1. 機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編
なんとなく懐かしい気分を味わいたくて見ただけなのに、前2作をイライラしながらもきちんと見たおかげで、メチャメチャ楽しく見れた。 最後には落涙してしまった自分にビックリ。 こんな古い映画なのに。 やっぱりガンダムの成功は、サブキャラの丁寧な心理描写にあると思う。 ブライト、ミライ、フラウボウ、カイ、セイラ、ハヤト。 これらの主要サブキャラが「どうやってアムロと付き合っていくか?」という点に悩み、決着を付けていくところが本当にうまい。 そしてそれがラストシーンに活きてくる。 これがあるからガンダムは今でも愛されているんだと思う。 自分はどっちかと言うと、マクロスやヤマトへの思い入れの方が強いので、今現在のガンダム人気を、うらやましいなと思って見ている。 余談です。 最近思わず使ってしまったガンダムのセリフ。 ・「コイツ、動くぞ!」(会社のイスの背もたれが角度調整できると分かった時) ・「たかがメインカメラが壊れただけだ!」(車のナビ画面が真っ白になってしまった時) なんだかんだで実はガンダムもかなり好き。 そして、叫んでしまったとき、周りにいた若い人は誰もツッコんでくれず、ちょっと寂しかった。 [インターネット(邦画)] 9点(2025-03-25 20:30:52)(笑:1票) 《更新》 |
2. 機動戦士ガンダムII 哀・戦士編
3部作の真ん中だから、ストーリー的に厳しいのはわかるんだけど、それにしても見続けるのがつらい。 アムロは相変わらずワガママ言ってるし、しかも最新鋭の戦闘兵器(ガンダム)乗って脱走とか、まともな軍隊なら死刑でもおかしくないのに、なんかなあなあで済ませちゃうし。 一番つらいのが、ストーリーがどう進んでいるのかよくわからないのと、ラストが「続く」で終わってしまうところ。 これは最終作を見るための修行的な作品なのかもしれない、なんて思った。 [インターネット(邦画)] 5点(2025-03-25 19:35:28)《新規》 |
3. 機動戦士ガンダム
TV版をたぶん3回くらい見ているけれど、この劇場版を見るのはたぶん初めて。 自分とガンダムの出会いはかなり早く、たぶん1980年の4月か5月あたり。 弟の名古屋の友人が43話全話を録画していて、最終話の放送直後、「絶対面白いから絶対見ろ!」とビデオを貸してくれたのだ。 そう、「ガンダムは名古屋で有名なアニメ」というのが当時の自分の認識であり、最終話頃にはかなり噂になっていた。 弟と一緒に見てみると、確かにメチャメチャ面白く、20時間連続で一気に見た。 しかし、それでも自分はガンダムの熱烈なファンになることはなかった。 当時はまだヤマト派だったこともあるけど、今現在でも思い入れとしてはマクロス、ヤマト、ガンダムの順。 この映画見ると、自分がガンダム派にならなかった理由がよくわかる。 戦争に巻き込まれた少年アムロには同情するけど、戦艦に乗って戦闘ロボットに乗るなら、それはもう軍人でしょ? そう思うから、アムロが自分だけの理屈言うたびにイライラしてしまう。 そう、今回見てちょっと驚いたのが、自分はブライトさんに強く共感してしまうことだった。 考えてみれば、部下のいるサラリーマンを30年以上やってきて、部下の指導で悩んだ時期もあったのが大きく影響していると思う。 このあたりがガンダムのすごいところ。 サブキャラの心情描写が本当に丁寧。 ブライト、ミライ、フラウボウ、カイ、セイラ、ハヤト。 このあたりの主要サブキャラは、「アムロとどう付き合っていくか?」が丁寧に描かれて強く共感できるし、「仲間」として思えてくる。 この映画はTV版のダイジェストだから、突飛な展開も多くて、映画としての出来はイマイチなんだけど、やっぱりガンダムはいいね。 [インターネット(邦画)] 7点(2025-03-25 19:12:03)《新規》 |
4. 侍タイムスリッパー
とても楽しい映画ではあるんだけど、どうもモヤモヤして、今一つ乗り切れなかった。 見終わってから冷静に考えて、そのモヤモヤの正体がわかった。 武士と時代劇の役者は、姿形が似ているだけで、まるで違う仕事だということ。 江戸時代、武士とは身分制度である士農工商の頂点であり、一方の役者は士農工商にも入らない、河原者と呼ばれて蔑まされた存在だったということ。 誇り高い武士が最底辺の河原者になることについて、何の葛藤も決心も描かれていないから、なんかおかしいと思ってしまった。 つまらない知識を持ってると、エンタメを楽しむ邪魔になりますね。 今の平等社会の常識のまま見ることができたら、もっといい映画に見れた気がする。 [インターネット(邦画)] 7点(2025-03-21 14:55:15)(良:1票) |
5. ルックバック
日本アカデミー賞の最優秀アニメを獲ったと聞いて、見てみた。 冒頭、藤子不二雄・女子版の話なのかな~と思った。 雪国、小学生、漫画を描く二人とくれば、自分みたいな古いファンはそう思ってしまう。 しかし似ているのは最初だけ。 そこからは全然違う。怒涛の展開。 この映画、小作らしく、絵はあまり動かないし、二人の体の成長を絵では表現できていないから、「安いな~」と思った。 それに展開が少々安直。説明不足で次の展開へという感に。 でもね、決して性格良しとは言えない主人公の心情変化の描写が丁寧で、グイグイ引き込まれる。 アニメってこういうのでも全然アリだと思う。 金かけなくたって、観客の心情を鷲掴みできるんだから、多くの若いクリエイターに勇気を与えたんじゃないだろうか。 それにしても日本アカデミー賞、やるなあ。 2年前、「かがみの孤城」を最優秀にしなかったとき、「やっぱ日本アカデミーはダメだな」と思ったけど、今回の授賞でまた見直した。 [インターネット(邦画)] 8点(2025-03-20 15:24:00) |
6. キングダム 大将軍の帰還
ちょっと長すぎ。 王騎というキラーコンテンツの回なんだから、そこに焦点を当てて、他は省くべき。 むしろ、王騎がなぜピンチになってしまったのか、そこを丁寧に描くべきではなかったか。 それでも、王騎という、一つ間違えばコスプレ変人になりかねないキャラを描ききった、俳優、監督、脚本家には拍手を送りたい。 これで一応、シリーズ完結なのかな? でも、大人気みたいだから、また次もやるでしょう。 次の隠れ主役は桓騎かな? レーティングの問題もあるかもしれないけど、できるだけ残酷で美しく、憎たらしく。 信は語り部役でいいよ。 その方が絶対、引き締まったいい映画になるはず。 [映画館(邦画)] 6点(2024-08-01 20:40:39) |
7. 福田村事件
これ、実話なのね。キツイなあ。 ただ、自分は事件を全く知らなかったから、前半の男女関係がどう後半につながるのかわからず、唐突に事件が始まった感がぬぐえない。 水道橋博士の悪役っぷりが唯一の救い。 れいわ新選組で議員になった人だから、本人の主義主張と真逆の役だろうに、見事な悪役っぷり。 昔なら、こういう、人の話に耳を貸さない人はいただろうなあと思わせる。 [DVD(邦画)] 3点(2024-07-15 03:20:28) |
8. エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
またアカデミー作品賞というエサに釣られて、つまらない映画を見てしまった。 アイフルのCM、「そこに愛はあるんか?」を延々見せられているような感じ。 10分くらいならいいよ。 140分もやられたらたまらない。 長すぎて、最後まで見るのがかなりつらかった。 [DVD(吹替)] 2点(2024-07-15 03:05:28) |
9. ゴジラ-1.0
いい映画だなあ。 これなら映画館で見ればよかった。 お話の方は、この手の映画を何十本を見ているスレた客としては、平凡そのものだし、展開が読めてしまうのは杜撰とすら言える。 でも怪獣映画なんだから、それは些細なこと。 なんといっても画が素晴らしいよね。 軍艦だったり、終戦直後の街並みだったり、簡素な新しい家も楽しい。 なるほど、アカデミー視覚効果賞を獲るのも納得の出来。 そしてヒロインが魅力的。 あのヒロインだったら、そりゃあ男は頑張るよね。 「あー、いい映画見たなあ!」って、心の中で快哉を上げながら映画館を出たかったなあ。 [インターネット(邦画)] 8点(2024-05-15 00:57:33) |
10. 劇場版 SPY×FAMILY CODE: White
レビューするの忘れてた。 正月、映画館で見ました。 見る前は、「アーニャかわいい、って映画なんだろうな」って思ってて、実際見たらその通りだった。笑 次回作もたぶんあるんだろうけど、やっぱり「アーニャかわいい」って映画になるでしょう。 そうしないと、お客が納得しないというか、興行的に成り立たないというか。 自分はそういう映画の見方しないんで、次回はパスかなあ。 [映画館(邦画)] 5点(2024-05-06 01:27:00) |
11. 鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎
物語は最初からおどろおどろしく、横溝正史の世界のよう。 そして主人公は現代的。浦沢直樹の描く主人公のよう。 推しむらくは、水木しげるの描く妖怪は、たいていどこかユーモラスなんだけど、それが無いんだよね。 だから、水木作品って感じはしない。 でも、前半から中盤にかけて「おおっ」と思わされるし、終盤はやや強引だけど、迫力に物を言わせてまとめているので、まあ及第点でしょう。 鳥取の水木しげる記念館、リニューアルオープンしたんだよね? ぜひ一度行ってみたいなあ、と強く思った。 [インターネット(邦画)] 7点(2024-05-06 01:19:06) |
12. 翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜
コメディ映画の第2弾で面白かった試しがないので、さほど期待せずに見に行った。 タイトルから見ても、関西ネタだろうと察しがつくけど、自分は東京と神奈川にしか住んだことないし。 しかし、どうしてどうして。 これは前作を上回る出来。 タコ工場とダンスのシーンはメチャメチャ楽しいし、前作はクライマックスシーンでちょっとダレたけど、今作ではむしろちょっと感動してしまったし。 ネタ選びのセンスもいい。 例えば、なぜ兵庫ではなく神戸なのか? 何の説明もないけど、確かに神戸で正しいと思うし。 楽しく見れて、見終わった後、一緒に熱く語り合える。 だからこの映画は、映画として明らかに正しい。 自分は傑作だと思いました。 [映画館(邦画)] 9点(2023-12-04 00:20:41) |
13. マイ・エレメント
人種を超えた恋愛物語、という先入観を持って映画館に行ったが、その予想は外れた。 鑑賞後の印象は、”「遠い空の向こうに」アニメ版”。 しかもこちらのほうが断然、説得力がある。 主人公は、家族思いがちょっと強いだけの、ごく普通の女の子。 そして主人公を取り巻く環境は、周囲の大人が伝統的な優しさを持っているだけに、逆の面で厳しさもある。 ストーリーはアニメらしく結構ご都合主義だけど、主人公の心情変化の描写はすごく丁寧。 また、想像力豊かでダイナミックな映像で目を離させない。 だから、自分みたいにスれた客でも心を揺さぶられる。 また、この映画は教育効果も高いと思う。 もしあなたが未成年の親なら、とにかく子供には必ず見せてあげてほしい。 もしあなたが教員なら、映画鑑賞会ではぜひこの映画を選んでほしい。 小学生でも、中学生でも、高校生でも、若い感性で得るものが何かしらあるはず。 自分はそう確信するほど、よくできた作品です。 [映画館(吹替)] 9点(2023-09-10 00:17:52) |
14. キングダム 運命の炎
前作以上に終わり方に納得できない。 映画を見た満足感がない。 さらに、脚本全体として、原作の取捨選択ができていないから、話がとっちらかってる。 特に、政の秦への帰還に、あんなに尺を取る必要があったのか。 さらに、これを中華統一を行う理由にしていたけど、全然理由になっていない。 武力統一するんだから、その過程で最低でも何十万人も死ぬんだよ? 敵だけじゃなく、味方だってたくさん死ぬはず。 こんな個人的な思い出を理由にしたら、家来は言うこと聞かなくなるでしょ。 それでも、この映画はすごく人気があるようなので、今後も続編がどんどんできそうな勢い。 そこで心配なのが、「俳優は年を取ってしまう問題」。 特に心配なのが、羌瘣と河了貂の女優二人。 今は原作と瓜二つの見事な少女感だけど、これから3年5年10年と経ったらどうするんだろう? この二人だけ、今のうちに先のシリーズ分も撮りだめしとくべきじゃなかろうか。 この映画の退屈なシーンで、そんなことを考えてしまった。 [映画館(邦画)] 5点(2023-09-03 22:47:28) |
15. キングダム2 遥かなる大地へ
これはちょっと。 終わり方が良くない。 こういう終わり方だと、満足感がない。 とはいえ、漫画のファンとしては、羌瘣を丁寧に描いてくれただけでも感謝。 原作でも一番大事なキャラと言ってもいいくらいだし、その登場がキチンと描かれてうれしい。 映画でも映えるねえ。 この映画のキモはアクションシーンと思うけど、羌瘣のアクションシーンは、漫画同様、すごく楽しい。 しかし、この映画は何作やるんだろ。 楽しい映画だから、何作できてもいいけどね。 [ブルーレイ(邦画)] 6点(2023-08-31 00:55:23) |
16. キングダム(2019)
この原作漫画のファンなので、かえってこの映画を見ることを避けてきた。 だって、これを実写化しても、邦画じゃスケール感を出せるはずないし、濃すぎるキャラもいるし、どう頑張ったっていい映画になりそうもないから。 しかし、友人の勧めもあって、今回見てみることに。 実際見てみた感想は、「なるほど、これは楽しい!」。 後半のアクションシーンの迫力が特にいい。ハラハラドキドキがちゃんとできてる。 キャラが濃すぎて実写化不可能と思っていた王騎も、よく頑張ってる。 漫画での王騎は、この漫画の救世主と言えるくらい、個性的で魅力あるキャラなだけに、相当難しいと思ってたけど、大沢たかおは漫画とは微妙にセリフ回しも変えて、ちゃんと王騎をやってる。拍手。 その他、政、成驕、可了貂あたりも、漫画と同じ表情が時折見えて楽しい。 その分、主人公の信の魅力が薄いけど、まあこれは漫画の序盤の話だし、しょうがないところ。 とにかく、漫画の熱さをうまく抽出できているのは、大したもんだと思う。 [ブルーレイ(邦画)] 7点(2023-08-27 02:25:32) |
17. リトル・マーメイド(2023)
ディズニーで女子が主人公の映画だと、めっぽう相性の悪い自分。 この映画も悪い予感はしていたんだけど、新しい映画館である109新宿に行ってみたくて、ミュージカルでもあるこの映画を選んだ。 悪い予感は残念ながら当たってしまった。 主人公にとにかく魅力がない。 お話は女子専用だから目をつぶるとしても、「前触れなしの輝くような笑顔」みたいなシーンも無いからどんどん退屈になってくる。 悪役のタコおばさんのところだけは楽しく、「もっと暴れてくれないかな~」なんて思って見てた。 ところで109新宿の話。 坂本龍一プロデュースという音響を自慢しているけど、自慢するだけのことは確かにある。 これまで音がいいという映画館でも、ミカン箱くらいの大きさでできたプラスチックの箱がたくさん並んでいるのは容易に想像できた。 ところがこの映画館は、スピーカーがどんな大きさで、どんな素材で、どう並んでいるか見当もつかない。 一言で言えば、どこの席に座ってもドップリ映画にハマれる音響を実現している。 お値段は4500円、会員になっても4000円とかなり高いが、ジュースとポップコーン無料だから、さほど割高感はない。 新宿ピカデリーのプラチナルームにも行ったことがあるけど、また行きたいのは断然コッチ。 ちなみにこの映画館の前身、ミラノ座にも何回か行ったことがある。 でかいだけで、うるさい音響と、すぐお尻の痛くなるイスだったと記憶している。 それがこんな立派な映画館になるなんて、ちょっと感激。 そう言えば昔、シネマスクエアとうきゅうなんていう、高級なイスを使った映画館も新宿にあった。 なぜ新宿にだけ高級な映画館ができるのか謎。 [映画館(吹替)] 3点(2023-06-27 18:00:10) |
18. 大河への道
現代の市役所の話かと思ったら。伊能忠敬の話、と思ったらその弟子、高橋景保の話という、かなり凝った作りの映画。 ただ、凝った作りだからと言って、面白いってわけではないんだよね。 コメディタッチで悪くはないんだけど、どうにも物語の起伏に乏しい。 ところで、この高橋景保っていう人をちょっと調べてみると、シーボルト事件の主犯で、死罪になっているんだよね。 要するに、シーボルトに日本地図を渡した人。 映画にするなら、そこまでやるべきではないかなあ。 この人は幕臣でそこそこの地位にいたから、当時の外人に日本地図を渡すということがどれだけ重罪か、知らなかったはずはない。 何かよほどの覚悟を持った上での行動でしょう。 今の日本の市役所公務員と重ね合わせるのは、ちょっと失礼だと思う。 [ブルーレイ(邦画)] 4点(2023-01-29 23:40:21)(良:1票) |
19. ジュラシック・ワールド/新たなる支配者
途中「ストーリーのない、ただのアトラクションなんだな」と気付いた瞬間、一気に白けた。 それからは見続けるのがかなりつらかった。 「宮部みゆきのサボテンの花では、国語教師が漢字テストで蝗害を出したなあ」なんて、全然関係ないことを考えてしまった。 恐竜って、なんか恐いから恐竜なんだと思う。 アメリカ人はダイナソーって呼ぶから、お手軽なオモチャに見えてくるのかな。 [ブルーレイ(吹替)] 3点(2023-01-29 10:20:11) |
20. かがみの孤城
地味なアニメではある。 特に序盤から中盤まで、ダイナミックな絵がないし、これといった事件も起こらない。 お話に期限があると言うが、その期限が来たからどうなるわけでもないし。 だからかなり退屈。 ところが、終盤、とある展開から自分は号泣してしまい、話を追いかけることすら難しくなってしまった。 なんかいろいろと伏線の回収があった気がするんだけど、よくわからない。 過去、心に傷を負ったことのある人なら、この映画は何かしら刺さるはず。 そういった意味で、主人公は中学生だけど、明らかに大人向けの映画。 それにしても泣き過ぎた。 恥ずかしいから、映画館明るくなったらかなり無理してさっさと立ち上がったけど。 <2023/8/11追記> DVDで2回目の鑑賞。またも終盤で号泣してしまったので、10点に変更。 この映画、物語の伏線と回収も多いんだけど、心理描写の伏線と回収がうますぎ。 序盤から中盤にかけて「現実はこんなに甘くないよ」と斜めに見てしまうのに、終盤の怒涛の展開で号泣させられてしまう。 そう、現実じゃなく映画なんだからこれでいいんです。傑作。 [映画館(邦画)] 10点(2023-01-27 19:09:07) |