1. プレステージ(2006)
堪能しました。面白かった~ [DVD(字幕)] 8点(2008-04-07 12:39:28) |
2. ロード・オブ・ウォー
わくわくどきどき、の類の話ではありません。(「アクション」分類とも思いません) ただ乾いたシニカルな視点でいながら、心に残る映画でした。観ながら、ザ・インタープリターやボーリング・フォー・コロンバイン、ブロウなどを思い起こしました。 特にすべてをあらわす冒頭が見事。「銃弾の一生とその使命」の映像にがっちり心をつかまれました。 [DVD(字幕)] 8点(2006-07-17 08:22:23) |
3. きみに読む物語
《ネタバレ》 大切な思い出を一緒に積み重ねてきた相手が、もうそれを覚えていられないこと、そしてそのことに混乱して苦しむ姿を見ることの切なさを追体験した。周りになんと言われようと、奇跡の瞬間を信じてかかわり続けることはできるかもしれない。でも、「この間はほんの5分くらいだった」と、さらっと言うのが、私にはとてもとてもこたえた。 [DVD(字幕)] 8点(2006-06-04 03:36:59) |
4. キューティ・ブロンド
何故だか不思議。恋愛ものも、ピンク色も、ファッションも、ラブコメも(って重複!?)、どれひとつ私の世界のものではないのに、何故だかこの映画はお気に入り。主人公のめげなさ加減がいいのかなーと思ったこともあるけれど、よく見ればなんども壁にぶち当たっているし、展開は「ありえねー」のご都合主義。でも、本当にあっけらかんと楽しめて、何より元気がもらえる映画なのです。不思議。 エルの、アカデミー賞おめでとう! [DVD(字幕)] 9点(2006-03-30 22:32:53) |
5. 8mm
久しぶりに観たくなってレンタル。「普段見たことのない世界に分け入っていく」というシチュエーションを楽しむ映画と納得。主人公が「大切に守りたい」と思えばこそ、主人公の体験を共有させてもらえない、かやの外の「最愛の」家族に共感。それと、悲惨かも知れない真実を知りたいか、夢を見続けたいか、との難題を、周りが勝手に慮るのではなく、その家族自身にこそ選んでもらうべきなのだ、というのも新鮮な視点で印象に残った。 個人的には大いに楽しんだけれど、この映画、わが家族の目に触れることを考えると、やっぱり家には置いておけないなー。 [DVD(字幕)] 7点(2006-03-30 22:22:38) |
6. エコーズ
観ていて憤りを覚える内容ではなくこの点数。未知との遭遇と似た「不条理なとりつかれ感」を楽しむ作品。途中あれーっと新鮮に思えたのは、感じる力のない人にはまるで無視され続ける「霊」の存在。せっかく「でている」のに気づいてもらえなくってかわいそう。でもおかげで私は遭遇の機会が低いことが判明し、結構ほっとした。 [DVD(字幕)] 6点(2006-03-30 22:12:21) |
7. キャスティング・ディレクター
《ネタバレ》 日本語題名やDVDパッケージ・予告編からイメージされる「業界内幕もの」とは別ものです。それぞれの出演者たちには魅せられる点は多くありましたが、残念ながら期待していたように映画として楽しめたか、という点でこの点になりました。かもし出される不安感・イライラ感には、共感できることもあるけど、ずっと付き合うにはちょっとキツイ。風来坊の女の子が最後に再びあらわれたとき、なぜだかちょっとほっとさせられてしまい、我ながら不思議。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2006-02-18 07:15:53) |
8. スリーピー・ホロウ
雰囲気があって面白かった。主人公のあり方がユニークで魅力的と思った。 [DVD(字幕)] 7点(2006-01-26 21:30:11) |
9. デブラ・ウィンガーを探して
映画なのかなーと思うと評価に迷いが生じるのですが、NHKでたまにやる「アクターズ・スタジオ」に夢中になる私としては、この内容は大満足。与えられた台詞や作られた役ではなく、本人が本人として表現しているそのさまに、釘付けになります。「ハリウッド女優」でなくてもそう思うよ、とか、「天職と思える仕事をしていること」に引け目を感じたり。 [DVD(字幕)] 9点(2006-01-26 21:03:21) |
10. クリムゾン・リバー
どうなるのかなー?っと思いながら時をすごし、ありゃりゃーと思った。あまり「お勧め」の印象はない。気になる人がでているのだけど残念。 [DVD(字幕)] 4点(2006-01-26 20:53:43) |
11. コヨーテ・アグリー
あまり観ないジャンルなのに、なぜだか「面白かった」気がする不思議な映画。とまどいながらも、偶然の縁からある世界に飛び込んで、馴染んでいく感じが結構好き。ちょっと脇だけど、雇い主の現実的な関わり方にも共感できたりして。 [DVD(字幕)] 7点(2006-01-26 20:50:34) |
12. 死ぬまでにしたい10のこと
どきどきする展開ではなかったけれど、私には面白いところもいくつかあった。おかれた状況にじたばたしないところ、母親との微妙な距離感、子供たちとその父親との距離感がリアル。夫以外の人と恋愛体験してみたいところは、主人公の若さを感じた。 [DVD(字幕)] 7点(2006-01-26 20:46:16) |
13. ミセス・ダウト
アクターズスタジオのロビンウィリアムズの回で思い出し、気になった作品。大笑いできるかな、という先入観があったものの、自分には「笑う」というより「じっと見入る」ことが多くあり少々意外。 「お母さんを喜ばせてくれてありがとう」と子供がいうシーンでも、ああそうかといろいろ思った次第。 [DVD(字幕)] 7点(2005-12-01 06:31:31) |
14. 誘導尋問<TVM>
《ネタバレ》 信頼して預けた保育園での集団幼児虐待疑惑、疑心暗鬼な親たちと圧倒的な非難にさらされる経営者一家、名乗りを上げる弁護士、子供を守るために惜しみない専門家、その助けを得て「事実」を証言するこどもたち。傍観者も含めて、自分自身がどの立場にもなりうると感じた本当に怖い話。もっとも強烈に感じたのは、プロはプロとしての情熱や自意識だけでは不十分で、裏打ちされた本物の技量がなくてはならない、ということ。 失われた時間の長さとともに、これが「実話」をベースにしているというのがやりきれない。そしてもしかしたら、今も自分自身が進行形でTVなど「ワイドショー」的に参加してしまっているかもしれないことが恐ろしい。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-01 05:55:33) |
15. アンブレイカブル
はじめてみたとき、思いがけないアメコミやらヒーローやらの展開にかなり戸惑ったものの、不思議なことに2回目以降はまったく違うものが見えてきて、今は結構お気に入り。父と子の心の交流、心を閉ざした夫を前に傷つけながらも関係の修復を願う妻、普通に社会人として生活し認められながら、まだ自分が本当になすべきことをしていないような空虚感を抱える男性、ハンディを抱えた息子が強く生きていけるよう心を砕き、その子のありようを誇らしく思う母。冒頭の車内で体感する列車の暴走や、惨事を生き延びた者の罪悪感を含めて、本当にきめの細かい話だと。 [DVD(字幕)] 8点(2005-12-01 04:37:45) |
16. チャーリーズ・エンジェル(2000)
演じている人たちの楽しそうな雰囲気が好きです。気になるドリュー・バリモアが制作と知り、どういうことをやりたいのだろうと興味津々だったのですが、これは期待以上にあっけらかんと「お祭り気分」を味わえるなかなか掘り出し物でした。かっこよくって、元気がよくって、明るくって、勧善懲悪で、これって戦隊もの大好き世代にも安心です。保障付。 [DVD(吹替)] 8点(2005-11-02 19:56:16) |
17. 閉ざされた森
オープニングのナレーションに導かれるまま、彼女の視点で、彼女とともに一連の出来事を見聞きして歩みを進めると、なかなかどうして面白い。 軍隊という職場、上司からは自分の職務追行能力を見限られ、助っ人として友人だという胡散臭い元軍人の汚職捜査官までつけられ挙句に、彼の手柄は自分のものにして良い、とまで告げられる。次第に変わっていく彼女の姿勢や、その幕切れを含めて、自分でも意外なことに、この作品は大いに好ましいものでした。ときどき見返しており、そのたび、例の「共演者」たちの描写にああこれかと思ったり、にやりとしたり。そもそもは気になる予告編に導かれた出会いだったものの、大いに満足した作品。 [DVD(字幕)] 8点(2005-11-01 21:13:25) |