1. 地球爆破作戦
《ネタバレ》 気になってた映画でDVDを借りて見ました。 高性能コンピュータの反乱と核の脅威ということで「2001宇宙の旅」「ターミネーター」とかが脳裏をよぎるけど、この映画はストーリーが進むほどに絶望感が強まる。 ただ研究所や装置などがレトロチックに感じ、今見るには少し違和感があり、またああいうラストで締めくくり、鑑賞者に今後の展開を想像させるのは手法の一つだけど、結果的に映画の最後に向けて抑揚がないままクロージングさせた形で何か物足りない印象は拭えなかった。この映画、骨格がしっかりしているからリメイクしたらきっと面白い仕上がりになるだろうとは思った。 [DVD(吹替)] 6点(2009-07-31 23:01:12) |
2. 1941
《ネタバレ》 初めて見てから何十年の歳月を経て、いまならどんな感想になるのだろうとDVD観賞しました。・・・ダメだこりゃ!スピの黒歴史じゃないんですか。唯一ベルーシが出てきた時だけ雰囲気が変わり面白そうになりますが、それだけでした。 [DVD(字幕)] 3点(2009-07-27 19:39:20) |
3. ミスター・ノーボディ
《ネタバレ》 ん~、昔テレビで見た時は面白かったんだけど、今回DVDで見たら今ひとつ乗り切れませんでした。ただオープニングからメインタイトルまでのタメは秀抜!いつまでも耳に残るメインテーマ曲もいい感じでいかにもテレンス・ヒルのイメージにバッチリでした! [ビデオ(吹替)] 4点(2009-07-06 11:07:33) |
4. わらの犬(1971)
「ペンは剣よりも強し」イギリスの小説家・リットンの戯曲『リシュリュー』の中の言葉です。この映画をご覧になった方には、この言葉はどのように感じられるでしょうか。殴る蹴るだけが暴力ではない。人間性と尊厳を踏みにじる行為そのものが暴力である。まさにそのことを具現化した救いようの無いバイオレンス・ムービーの傑作のひとつ。 [DVD(吹替)] 7点(2009-03-22 21:09:42) |
5. 合衆国最後の日
《ネタバレ》 今見ると少し古さが感じらるのはものの、ベトナム後日譚、原爆、大統領の尊厳と、考えさせられる内容をひとつにまとめたサスペンス映画の傑作。ラストシーンが無情で印象的。 [DVD(字幕)] 7点(2008-11-17 19:07:03) |
6. フューリー(1978)
《ネタバレ》 カーク・ダグラスの秘密諜報部員役を新聞記者役などのシンプルな役にし、 序盤の追跡劇をカットすれば前半はもっとテンポよくなるのでは。 中盤からの透視、サイコキネシスがデパルマ・タッチで描かれ始めてから一気に映画は活力を帯びて、終盤はホラーの面持ち。 エイミー・アーヴィングとアンドリュー・スティーブンスの演技が悲しくて怖くて凄い。 [DVD(字幕)] 6点(2008-11-17 19:05:56) |
7. ダーティハリー
ゾディアック事件を基に作られたと知り、何度目かの鑑賞。そうして見ると銃撃アクションというより、一級のサスペンス映画として十分堪能できます。デカい銃を持たせる理由は「脳ミソが吹っ飛ぶ」と決めセリフを言わせたいがためだと感じました。さそりを演じるアンディ・ロビンソンは今の時代ならきっと最高のサイコ・アクターとして持てはやされたでしょう。ドン・シーゲルの演出、ラロ・シフリンの音楽も好調!傑作です。 [DVD(字幕)] 9点(2007-07-25 22:03:38) |
8. ロッキー
《ネタバレ》 序盤の静かな展開も激戦となるクライマックスを控えての嵐の前の静けさか。だがこれこそ後に、ロッキーが「ただのチンピラ」でないことを証明するために、見せなきゃならないパート。でも登場人物が「ただのチンピラ」のロッキーのほかに、悪党はいても極悪人らしき人は見受けられないなぁ。なお、この1作目には「ファイナル」に絡むキー・パーソンが出ているのでファンは「ファイナル」を前に見ておいたほうがいいかも。最後にビル・コンティは本当に良い仕事をしてます。この音楽は不滅だ! [DVD(吹替)] 8点(2007-03-05 22:07:35) |
9. ロンゲスト・ヤード(1974)
《ネタバレ》 熱かったぁ!バート・レイノルズの魅力プンプンの男の映画。 試合後、バートが会場出口に向かうエピソードでラストをビシッとしめた! 鑑賞後にこれほどスカッとする映画は少ないと思います。 [DVD(字幕)] 8点(2007-01-03 19:57:17) |
10. ガルシアの首
《ネタバレ》 賞金目当てに一人の男の首をめぐる話に加わったことから、場末に生きる男が愛した女と再起の夢をかけて踏み出した一歩が、人生の歯車を狂わせた・・・。 前半は主人公と女の、決して明るくはない日常が描かれているからこそ、ガルシアの首とであった後に描かれるオーツの復讐譚が見るものに伝わる。 映画中盤で土埃をごうごうと巻き上げ、拳銃を片手に相手めがけて突き進む車が、そのまま全開で破滅に向かうことを暗示し印象深い。オーツ怒りの銃撃もカタルシスというより戻ることのない叫びにも似る。 「殺すものは殺される」大藪春彦の小説に出てくる主人公の言葉を思い出した。 [DVD(吹替)] 7点(2006-05-23 10:23:35) |