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1.  アイアン・ホース
ジョン・フォード監督僅か29歳にしてアメリカの歴史をここまで迫力ある映像で描いているのが凄い。素晴らしい。映画の基本はアクションである。今の映画みたいにCGなんて要らない。無くても沢山の馬、馬の動きだけで凄いアクションにより迫力あるシーンを撮る事ができるお手本の様な映画です。列車の迫り来る迫力、酒場での大騒ぎ、ジョン・フォード監督がサイレント映画でも才能ある所を感じさせる傑作!それにしてもジョン・フォード監督が描く世界に出てくる女性陣は何故こうも力強いのだろう?今作に出てくる女性陣の強さ、男を描かせても女を描かせても強い人間を描く才能には本当に感心させられます。
[DVD(字幕)] 9点(2021-02-07 16:52:27)
2.  キートンの警官騒動 《ネタバレ》 
キートンがプロポーズした女性にあなたが大物実業家にならないうちは結婚できないわて言われたあと、大男と遭遇した後のやり取りが笑える。財布の中だけ抜き取り、それを知った男が戻って来るも、既にキートンの姿はなし!くすねたお金を結局は詐欺に取られるという何とも惨めなキートン、終盤の警官達との攻防がスリリングで面白い。ハシゴを使ってのキートンのアクションシーンには毎度の事ながら感心させられると共にキートンの映画を見る度にキートンのアクション、ギャグはジャッキー・チェンやドリフターズのメンバーのコントに大きな影響を与えている筈だと思わずにはいられない。この作品、見事に大勢の警官から逃げ切り、女性とも上手く結ばれてハッピーエンドをと思わせてそうならないという見事なオチまで見せてくれる。そういう意味でもキートンらしい作品です。
[インターネット(字幕)] 8点(2021-01-31 20:34:08)(良:1票)
3.  雄呂血 《ネタバレ》 
YouTubeで見つけて、拝見しました。阪妻演じる平三郎の演技が凄い。悲壮感、無常感が身体全体からひしひしと伝わってくる。正義とは何か?この映画を観ていると考えさせられます。一体、何回捕まるんだよ?観ていてチャップリンのモダン・タイムスを思わずにはいられなくなるぐらい何回捕まっても、逃げ切る阪妻演じる平三郎、そんな平三郎の眼を通して、本当は悪人なのに善人面している奴ら、途中で助けられた相手、治朗三が実はとんでもない悪人だったと知った後の阪妻演じる平三郎の壊れっぷりの凄さ、一体、何人相手に1人戦っては暴れまくった挙げ句、またしても捕まってしまった平三郎が目にした光景の中にかつて自分が愛した女性奈美江が居る。奈美江と奈美江の夫だけは、平三郎を悪人として見ていなかったと分かるシーンは名場面中の名場面、単なるチャンバラ映画を超えて、この映画は人間の矛盾さ、良い奴ぶってる奴が本当は悪人であること。そういう奴らがこの世にはまだまだ沢山居る筈だという強いメッセージを感じることができる凄い映画だ。
[インターネット(邦画)] 9点(2020-11-01 19:32:05)
4.  アッシャー家の末裔 《ネタバレ》 
怖い。怖い。古い屋敷に立ち込む沢山の煙り、家の中では沢山ローソクに火が灯ってる。そんな状況の中で何度となく繰り返し現れる。忍び寄る妻の痩せ細く、今にも死にそうな表情と肖像画、主人は主人でこれまた不気味で何を考えているのか分からない。サイレント映画だから当然、音など無いのだが、いや正確に言うとバイオリンやらピアノやらの音などは聞こえるのだが、それ以外の静かな音、例えばローソクの灯、屋敷の外の真っ白な煙り、川の水、空の色等、全てが音として聞こえてきそうな程、怖いし、不気味です。風の音までもが奏でるピアノの音に混じって聞こえてくる気がしてならない怖ろしさ、モノクロ映像が、これまた余計にこの映画をより一層怖くしている。下手に血を流さなくても、映像だけで怖がらせる事に成功している。サイレント映画だから伝わる怖さ、ホラー映画の見本のような映画だ。
[DVD(字幕)] 8点(2017-04-04 21:13:30)
5.  ウィンダミア夫人の扇
ルビッチの映画を見ると無駄な台詞が1つも無いことに毎度ながら感心させられる。最近の何でも台詞で説明する作品とは違って、ここぞという場面でしか台詞を言わせない。その台詞がどれもこれも素晴らしい。アーリン夫人のウィンダミア夫人の名誉の為に娘を想う台詞が感動的です。扇の使い方の上手さにも感心させられる。何を話しているのだろう?というシーンの連続に想像力を掻き立てられる。色んな意味で映画的な作品です。
[DVD(字幕)] 9点(2016-12-17 12:32:25)
6.  東への道 《ネタバレ》 
リリアン・ギッシュの表情、それだけでもこの映画は心打たれる。何処までも不幸な中でもひたむきに生きる。その姿が見ていても辛い。健気で純粋なアン(リリアン・ギッシュ)が産まれてきた赤ちゃんを抱き締めるシーンや映画の終盤の物凄いシーンの連続に単なる不幸な話で終わらない感動が待っている。同じグリフィス監督の「散り行く花」よりも救いのある。この映画の方が私は好きです。 リリアン・ギッシュが当事、人気ナンバーワンの女優だったというのも解ります。とにかくそれぐらいリリアン・ギッシュの演技といい、表情といい全てが素晴らしい映画です。
[DVD(字幕)] 9点(2016-12-10 18:39:48)(良:1票)
7.  猛進ロイド 《ネタバレ》 
猛進ロイド、タイトル道理の猛進ぶり、偶然、列車の中で出会った女性に一目惚れするものの上手く言葉に出せず、伝える事もできないロイド演じる男の歯痒さ、列車の中での何処に座るか?迷うロイド、何とかデートする事に成功したものの、上手く行かず、亀の上に座るシーンの面白さ、終盤の愛する彼女の元へ駆け付けるまでのこれぞ、映画、活動写真、言葉なんていらない。動きだけで全て解る物凄いシーンの連続、うわあ、て声が出そうな程のシーンの連続、走る列車の上に乗り、追いかけてくる車を振り切り、2頭の馬を操り、ここのシーンの凄い事、凄い事、ロイドの反射神経の凄さに釘付けです。愛する彼女の元へ無事にたどり着いた後に彼女からの返事の何という粋な事、今まで見たロイド映画の中でもダントツに良いし、面白い。私の中でのロイド映画の最高の映画はこの映画で決まりです。
[DVD(字幕)] 9点(2016-12-06 19:12:27)
8.  ニーベルンゲン 第II部 クリームヒルトの復讐 《ネタバレ》 
さてさて、昨日の続きだ!愛するジークフリートを殺されたクリームヒルトの女の恨み、復讐としての女の怖さ、執念、まるで鬼のような姿が怖いうえに結末があまりにも救われずに悲しくてやりきれない。折角、復讐を成功させたものの自らの命も落としてしまうクリームヒルトの悲しさ、悲劇的な最後に涙!画面構成の素晴らしさ、相変わらずの音への拘り、クリームヒルトが自ら放った炎を眼の前にして何を思うことか?その時の見つめる表情が何とも怖く、この映画を観て女は愛に対しての恨み、執念深さは男よりも上であることが改めて解った気がする。
[ビデオ(吹替)] 7点(2010-07-05 21:20:18)
9.  ニーベルンゲン 第I部 ジークフリート 《ネタバレ》 
まず一言!流石!流石である。フィリッツ・ラング監督、やはりこの監督はただ者ではない。モノクロの画面からひしひしと伝わってくる復讐劇としての怖さ、女の怖さ、全編モノクロであることがその怖さを更に醸し出している。何しろセットの素晴らしさ、確かに昨今の映画のような派手さは無いかもしれないが、子供騙しのお子様ランチ的な映画には無い映像作家としての素晴らしき映像センスの前にはCGなんてものがどれだけ映画において邪魔していることかよく解る。後半のジークフリートが戦う森の中での場面の緊張感とジークフリートを殺された恨みを晴らそうとするクリームヒルトの深い愛と悲しみとやるせなさ、女の復讐への恨みの怖さ、さて、この続きが気になって仕方ない。愛するジークフリートを殺されたクリームヒルトのこの後、どのような行動に出ることか?楽しみである一方で観るのが怖かったりもする。なにわともあれ、面白い映画である。
[ビデオ(吹替)] 8点(2010-07-04 21:08:06)
10.  キートンの即席百人芸(一人百役) 《ネタバレ》 
キートン、キートン、キートンが凄いことになっている。キートンが沢山出てきて、どれもこれも同じキートンなのに、何かが違う人物に見えてしまうのが凄い。キートンが指揮を取り、キートンがトランペットを吹く。その他にも画面にキートンだらけ、それだけで何だか嬉しく思えてしまいます。そんなに特別凄い作品ではないかもしれないけど、一つの作品の中でこんなにも沢山のキートンが見られるという貴重な作品だと思います。それにしてもどうやって撮影しているのかなあ?
[DVD(字幕)] 7点(2009-09-01 20:50:38)
11.  キートンの強盗騒動(悪太郎) 《ネタバレ》 
これもなかなか面白い。キートンが警察官に追われる。追われる。追われるキートン、追う警察官、キートンが交差点の真ん中で交通警備の人達の間に紛れこんでみせたり、軍隊か何かの集団の中に一緒になって手を挙げるシーンの馬鹿馬鹿しくて面白い笑いなどはやはりキートンらしくて、良いです。作品全体に漂うどこかチャップリンを感じさせるキートンの動きなどは、キートンが同じ喜劇の神様チャップリンを尊敬しているように思えます。
[DVD(字幕)] 7点(2009-09-01 20:43:53)
12.  キートンのハイ・サイン(ザ・ハイ・サイン) 《ネタバレ》 
相変わらず身体を張って凄いコントを見せてくれる。そんなキートンが私は好きですし、憎めません。拳銃を買いに来た男の人とのやりとりが面白いのと、最後の方のあの二階と一階の二つの部屋でのコントなどはドリフターズがよくやるようなもので、また、ゲームのような凄い動き、ストーリーなんてあってないようなものだし、滅茶苦茶ではあるけど、キートンがキートンである動きの面白さを見せてくれているという意味でこの点数です。
[DVD(字幕)] 7点(2009-09-01 20:37:10)
13.  キートンのハード・ラック(悪運) 《ネタバレ》 
なんつう落ちを用意しているんだ!キートンのことだから、絶対に死なないてのは解るけど、まさか、中国人と結婚してハッピーエンド?て、あれはハッピーエンドで良いのかなあ?前半の魚釣りのシーンの馬鹿馬鹿しさ、馬に乗るキートンも私は好きだ。それにしても最後のキートンの帽子姿はどう見ても中国人には見えない。
[DVD(字幕)] 7点(2009-09-01 20:31:08)
14.  ロイドの要心無用 《ネタバレ》 
ロイド作品、初めて鑑賞!チャップリン、キートンに比べると笑いという要素は低い。好みの問題かもしれないけど、私はチャップリンやキートンの方が好きです。ただ、そんな中でこの人の身体を張ってのアクション、例の高層ビルを登るシーンは正しく命がけであり、映画に対する姿勢、映画に対して命を張っているというのがよく解る。映画が本当の意味で活動写真であった時代、昨今の何でもかんでもCGで処理してしまうといったものとは違う、生身の人間の生身の人間による本物のアクション、ジャッキー・チェンが尊敬するというその凄さを観ることが出来るという意味と今のCGだらけのハリウッド大作に対する皮肉、いかに映画にCGなんてものが邪魔しているかということを言ってるようである。何度も言うようにチャップリン、キートンほどの笑いも感じられなのと、好みで言えばチャップリン、キートンの方が上だけど、これを機会にこの人の他の作品も見てみようという気持ちにはさせられたし、下手なアクションもの、下品なだけの品の無いコメディよりはずっと好きです。
[ビデオ(字幕)] 7点(2009-08-01 22:38:30)(良:1票)
15.  キートンの大学生 《ネタバレ》 
キートン!駄目だよ!前の二人のランナーを追い越したりしちゃ!打ったキートンは勿論、内野フライでアウトだけど二人抜いたから一気にスリーアウトでチェンジて、キートンらしいなあ!ただキートンにしてはギャグが弱い。まずまず楽しめるけどキートン作品の中じゃ普通の出来!
[DVD(字幕)] 6点(2009-01-10 08:25:01)
16.  キートンの隣同志 《ネタバレ》 
うわぁ~!何だあの三人肩車は!あんなんキートンにしか出来ないよ!階段落ち、綱渡り、キートンのズボンが落ちる場面も笑える。これまたキートンの動きだけでも見ていて可笑しい。野球のボールがキートンには当たらずにもう一人の男にだけ当たって倒れるギャグなんて正にギャグの王道だし、デブのおっさんとのやりとりも面白い。
[DVD(字幕)] 8点(2008-12-27 20:06:31)
17.  キートンのスケアクロウ(案山子) 《ネタバレ》 
キートンの動き、あのスピード、それにあの犬とのかけっこは圧巻です。それにしてもキートンのあの身体の動きはどうなってるんだ?とても同じ人間とは思えないぐらいの動きをしている。キートンだけ馬が走ってくれない場面も笑える。ただこれぐらいだと物足りなさも感じてしまうのが何とも贅沢な感じがしてしまうのは私だけか? それでも最近のハリウッド大作なんかよりはずっと良い。
[DVD(字幕)] 7点(2008-12-27 19:42:41)
18.  キートンのゴルフ狂の夢(囚人13号) 《ネタバレ》 
なんちゅう滅茶苦茶なゴルフや!犬に邪魔される場面の笑いや囚人姿のキートン、死刑執行の場面でのあの失敗などは何だかキートンがチャップリンを意識してるように思えるし、また、チャップリンを尊敬してるようにも感じる。それにしてもキートンの囚人服姿が似合い過ぎていて可笑しい。 
[DVD(字幕)] 7点(2008-12-25 23:11:34)
19.  吸血鬼ノスフェラトゥ(1922) 《ネタバレ》 
これは恐い。まずは何と言ってもマックス・シュレックというこの俳優が恐い。あの坊主頭にギョロッとした眼にあの長い爪、本当に恐いです。よくこんな俳優、見つけてきたものだと感心させられる。ノストフェラトゥが棺桶の中から出てきて、起き上がって徘徊する場面のあの恐ろしさ、全編モノクロのコントラストを生かした映像美に合わせるように動くノスフェラトゥ、顔付きがとにかく不気味です。そして、この映画、あのセットも凄い。窓と風にそして、立つ波とあらゆるものを駆使し、また、遠近感を利用してノスフェラトゥを巨大な怪物に見せようと、色々工夫されているのが観ていても解る。斜めからの構図、コマ落としなど今みたいにCGなど無いこの八十年以上も遥か昔に考えられる技術というものを全て駆使し、観ている者に恐怖を与えることに成功している。ヒロインの寝ている所を窓に張り付くようにして見ているノスフェラトゥの恐ろしさ、更にノスフェラトゥのシルエットが落ちて、寝ている男の前へと覆い被さっていく時の恐いこと。恐いこと。棺桶から沢山のネズミが出てくる場面も何とも不気味です。映像の美しさ、モノクロならではの、モノクロだからこそ表現出来ることの恐さ、これから映画を撮ろう。ホラー映画を撮ろうと考えている監督さんたちは見習うべきものがこの映画には沢山あるのではないだろうか!
[DVD(字幕)] 8点(2008-04-01 20:22:42)(良:2票)
20.  キートンの恋愛三代記 《ネタバレ》 
キートン、やはり並みの喜劇俳優じゃない。ライオンと仲良く暮らすキートンの何とも微笑ましいこと。ライオンでさえもキートンには喰い付こうともしないなんて、凄い。恋愛三代記ていうからにはしんみりした恋愛ものかと思ったら全く違うのには驚かすされる。あのアメフトの場面の可笑しさ、あれなんて正にキートンだからこその可笑しさが溢れている。ベンハーのような場面、色んな映画のパロディも見られるのがちょっと嬉しい。ただ、これでもキートン映画としては普通の喜劇て感じがしなくもないが、それでもやはり面白いことは面白い。
[DVD(字幕)] 7点(2008-02-23 16:45:31)
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