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プロフィール
コメント数 355
性別 男性
自己紹介 「昔は良かった」という懐古主義ではなく
「良い映画は時代を超越する」事を伝えたく、
 昔の映画を中心にレビューを書いてます。

ジブリ作品が配信できないのなら
せめて「毎年1作品をリバイバルで上映する」
位の企画がたってても、いいんじゃねーかな?

「赤毛のアン・グリーンゲイブルズへの道」
限定公開初日だったこともあったけど、人入ってたし。

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1.  ホイットニー ~オールウェイズ・ラヴ・ユー~ 《ネタバレ》 
私はドキュメンタリーに啓蒙的要素を求めるひねくれ者。 であるからして、「才能がショウビジネスの闇に潰される」 という没落セレブに良くありがちな題材だし、 内容も想像の範疇内なので作品の評価はこんなもん。  彼女の生涯最後のワールドツアーである、 さいたまでの2010年2月ライブを見ている。 たまたまファンの友人(彼は1988年のライブを両親と 鑑賞しそのスケールとテクニック、まさに「天下を掴む」 直前の彼女を見て大感激したのだそうだ)と同行。 ライブ終了後、友人の表情に漂う「見なきゃよかった」 感は忘れられない。彼女はMCで語ってた。 「ステージが久しぶり過ぎて、ドキドキものなのよ」 観客はわかってた、緊張でなく限界だったこと。  但自分、このライブには満足というか、感動した。 何というのかこのツアーにカムバックをかけ、 声が出なくとも必死にステージをこなそう としてる彼女にテクニックとかスケールとか を越えた、一途さを感じたのだ。 あの頃には戻れない、だけど 酸いも甘いも味わった彼女には 新しい魅力・未来があるのではと。  でこの映画だよ。 歌が喜び/幸せを表すものではなく、苦役/義務となった事、 自分の幸せよりも愛情を与えてくれた周りに恩恵を施すこと を生きがいとしてしまった事。(だから夫のボビーもこの 映画目線でいえば、悪人ではない気がする。個人的だが) たぶん私がステージで見たのは、彼女が歌の喜びを 取り戻そうとするリハビリの一環だったのだ。 (その後彼女の体調不良は次のツアー場所:ヨーロッパで 顕著になり、結局ツアーは中止、生涯最後のものとなる)  そんな感想をこの映画を鑑賞してつれずれに書いてみた。 長文ですが気障に終わらせます。ありあした。  And if, by chance, that special place That you've been dreaming of Leeds you to a lonely place Find your strength in love
[映画館(字幕)] 6点(2023-01-04 07:32:05)(良:1票)
2.  男と女 人生最良の日々 《ネタバレ》 
ジャン・ルイ・トランティニアンも良いが、アヌーク・エーメ(この時87才)に尽きる。 14歳で映画デビュー。「火の接吻(’48)」「恋ざんげ(’51)」「モンパルナスの灯(’58)」「甘い生活(’60)」、 そして「男と女(’66)」での演技は素晴らしかった。それから53年が経った2019年の続編。  「男と女」のラストシーンでは二人が結ばれる事を示唆して終わったあの後、 結局二人は結ばれる事なく(男が女から姿を消すことで)年月が経ってしまった事が窺われる。 男は老人ホームで昔の記憶が曖昧なまま。心配した男の息子は艶福家だった 彼の心に残っている唯一の女性を探し求め、再び会って欲しい旨を伝える。  作中では前作「男と女」のシーンが度々挿入され、彼らの記憶にあの輝かしい日々がよみがえる。 ただこの作品が良いのは彼らが老いらくの恋に引きずられる訳ではなく、「同じ時間を 過ごしてきた同士」として経験を糧にし、より人生において素晴らしい日々を過ごしていきたいと 感じているというか考えさせられるその演技、特にアヌーク・エーメの「眼差し」が素晴らしい。 実生活でも彼女自身恋多き女であった分、その想いはひとしおのはず。  フランス映画の歴史と文化あってのこの作品、邦画では全く出来ないモンだ。 本当に羨ましい。まずは名作「男と女(’66)」を見てから、機会があれば。  追記 (2024年6月) 結果的にこの作品が主演二人の遺作となったわけだけど、 この作品が遺作で本当に良かった、と思う。二人のご冥福をお祈りします。
[DVD(字幕)] 8点(2021-04-27 11:51:48)(良:1票)
3.  ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章 《ネタバレ》 
「魔少年ビーティー」からリアルタイムで荒木先生作品を追いかけている身分であり、劇場版「ファントムブラッド」まで見ているアラフィフ私としては今回の映画化について「デビルマン」級の破綻すら覚悟し鑑賞したが、(期待値を下げていたという事を抜きにしても)意外とちゃんとした作りで好感がもてた。①スタンド能力の実写化+そのバトルに中心を置いた展開に比重を置いた事(原作ジョジョ4部の面白さは杜王町での「奇妙な」事象がポイントと自分は考えている為)②諸悪の根源を全て吉良吉彰に集約したのは英断と思う(音石明=レッチリをスクリーンで見てみたかったが)③役者がちゃんと漫画の様な演技=荒木作品の再現を試みているところはよい。マイナス点は…そりゃあげたらきりがないけどこの後第ニ章への布石、としてはいいのではないか。
[映画館(邦画)] 6点(2017-08-05 16:40:18)
4.  ガッチャマン 《ネタバレ》 
という訳で、タツノコプロなら「みなしごハッチ」「タイムボカン」シリーズ、「新造人間キャシャーン」という40過ぎのおっさん…どうでもいいや。前評判からして「ひ~どいう~わさの、ガッチャマ~ン」である旨は聞いてたのだがここまでやっつけ仕事なのは如何なものか。名作アニメの実写化という時点でオリジナルを超えるのは難しいし、40年前のアニメなので2013年時の社会情勢との乖離があるのは仕方がない。正直配役も不満はあるが多分松坂桃李や剛力彩芽あっての企画なのだろう。問題は原作への愛着感がまったく見受けられないという事が素人目にもわかる、という事に尽きる。関係製作者にキャラクターに対する愛情や敬意があり、そのイメージを壊さないように設定や脚本・配役を立てるという当たり前の事を順守するという点、この「ガッチャマン制作委員会」というのはわかっていないらしい。出演者曰く、「世界観はこちら(演出や脚本)で構築するので、原作は見なくて良い」という指示をする製作者自体、この名作アニメは単なる金儲けの一環で「国内が駄目でも、ソフト化+他メディアの展開+海外上映等でカバーするもんね」という意図が見えて虚しささえ感じる。世界の半分を17日間で征服→13年後ってその間何してたのギャラクター。そんな人類の危機下にも関わらず東京はのんきな日々で白鳥のジュン両手ショッピング。ジュンの婚活。健とジョーとある人物の三角関係。戦闘直前まで「俺は…」みたいな語りを滔々とするガッチャマン。力不足のCG。水野晴郎先生が「シベ超」に掛けた情熱の1%位、あればなぁ…。
[映画館(邦画)] 3点(2013-08-30 09:58:35)(良:4票)
5.  パシフィック・リム 《ネタバレ》 
という訳で「ジャイアントロボ」「ジャンボーグA」「大鉄人17」が好きだった40過ぎのおっさんが遅ればせながら見てきましたよ。全米BOX OFFICEでも最高はたしか3位、日本でも飛行機映画に押されっぱなしで興行的には失敗の類に入るかもしれないが、この映画にレビューを書きいれた皆様と同様私も声を大にして言いたい。これは絶対に劇場で見るべき作品であり、昔TVの前に座りアドレナリンを出しまくりながら特撮ヒーロー物を鑑賞していた幼少時への回帰体験に他ならない。ラストへの帰結(バトルシーンの深海への移行/また核兵器かい)だけが不満だがイェーガーのガタピシ感や必殺技のオンパレードに胸アツ。敵役を「UMA(未確認動物)」といったチンケな表記にせず「KAIJU」で通した事、ラストのレイ・ハリーハウゼンや本多猪四郎への敬意も含めて日本人が喜ぶようなツボ(何せ「スパイダーマン」までロボットアクション化してしまった国民だし)をこれでもかと示した監督ギレルモ・デル・トロには本当に感謝。昔スクリーンで「燃えよドラゴン」「大脱走」等を見て感じた幸せがよみがえってしまったよ、本当に。今度は吹き替えで見てこよ~っと。  
[映画館(字幕)] 7点(2013-08-26 11:46:06)(良:1票)
6.  一命 《ネタバレ》 
邦画史上屈指の名作をリメイクする、という事であまり期待をせずに鑑賞したが、それなりに観ることができた。「原作/映像作品に対するリスペクトを残しつつ、新しい解釈を取りこむ」というリメイク作品のあるべき姿勢を見せてくれているのは好感が持てる。ラスト「竹光」の扱いも主人公の主義主張としては理にかなっていて感心した。それでもこの点数にしたのは『ただ体面を保つためだけの「偽りの武士道」に対する糾弾』が映画的に弱い気がしたから。スクリーンで観た「切腹」では映像から情念というか、怒りが漂うくらいの迫力を感じたがこの映画に関してはあまり感じられないのがつらい。なによりも「切腹」で観客を不安に陥れる効果のあった撮影(宮島義勇の最高傑作でしょ、こりゃ)や音楽(武満徹!)の点でどうしても見劣りしてしまう。こればかりは仕方がないのかな、うむ。
[映画館(邦画)] 6点(2011-10-16 15:45:41)
7.  これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫 《ネタバレ》 
シェー!「『ゲゲゲの女房』が当たったからここは漫画家を題材にすベシ!」的な安易な企画設定とポイントのずれた脚本によってせっかくの役者の熱演も無駄にしちゃった、というのが正直な感想なのだ。個人的には赤塚先生の破天荒な行動の数々は「弱者への限りない優しさ」そして「他人を喜ばせたい=孤独を嫌い、寂しさを紛らわせたい」という想いから来ていたものであり、それは年少時に満州からの過酷な引き揚げ体験を経験していたという「闇」からの逃避であったのでは無いかと思うのだよーん。だから「あまり乗り気でなかった仕事/赤塚先生の魅力を感じて~」という話にするのならもう少し先生の多面性を詳しく描いていただきたかった、と思うのココロ。堅物な男性編集者浅野が赤塚先生に感化されて、のびのびと人生を渡り歩く的な話だったらまだ説得力が増したのにまさに賛成の反対なのだ、である。でも、でも、でもである。ご自身が映画の主人公として取りあげられた事に関してきっと赤塚先生は照れくさそうに微笑まれているに違いない。学費がなくて高校へ行けなかった先生は「少しでも映画の世界に浸りたい」と映画の看板屋に就職し漫画の腕を磨いていったんだ。ご自身が売れっ子作家になった時制作したのは「下落合焼き鳥ムービー」だよ!所ジョージにタモリにたこ八郎だよ!この点数はそんな愛すべき映画好き、赤塚不二夫先生への想いを込めた点数である。そんなわけで支離滅裂なレビューになってしまったがこの場合は作品憎んで先生憎まず、いつものあれで閉めようではないか。これでゐゐゐだ!以上。
[映画館(邦画)] 4点(2011-05-11 22:39:33)
8.  平成ジレンマ 《ネタバレ》 
それぞれの「ジレンマ」を感じてしまい、やりきれない気持ちで映画館を出た。解決策は何も見えてこない。進むべき道がわからないまま(傾いたヨットやスクールの壁に開いた穴、『協調性を養う為の』オカリナの音が強い印象を残す)苦しんでいるスクール生。自らの教育理念たる「体罰=必要な事」が思うように出来ない・学校教育下の問題を受け止めているだけで根本的な解決策が取れない=「こんなこと、やりたくない」とぼやいている校長戸塚。ニートや引きこもりが年々増え続けてゆく中で受け入れ体制も、これといった方針もとれないまま「ゆとり」教育を続けている行政。そんな状況を見つめつつ表層的な事実のみ伝えているだけのマスコミ。どうしたらよいのだろう?そういった鬱屈たる思いを抱えながら、社会の現状を見つめ直し他人事ではなく「自分達の」問題として胸にかかえてゆく事が大切と思う。もとはTV用である以上映画としては落ちるところはあるけれど、TVドキュメンタリーの置かれている立場(劇映画に比べて制作予算/宣伝も、そして発表する機会も少ない現状=良作が埋もれてしまいがち)や「映画館での上映」という新しい試みに対して何とか光があたってもらいたいという意味を込めてこの点数にする。いまのところ関係者に配慮してソフト化の予定は無いとの事、機会があれば是非。しかしこの思い、上手く文章に出来ないな。これもジレンマか。
[映画館(邦画)] 8点(2011-02-20 16:38:46)(良:1票)
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