1. 陰日向に咲く
《ネタバレ》 原作未読。泣けるエピソードを寄せ集めそれぞれのエピソードに繋がりを持たせるように組み立てました(一部のストーリーを除く)って印象。 確かに個々のエピソードは泣けるお話ではあります(実際泣きました)。ただ、何かが邪魔をして素直に泣かせてくれない。 それは私の場合、各エピソードの繋がりの違和感・無理やり感であったり各キャラの不自然な設定であったり(宮崎あおいが弁護士って・・)、原作が劇団ひとりなのだとふと頭をよぎったり(笑)・・・いや冗談ですが、色々気になってしまいました。もっと素直に泣きたかったな~。 今思うと各俳優さんの熱演に泣かされたような気もしないでもないですが・・・。 一定の満足感はありますが深く心に残る映画ではなかったかな。 [映画館(邦画)] 6点(2008-02-11 03:19:04) |
2. ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記
《ネタバレ》 アトラクションムービーですね。 無計画に撮影を行い、出来上がってみるととてもじゃないけど2時間には納まらず、最低限必要なカットだけ寄せ集めたらこうなりました。という様な内容。 私はあまりにとんとん拍子に事が運びすぎて心の中で「えええええーーー!」と叫び続けていましたが、娯楽映画ですからありだとは思います。 コタツに入ってウトウトしながら見るにはもってこいな映画かも、字幕で見る必要はないですねw。 私はお金を出して劇場でみてしまったのでこの点数ですけど。 一言だけつっこみ入れさせてください。 最後、あっさり見捨てすぎでしょ!救助試みようよ!何もなかったかのように一同が脱出するシーンを見て誰が悪役なのかわからなくなったよ・・・ [映画館(字幕)] 4点(2007-12-29 14:23:01)(良:1票) |
3. 7月24日通りのクリスマス
これはひどい。あまりに薄すぎるストーリーと幼稚な演出、またそのために出演者の魅力の7割削り以上を削ぎ落してしまってる。 「嫌われ松子の一生」で中谷美紀さんのファンになったあとに見たので、こんな映画にだして傷をつけてくれんな!と怒りを覚えてしまった・・・。 リスボンが奇麗な街だとわかったので3点。 [DVD(邦画)] 3点(2007-09-14 00:55:27) |
4. トランスフォーマー
《ネタバレ》 オリジナルは見ていないのであくまで映画のみを見ての感想になりますが、あまり重要とは見受けられないキャラクターや組織そして犬wなど、現実的ではないお話が基盤となっているのでその舞台設定や人間関係の把握それだけでも大変なのに、序盤から終盤にかけて目まぐるしく繰り広げられるロボット達の変身と戦闘の繰り返し&無秩序にちりばめられたお笑い系の小ネタ達が次から次へと展開されるため展開を追うだけで精一杯。 そしてなにより肝心のロボット達に個性がない。車になっているときこそ区別はつくがロボットになった時は色の違い、微妙な大きさの違いこそあれその戦闘スタイルや性格の違いに大差はなくロボット個々に魅力を見出すことができず、時間的にも見た目のクールさやかっこよさを伝えるには十分なものがありますが内面的な魅力を伝えるには映画の枠では難しいのかもしれませんね。 ただ、そのCGは見る価値ありですよ! [映画館(字幕)] 6点(2007-08-11 11:23:04)(良:1票) |
5. ホリデイ
まさにキャメロン・ディアス的ラブコメって感じです。 金には困っていない人達の明るい恋愛ゲーム的な雰囲気もしなくもないが。 胸が締め付けられるような感情とか思わず涙してしまうような一途な恋というものではありませんので安心してその恋の結末を見る事ができました。 クリスマスなんかに見るのがいいかもね。 しかしジュード・ロウはカッコ良すぎ!もうちょっとだけ崩れた男の方が良かったかも・・笑。 [映画館(字幕)] 6点(2007-07-29 18:50:24) |
6. 亀は意外と速く泳ぐ
何となくこの映画気になってはいたが、タイトルから内容は推測できずに、いざ鑑賞。 1回目の鑑賞後の感想は「ナンダコレ?」。この手の映画にはあまり縁がなかったので免疫がなく、訳が解らないまま終了。 2日後ふと気になってまた鑑賞。初回の鑑賞時より好感を持って見ている事に気付く。 うん。こんな映画もあってもいいかなと思う。 思い出してはフフンと笑った。 上野樹里がツボだった。 まあ、こんな感じでした。また見ると思う。 [DVD(邦画)] 7点(2007-07-17 10:32:22) |
7. 下妻物語
《ネタバレ》 『嫌われ松子の一生』を観てこの監督の作風に衝撃を受けてこの映画を観たわけだが、どうやらこの監督は自分の「ツボ」のようである。 下妻という辺鄙(いや、失礼!のどか)な舞台設定であったり、強烈な個性を持った登場人物、非現実的でハチャメチャなストーリーと意地悪な見方をすれば予め「バッカで~す!」って言っておいて実は緻密かつ極めて真剣に作られていて、初めに「バカ宣言」してるもんだから、評論家的な真面目な批評を受け付けない「ズルイ」作風にも見えてしまう。しかし、そんな意地悪い見方をしようと、鑑賞後の満足感には嘘をつけない。 個人的には『嫌われ~』の方が満足感は上だが、この作品にも見事にやられました。 監督個人は好きではないけど次の作品にも期待せずにはいられない。 [DVD(邦画)] 8点(2007-07-12 00:44:35) |
8. スパイダーマン3
欲張ったね-!欲張った分消化不良の箇所を上げたらキリがない。ので指摘する のはヤメにしたら、大満足だった。 ストーリー自体にアメコミ的な荒々しさ(おおざっぱさ?)をあえて取り入れ( あえて残してると思う事にしました)、さらにインパクトを最優先させたキャラクター(しかも全部で4人ときたもんだ)。そしてラストのタッグマッチ! これぞアメコミアクション!!綿密に設計され綻びの一切ないアメコミはアメコミじゃない!…というような監督の作品に対するこだわりが感じられた(良いように捉えすぎ?) 最後に映画館の大スクリーンであの巨大なサンドマン・ベノムを見ることができてよかった!まさに圧倒された。 いつもと評価するベクトルこそ違うが、9点だ! [映画館(字幕)] 9点(2007-07-11 23:50:25)(良:1票) |
9. 時をかける少女(2006)
決して作画の面で斬新さや緻密さがあるわけでもなく、手抜きっぽく見えなくもないが、かえってそこに好感がもてるのは爽やかなノスタルジ-を感じさせてくれるシチュエーションとストーリーのせいだろうか。もう戻ることができないあの頃のほろ苦く甘酸っぱい感情を思い起こさせてくれる作品。 なんとな~く、また観たくなる。 [映画館(邦画)] 8点(2007-07-06 01:11:20) |
10. 300 <スリーハンドレッド>
《ネタバレ》 冷静に考えると笑けてくるようなコスチュームのムキムキ男300人の戦いを描いた直球勝負な作品。 作品全体に陰影の付け方にこだわりが感じられる特徴的な映像を最後まで貫いていて、その陰影がこの作品の顔の一部と言える。 ストーリー自体もほぼ直球勝負だがここまできたら、王妃?や裏切者のエピソードなんぞ省いてスパルタとペルシャの肉弾戦のみで押し通してもらった方が個人的には素直に「まいりました」って言えたかもしれない。…いや、「勘弁して下さい」かもしれな い。(汗) 個人的には好きですよ。 [映画館(字幕)] 7点(2007-07-06 01:10:01) |
11. ブレイブストーリー
若干苦痛を感じてしまいました。 やはり時間が足りない。完全においてきぼりでした。ただただその不思議な世界と何の戸惑いもなく直ぐさまその世界に順応していく主人公を傍観するのみ。 原作を読んで頭の中でイメージが膨れ上がった製作者は自己満足したとは思うけど… CM等でいやになるほど耳にしていたあの曲が流れた瞬間鳥肌がたちました。正直全然ダメだな。 [映画館(邦画)] 4点(2007-07-06 01:08:20) |
12. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦
クレヨンしんちゃんとは思えないシリアスな展開もあり、ちょっとびっくり。 基本クレヨンしんちゃんファンではないのでこの点数。 [DVD(邦画)] 6点(2007-07-06 01:06:50) |
13. 佐賀のがばいばあちゃん
思ってたより婆ちゃんのキャラが大人しい。もっともっと強烈な婆ちゃん像が頭の中で膨れ上がっていたため、インパクトは弱く物足りなさが残る。 ストーリー展開もエピソードの寄せ集めな感じで繋ぎの粗さが目立つ。 ただ最後は泣いちまいました。 洋七はいずれまた吉本に戻るんだろうか… [DVD(字幕)] 6点(2007-07-06 01:03:59) |
14. ドリームガールズ(2006)
《ネタバレ》 まず、予備知識は何もなく見ましたモータウンに関してもよく知りません。 んー、期待していたよりは…ってのが正直な感想でしょうか。 まず、歌唱力は文句なく素晴らしいですが、選曲というか出てくる音楽自体が自分が期待していたものとはチョイ違った。初めの「ムーヴ・ムーヴ・ムーヴ~」のノリで最後まで行ってくれたら好きだったんだけどな~!まあ、そういうストーリーだからしかたないんですが、それにしても中盤以降しめっぽい楽曲がおおいかな~。 ミュージカル部分も勿論歌唱力はあるんだけど、イマイチ日本人の私には感情が伝わってこない(汲み取るのが難しい)。エフィが一人孤立してしまう場面も歌声に圧倒されてなかなかエフィの感情が心に響いてこない(恋人と仲間全員に裏切られたにしては絶望感が伝わらない…) ストーリーも面白いとは言えないかなと思う。 まあ、とは言っても音楽自体は素晴らしいです。(初めに書いたようにバラードが多めですが) 私はミュージカルであればムーランルージュの方が全然好きですね~。 最後にお下品ですが、ザ・ドリームス(特にビヨンセ!10kgダイエットしたスタイルは抜群!)のヒップラインを含めたシルエット…最高だぜ!(笑) [映画館(字幕)] 7点(2007-02-23 23:10:16)(良:1票) |
15. それでもボクはやってない
《ネタバレ》 画としては何の面白みもない(ハッキリ言ってつまらん画だ)、音もあなたが通う映画館の自慢の音響システムも出番はない。演出も映画としての飾り付けもなけりゃ、仕掛もなし。 音声なしでみたらこれほどつまらん映画はない(それこそ、伝説の「死霊の盆踊り」や「デビルマン」などの方が100倍面白いでしょう…見てませんがw)。 でも、ものの数分で入り込んでしまいました。それだけ脚本に力がある。そして、完全に自分はスクリーンの中の主人公になっていた…判決の瞬間の衝撃は凄かった。見ている私が突き落とされた。…なんなんだコレ。 いままでの自分なら猶予ありの3ヶ月なんてどうってことないじゃん。って鼻で笑っていたと思う。いや~重い!有罪と無罪はこれほど掛け離れたものだったとは。判決の瞬間の緊張や判決後の無力感、そんなものをリアルに主観的に体験することができるでしょう。現代の日本の裁判とはどういうものなのかをリアルに体験できるアトラクションとも言える。百聞は一見に…って意味で見る価値あり! まあ、DVDでも問題ない映画ではありますが。ただ、上映前に予告編として流れた他の映画(プルトニウム?とか爆破シーン多様等のハリウッドを模造したようなくだらん映画)を見るのであればこの映画を見た方がいいと思う。 いい映画とか好きな映画とかそういうものじゃなく、見る価値はある映画というわけで8点! [映画館(邦画)] 8点(2007-02-23 07:36:45)(良:1票) |
16. 陽はまた昇る(2002)
《ネタバレ》 非常にわかりやすい史実に基づいたストーリーであるので結末は容易に読めるが、VHSが普及した背景を知らない人には興味深く見れるんじゃないでしょうか(興味がないと言われればそれまでですがw)。 私は結末がすぐ読めましたが、それでも「松下」の決断には素直に感動しました。 ・・まあ、何回も見る映画ではありませんが、1度くらい見る分に損はないでしょう。 [地上波(邦画)] 6点(2007-02-04 00:33:05) |
17. 千と千尋の神隠し
画の素晴らしさには改めて感動させられました。 でもストーリーはその全貌が非常に見えづらい。確かに色々なキャラクターが登場して色鮮やかな舞台はとても楽しげでワクワクさせられるけど、子供にとってはその楽しい『画』だけを楽しむ映画になってしまったかな?かくいう”大人”の私もストーリーはどうでもよくなりました。 子供に見せるならピクサーのCGアニメの方が映画としては楽しめるでしょう。 一番大事なものを忘れてやしないかい?宮崎監督! [地上波(邦画)] 6点(2007-02-03 08:54:47) |
18. オースティン・パワーズ ゴールドメンバー
人にはこの映画を面白いなんて奨めませんし、言えません! でも好きだな…内緒ですが。いかに自分がバカになれるかが勝負! 残念ながら人よりはバカになれる自信があるし素質があるようです(涙) [映画館(字幕)] 8点(2007-02-03 08:50:33) |
19. アメリ
ちょっとひねくれているお洒落なフランス映画ってな感じでしょうか? 不思議ちゃんの世界は個人的に好きです。なんかイイ!(なんだかわからないけどw) 最後のお洒落?などんでん返しには、少しの驚きと共に、おもわずニヤリとしてしまいました。 結構好きです。 [DVD(字幕)] 7点(2007-02-03 08:44:13) |
20. ヴィレッジ(2004)
《ネタバレ》 外の世界と交わることを避け、誰にも知られることがない場所に作られた一つの村。理想郷を求め作られたはずのこの村にはなぜか灰色の寒々しい空気が漂います。 大人達の中に感じる暗黙の了解のようなものからも、観る者に(それがなんなのか)知らないことの恐怖を感じさせます。 そしてラストには、怪物の正体やその村がどのようにして出来たのか、またそのような村を他の誰にも知られず存続してこれた理由。う~ん、私はしてやられました。 好奇心を押さえ込む為に生み出された怪物…怖いっす。 [DVD(字幕)] 7点(2007-02-02 19:02:37) |