1. アヒルと鴨のコインロッカー
《ネタバレ》 小説にしかできないトリックを映画に持ち込んだ勇気はすばらしい。反則技といわれればそれまでだが、制作側の誠意と熱意を感じた。河崎の最期は原作にないが、これを映画で描いたのは正解だったと思う。松田龍平の持ち味というか、作品をぶっ壊したり変質しかねない特異な雰囲気は河崎役にぴったりで、作品をいい方向へ向けてくれた。瑛太の、いってみれば取り残された者の空白感・虚無感を表現した演技や、濱田岳のちょっと間の抜けた演技も秀逸。これは胸を張って誇れる映画なのではないだろうか。ちなみにツタヤにDVDを返しに行く時、「風に吹かれて」を口ずさんだのは僕だけだろうか? [DVD(邦画)] 10点(2008-02-02 13:05:28) |
2. ALWAYS 続・三丁目の夕日
尺の長さと相変わらずのお粗末なVFX(これが監督の技量か、それとも資金面での問題かどうかは知らないが、とにかく一目でわかるってどやねん? これがはたしてリアルと呼べるのか?)が鼻につくが、ストーリーはよかったと思う。伏線の張り方は前作よりもこっちの方が好き。 [映画館(邦画)] 9点(2007-11-07 23:58:32) |
3. それでもボクはやってない
しかし、アダルトビデオ持ち出されるのは、ものすごくつらかったろうなぁ(後ろには昔の彼女もいるんだし・・・)。裁判官も(検察官に)「あなたが読みなさい」って・・・。そういう問題じゃないだろう! 加瀬さんの演技がリアルすぎて余計に悲惨。 [DVD(邦画)] 8点(2007-08-17 14:16:11) |
4. パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド
《ネタバレ》 デイヴィ・ジョーンズなんか、ドラクエのゾーマみたいなもんだろ!!ラスボスという存在に値するのか?チョン・ユンファもあれだけだし、だめだこりゃ!! [映画館(字幕)] 3点(2007-05-28 07:49:59) |
5. 硫黄島からの手紙
細かい部分は違うんだけれども、純粋に面白かったので十点。あえてメッセージ性を排しているので、意見は人それぞれなんだけど、これで「硫黄島」について知ってくれれば、それでいいと思う。今まで歴史の教科書の片隅(うちの学校では教科書ではなく、歴史の資料集の片隅に、小さな写真とわずかな文だけのっていました。南京虐殺や三光作戦の方が記述は多かったです)に、一行か二行ほどの文章でしか書かれていなかった史実を、多くの人に知ってもらうことに意味があると思います。できれば、栗林中将が書いた家族への手紙(ウィキペディアにありますが)なんかも、見てもらえたらいいと思います。映画よりもその手紙の方に感動してしまいました。「戦争の責任」、「戦争を忘れない」、「歴史を反省」とかよく声高に叫ばれ、教科書にもそんな言葉が踊っていますが、それならなぜ「硫黄島」は教科書の隅の隅に埋もれているのでしょうか? 日本軍の非行が三ページ近く面積をとっているのに、「硫黄島」は一ページすらページを振り当ててもらえないのか? 不思議で仕方ありません。 [DVD(邦画)] 10点(2007-05-11 19:37:34)(良:1票) |
6. バッテリー
雑多な映画。 [映画館(邦画)] 3点(2007-04-26 19:23:27)(良:1票) |
7. クラッシュ(2004)
皮肉という言葉が、一番の評価。 [DVD(字幕)] 8点(2007-04-26 19:17:31) |
8. スクール・オブ・ロック
ロックの歴史講義シーンがもうたまらない。ビートルズ、ストーンズ、ツェッペリン、パープル、ピストルズ、クラッシュ・・・。敬愛すべきバンドの名前があってメチャクチャ興奮した。ロック歴史講義なら俺にだってできる!! [DVD(字幕)] 8点(2007-01-25 18:51:27) |
9. トラフィック(2000)
深夜のBSで眠気をこらえて観たおぼえがある。その前のエリン・ブロコビッチがけっこう面白く、これも期待していたが、見事にハズレ。眠気をこらえるのがしんどかった。それぞれが複雑交差するストーリーかと思っていたが、実際は立体交差に近い。デルトロが出てくるときは面白かったが、それ以外はそんなにたいしたことがない。 [地上波(字幕)] 5点(2007-01-08 19:41:59) |
10. ALWAYS 三丁目の夕日
悪くはないが、頼むから一目見ただけでわかるVFXを使うのを止めてくれ!! もうどの邦画にもいえるが、質の悪すぎるVFXを使うくらいなら低予算でもいいから頭の捻った映画を作れ!! [地上波(邦画)] 8点(2007-01-08 19:36:28)(良:1票) |
11. ミュンヘン
重たい内容だが、そこに娯楽性を持たせるスピルバーグは、やはり切れ者だと思う。しかしまぁ、こうまでも限りなく中立かつイスラエル・パレスチナ双方を批判してくれるとは思ってもみなかった(本人は特典で否定していたが)。それにしても、あの連中は、こんなことをいつまで続けるのだろうか。どこまでいっても出口は見えないし、暗闇の中でひたすら暴力と殺戮と血が流れるだけだと個人的には思うのだが・・・。 [DVD(字幕)] 10点(2006-12-28 20:02:16) |
12. 花とアリス〈劇場版〉
正直、カメラワークが気に入らないのと岩井監督の少女チックな演出に困惑した。花も花だが先輩も先輩。なんか観ていてだんだんと気分が悪くなっていくようだった。アリスだけの物語のほうが面白かったような・・・(つーか、花いらねぇだろ)。 [DVD(邦画)] 4点(2006-12-26 12:09:22) |
13. リンダ リンダ リンダ
リアル。非現実な部分が見当たらない。世界観も奥深い。観ていて、ハイロウズの『十四歳』を思い浮かべた。ラストに『終わらない歌』が流れたときは不覚にもぐっときた。リアルに徹した中にある、ラストに迫る高揚感。甲本さんの微笑が印象的。ヒロトがいるような気がした。 [DVD(邦画)] 10点(2006-12-26 11:18:23) |