1. 陰獣
フランスの監督が乱歩の世界を映画化。エログロトンデモ映画になるかと思いきや、意外と普通にまとまってました。まとまり過ぎて面白味に欠け、一月もすれば忘れてしまうような映画。面白さでは1977年の日本版の方が、(エロさでも)数倍勝ってました。主役の日本人女優、監督からご指名で抜擢されたそうですが、外国人には彼女のような人が、魅力的な「日本人女性」という印象なのでせうか・・・こちらからすれば、フランス語が上手だなあという以外・・・以下略。 [DVD(字幕)] 5点(2011-06-02 00:07:25) |
2. 冷静と情熱のあいだ
映像は華だったが、ストーリーはありがちな可もなく不可もなくのベタなラブストーリー。イメージビデオ的な。でした。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2011-04-28 00:32:05) |
3. 大奥(2006)
《ネタバレ》 か~るい、か~るい、女社会のドロドロの表層の部分だけを掬いとって2時間にまとめました的な。映画館へ足を運ぶほどではないが、テレビで家族と観るならこのくらい軽いタッチが丁度いいかも(笑)大奥の総取締があんなに初な優等生で務まるのかなんて疑問はさておき、絵島役の仲間、生島役の西島共にそんなに悪くなかった。仲間の意志の強そうな眼差しと西島の立ち姿と横顔の美しさで最後まで観られました。逆に言えば主演の2人が自分の苦手なタイプだったら途中で放棄してたかな。井川遥の演技の下手さと血の通ってない人形のようなミッチーが鼻についた。といっても出番がそんなに多くなかったので許せる範囲ですが。高島礼子の妖艶さと杉田かおるは良かった。木村多江はイメージとは違い意地悪な役柄が板に付いていたので、彼女の演技をもっと見てみたかった。当時の舗装されていないはずの町中にあっても演者の着物は汚れ一つない豪華さで、背景も含め映像は美しかった。色彩豊かな日本絵巻を鑑賞する感覚ならいいかも、といっても出せて5点まで。(エンディング曲が倖田來未でがっかり、大人の事情でしょうが、この映画には不釣合いも甚だしい) [地上波(邦画)] 5点(2011-02-27 16:40:59) |
4. トランスポーター3 アンリミテッド
《ネタバレ》 ヒ、ヒ、ヒロインが…そばかすは少しなら可愛いと思うけど限度ってものが…、目の周り黒く塗りつぶすより肌にドーラン塗る方が先だろうと。背が高い上に、高いヒールで、骨格がしっかりしているのかフランクより体格が良く見えるって(笑)普段カッコいいフランクが大女(失礼!)の我が儘に困惑気味の情けない男に。唐突なツンデレで、車の鍵を奪って云々のセクシーなはずのシーンが、全然セクシーに見えないのが凄い。最初は謎めいた風のキャラだから、もっと活躍するのかと思いきや、いざとなるとキャーキャー言ってるだけのただのお荷物。ストーリーは荒唐無稽であって無いようなもの。アクションはカンフーを意識し模倣しつつも独自性を出したいのか、上着とワイシャツを使用してるが正直ダサイ。まあステイサムは相変わらず素敵だし、カーチェイスは見応えあるから、それだけを目当てにこの映画を観るならいいと思う。 [地上波(吹替)] 4点(2011-02-24 23:10:19)(良:1票) |
5. アイアンマン
《ネタバレ》 アメコミヒーロー物を映画化するともれなくこんな映画に仕上がりますってなもので、どこかで見たような画、設定、お決まりの展開だけど、映像は迫力あるし、アメリカはこの手の映画の見せ方はうまいですね。ただ主人公が悪人面だよな~。元武器商人だからいいか。そもそもこういう映画に深みとか期待しちゃいけないんだよね。 [地上波(吹替)] 4点(2011-02-24 22:27:37) |
6. アマルフィ 女神の報酬
《ネタバレ》 織田裕二は熱血漢という印象ですが、こういう感情を抑えたクール目な役は新鮮だった。物語も無難にまとまっていたと思います。家のテレビでそれなりに楽しく鑑賞出来たということでこの点数。 [地上波(邦画)] 5点(2011-01-25 14:22:11) |
7. アフタースクール
大泉洋がいいですね。ドンデン返し系だと知らず、なおかつ眠かったのでボーと観てて、中盤、ん?へ?と思っている間も話がどんどん進み頭の整理が追いつかず途中混乱しましたが・・・、なので眠い時に観ては駄目な映画。 [地上波(邦画)] 6点(2011-01-15 14:29:26) |
8. イキガミ
これがハリウッド映画なら、良いか悪いかは別にしてドラマチックな展開でテンポ良く進むんでしょう。デスノートを彷彿とさせるけど、坦々とし過ぎていて物足りなさを感じてしまった。山田孝之と成海璃子が良かった。松田翔太の独特な雰囲気が笑ゥせぇるすまんのキャラを思い起こさせたが、役にハマっていたと思う。 [地上波(邦画)] 5点(2011-01-15 13:55:24) |
9. ハンコック
最初の5分で観るの止めようと思ったけど、何とか我慢して最後まで観た。後悔した。 [地上波(吹替)] 2点(2011-01-15 13:39:22) |
10. デジャヴ(2006)
《ネタバレ》 以下、激しくネタバレ。タイムトラベルが実は二回目だという伏線が結構張られていましたね。冒頭「爆破前に犯人に既に殺されていた」彼女の遺体を見て主人公がデジャヴに襲われていたのなら、一回目に「彼女の救出に成功したタイムトラベル」は主人公の既視感だけで、実際には無かったことになっているんですかね?だとすると、彼女の部屋に残された主人公の形跡やら、救急車で犯人のアジトに突っ込んだ形跡とかも無かったことになっていないとおかしいのに、その辺の矛盾は華麗にスルー(笑)あのご都合主義の監視システムとやらもいまいち納得いかないし、それで迷惑走行して事故に巻き込まれた方はたまったもんじゃない。いかにもアメリカ映画だね。あのシーンで使命感に燃えている主人公がかなり独りよがりの自己中に見えだした。それでもこの点数なのは、金がかかっている分ちゃんと観られたし、デンぜル・ワシントンの存在感と演技力によるものが大きいですね。ヴァル・キルマーがただのおっさんに、そしてジム・カヴィーゼルは同じくタイムトラベル物「オーロラの彼方へ」とは真逆の役柄だったところが乙でした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-12-12 21:16:39) |
11. GOEMON
《ネタバレ》 前作「CASSHERN」が評価出来ずだったため(途中で早回し、汗)、それを思うと格段に向上しています。ハリウッドのCGと比べてはいけません、これはこれでありで、この世界観は嫌いではないです。特に船上の戦いのシーンは見せ場ありで中々魅せます。個人的には五右衛門より大沢たかお演じた才蔵が良かった。彼らの青年時代を演じた2人の俳優も良かったのに、茶々(子役と広末共々)が駄目でした。広末涼子は黙って俯いているだけなら絵になるけど、しゃべりだすと途端に薄っぺらくなる。涙も何か嘘臭く、自らの立場を憂う悲しみや哀しみが全く伝わってこない(この女優さんは、邦画よりフランス映画の方が本来の良さが出るのでは)。重要な要素である五右衛門と茶々の間に何のケミストリーも感じられないんですよ。内容が破綻していようと、この部分に共感出来ればまだ良かったけど。残念すぎる。しかし不満はありつつも才蔵が処刑されるまでは7点でした。が、終盤で一気に減速・・・五右衛門、才蔵のもとに向かう時は普通の人間並みに群衆を掻き分け掻き分けなのに、戦闘になった途端に何十メートルも跳躍しちゃうんだもんなあ、それかあの鎖状の飛び道具を使えば何とかなっただろうと。後は完全にゲームバトルの世界、にしては半蔵との対決がしょぼ過ぎる。細かい事を言い過ぎるのは野暮ですが、整合性がある程度とれてないと一気に冷めます。ラストも何だかなあ。映像を楽しむだけでも一見の価値はありますけどね。 [地上波(邦画)] 5点(2010-12-12 09:18:11) |
12. バイオハザードIII
バイオシリーズ4作の中では私的に一番評価低いかな。中途半端な感じ。ゾンビガラスが出てきた時には思わずニヤリとしてしまいましたが。ところでバイオⅡに出てきた、ジル・パレンタインことシエンナ・ギロリーはどこに行ってしまったのでしょうか? [地上波(吹替)] 6点(2010-11-22 11:58:10) |
13. カイジ 人生逆転ゲーム
《ネタバレ》 好きな俳優が出ていたから観た。何かもう上滑りのダダ滑りで物語に入り込めず、俳優の熱演がただただ虚しく感じられた。鉄橋を渡るシーン、見てる方は緊張感ゼロ。そんなゴチャゴチャしゃべっている暇があったらサッサと渡れやと思った。この映画、今度2もやるらしいけど、大丈夫か? [地上波(邦画)] 3点(2010-11-22 11:24:07) |
14. ホノカアボーイ
《ネタバレ》 主役の俳優さんは絵になりますね。ホノカアの風景も奇麗で、映像も美しく肩が凝らない映画です。ただどうなんでしょう、前半の流れは良かったんですけど、人の良い老婆のビーさんが孫(ヘタすりゃ曾孫)くらいの青年に女の部分を見せ始めたころから気持ち悪くなってきました。女はいくつになっても女、(日本のエロ雑誌を欲しがるコイチ爺さんのエピソードに絡め)男は死ぬまで男、と言いたいのでしょうが。主人公レオがビーさんを慕うのはあくまでも美味しい手料理を振舞ってくれるおそらく祖母のように優しいお婆さんだからであって、そのお婆さんがいきなり女らしいワンピースを着てレオにアピールしたり(レオは気付かないフリ)、レオのガールフレンド、マライア(長谷川潤!)に嫉妬したり・・・私が彼だったら、ビーさんの気持ちが暴走しないうちにフェイドアウトしますわ。まあ、独り身が長く孤独であったが故に、突然自分を慕ってくれる若く美しい青年が現れば独占したくなる気持ちも分からないではないですが。ビーさん自身、忘れかけていた恋心?に戸惑っていたと思うけど・・・。ビーさんがマライアにピーナッツを食べさせたが為にあんな事件に発展し、結果レオとマライアの仲が急接近という展開ならば、災い転じて福となるでドラマになったと思うけど、結局彼女にフラレて何じゃらほい。松坂慶子はあの場所では浮いていたかな。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-04-29 12:32:24)(良:1票) |
15. デトロイト・メタル・シティ
松山ケンイチありきの映画。映画全体の出来としては5点以上はあげられない。これだけユニークな題材があるのだからもっと面白く出来たはず。いろいろなエピソードを多く詰め込み過ぎてどれも中途半端になってしまった。全体に漂うチープ感は役者のせいというよりは演出の拙さに起因していると思う。清楚なイメージの松雪泰子もイメチェンして頑張っていて、それなりに楽しめたが、まだ恥じらいが見え隠れして弾けきれていない。折角の大物起用であるジーン・シモンズも活かしきれていない。おそらく彼が予算の大部分を占めてしまって映画が更にチープになってしまったのはでは?と余計な勘ぐりもしたくなる。ただ、ところどころ笑えたのと、映画の挿入歌は思ったよりデスメタルしていて良かったのと、ひとり気を吐いて奮闘していた松ケンに免じてこの点数。 [地上波(邦画)] 6点(2010-03-16 23:15:42) |
16. ダークナイト(2008)
《ネタバレ》 最初の約一時間はありきたりの展開、まずゴッサムシティがごく普通の町として描かれていることに違和感。あんなに腐敗や殺人、ジョーカーのような人命など微塵も顧みない狂人が毎日のように町を爆破等で破壊しまくっているのに、町の大半の市民の能天気ぶりに違和感。普通の感覚の持ち主ならこんな町もっと前に逃げ出しているはず。このジョーカー、バットマンスーツのように特殊な防護服を身につけているわけでもないのに異常なほど不死身、タンクローリーごとひっくり返されようが、防弾ガラスにヒビが入るほど頭を強打しようが、全くの無傷。しかもあの特殊メイクで真昼間に町を徘徊し、あの程度の変装で普通に病室にも現れる不自然さ。この狂人のせいで多くの人命が奪われ、町も壊滅状態になりつつあるのに、バッドマンを始め警察や市民でさえもジョーカーに対して温情を見せている風な体たらく。挙句の果てにはバッドマン自らが被らなくてもいい罪を被り「俺はしょせんダーク・ヒーローなのさ」と云わんばかりに闇に消えていく消化不良な結末に唖然茫然。いや悪いのはあんたじゃなくてジョーカーですから、、、顔半分、焼けただれた男もあの顔で普通にしゃべっているリアリティのなさ、もっと言えば、短期間にあれだけ大掛かりな爆弾を仕掛けるのは、かなり頭数が必要だしそれも組織だって行わないと無理。だとすればジョーカーの一匹狼的狂人キャラとのズレが生じる、、全てにおいてジョーカーに都合が良すぎる展開、、そうしたモヤモヤが観ている間中ずっと付きまとっていた。評価が高めなので若干期待したのだが、偽善的ヒロイズム満載のハリウッドヒーロー物はやはり肌に合わないのかもと再確認してしまった作品。 [DVD(字幕)] 5点(2010-03-06 12:22:28) |
17. グリーン・デスティニー
《ネタバレ》 映像はキレイでしたが、内容は期待したほどではなかったです。竹林でのワイヤーアクションもう~んという感じ。チャン・ツィーとミッシェル・ヨーの決闘?の場面の方が余程迫力があって良かったです。あの動きの俊敏さと華麗さと力強さは中国人女優ならではと思いました。 [DVD(字幕)] 5点(2009-12-11 14:15:07)(良:1票) |
18. クローズZEROII
《ネタバレ》 暴力反対とかこんな高校現実には有り得ねーなんてカタイことは言いっこなし。 とくかく役者陣(イケメンばかり)が素晴らしい、格好いい。あれだけ大勢の準主役級の配役がありながら、個々の個性が限られた枠の中でしかもルックスも被ることなく、キチンと描かれていることも素晴らしい。欲を言えば、黒木メイサいるか?いや彼女を起用するならするで、源治とルカ、二人の恋の行方をもっと追求すべきだったとか、源治の父親とその周辺の出来事を削って(後半の病室でのドタバタは長くてだれた)、鈴蘭・鳳仙の面々のキャラをもっと深く掘り下げて欲しかったとかあるけど、これだけ面白ければ良しとしましょう。平和な時代だからこそ、この様な映画が楽しめる。(原作未読) [DVD(邦画)] 9点(2009-12-09 17:45:57)(良:2票) |
19. クローズZERO
日本の現代アクション映画の傑作。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2009-12-09 17:24:25) |
20. ほしのこえ
《ネタバレ》 オタクの域を出ない映画だが、監督の努力を見込んでもう1点献上(気持ち的に) [CS・衛星(邦画)] 3点(2007-07-03 18:46:21) |