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プロフィール
コメント数 21
性別 男性
年齢 55歳
自己紹介 音楽業界の端くれに居ります。
1970年生まれ
茨城県出身
現在渋谷区在住。
tjの"t"はファーストネーム。
"j"は、敬愛するAntonio Carlos Jobimから来ております。

基本的考えは「ラストサムライ」に2点をつけたレビューに書いてあります。
お時間があればご笑読下さい。

さて近年、
古い
長い
白黒
無声
コンピューター使ってないからしょぼい
という「哀しい」理由で
数々の素晴らしい作品を
味わえない、楽しめない方が多い
という事態を憂いております

また
「OK!の最低ライン」が
供給する側も受け取る側も「明らかに下がっている」故の悪循環
という事実に
アート、娯楽を供給する側として
大きな危機感を持っております

事態を打開すべく
自分が属する音楽業界で
自分に出来る事を細々とやっていきます


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1.  百一夜 《ネタバレ》 
まず、主人公の名前がシネマ氏ですから! リュミエールから始まったこの光の芸術への賛美。 現代まで、星の数ほどある世界の名画から、独自のセンスで選りすぐられた名場面の数々が、 銀幕の上で鮮やかに紡がれて行きます。 そしてマストロヤンニ以下登場する数々の名優、名女優達が入れ替わり立ち替わり、(隠し撮りも多いですが)登場するのも楽しみです。 このアニエス・ヴァルダが綴る美しい絵巻物は、映画への愛情でいっぱいです。ジャック・ドゥミとの間に生まれた息子も出演しております。  ドヌーブとデニーロが舟で水面を行ったり来たりゆらゆらと。。。 う~ん、粋な映画ですねえ。 
[映画館(字幕)] 8点(2005-11-08 17:40:35)
2.  プライベート・ライアン 《ネタバレ》 
「引く描写」「描かないで語る」という事ができないんですね。  戦争の悲惨さ、哀しさ、矛盾、 それらを抱えて自分の中でなんとか消化して、あの戦場で前に進む、人を殺すということ。 それぞれの人間に語られないストーリーがある、ということ。 親の哀しみ、普通に生きるということの静かな輝き、はわかる、でしょ。 そりゃ。描写わかりやすいもの。ねえ。  で? と穿った見方をせずにいられません。 ドイツ兵の人間性が描かれないのはいわずもがな(マストではないにしても)、 はいはい、そこは差し引きましょう。でもね、、、  指令出す上層部からして「いい人」で、 あの時点で醒める... いっくら偽善も善である場合もある、としてもだなあ。 で、あの星条旗...  繰り返しますが、「引く描写」「描かないで語る」という事ができないんですね。 スピルバーグ先生、もう一度、小津を見直して下さい。 監督違うが、「ブエナビスタ~」のラスト、ライ・クーダーで画が止まるとこ思い出した。 (メンバー紹介最後から二番めがライの息子) 笑。 厚顔無恥。ヴェンダースの指示なのか?小津大好きじゃないのか!  これも監督違いますが「パールハーバー」に世界一感動する日本の観客や、 ユダヤにはいいんでしょう。 「客=大衆に合わせた」んでしょう。 観客はそこまで馬鹿じゃないといいのだが、結構じっくり去勢されてるからなあ。  彼の映画は、例えばビートルズの歌の域までは行けない(彼らにも「差別」は存在したりするけど)。  スピルバーグという名に期待しなくなってスゴ~く長い時間が経っています。 あ、小学校のときだけか。子供騙し?  「リアル」な戦闘場面云々もねえ。そうなんだろうけど...  金かけて「リアル」を見せようとするだけの、 「入り口と出口が一緒」の映画、が世に溢れたが為に CGと特殊メイクに毒されている方々~! 例えば、「蜘蛛の巣城」ね。 あれ、本物の矢だよ。手だれを雇って、至近距離からびゅんびゅん放って撮ったんだよ。 本物の弾丸で撃てるわけないだろ、って話じゃないよ 笑 そういう議論じゃない 爆  世間的にパワフル、とされている人は、 責任と自覚を持って、もっとスゴい作品を作ってよ。 客を驚かせてよ  という、いち客の無責任さから、この点数。 さもないと、どんどん衰退する。  実はもっと深い、の?ひょっとして 笑   
[DVD(字幕)] 2点(2005-11-02 06:09:39)(良:1票)
3.  シンドラーのリスト
アカデミー狙い映画。 でも、騙されてもいいから身を委ねよう、という気にさせるパワーはありませんでしたね。 映画は、テーマが良ければいいというものではない 若人よ、本を探し、読み、博物館に行き、様々な情報を取捨選択して、自分の頭で考えよう。 
[映画館(字幕)] 2点(2005-11-02 05:33:44)
4.  ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ 《ネタバレ》 
音楽業界にいる人間として、素晴らしきキューバ音楽に世間の目を向けさせたという事には感謝。 あの中の某アーティストとも仕事させて頂きました。 この映画の前にも後にもキューバのアーティストは招聘しましたが、 あの映画以降、劇的な動員増加には結びついていません。  それはさておき、 この映画に対して一番言いたい事は.... 何故、映画の最後、コンサートでのメンバー紹介のラストから2番目がライの息子で、最後がライなのだ? しかもライの画面でストップして終わるとは!!!! ライ・クーダーのアルバムは、学生の頃から何枚か買いましたし、いいギタリスト/音楽家だと思っていました。Into The Purple Valleyとか、素晴らしい。 が、監督の指示か、自分のエゴか。どちらにしてもあんなことやるなよ。 その無神経さ、傲慢さにこの点数。
[映画館(字幕)] 2点(2005-11-01 12:50:37)
5.  スモーク(1995) 《ネタバレ》 
そう、写真はゆっくり見た方がいい。  個人的には、最後の「再現フィルム」は、無い方が良かった。
[映画館(字幕)] 8点(2005-11-01 09:25:05)
6.  シェルタリング・スカイ
これに関しては、淀長さんに感謝です。 芸術家同士が自分たちの愛を試すために、若い男を連れて旅に出る。 男があっけなく死んだ後、女の喪失感。 哀しい、哀しすぎる。 失って改めて気付くパートナーの大切さ。 そして心にぽっかりと空いた穴。 それがあまりにも深いが故に、女の人生はあのような展開に...  圧倒的に美しい映像とともに、哀しさが迫ってきます。 いや、悲しみを伴えばこその、あの美しさなのでしょう。  当時淀長さんはとある女性誌にこう書きました。 「今付き合っている男を連れて行って、退屈だと言ったらその男とは別れなさい」  そんな文章もあって、見栄も張りつつ一緒に映画館に足を運びました。  見栄も時には新しい芸術との出会いのきっかけか。 淀長さんありがとう。  
[映画館(字幕)] 9点(2005-11-01 06:27:03)(良:1票)
7.  セント・オブ・ウーマン/夢の香り
これと、ゴッドファーザーの最初の二本で、 私的「男も惚れるいい男」ランキングの上位にアル・パチーノが入る事となりました。 ちなみに一位はチャーリー・ワッツ。  著名なアルト・サックス奏者である友人D.S氏が教えてくれた話を一つ。 彼がスティービー・ワンダーのメンバーとしてプレイしていた時、 リムジンに乗って寛いでいると、運転席から「右!左!前進!!」という叫び声が。 運転席を覗くと、ハンドルを握ったスティービーの横で、マネージャーが指示を出していましたとさ。 
[ビデオ(字幕)] 9点(2005-11-01 06:08:37)
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