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1.  博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか 《ネタバレ》 
なんだ、邦題にずっと騙されて「異常な博士」が出る映画だと思い込んで今まで敬遠してしまっていた。ドクターストレンジラブか…。(まぁ、ある意味思い込みに間違いではないけど)紛らわしい。後で解説を見るまで1人3役には全く気付かなかった。この人天才。 核戦争危機の映画は今でこそ陳腐だが、当時はさぞ斬新だったことだろうと思う。 公開当時見たかったね。生まれてないけど。 
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-01-19 18:54:10)
2.  サイコ(1960) 《ネタバレ》 
何度観ても素晴らしい。声帯模写やら影やら矛盾を突付けばきりがないが、それを補ってあまりある緊迫感と今観ても全然古臭くない映像美。無理矢理な続編やリメイクの限界を改めて感じさせられた映画。そんなに美人じゃないジャネット・リーがあの有名なシーンでは絶世の美女に見えてくる不思議さ。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2009-09-20 01:12:21)
3.  シェルブールの雨傘 《ネタバレ》 
10代の頃に鑑賞した覚えがある。短大の自習時間に視聴覚室で初めて観たときはヒロインの身勝手さにただただ腹が立った。そして今再見して思うことは「誰も悪くない」「ただ仕方がない」どうにもならない運命に翻弄され、その時出来うる限りの最善策に飛びつく女を誰が責められようか。忘れられない女がいても、今目の前で優しくしてくれる女と幸せになって何が悪い。世の中には少なからざるジュヌビエーブとギイがはからずも存在しているはず。それは自由恋愛をいくらでも謳歌できる現代でさえ。
[DVD(字幕)] 9点(2009-09-20 00:25:19)
4.  昼顔(1967) 《ネタバレ》 
さらけ出しのAVよりもやらしい映画。清楚なセヴリーヌがどんどんスレていくのは悲しい。男をたくさん知れば女性は誰もがスレてしまうんだろうか?私は片手にも満たないのにセヴリーヌよりもずっとスレてる気がする。情報過多の現代社会のせいにしちゃっていいかしら。でもやっぱり魅力があるのは清楚なセヴリーヌに尽きる。38年後の「夜顔」も見たくなった。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-08-22 16:27:27)
5.  太陽がいっぱい 《ネタバレ》 
アランドロンの美しさがこれでもかと襲い掛かってくる映画。リプリーを観た後に鑑賞したので、尚更素晴らしさを実感した。普通の見方と違って、こっちのほうが全ての展開が読めていたにもかかわらず、手に汗を握って最後までドキドキしっぱなしだった。正直食わず嫌いだったが、この映画を機にアランドロンの名作をいくつか観てみた。コレが一番よかったかな(笑)
[CS・衛星(字幕)] 8点(2009-08-03 12:56:27)
6.  ひき逃げ 《ネタバレ》 
成瀬作品が大好きなので迷いもなく鑑賞。案の定めちゃめちゃ面白かった。話はまぁ単純明快でタイトルから予想される展開を辿り、結末も何となく予想の範疇ではあったが、高峰秀子や司葉子の演技にぐいぐい引き込まれて、あっという間にラストを迎えた感じだった。 今の時代でも火曜サスペンスあたりでリメイクしたら相当面白いものができるかも、と空想してみたものの、現代の鑑識技術の進歩にはさすがに脚本に無理が出てきそうなのが残念。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2009-07-09 03:14:32)
7.  妻として女として 《ネタバレ》 
今だったら双方から全財産身包みはがされてポイッと捨てられてもおかしくない情けない男の周囲の、背筋に一本線の入ったような女たちのお話。 昔の女性ってこれほどまでにガマンを強いられていたのね・・・と現代女性の地位向上までの道程に思いを馳せつつ遠い目をしてみる。大体「余力」で女一人の人生を買い上げる甲斐性もない男が愛人なんて構えちゃダメ。「何もそこまで言わなくても・・・」と両方の女たちに影響力を及ぼせなくなった男の背中が妙に哀しい。でもこの二人の女は案外幸せな人生を終えるかも。一人の女はやっと日陰を脱して普通の奥さんに、そしてもう一人は暖かい家庭とはいえなくても世間から羨ましがられる裕福な大学教授の妻のままで・・・。電車で隣り合った幸せそうな親子連れをみる女が痛々しかったが、きっと愛人だけでなく、独身の男女も、子持ちの未亡人も、子供のいない夫婦も、妻に先立たれた子持ちのやもめ男も、貧乏で子供にキャラメルを買ってやれない親だって「自分が欠損している」と思えば「痛い」のだ。先の幸せそうな夫婦だって何か欠けていると悩んでいるかもしれない。結局他人をひがんでいるときの人間は人間くさくてある意味醜い。あ、そうそう、愛人同士の宴会は豪華で見ごたえがあった。淡路恵子ってやっぱりクールだね。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2008-07-25 13:12:49)
8.  メリー・ポピンズ
私の20代NO.1映画でした。辛いときや現実逃避したいときにはいつもビデオが擦り切れるほど繰り返し観てこの世界にのめりこんでいました。歌のところでは何度も何度も泣けました。一番好きな歌は・・・「2ペンスを鳩に」と「お砂糖ひとさじで」です。あ、あとウチで一番大きな壁かけ時計の電子音はスーパーカリフラ(略)です。あ、あえて批判するとすれば、煙突掃除屋の皆さんとのダンスはちょっと冗長です。
[DVD(字幕)] 10点(2008-07-17 08:02:11)
9.  サウンド・オブ・ミュージック
無人島に一枚だけDVD(+プレーヤー)を持っていっていいと言われたら(そんなシチュありえないか、電気が・・・)間違いなくコレを持参します。今までにおそらく20回位はみてるけど全然飽きないどころか観ればみるほど味が深まります。サントラ盤もお誕生日に買ってもらって超リピったのでそらで唄えます。若い頃はメリポピが一番だったけど、今は切ない映像も多いこっちのほうがより好きです。
[DVD(字幕)] 10点(2008-07-16 19:05:50)
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