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1.  アレキサンダー
60年前、みんなでファシストをやっつけたよなぁ。みんな若く、情熱に燃えていたよ。ヴェトナム戦争あたりからみんなが付いてこなくなった。それで今度の戦争(2003年3月)だろ? 「誰もこんな戦争は望んでいない」って!? みんなどうしたんだ!昔のように付いてきてくれよ。あぁ、付いてきてくれないのか・・・。じゃあオレ(アメリカ)はこれから死ぬけど、理想に燃えた、そういう国があったってことくらいは憶えておいてくれな・・。という映画ですよね?(笑) これも広い意味での「ヴェトナム戦争トラウマ映画」。安彦良和の漫画『アレクサンドロス』が2003年。こちらの語り手は、ちょっと変化球でリュシマコス。こちらで「予習」してあったから、この人物像じたいには違和感はなかった。
[ビデオ(字幕)] 5点(2008-04-28 23:28:56)
2.  きょうのできごと a day on the planet 《ネタバレ》 
「女子高生とクジラ」が「命」の問題を提起していて、そんなものを前面に押し出すことなく、他愛もなく淡々と進んでゆく日常。出来事と出来事が絡まり合う、というほどにはほつれていなくてちょうどいい緩さで。田中麗奈の作り込みもちょうどいいくらい(、か?) 「女子高生とクジラ」という線の裏側にあるのが「ビルに挟まった男とそれを助けた先輩」なわけですが、こちらは軽めの「死と再生の物語」。クジラが昇天するときの「ざっぱーん」と、振り返る女子高生の表情は、「あぁ、また映画を見てしまったなぁ」と思える心地よいものでした。
[DVD(邦画)] 7点(2006-05-01 22:54:50)
3.  みんなのいえ 《ネタバレ》 
完成パーティのシーンで、障子と逆光で八木さんのシルエットが映るところ、あれがやりたかったわけですよね。だから和室の話は重要。「ラジオ」も「大学」も、作り上げようとするものがいろいろ口を挟まれて変形し、妥協もあって・でも結局結構良かったんじゃない?というストーリーのパターンは嫌いじゃないです。
[DVD(字幕)] 8点(2006-02-05 14:08:53)
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