1. シャーロック・ホームズ(2009)
《ネタバレ》 自分、ホームズ好きだしイギリス大好き、ついでにガイリッチーもわりと好きなのでちょっぴり辛口評価…というより自分のお勧めしてる映画をみんなどう?どうよ?という感じで見せているような、そんなハラハラした気持ちで観ていたので素直に楽しめなかった。で、この点。ストーリーにはもっと複雑な謎解きや深い陰謀を期待していたのだけど、なんだか派手なアクションで捻じ伏せてしまった感じ。期待はずれとまでいかないけど、正直アレレ感は残った。建設中のロンドンブリッジでの決闘やヴィクトリア朝の雰囲気は良かった。結局ホームズが、あの頃のロンドンが映像になるだけで嬉しい。あと何気に音楽良かった。ヤングシャーロックも音楽良かったし、コレもエンドロールの後に期待してしまったなぁ。 [映画館(字幕)] 6点(2010-05-12 00:53:22) |
2. タイタンの戦い(2010)
《ネタバレ》 失礼を承知で言いますが、こういう映画ってストーリーとか脚本じゃないと思います。やっぱり素晴らしい映像技術があって成り立っていると思った。私は失礼ながら前日の睡眠不足が祟って前半に大爆睡してしまい、あの巨大サソリのシーンの爆音で目覚めたのですけど、そこからはもう眠らせないよというくらい圧巻のジェットコースター&スペクタクルな映像の連続。もう目がギンギンに醒めてたっぷり堪能。でも途中でハッ!話、ちょっとわかんない・・・。それでも最後までグイグイ引っ張ってくれて、飽きずに楽しめるのは凄いです。エンドクレジットで「シンドラーのリスト」に気づいた自分。そして終わってから一緒に見にいった人に聞いてゼウスとハデスの関係やペルセウスたちの戦いの目的を知った自分。肝心なストーリー分からなくても楽しめる映画って・・・。でもあのメデューサが追っかけてくるシーンなんてめちゃくちゃスリルがあって面白かったです。あとペガサスの登場シーンはなかなか感動的でした。全体的に(半分しか見てないが)雰囲気は「聖闘士星矢」ぽい。じゃ巨大サソリは「漂流教室」か。これだけ映像が凄い映画はやっぱり映画館で見るべきですね。DVDなら見なくていいや。 [映画館(吹替)] 5点(2010-05-09 02:13:06) |
3. シャッター アイランド
《ネタバレ》 前評判や宣伝が映画の印象を左右することがあります(でも本当にいい映画はそんなものすら関係ないのですが。)。この映画で使われる手法は多くの人に免疫ができてしまった今、新鮮さや驚きはあまりありませんよね?なぜここまで「謎解き」や「衝撃のラスト」を謳ってしまったのか。本国でもそこを重点的に宣伝してたのでしょうか?この映画の評価を聞いていると、まさにそこで損をしてしまったなと思います。私は口コミや予習一切なしで臨んだものの、そんなふうに気張りすぎなのもかえってダメな気も・・・。前置きは長くなりましたが、面白かったです。日本の配給会社がやたらと前に出している「謎解き」より、一人の男の心の内側を見る映画だったと思います。特にラストシーン、観客が皆あきらめた後のあのアンドリューの台詞。ドキリとしました。そしてそれに対する主治医の表情。このシーンは色々な捉え方ができるし、こういうシーンが残されていたという事がオチでした。映像の色合いは好きだったのですが、途中フラッシュバックや幻覚シーンがちょっと多すぎでちょっと安っぽくなってしまったのが残念だった。ディカプリオは苦悩の表情と二つの人格の演じ分けは凄く旨い。あの渋い目の演技は見所の一つでしょう。なんだか「使い古された手法がイマイチ」な感じの、素直に楽しめない映画になってしまってかわいそうですが、謎解きよりも見るべきポイントはあると思います。何が真実であるかは見る人によるけど、解釈によってはとても怖い。そういう恐ろしさがこの映画のテーマだと思います。とにかく凄く怖くて悲しい映画でした。 [映画館(字幕)] 7点(2010-05-09 01:15:57) |
4. クレイマー、クレイマー
想像と違うラストだった。でも、あれで良かったと思う。自分に子供はいないけど親が離婚しているので、見ているうちに色んな感情がわいてきた。何よりも若い頃のダスティン・ホフマンがすごくカッコよくてビックリした。メリル・ストリープもめちゃくちゃ綺麗。映画館出て「恋するベーカリー」のでっかいポスターがあって溜息でたけど。 [映画館(字幕)] 7点(2010-03-21 16:04:41) |
5. ハッピーフライト(2008)
《ネタバレ》 なんとなく見ていたけど、空港やキャビンの裏側が見れて単純に面白かったです。いつもなんも考えずに乗っている飛行機だけど、あの1機飛ばすためにたくさんの人が関わってるんだなぁ、ふむふむという感じ。やはり仕事というのはどんなものでも現実には地味で大変なもの。とくに地上職員って大変そうですね。あと、綾瀬はるかのホンワカした雰囲気が良かった。ビジュアル的に今が旬だけど、旬を過ぎた頃にどういう女優さんになるか楽しみです。岸辺さんの役もすごくカッコよかったし、平岩紙のグラホとかキャストは良かった。全体的に無難で平均点だけど、映画館などで集中して見るにはもう少しドラマ性やダイナミックな画がないと辛いかも。どーーも2時間ドラマを見ている感じで・・・。 [地上波(邦画)] 6点(2010-01-31 15:17:35) |
6. アナザー・カントリー
イギリスのパブリックスクールって何でこんなに素敵なんだろうか。日本のビーバップハイスクールとは違うわな。そしてこれも「ロックストック」に続き、超マイナー俳優ニコラス・ロウが見たくて見ました!チョイ役どころかサブリミナルのようなチョイ写りでスローで何度も再生する羽目になるも、レア映像に満足。そしてオマケの映画がとても良かったので満足です。ルパート・エヴェレットはいい顔してるね。 [ビデオ(字幕)] 8点(2010-01-16 00:33:23) |
7. ウェルカム・ドールハウス
《ネタバレ》 へっぽこバンドの「サティスファクション」にひっくり返った。不細工なドーンに最後までまったく救いがなく、笑った。 [DVD(字幕)] 8点(2010-01-16 00:01:36) |
8. カイロの紫のバラ
《ネタバレ》 小さい頃に地方博で「登場人物が飛び出す映画」を見て衝撃を受けたものですが、この映画はその時のワクワク感を呼び起こさせる映画でした。ところがどっこい、最後は切なくて空しくて滑稽。これが現実、これがウッディ・アレンなんだと思いました。大人になった今、もう一度見てみようと思います [ビデオ(字幕)] 7点(2010-01-15 23:46:15) |
9. ピクニックatハンギング・ロック
下手なホラー映画よりも背筋がぞくっとしました。後味はなんとも言えませんが、雰囲気は好きです。昔一度見たきりですが、非常に印象に残っている映画です。 [ビデオ(字幕)] 8点(2010-01-15 23:24:57) |
10. 2012(2009)
《ネタバレ》 久しぶりに映画館で大笑いして観ました!劇場でコメディ以外であんなに笑ったの、10年前のエアフォースワン以来です。一緒に観に行った友達、周りのお客様、ごめんなさい。毎回毎回主人公たちを襲うドッタバタ、最初から最後まで怒涛の「なわけ、ねーだろが!」。置いてけぼりどころか終わりまであっという間にラストまで連れ去られてしまった感じです。ストーリーはありきたりだし展開も強引で酷いけど、映像だけは半っ端ない。あれを映画館で見たので損はしてない・・・はず。それにしても傍迷惑な家族だ。 [映画館(字幕)] 6点(2010-01-05 01:37:52) |
11. ONE PIECE FILM STRONG WORLD
《ネタバレ》 原作・アニメともにワンピースのファンではないし、この映画が始めて見た劇場版ワンピースなんですが、アニメ映画としては迫力もあり十分面白かったですよ。逆にファンじゃないからこそ厳しい目にならなかったせいかもしれません。それよりも作っている人たちはジブリやルパンで育った世代なんだろうなぁと思いながら観ていました。みんな好きな世界は同じですね。物語はドタバタとしていましたが、最後に翼の生えた村人が羽ばたいていくところは泣きそうになりました。また劇場版ができれば見に行くと思います。 [映画館(邦画)] 6点(2010-01-05 01:05:38) |
12. Disney'sクリスマス・キャロル
《ネタバレ》 クリスマス気分を味わいたくてイブに観に行きました。お恥ずかしながら原作は一度も読んだことがありません。なのでウキウキしながら劇場へ行ってビックリしました、ちょっと怖い話で。性悪じいさんが過去・現在・未来の自分を見つめて改心するという単純な話ですが、ディズニーマジックでクリスマスらしい、少し陰のある素敵なファンタジーになっています。なかなか重たい話と映像ですが色々と考えを起こさせてくれますので、今の子供にぜひ見てほしいなと思いました。中盤からは老いさらばえたじいさんが寝巻きのままぶんぶん振り回されるというスピード感ある映像も満載です。吹き替え版と知らずに観始めて「ううっ」となりましたが、声優さんが上手で違和感も無く、とっても良かったと思います。 クリスマス気分は・・最後の曲のお陰で盛り上がって帰ることができました。 [映画館(吹替)] 6点(2010-01-01 14:53:52) |
13. アバター(2009)
映像のテクノロジーや新感覚ムービーという要素は時代と共に色褪せるものなので、それらを除いてこの映画そのものが後世に語り継がれる名作かどうかは微妙かもしれません。ただひとついえるのは自分史上最高の映像体験と、何年先も色あせない感動を味わえたことです。少々大げさですが、生きているうちにこのような美しい世界、ダイナミックな映像を見ることができて幸せです。すでに映画の枠を超えていますので、本来の姿の「映画」とは違うのかもしれませんが、私は間違いなく大きな感動と驚きを受けました。中でもパンドラの森が素晴らしかった。見たこともない美しく不気味な生物、植物。静と動さまざまな顔を持つ森。特に夜の幻想的な森は格別です。マニアックな話になりますが、大阪万博・太陽の塔の地下展示の世界をリアルに、もっと大きな規模で表現したような世界です。アトラクションのように「観る」のではなく「参加」したような気分になる、まさに「体験」できる映画でした。今、映画館で上映しているうちにぜひ見てほしいと思います。 [映画館(字幕)] 8点(2010-01-01 14:17:15) |
14. ショーシャンクの空に
《ネタバレ》 美しいラストを見に、何度も映画館へ足を運びました。映画を見ているとき、いつも頭の片隅にある「ガッチリこなかったらどうしよう」というケチな不安。すっこーんと蹴飛ばしてくれました。心にガッチリ、そういうラストです。 [映画館(字幕)] 9点(2009-07-24 23:36:58) |
15. マシニスト
《ネタバレ》 寂しい、悲しい映画でした。主人公の苦悩、そのために周囲を傷つけてしまう彼の行動が痛すぎる。よくある手法と言えばそうなんだけど、それらが大きく前に出てしまっていて、この手の映画を好んで見る人に多少陳腐な印象かも。展開や謎解きを頭で考えるより、心で見るべき映画だったことに見終わってビックリさせられました。あんまりナナメに見ないほうが楽しめると思います。 6.5点 [DVD(字幕)] 6点(2009-07-24 08:23:40) |
16. ペネロピ
《ネタバレ》 キワモノ、とまではいきませんが、「チョイキモカワ映画」と言えばピッタリくるでしょうか。設定やキャラクターたちはもちろん、飛び出す絵本のようにカラフルなセットや衣装など、その世界がすべてチョイキモカワイイです。 なにより印象深かったのがマカヴォイ君。少年のような瞳と、くるくる変わる表情には不思議な魅力があります。ペネロピ役のリッチ同様、すごーくこの役にハマッていると思います。彼が初めてペネロピを目の前にしてすごく驚くんだけど、その顔にやさしく触れようとするシーンがとても好きです。 笑えたり泣けたり、まさに乙女心に訴えかける、胸キュン映画ど真ん中。 しかし、呪いをかけた魔女の『お前たちの“仲間”が娘に永遠の愛を誓うこと』という言葉。なぜ「仲間」なのかな?と思っていたのですが、ここが重要な鍵になっていたとは。 [DVD(字幕)] 7点(2009-07-19 09:31:49) |
17. 愛を読むひと
《ネタバレ》 よい感じに年を重ねたケイト・ウィンスレットが綺麗です。この魅力が10代にして理解できるマイケル、大物です。誰にでも忘れられない人がいるものですが、はじめての相手に一生魅せられてしまうなんて、バカ正直すぎて、生き方がヘタすぎて泣けてきます。 ハンナの死後、彼女が綴った文字が壁に貼られていたシーンに胸が締め付けられました。ハンナの人生にとってマイケルはどんな存在だったのか、劇中で語られることはありません。が、彼にとってのハンナほどではないにしても、影のある暗い人生の中で、彼と過ごした時間は短くも小さな陽だまりだったんだろうと、前半のキラキラしたシーンがそう感じさせてくれたのが救いです。 ストーリーとは関係ないのですが、英語って甘く優しい、耳に心地よい音を持っている言語だと、朗読シーンを見て改めて思いました。また音楽も美しくてお気に入りです。 これは機内で見たのですが、思いのほか印象に残った映画だったので、再度見に行きました。久しぶりに人に勧めた映画です。 [試写会(字幕)] 9点(2009-07-11 00:25:29) |
18. ベンジャミン・バトン/数奇な人生
《ネタバレ》 一人の男性の人生が淡々と語られるだけ。それだけなのに、こんなにも豊かな感情を与えてくれる映画とは。人生が交差していくさまが切なくも面白い。ブラピとケイトの若返りは見事。そして、このシーンを見せるための3時間なのかと思うくらい、ベンジャミンの最期が劇中で一番強烈。人間に老いや死があるからこそ、人生における価値を見出せる。「どう死ぬのか」は「どう生きるか」であることをベンジャミンが教えてくれます。 [映画館(字幕)] 9点(2009-02-09 02:01:28)(良:1票) |
19. 初恋(2006)
三億円事件と60年代という時代設定は、さほど大きな要素ではない気がします。女の子の切なさと寂しさが静かに淡々と、きちんと描かれてます。多くの方が共感するのは難しいかもしれません。自分も含め、日本映画は特に斜め視線や作り手側の視線で見がちです。しかしこの映画は久しぶりに素直にまっすぐ見ることができ、嬉しかったです。 [DVD(邦画)] 8点(2008-12-29 01:22:40) |
20. ザ・マジックアワー
佐藤浩市のことを渋い・ダンディ・大人の男・二枚目などと言う女性が周りに多いのですが、自分的はあの人のことを勘違い役者・おとぼけ・ぼんぼん・三枚目のイメージでコメディ臭がぷんぷんすると感じていたので、この映画で見事にはまってくれ、嬉しい。 西田敏行は何やっても西田敏行なのだけど巧いし笑える。ほんまにおもろいこの映画。 [映画館(邦画)] 7点(2008-08-13 11:29:50) |