1. カルラの歌
《ネタバレ》 うーん、私も見る前にニカラグアの勉強をしておきたかった。 カルラがすごく魅力的だった。ジョージはイギリスに帰って、これからどういう人生を送るのだろうか。 愛する人の、自分には重すぎる現実を見て、結局逃げてしまうなんて、生々しい程人間臭い。。。現実はきれいごとじゃないし、きっと自分もそうするだろう。 ちゃちゃを入れるようで嫌だけど、南米音楽のようにカルラの歌がもう少しフィットしていると良かった。 厳しい映画だけど、イギリスでのバスのシーンとか、この映画のケンローチのユーモアセンスは秀逸。 後からじわじわくる映画だった。相変わらず、ローチ作品のゲイリールイスはいい味だしてる。 [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2008-02-28 00:52:12) |
2. ファイト・クラブ
《ネタバレ》 全く先入観なしに見たので、実はサスペンス要素が強い映画だということに最後まで見て初めて気づいたのが自分としては衝撃的だった。小道具や小ネタなど、ネタバレを人から聞いて初めて気づくことが結構あって、しかもそのシーンが記憶に残っているというのがすごい。ちょっとした矛盾なんて全然気にならない程、映像、脚本への執拗なまでのこだわりが見えて良かった。ノートンが素晴らしかった。 [DVD(字幕)] 9点(2007-08-05 18:41:49) |
3. ショーシャンクの空に
《ネタバレ》 前評判に負けました。「無冠の名作」と「有冠の名作」同じ出来でも前者の方が重宝されてしまうのか。内容に言及すると、結局はきれいごと?「世の中甘くない」んだけど、結局は甘い。映画全体としては、完成されていて、迷う隙がない。しかし、真のヒューマニズムは、本来そういう隙間に存在しているものなのでは?それが個人的に、特別な映画にならない理由かなぁ。これでもかこれでもかというくらいの、制作者のこの映画に対する執念と熱意が伝わってくる感じは良かった。 [DVD(字幕)] 7点(2007-07-29 01:30:27) |
4. スウィート ヒアアフター
雰囲気とサラポーリーとサラポーリーの歌と、笛吹きの男はよかった。しかし、時系列も分かりにくいし、いくら説明的な映画ではないといっても、少し不親切すぎるのでは?もう一回見ればもう少し理解が深まると思うけど、残念ながら理解したところで、評価は変わりそうもないし、もう一度見ようとは思えない映画。 [ビデオ(字幕)] 5点(2007-07-28 23:57:34) |
5. 黒猫・白猫
灰汁が強い。前半は登場人物や話が掴みにくい。しかし、掴んでくるまで我慢すれば入っていけるし、ドタバタも少し我慢すれば、時折クスリとできる。しかし、それを達成するにはかなりの体力が必要… 音楽◎ [DVD(字幕)] 6点(2007-07-24 05:03:42) |
6. マイ・ネーム・イズ・ジョー
ローチ作品は、見終わった後、いつも言葉が見つからない。「今」に至るには複雑な人間の感情の課程があり、その「今」がどんな状況であっても、本人にとっての今は人生最大の一大事なのである。ヒーローもプリンセスもいない、この平凡な世界の報われない優しさや伝わらない愛は、なんと美しく切ないのだろうか。 [DVD(字幕)] 9点(2007-07-22 18:33:46)(良:2票) |
7. ユージュアル・サスペクツ
《ネタバレ》 すみません、途中でオチ分かってしまいました。 複線というか、ヒントの画のはさみ方も上手くない。こういうのが見たかったら、「サスペンス劇場」で十分ではないでしょうか。最後まで見て、「あ、これサスペンスだったのか!そういえば…」みたいな話じゃないと、自分で途中で推理しだして、当たってしまった日にはもう…… [DVD(字幕)] 4点(2007-07-22 17:48:22) |
8. ベティ・ブルー/インテグラル<完全版>
《ネタバレ》 脚本が良かったので、フランス映画なのに眠くなったり早送りしたくなったりしなかった。 かといって、フランス美学が損なわれていることはなく、印象的なシーンもいくつもあった。 しかし、やっぱり「カッコーの巣の上で」は偉大だったんだなと思わせる作品。 良い映画だったんだけど、それだけに、あのシーンは、もっとオリジナルな画を見てみたかった。 [DVD(字幕)] 8点(2007-07-22 17:22:47) |