1. ターミネーター
1~4まで一気に観たうち、一番人間くささがプンプンだったのが、やっぱり1でした。撮影の時代が古いので、電子機器の映像が古いのは仕方ないにしても、当時としては、やはり画期的。個人的には、カイル・リースの一途さが好き。そういえば、マイケル・ビーン、むかし『笑っていいとも!』で、ウンナンのナンちゃんに日本のギャグを教えてもらってたっけ。 [DVD(吹替)] 9点(2010-01-17 22:56:12) |
2. ドゥ・ザ・ライト・シング
カメラ目線で、怒鳴り散らす登場人物たちにムカムカ。しかしすげーエネルギーのある映画だ。しかしそのエネルギーが(特に黒人たちが)、自分たちの境遇を黒人だからとか、人のせいにしたり妬んだりしていて、せっかくのエネルギーを無駄に使っている、の一言に尽きている。真面目に働いてきた人々が迷惑を被り、被害者面している者が破壊する。そんなひどいことをしておいて、自分の身内には正しいことをしろとのたまう。しかも作った監督本人が黒人で主人公…、すごくメッセージ性のある映画だった。 [DVD(字幕)] 8点(2009-03-31 21:42:36)(良:1票) |
3. 刑事ジョン・ブック/目撃者
あの、みんなで大工仕事をしてる最中のレモネードだけで8点ぐらいの価値はあると思う。ちょっと、はちみつレモン飲みたくなったし。 [地上波(吹替)] 8点(2008-04-17 12:16:24) |
4. ナチュラル
《ネタバレ》 能力の充実した時期に、災難のような事件で野球人生を棒にふったハブスが、自分の力で再びチャンスを取り戻していく姿が感動的で、本当に野球が好きなんだなぁという印象を持ちました。普通、成功におごりを見せて自堕落な生活をする主人公が定番なんだけど、ハブスには一種の正義感があり、たとえ買収を持ちかけられても決して屈しないところに男らしさを感じました。ロバート・レッドフォードは、古き良きアメリカ人というイメージが強いので、安心して観ることができました。商用映画というイメージが沸かないので好印象です。 [地上波(吹替)] 8点(2006-08-21 19:36:01)(良:1票) |
5. ミッドナイト・ラン
この映画のおかげで、一般の人はデ・ニーロをとっても身近に感じることができたと思う。90年代に入って、謎の映画出演ラッシュとなり、かつての近寄りがたさがなくなり、『どんな映画にも出る俳優』のイメージがついてしまったのは残念ではある。渋くて本格派のデ・ニーロ。ゴッドファーザーの成功のおかげで、そのイメージは良くも悪くもその後、付いて回る。田村正和といえば古畑任三郎のような。あえてその個性を殺さず、チャールズ・グローディンを始めとして、モーズリ警部の登場シーンやマービンの「さのばびっち(怒)」のおかげで、コメディの新境地を開いたこの映画は、デ・ニーロにとって大きな転機となったと思う。ロードムービーは総じて良作が多い。コンビで行動するコメディも失敗は少ない。そのへんをこの時期に心得て作った制作スタッフは先見の明がある。特にこの映画、いい年したおっさん2人が真剣にバカやってるので可笑しくてしょうがない。爆笑を狙っているわけではないのに、ツボをうまく突いている。作り方がとても上手いと思います。酒場でのリトマス検査、グローディンから尋問を受けてるじいさんの顔、最高です。 [DVD(字幕)] 8点(2006-08-06 22:58:31) |
6. 蒲田行進曲
世の中にこんなにバカでくだらなくて心温まる映画があったなんて驚き。平田満さんが強烈なインパクトがあって意外です。池田屋の階段落ちがこの映画へのオチへと上手く連結している。現代みたいにクールな時代ではこういう映画はもう作れないのかな。脚本だけでも十分堪能できると知らしめた究極の映画だと思います。コレがコレなもんで。 [DVD(邦画)] 9点(2006-04-18 19:38:59) |
7. ハチ公物語(1987)
ついに、ついにこの映画がDVD化されましたぁ! パチパチ!(感激!) この映画は小学校の芸術鑑賞会のときに初見しました。このハチという犬は秋田犬です。僕は秋田犬を飼ったことがないですし、当時は違う種類の犬を飼っていたので、こんな犬のドコに感情移入できるんだろう?と思って鑑賞しました。ところがところが! なんで自分と全くなじみのない犬にこんなに感動してしまうのだろう! 山城新伍さんや長門裕之さんなど、普段は悪役のイメージで売っている人たちが演ずる、じーん…とくる演技だけでも胸がいっぱいになってしまう。何よりも、山城さんの屋台の奥さんを演じていた加藤登紀子さんの言葉、「ムダでもいいの。ハチはムダがしたいのよ…」には、この映画の全てが伝わってくる。天涯孤独となっても先生を待ち続けるハチのけなげな姿には涙が溢れてくる。実話ってことも素晴らしいですが、映画ってすばらしい。時として、たかがペットといえど、自分の子供以上に大切な家族となることを幼心に教えてくれた、人生ベスト1映画です! もっともっと、たくさんの人に観てほしいです。 [DVD(字幕)] 10点(2006-01-26 16:10:35)(良:1票) |
8. 恋人たちの予感
恋愛って、最初から「好きだ、つきあって~」というのと、友情から始まるものと大きく分けてこの2つがあると思う。恋愛の延長に結婚するのが一般的なんだとも思う。ところでこの映画のテーマ「男女の間にも友情は存在するのか?」という視点で鑑賞して、思うことがあった。それは、仲睦まじい間柄であれば関係が上手くいっているわけではないということ。相手と本気でケンカしたり、嫉妬したり、目の前で泣きじゃくったりできなければいけないこと。つまり自分の本心を相手に伝え、相手の本心も理解してあげること。自分と相手の共通点を探すこと。恋愛の始めの頃って、相手にいかに自分の(失態を見せないように)表面のいい部分しか見せないよう配慮するのが普通だと思う(たとえばオナラをしないとか)。なんかのマンガのセリフで、「相手を知る一番の方法は、相手が何について怒っているかを知ること」というのがありました。恋愛では相手の粗を探しにくい。結婚生活に入ったら、こんなんじゃなかったというパターン。友情だからこそ素で相手が分かることもある。友情と愛情って紙一重のものだと思う。男女の間に友情は存在すると僕は思います。そう思いたい。 [DVD(吹替)] 8点(2006-01-15 20:47:54)(良:1票) |
9. ロボコップ(1987)
警察が民間会社の傘下に入るという設定は、当時、子供ながらに恐怖とまではいかないまでも、ショックを受けたのはたしかです。安全を金で買うアメリカ社会というものを子供ながらに感じていました。植物人間を企業の企画のために、改造してしまう恐怖。日常に起こっている事件を淡々と報道する、ニュースキャスターのシーン。さっきまで仲良くじゃれあってたギャングが、仲間が死んだり、薬品でドロドロになったら、さっさと放っていく様。犯罪大国アメリカと警察当局への批判を感じてしまう。いま、再び鑑賞を終え、その気持ちに変化はありません。グロいシーンもあります。でもこのB級くささがたまらないんですよね。続編を作ってしまったのが残念でなりません。うーん、ヒットしたから続編を作ってしまったのか? 本末転倒だ。 [DVD(吹替)] 7点(2005-12-23 00:30:48) |
10. アンタッチャブル
禁酒法とアル・カポネ。史実を元にした映画だそうですが、豪華な役者陣、練りこまれた脚本にすっかりのめり込んでしまいました。おそらく何度も撮り直したであろう、長く360度の立体感に満ちたカメラワークが凄すぎるッ!さすがブライアン・デ・パルマだッ!(自分の髪の毛をわざわざ抜いてアル・カポネ役を演じたという、)ロバート・デ・ニーロの存在感も圧倒的すぎるッ! ・デ・と入力するのが面倒くさすぎるッ!以上、終わりッ! [DVD(吹替)] 9点(2005-09-03 23:35:39) |
11. 男たちの挽歌II
《ネタバレ》 復讐が生きる糧の映画だった。出てくる英雄たちが、全員、人生をやり直そうとしている人たち。刺青から逃げずに頑張るサムさんも、一時は狂人になったルンさんも、ホー兄貴もキンさんも!狂人となったルンさんが”食べること”を懸命に思い出し、微笑むケンさんがもう最高!キットを病院へかつぎこむホー兄貴の形相も、とてつもなく強烈な印象を残してくれました。とにかく熱い!熱すぎるっ!くどいぐらいの銃撃シーンですが、いいんです!!これぞ香港ノワールの決定版!!! [DVD(吹替)] 9点(2005-08-11 21:13:51) |
12. 男たちの挽歌
《ネタバレ》 ホー兄貴、あんた最高だよぉ(つД`)・゚・ 弟のためにも、人生をやり直すために頑張ってるのに、苦難の道のり…。兄を受け入れないキットの憎しみが理解に変わるとき、胸にグッときてしまいました。タクシー会社社長のキンさんの制止がホー兄貴をまた盛り立ててくれる。3年前までは下っ端だったシンがいまや宿敵。マークの汚れ演技と2丁拳銃が華々しく舞う!これはアクション映画だけではない!兄と弟の絆、親友との友情、命を懸けて芯を貫く、男の中の男たちの物語だ!!!! [DVD(字幕)] 9点(2005-08-11 20:53:46) |
13. ツインズ
シュワちゃんの演技の形を□とするなら、ダニー・デビートの演技の形は○でした。□がぎこちなくても○がうまく受け流し、気楽に鑑賞させていただきました。この映画の真の主役は、○、すなわち、ダニー・デビートですね。生い立ちについて不遇な少年時代を送り、堕ちていた自分を突然現れた弟によって救われていく様は、コメディながら感動を受けました。もちろん演技も○です。 [DVD(吹替)] 6点(2005-07-07 17:14:15) |
14. デッドゾーン
《ネタバレ》 スティーブン・キング独特の、恐怖がありながらもちょっぴり苦味のある哀しき映画でした。身につけたくない能力を身につけたジョニーの苦悩が痛々しいです。愛するモノが5年後に違う人生を歩み、忘れる努力をしながらも目の前の悲劇を防ぐために、暗殺を試みるまでで、涙が出ました。みんなの命を守るため、結果、廻りからみれば変な行動をしているようにしかみえないのって、つらいですよね。 [DVD(字幕)] 8点(2005-06-22 17:16:41) |
15. リバイアサン(1989)
けっこう面白かったです。女社長を殴ったシーンが良かったことと、ボーマンのおっぱいが大きかったことしか記憶がありません。 [地上波(吹替)] 6点(2005-06-19 10:28:56) |
16. バタリアン
《ネタバレ》 ゾンビ映画の中では、悔しいが一番面白い!恐怖と笑いが混在するのって矛盾してます(笑)。ゾンビは死人なんだけど、「殺しても死なない!」「映画では頭を破壊すればいいって言ってた!」というセリフには、クスリ、としてしまいました。アーニーじいさんがいい味だしてましたね。グループのリーダーのスイサイドは、いつムクリと起き上がるのか、ドキドキしてしまいました。ラストのオチは無理やり感がありますが、皮肉ってる点は及第点だと思いました。DVDには吹替えがないので残念でなりませんでした。 [地上波(吹替)] 7点(2005-06-17 17:38:57)(良:1票) |
17. ターナー&フーチ / すてきな相棒
《ネタバレ》 犬が可愛くない(笑)。フーチをしつけようと奔走するトム・ハンクスが面白いです。いまやハリウッドのトップスターが、ぱんつ一丁でワンちゃんを追っかけ回してるんですよ(笑)。作品自体は意外にサスペンスタッチでした。飼い主の敵をとろうとするフーチが怪我をしたとき、映画と分かっていながら心配してしまいました。 [DVD(字幕)] 6点(2005-06-14 23:45:07) |
18. ドラえもん のび太の大魔境
《ネタバレ》 この映画のチャンバラシーンは、自分の中では最高の殺陣です。”自分たちのことは自分たちで”。この映画で子供達に訴えかけたいテーマです。 [DVD(吹替)] 6点(2005-06-14 23:40:35) |
19. 恋しくて(1987)
エリック・ストルツのなよなよ感は好き嫌いの分かれる所ですが、メアリー・スチュアート・マスターソンの勝気ながら、リー・トンプソンに対して憧れと嫉妬を感じる繊細な演技は上手いと思いました。女性向きの映画という感じです。 [DVD(字幕)] 7点(2005-06-14 23:33:22) |
20. ある日どこかで
《ネタバレ》 時空を越えた上品なラブロマンスでした。全編を通して、音楽がとても美しく、癒されました。サントラが欲しくなっちゃいます。肖像画の女性に、もう何十年も前の女性だと分かっていても惹かれてしまうクリストファー・リーブの演技も表情も上手かったです。タイムスリップの方法はお手軽でしたね、お金がかかってなくて。現代に引き戻されるシーン、(えっ、こんなときに!?)と意表をつかれました。脚本がよく練り込められていると思います。今観ても色褪せない映画というのはいいですね。結果的にタイムスリップに失敗してたんだけど、こういうのもいいのですね。 [DVD(吹替)] 8点(2005-05-30 16:22:03)(良:1票) |