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自己紹介 2006年春にレビュワーにしていただきました。よろしくお願いします。

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1.  バーバレラ
完璧B級作品なんですけど、マズウマっていうか、結構いけてます。時代が古いのでセットとかはちゃちですけど、ジェーン・フォンダがとっても綺麗ですねえ。
[DVD(字幕)] 6点(2008-02-10 09:38:42)
2.  シンシナティ・キッド 《ネタバレ》 
こんなすごい作品があったんだと感動。登場人物のプロファイリングも、スートーリーの進行に含める形でしっかりと描き込まれています。しかも、私の大好きな100分程度の作品。とっても引き締まって無駄の無い作りです。カール・マルデン、エドワード・G・ロビンソンの好演に加え、アン・マーグレットの悪女ぶりもとってもいいです。黒人の男の子の使い方もとっても上手です。唯一の欠点は、マックィーンの恋人の役割がが明確でなく、いない方が作品を引き締めたのではないかと思います。ラストも、恋人と抱き合うより、黒人少年にまで負けて一人寂しく立ち去る、どこまでもツキに見放された男を演じる方が良かったかなと思います。レイ・チャールズの音楽も、こういう状況の男性を表現するのには(普遍的に)ピッタシです。派手な道具立てはないけれど、傑作です。最後に・・マックィーンって、、、すっごく格好いい~~!!!癖になりそう。
[映画館(吹替)] 9点(2007-11-18 16:36:54)(良:1票)
3.  恋人よ帰れ!わが胸に
ジャック・レモンとウォルター・マッソーの役どころがピタッと決まったコメディーで、仕掛けは地味なんですが楽しめました。それと、ブーン・ブーン・ジャクソン役の黒人俳優がすごく人が良さそうで可愛かったですし、ジャック・レモンとの絡みもよかったですよ。難点は邦題。原題のThe Fortune Cookieは「おみくじ入りクッキー」。どう考えればこの邦題になるのか不思議です。
[DVD(字幕)] 7点(2007-01-06 22:36:08)
4.  暗くなるまでこの恋を
こんな失敗作に出演させた埋め合わせに、トリュフォーは後年ド・ヌーブを終電車に起用したという記事をどこかで読んだことがありますが、そうでもないんじゃないかなあというのが第一印象。ストーリーはよくありそうなものだけど、さすがフランス映画、いい雰囲気に仕上がってます。とくにド・ヌーブは見事だと思います。「彼女がいると、その場の雰囲気を曖昧にする」と誉められていたのを思い出します。問題はベルモンド。アフリカのタバコ農園持ちのお金持ち、だけど本が好きなインテリ風側面ももつ。これって、設定も含めて黒い絨毯のチャールトン・ヘストンに似てますよねえ。でも、あれはアクション・スペクタクルなのでよかったけど、こちらはかなりな心理葛藤の描写が要求される。そこでは、どうしてもベルモンドの顔ではちょっとねえというのが正直な印象。ミス・キャストか演出不良か。ちょっと残念。すこ~し、小さくまとまりすぎてる感もありますね。ところで、ここのみなさんの評価見て困ってしまった。4,5,6,7,8点と一人ずつ。わたしは、3点か9点しかつけられないのか?はたまた、平均点を変えないように6点か?迷いに迷って素直な気持ちで7点です。全般的には6点かなあと思いますが、ド・ヌーブがいいので+1点です。
[DVD(字幕)] 7点(2006-11-26 14:06:02)
5.  アパートの鍵貸します 《ネタバレ》 
上司の情事に自分のアパートを提供して出世する男。妻子ある職場の管理職と恋をする女。いびつな生活を送る二人が、それまでの歪んだしがらみを棄て、まっとうな恋を成就させる。最後に二人がにっこり見つめ合いながら、カードを配り、受け取るシーンではいつも涙があふれてきます。ほんと~に、最高の映画です!
[DVD(字幕)] 10点(2006-06-03 19:13:35)
6.  突然炎のごとく(1961)
男2人と女1人の恋の物語は、フランス映画の大きなテーマの一つですよね。そのなかでも、この作品の女性はほんと可哀相。ジュールとジムの友情が強すぎる。なので、その間で焦燥するカトリーヌ。その気持ちははよくわかるとは言えないけれど、カトリーヌの行動から推し量ってみてわかるような気がします。原題は「ジュールとジム」。邦題は「突然炎のごとく」ってカトリーヌのことですよね。日本語にするときに巧妙に主役が入れ替わっているようですが、この作品は原題通り男性2人の物語。そして男性2人の友情の間で翻弄される哀れなカトリーヌなのだとおもいます。でも、一番可哀相なのは、娘のサビーヌかなあ。ナレーションが多いので、吹き替えで観たかったなあ。
[DVD(字幕)] 7点(2006-06-03 19:11:52)
7.  恋人たちの場所 《ネタバレ》 
フェイ・ダナウェイ、マルチェロ・マストロヤンニの組み合わせは珍しいうえに、制作年は「俺たちに明日がない」の翌年で「ひまわり」の2年前。カルロ・ポンティ製作でビットリオ・デ・シーカ監督作品となれば自ずと期待は高まります。なのですが、はずれでした。アメリからやってきた不治の病に冒された女(ジュリア)が、以前に一度声をかけられた男(バレリオ)と恋に落ち、楽しい日々を過ごす。やがて彼女の友だちが連れ戻しにやってきて、彼女は不治の病で病院に入らないと悲惨な死に方をするとバレリオに告げる。ジュリアは帰国しようとするが、どうしても帰国できなくてバレリオの元に戻ってくる。そして二人は山間の険しい道をドライブする。危険なほどに車を暴走させるジュリア。そのよこで静かに見守るバレリオ。やがてジュリアに運転を代わってバレリオがゆっくりと車を走らせる。前半は恋人たちの楽しい日々、後半は死へと連なる哀しい描写。構成はよくわかるのだけれども、全体に説明不足で製作の意図通りに感情が揺すぶられませんでした。二人の楽しい日々はたくさん描かれていますが、あれで別れが辛くなるほどに2人がのめり込むとは思えない。こういった作品はいかに二人の気持ちが盛り上がっていくかの過程を鑑賞者に追体験させないと、後半の哀しみにちっとも共感できないんですよね。マストロヤンニは情けない気弱な中年を演じることが多いのですが、ここでは珍しくキリッとしたしっかりとした中年を演じています。フェイ・ダナウェイのミニスカート姿も珍しいかな。何カ所かしゃれた会話はあるのですが、やっぱり失敗作でしょう。全編イタリア語なのでわかりようがないのですが、一つだけ気になるのは、もしかしたら字幕が悪いのかも・・・・・・・。
[DVD(字幕)] 4点(2006-05-27 10:41:29)
8.  男と女(1966) 《ネタバレ》 
「う~ん」と唸る粋な作品ですよねえ。時代を反映した映像があまり見あたらないせいか、今でも全く古さを感じません。男女の気持ちの揺れを表現した映画だから古さを感じないのかな。40年位では人の気持ちの動き方は変わらないですものね。フランシス・レイの音楽はもちろんいいですしね。最後は車で電車の待ち伏せですものね。あれやられたら、どうでしょう。やっぱりアヌーク・エーメみたいになちゃうのかな。
[DVD(字幕)] 8点(2006-05-14 22:36:16)
9.  柔らかい肌 《ネタバレ》 
この白黒作品は中年男のラシュネー氏の物語ですね。中年男性の、格好付け、優柔不断さ、身勝手さを余すことなく描いた好作品です。奥さんと別れる際も、決して自分からは言い出さない。奥さんの言い出した提案にこれ幸いと乗っかってる卑怯者。まだ正式に離婚も成立しないのに、新しいアパートなんか勝手に決めちゃって「ここが僕らの部屋」なんていってれば、そりゃあニコルもひくでしょう。唯一この男性が決然としていたのは、ニコルが「時々会ってお食事でもできれば嬉しいけど」と言ったことに対して「ノン」と言い放ったときだけ。この手の男性を、殺しちゃうほど愛している奥さんの気持ちが不可解なぐらいです。トリュフォーは見事にダメ中年男を描ききっていますね。蛇足になりますが、モーテルでニコルが戸外に出したトレーの中の残り物に、ネコが近寄っていくシーンは、アメリカの夜でも使われてましたよね。これが、元のシーンなんだと思って感心しました。
[DVD(字幕)] 8点(2006-05-12 21:30:03)
10.  バージニア・ウルフなんかこわくない 《ネタバレ》 
4人の俳優が4人とも素晴らしい演技を見せてくれる作品です。エリザベス・テーラーは、この作品を撮影したときはまだ三十代前半だったと聞きます。この一作でそれまでのイメージを180度転換させた、それも大成功のうちに。たいした女優さんですね。オープニングシーンの歩き方からきっちり決まってますもの。バートンの、押さえ込んだ激しさが時々噴出する演技も光ります。この作品は何度も見ていますが、観るたびにGeorgeとMarthaの悲しみが少しずつ理解できるように感じます。未だになぜバーチャルで育てた子供を、Georgeが殺してしまわないといけないか、それはわかりませんが、そのうち理解できると思います。本作品には満点をつけました。俳優の演技に対しての満点です。ところで、原題のなかの"Virginia Woolf"は、狼"wolf"ではなくて、作家のヴァージニア・ウルフですよねえ。「バージニア・ウルフなんかこわくない」ってどういう意味になるのでしょうか。西洋人はこういう言い回しが当たり前で理解できるのかなあ。
[DVD(字幕)] 10点(2006-05-07 18:38:19)
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