬で違法な事をさせておいて、この女ってば!と映画中ずっと思っていたのに、お咎めなしなのは納得がいかない。 平凡で平和な生活を営む家族に降りかかった不幸。ヴェラをはじめとする皆の苦悩は大きく、前半の彼女のこぼれんばかりの笑顔とは対象的に、暗澹としている。しかし、不明瞭ながらも先に見えるのは、刑期を終えた後に自分を愛し、支えてくれた家族と慎ましい生活をする姿だ。しかし、無知とは、なんと罪な事だろう。 全体的にぼんやりぼやけているかなと思うが、嫌いな作品ではないのでこの点数で・・・ 
[映画館(字幕)] 7点(2005-11-30 14:34:36)
7.  ダンシング・ハバナ
平凡と言えば平凡なストーリーなのだけど、勢いがある映画で、ダンスにも恋模様にもドキドキしてしまいました。主人公の男の子、女の子はどちらも魅力的で、時代背景が複雑な上に(キューバ革命)、身分に差があり、それぞれ簡単には割り切れない思いに揺れ動く様は、すでに人生悟りかけてる(!?)妙齢の私には新鮮で良かったのです・・・しかし、パトリック・スウェイジがダンスの先生として出ていたのにはびっくり。エンドロールにも単に「ダンス インストラクター」とだけ。役名を与えて欲しかった・・・
[映画館(字幕)] 7点(2005-11-30 14:07:20)
8.  ドミノ(2005)
カスタネットで言うと、「打って・休んで」の休むがない展開。目まぐるしい映像の連続ではありますが、疾走感はかなり出ており、効果的であったと思います。しいて言えば、取調室での静かなやり取りが 「休む」シーンになるのだろうけど、ルーシー・リューとキーラの緊迫した神経戦は、この映画の軸の1つでもあるので、かなり面白いです。 ドミノの愛や信頼といった点における渇望、閉塞感を、キーラが上手に演じていたかな。こんなに複雑でタフな役も出来るんだなーと感心してしまいました。
[試写会(字幕)] 7点(2005-10-29 01:39:37)
9.  Dear フランキー
出演者の個を主張しすぎない、静かな展開がよかったです。そして、小説の行間を読むような繊細な表現も・・・
[映画館(字幕)] 7点(2005-10-09 01:44:27)(良:1票)
10.  シン・シティ 《ネタバレ》 
黒、白、赤、黄といった映像的なこだわりのお陰で、生理的嫌悪感に苛まれる事なく観れました。 殺戮や闘争のシーンより、便器の中に顔を突っ込まれるシーン(デルトロのシーンの前にもう1人便器の中に顔突っ込まれてましたが、大きい方が浮いてたような気がするんです)や、タールの中に身を沈めるシーンがもしカラーだったらと思うと、正直キツイです。臭いまでしそうで・・・・しかし、カラーを最小限に絞った効果は絶大ですね。残酷なシーンを緩和する役目もあれば、背筋がぞっとするような感覚にもさせる。また、登場人物の心情や行動を際立たせる役目もあるかなと思いました。 エグいシーンもありますが、原作に忠実ってところなのでしょうか?(未読)漫画的だったので、私にとっては許容範囲です。(←なんだか余裕かましてますが、結構ハラハラと心拍上がっってました・・・) 主人公の3人のおやじは本当にクールで、ナレーションでの決め台詞にはうっとり。女たちは全て並外れた美貌でパワフル。罪の街で繰り広げられる制裁や復讐劇に脳内物質放出しまくりし、久しぶりに、上映後かなり疲れました。 が、この充実感はなんなのか・・・ 
[映画館(字幕)] 7点(2005-10-03 15:45:12)(良:1票)
11.  ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]
アメコミと言えば、最近は「スパイダーマン」や「バットマン・ビギンズ」など大作続きで、どうしても比較してしまいそうになるのだけど、これはこれで、この軽さがいいのではないかしら?脚本もたいして練られたものでないし、善と悪の対峙もそう緊迫感がない。1人だけ醜い姿になり、妻(婚約者?)にも逃げられる男の哀しい表情にも悲哀を感じず、1人スター気取りのタイマツ男の行いが時々笑えるのだけど、全体を通して決定打がない。だけど、主人公と元カノのじれったいやり取りから想像出来る結末も、このヒーロー達の行く末も直球勝負で、ある意味気持ち良かったかな。 複雑な人間相関図も必要なし、物語の伏線に気をつかう必要なし、本当の黒幕は誰だと勘ぐる必要もなし、時々はこういうのもいいかなって感じでした。
[試写会(字幕)] 5点(2005-09-16 23:16:18)
12.  チャーリーとチョコレート工場 《ネタバレ》 
1971年度版「夢のチョコレート工場」が未見、原作も読み終えないままでの鑑賞となりましたが、鑑賞後もそれらを早く観たい、読みたいと思うくらい楽しめました。4人の祖父母達の老人にはありがちな真っ直ぐなボケ、個性的な悪ガキとそのバカ親、貧しくも心優しいチャーリーーと父母、そして、奇妙キテレツなウォンカさんと沢山のせんだみつお・・・もとい、ウンパルンパ。それらをブラックなユーモアで練り上げてる(それも、絶妙なさじ加減で)って感じです。ツボにはまったのは、ウンパルンパの歌とダンス。厳密に言うと、歌とダンスに入る前にタッタッタッと走ってきて、それぞれが定位置につくところ!?軽やかな走りが良いのです(笑)ウォンカさんがガラスのエレベーターに何度も顔面ぶつけるシーンは、実際に自分がした事あるだけに、苦笑い。ウォンカさんはまだいい。私は鼻血が一杯出たっけ・・・  脚本はもちろん、カラフルなセット、音楽なども良かったですが、何よりも全ての配役がはまっていたのがよかったのではと、個人的に思います。原作とはラストが違うらしいのですが、映画のラストは温かくて好きです。実は愛を求めていたウォンカさんとお父さんとの再会、そして和解。 バケット家の一員として食卓を囲むほのぼのシーン。 自然と口元がほころんでいました。
[映画館(字幕)] 8点(2005-09-14 00:55:04)
13.  ガタカ 《ネタバレ》 
遺伝子による優劣。近い将来、ないとは言い切れないと、かなり引きつけられるストーリーでした。人種差別、民族差別よりもひどいですよね。どんな能力・可能性があるかも試されぬまま終える人生。どんな手を使ってでも、夢を叶える、こんな世界を欺いてやるといった気概はイーサン・ホーク演じる主人公からひしひしと伝わってきました。 それに伴う、痛みや哀しみも・・・イーサン・ホークの表情って、雨に濡れた子犬みたいで、切ない役をやらせたらばっちりハマるなといつも思います。今回も然り。ジュード・ロウも、ユマ・サーマンもとても繊細で良かった。遺伝子が劣っていて、人生そのものを諦めざる得ない運命を変えたい男。遺伝子は優れているのにそれを発揮出来ない男。優れた部類に属しながらも、欠陥があるが故に「劣」を理解し、愛する女。 遺伝子差別が大前提なのだけど、いつの世にも通じる概念があるからいいと思いました。観る人がどんな風にも置き換えたり、膨らませたり出来る内容って深くていいです。
[DVD(字幕)] 8点(2005-08-17 01:19:36)
14.  バッファロー'66 《ネタバレ》 
怒りっぱなし、自己中な主人公に初めはどん引きしてたんですが、彼の両親が登場してからは、同情しちゃいました。 こんな両親に育てられたんじゃ、仕方がない。 そう思ってからは、一緒に過ごす女の子の目線で彼を見れるようになりました。 女性として、あんな男に気持ちが傾くのは理解出来る。馬鹿でどうしようもないんだけど、放ってはおけないって言えばいいのかな。 漫画的な(コマ割り)シーンが面白かったし、お父さんが歌を披露するシーンや、ボーリング場でのダンスシーンは変わってるけど、作品の中では違和感がなく、主人公の苛立ちや、両親の普通じゃない感覚を上手く中和してる気がします。とても印象的でした。 そして、発砲するシーンも、見事にギャロの策略にハマってしまい、頭の中真っ白になった後、乾いた笑いがこみ上げました・・・ギャロがこだわったであろう、これらのシーンや演出が気に入ったので、私は7点を・・・
[DVD(字幕)] 7点(2005-08-14 07:54:15)
15.  ベルリン、僕らの革命
自分が10代、20代に感じた 「怒り」「焦り」「息苦しさ」「切なさ」を、思い出しました。と言っても、私には彼らのような政治的信念などなかったし、あったとしても何も行動には出せなかったでしょう。なので、間違った方法であれ(盗みをしない。警告だけと言っても、犯罪は犯罪という点で)、不公平な世の中に物申す!といった行動に、憧れや羨ましさを感じたのは確かです。と同時に、あの頃には戻れないのだという寂寥感も。国家に対する革命と、自分達の成長に付随する革命とを絡めた青春映画。なかなか良かったです。ラストも 「でも、犯罪なんだよね。」と心の中でずっと思ってた私にとっては甘すぎず、辛すぎずでOK。本国でのラストと違うと聞いたのですが、気になります。
[映画館(字幕)] 8点(2005-08-14 03:59:17)
16.  ハービー/機械じかけのキューピッド
吹替えのみの上映だったので、沢山のお子達と一緒に鑑賞。車に意志があり、怒るし、喜ぶし、恋もする。なかなかのアクションも見せ、ありえな~~~いなどと頭の隅には冷静な自分がいたのですが、子供達はゲラゲラ楽しんで観ていました。 途中まで観て、「これって思いっきり、レーシングストライプと話が似てるな。」と思ったので、ストーリーそのものは、ありがちなものでしょう。 私は、久し振りにマイケル・キートンでも観に行こうって気持ちだったので、作品そのものへの期待はなかったのですが、ありがちな話でもなかなか楽しめました。 館内の子供達はきっと8点くらいつけるでしょうが、私は6点という事で・・・
[映画館(吹替)] 6点(2005-08-08 13:08:59)
17.  ドッジボール 《ネタバレ》 
私の住む地方都市では上映館もなく、DVDを待っての鑑賞でした。この手のコメディーは必ず最初は吹替えで見る私、今回も笑わせてもらいました。ズーランダーほどの徹底したお馬鹿ではなかったけど、ベン・ステイラーはやっぱり面白いし(馬鹿馬鹿しい)、まゆげとまゆげに恋する僕ちゃんも良かった。 ドッジボールっていうマイナーで、しかも、日本とはルールが全く違う競技を題材にしたのも良かったかな。しかも、ルールが単純で面白いのだもの。 そりゃ、お馬鹿に焦点を当てられるし、ハマる・・・  でもさ、ベン・ステイラー、「We will rock you」聞いたら、もう私はあのポーズしか思い浮かばなくなっちゃいました。「Relax」同様、またもや名曲のイメージを操作された気分。 まぁ、それも笑って許しましょう・・・
[DVD(吹替)] 7点(2005-08-08 12:53:42)
18.  皇帝ペンギン 《ネタバレ》 
ペンギンの求愛のダンスから、結婚、出産、子ペンギンが1人立ちするまでが話の流れですが、その中に自然の脅威に命を落とすペンギンや、外敵との戦いを盛り込んでありました。1時間半くらいの上映時間なので、飽きる事なく観れましたが、現実的な私は少々きれいすぎる感じがしました。某テレビ局の動物番組でのペンギンの特集なんかは、映画以上に過酷でした。それと同じくらいの物を求めていたせいか、肩透かしを食った気分になったのは否定できません。でも上映後に気づいたんですよね。これって文部省推薦とかって大きな文字で出てたよねぇ・・ 映像はきれい、ペンギン達は健気で可愛い。そして、生死や自然の脅威なども盛り込まれているのだから、良い映画なのですよね。それは認められるかな。ただ、個人的には6点です。(文部省推薦という観点からは7点かな。)
[試写会(吹替)] 6点(2005-07-25 00:01:54)
19.  アイランド(2005) 《ネタバレ》 
迫力あるアクションや悪漢との攻防等で、緊張感を持って観る事が出来ましたが、何故だか物足りない気がします。外の世界を知らない純粋培養なクローンなのに、かなりの順応力。お金を見て不思議に思ったり、言葉の意味がわからないシーンがあったりするのだけど、そんな事は吹っ飛ぶかのような馴染みの早さにはびっくりです。ラストでのクローン達の開放。「それからどうすんのよ。あなた達はクローンなんだし、また違った場所でコミュニティでも築くの?」なんて思っちゃいました・・・(しかも、ラストは「アイ・ロボット」に似てたかなと・・・)物足りない=ツメが甘いって感じかもしれません。 クローンの培養・・・近未来には起こりうる話に、もう少しリアリティのある恐ろしさを盛り込んで欲しかったです。ハラハラドキドキなアクションとクローンの恋愛感情のみに収めたのは勿体無い。 それなら2時間の映画にして下さい。(2時間30分は長いと思いました。) しかし、ブシェミがまたまたいい味出してたので6点。あなたのパンツ姿はもう何度観たことか・・・(笑)
[試写会(字幕)] 6点(2005-07-22 23:33:18)
20.  微笑みに出逢う街角 《ネタバレ》 
心に秘密を抱えた女性3人が、それぞれの問題に向き合う話です。同じ街にいながら、お互いに接点はないものの、あちらこちらで交差する人生が面白い。私好みの地味な映画であり、同じ女性として、ある種の後悔、秘密を抱えているという思いは共感出来るのですが、点数はちょっと辛めで・・・理由は、ラストが弱い。それのみです。同じ街で交差していた人生を、ラストで出逢わせてしまうってどうかな・・・(あっ、だから、「微笑みに出逢う街角」なんだ・・・) 3人が再出発する空港で偶然に席を同じくして、微笑み合うっていうラストよりも、空港でもそれぞれの再出発を交差する形で収めて欲しかったと思うのは私だけでしょうか?ラスト5分までは6点でした・・・しかし、ソフィア・ローレンは70歳としては、美しすぎるほど美しいなというのが一番の感想です。あとは、マルコム・マクドウェルが刑期を終えたばかりのしょぼくれた男なのに、印象に残ったかな。 名前が出て来ないけど、ソフィア・ローレンの夫役や公園でのお喋り相手の男性も名優ですよね。私は30代半ばなのですが、私より若い人には向かない作品かもしれません。もちろん、若くても経験してきた事、今ある状況によっては受け入れられるかもしれませんが・・・
[映画館(字幕)] 5点(2005-07-19 23:23:22)(良:1票)
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