1. ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女
《ネタバレ》 飽きが来ない140分間だったのは、言葉を喋ったり不思議な造形をしている動物たちに違和感が少なく、ストーリー的に無駄な部分も一切なく(むしろ省きすぎだが)、なおかつ壮大に撮ることが出来ているからだろうと思うので、そういう意味ではとてもよく出来たファンタジー作品だと思う。 ただ、納得できない部分もあったので書くと、アスランの死は子どもたちにとても大きな影響を残す出来事だったと思うのだが、生き返らせてしまってよかったんだろうか。加えて白い魔女に殺された者たちも息を吹き返し、弟も怪我が魔法の一滴で完治する。結果的にアスラン側の(主な)登場人物は、ひとつの怪我もなくピンピンと生きているというのも、なんとも・・・な話である。 まあ、原作がそうなのかも知れないのでアレだけども。軽~い、シフォンケーキのような内容のお話であった。 [映画館(字幕)] 6点(2006-03-06 21:51:53) |
2. トロイ(2004)
派手すぎるキャスティングと投入された金額を見、自分の中で「駄作だ!」という声と「これだけやってるんだから少しは・・・」という囁きと戦い、結果、囁きが勝ったが、惨敗である。既に言い尽くされているが、中途半端な恋愛を入れるよりは人物を掘り下げるべき。アキレスと王女の恋愛など全く意味が分からない。 [ビデオ(字幕)] 1点(2006-01-18 00:44:15) |
3. スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
アナキンがダースヴェイダーへと変化を遂げる展開の強引さや動機の浅はかさ、或いは説明不足を考えるとこういう評価になってしまうのだが、個々の作品如何ではなく『スター・ウォーズ』サーガそのものに、点数の付けがたい映画という枠を超えた何かがあるような気がしてならない。六部作の完結にはエピソードIIIの出来不出来を別にして、大きな拍手を送りたいと思う。 [映画館(字幕)] 7点(2005-10-31 21:59:24) |
4. 宇宙戦争(2005)
ことごとく有名な監督・製作陣にキャストたち、膨大な制作費に大袈裟な宣伝、それらがなくて規模の小さないわゆるB級作品として発表されたなら別の感想も持ったものだろうが、今の時代を代表するといっても過言ではない監督が全世界向けに作る映画とは思えない。スピルバーグがこういう映画を撮りたがっていたのであれば、地味にやらせてあげて欲しいとまで思うほどだ。 [映画館(字幕)] 3点(2005-10-28 13:27:29) |
5. パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
製作がブラッカイマー、主演がジョニー・デップだったからこそ成り立っている作品だが、やはり大味な為クラウス・バデルトの音楽なしには間を持たせられなかっただろう。それだけ?という気もしないではないが、ストーリーや展開には期待せず純粋なエンターテイメント物として見れば予想以上に楽しめるのでは。こういう映画もあっていい。 [映画館(字幕)] 7点(2005-10-28 13:01:48) |
6. エレファント
自分の考えを押し付けずに淡々と事件をカメラで追うだけという姿勢は評価すべきだと思う反面、“映画”として撮ったからには何かを意図して作られているわけで、ただの再現映像ではなく監督の伝えたいことを盛り込むべきではなかったのかと強く感じた。 [DVD(字幕)] 5点(2005-10-28 12:28:39) |
7. チャーリーと14人のキッズ
期待をいい意味で裏切られた一本。あたふたするエディたちと子どものかわいさにほだされるだけで終わる映画だと思っていただけに、単純でも温かみのあるストーリーが良かった。皆さんのレビューを読むと、邦題がちょっといただけなかったかな。 [DVD(字幕)] 7点(2005-10-27 16:32:31)(良:1票) |
8. チャーリーとチョコレート工場
スクリーンを前にして突然不安に駆られるほど期待しまくって行ったけれど大正解。今までに見たバートン作品での中では一番。最高に悪趣味でカラフルで可笑しくて酷くてアホっぽい。脱力系映画の最高峰。大体クリストファー・リーとジョニー・デップが親子設定だなんて、キャスティングの時点で笑いが止まらない。 [試写会(字幕)] 9点(2005-10-27 16:15:30)(良:1票) |