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コメント数 61
性別 男性
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1.  バック・トゥ・ザ・フューチャー
公開当時,あまりの面白さに呆然となった記憶がある。今更,付け加えることもありません。もし“シネマ・テーマパーク”のようなものがあるとすれば,『愉快になりすぎて,口からよだれが垂れないようご注意を!』という札がかけられて然るべき映画です。
[映画館(字幕)] 10点(2006-07-19 06:56:28)
2.  ヒドゥン(1987)
単純に面白い。B級映画とはかくあるべし,というお手本のような映画だ。観ているうちに,監督のジャック・ショルダーが,メジャー街道を駆け上がる直前のジェームズ・キャメロンと重なって見えた。あるいは,見えた気がした。実際そうならなかったのは残念だが,歯切れ良いテンポとともに物語を前進させていく手腕は,凡百とは違う卓越したストーリーテラーであることの証明になる。白皙の美青年という表現がぴったりのカイル・マクラクランの存在が,作品全体にどことなくまとわりつく静謐さを醸し出していて,一風変わった雰囲気のSFアクションに仕上がった。ところでいつも思うことだが,こういう脚本勝負の秀逸なB級映画が,なぜ我々日本人にはつくれないのだろう。悔しくもあり,羨ましくもある。
[地上波(吹替)] 7点(2006-06-28 22:17:27)
3.  ターミネーター
「2」よりも,この「1」の方に異質なほどの強烈な暴力性を感じる。「2」がハリウッド式娯楽大作製造機にかけられてできた一種のテーマパーク的映画なのに対して,本作にはそういった影はない。もっとも,さほど期待をかけられていなかった時のキャメロン作品だから,と言うと身もふたもないのであるが,実際にはそれが正解なのだろう。しかし私はそんな風には思わない。「1」が映像として「2」に見劣りするのは認めても,映画として格下だとは思わない。私はこの「ターミネーター」が大好きだ。劇場,ビデオも含めて十数回は観た。そこまで惹きつけられる最大の理由とは何かと問われると,それは冒頭に書いたように,他の凡百のアクション映画とは肌触りが違う暴力性だとしか答えられない。そのことに大きく貢献しているのがシュワルツネッガーであることは,今更言うまでもない。この頃のシュワ氏は箸にも棒にもかからない大根役者で,もしガタイがゴツいだけで彼が選ばれたのであれば,キャメロンは実に幸運な選択をしたと思う。筋肉自慢の役者は大勢いても,爬虫類の目をしたマッチョはそんなにはいないからだ。極限的に非人間的で,反撃する気力も萎えるほどの強力さを備えたキャラクターにぴったりとはまる役者。演技の出来不出来以前に,何かしら相手を不安に陥れる男。当時のシュワ氏にはそれらがすべて内包されていた。確かめるために,あとでもう一度観てみようと思う。ところでこの映画,銃器マニアを面白がらせる工夫が結構あります。例えばアクション映画のお約束となったM16をあえて使わず,AR18という玄人好みのやつにしたとか,ガンショップでシュワの「プラズマライフルは?」の問いに,店主が「まだ入荷しておりません」と答えるところなど。ニューモデルが頻繁に出る銃業界では,売る側が知らなくてもあえてそう応対するのが通例となっているということを,この映画で初めて知った。キャメロンは細かい部分をいじくるのが好きですね。
[映画館(字幕)] 9点(2006-01-07 10:11:09)(良:2票)
4.  エイリアン2 《ネタバレ》 
エイリアン・シリーズとは不思議だ。なぜなら本作以降,すべての作品がそれぞれの前作のストーリーをないがしろにして成立しているのだから。総本舗であるオリジナルへの敬意を込めたオマージュ的な要素は殆どない。むしろ挑戦しているかのような作り方を見ているうちに,何だかリドリー・スコットが陰でこっそりとほくそ笑んでいるような気がした。さて本作で,リプリー女史がいよいよ本格的に人間離れしてくる。“力があれば戦える”という点をいっそう強調して,前作のゴシックホラー路線から一気にアクション電車道へと力業で持っていくのは,いつものキャメロン流。例のパワーローダーを使った格闘シーンは爽快感すら漂う。画面の前でうぎゃ〜と叫びながら前作を観た人は,まさかこいつと組んずほぐれつをやらかし,挙げ句にフォールしてしまうとは想像もできなかっただろう。それほどこの異生物は絶対的だったのだが,生物である以上殺せるということを観客に気づかせたキャメロンはいい仕事をした。でもまさか3であんなプロローグに続くとはね……おっと,あぶない。だが一度物語の流れをチャラにしないと新作をつくれないというのは,エイリアンというキャラクターがいかに際だってそそり立っているかの証明にはなると思う。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-27 12:24:05)(良:2票)
5.  シャイニング(1980)
“例えて言うならこれはキャデラックのようだ。見かけは大きくて立派に見える。おまけにとても煌びやか。しかしいざエンジンをかけてみたら,その動きは鈍重なことこの上ない”シャイニングを評してキング自身が述べた言葉である。ものが重量級なのはどっちもどっちなのだが,私もおおむね彼の意見に賛成だ。しかし,映像としての本作を,キング御大ほど毛嫌いするわけでなく,むしろ魅了される側の人間である。ただ,この物語を的に据える出発点が,2人の巨匠の場合決定的に隔たっていた。煎じ詰めればそういうことに尽きる。思うにキューブリックの世界とは,白亜の殿堂の奥に鎮座する大理石でできた100インチの大画面で観賞するようなものであるのに対し,かたや“第一創造主”であるキングの思考ベクトルはパブロン中毒さんが書いたように,いたってノーマルなアメリカ人男性のそれと同じである(と,いろんな作品からそう推測する)。彼が書いたのは,息子を愛するがゆえにオーバールックの悪霊にたぶらかされていく男の姿。行間に込めたのは,崩壊した家族の再生と淡い未来への希望である。反してキューブリックは圧倒的な映像美を展開するために,それらの一切を引き出しにおさめてしまった。これでは,両者が交わる地点など最初から約束されていないのも同然だ。キングが怒るのもむべなるかな……と,ここまではキングファンとしての意見で,冒頭にも書いたように,私はキューブリックの審美眼はすばらしいと思う。少々小難しいものの,ゴシックホラーのたどるべき道筋はちゃんとおさえてある。首筋の後ろ辺りがちりちりしてくるような怖ろしさを醸し出すのはさすがの手練。しかし,その点においてキングもキューブリックも卓越した力量の持ち主であるのが,あまりに皮肉である。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-23 23:14:06)(良:1票)
6.  エレファント・マン
これほど観る者一人ひとりが試される映画はない。見世物小屋の暗い片隅に佇むジョン・メリックの被るマスクを剥いでみたい,その顔を見てみたいと思わない人間が,はたして何人いるだろうか。人間の獣性と神性が繰り返し展開される中,映像は次々と観る者に問いかけてくる。「おまえはいったい何を見たいのか?」それに満足に答えられるかどうか,未だに自信がない。ジョン・メリックは無垢な魂を抱いて去っていくが,残された我々は答えを見つけられない不安を携えながら,ただ立ちつくすのみである。
[映画館(字幕)] 9点(2005-11-07 12:04:36)(良:1票)
7.  ベスト・キッド(1984)
下手をすると日本武道のエキゾチックな部分のみを誇張する失笑映画になるところだった。しかし主人公の心の成長を描くことで,我々日本人にも受け入れやすい内容に仕上がったと思う。監督がアビルドセンなので,ロッキー調が拭えないのは仕方がない。それにしても,日本武道の原点は殺人術ではなく活人術であるという点をよく汲み取ったというところに,妙に感心した。ただし,あの鶴の構えは…まぁ愛嬌ということで。よい子は真似しちゃダメよ。
[ビデオ(字幕)] 6点(2005-11-03 22:13:36)
8.  火垂るの墓(1988)
後味が悪い。もう二度と観ないと思う。しかし最大の疑問が残る。どうしてこの物語をあえてアニメーションで表現しようとしたのか?理解できない。さらに不可解なのは,毎年夏が来ると判で押したようにこれをテレビで放映するという,民放の儀式めいた行為だ。反戦映画?全然違う。この映画を観て,世界平和の重要性を痛感する人が1人もいないとは言わないにせよ,少なくとも私にはそうは思えず,1つの酷い悲劇に対して胸糞悪いわだかまりが残るだけである。エグい題材をアニメにした功罪は,むしろ罪の方が大きいと思う。「となりのトトロ」で休日を楽しく過ごそうと親子連れで見に行った方々は,まったくお気の毒だ。(トトロとこれが併映されていた)。何でもアニメにすればいいというものではない。監督の高畑勲は誠実に真面目に取り組んだのだろうが,アニメ作家としては完全に無能である。
[ビデオ(字幕)] 0点(2005-11-03 09:20:07)(良:3票)
9.  泥の河
望んだわけでもないのに苛酷な家庭状況の中で生きていくしかない少年と,まるでちゃぶ台のようにこぢんまりとした,しかし暖かな家庭で育った少年。束の間の出会いが2人の影を交差させ,やがて別れが訪れる。幼くつたない彼らには,友情という大人の言葉はさして意味を持たないかもしれない。それでもあの別れの日,「きっちゃん!きっちゃん!」と叫びながら,去っていく廓船をどこまでも追ったあの日の記憶を信雄は忘れることはないだろう。それらはいずれ色あせていくが,決して消えることはない。それにしても痛切な別離を知るには,彼はあまりにも子供だった。そんな彼のために観客である私にできることといえば,彼とともに涙を流すことだけである。
[ビデオ(字幕)] 9点(2005-11-02 07:45:33)
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